41 / 375
第3章
第41話
しおりを挟む
「ハッ!」
“スッ!”
軽く食事を終えたルイスと話をし、ケイは亡くなった人たちの遺体を魔法の指輪に収納した。
ルイスに、獣人族では遺体を魔法の指輪に収納するのはタブーかどうか尋ねると、問題ないとのことだった。
人族大陸では、魔法の指輪に遺体を収納するのは、少し躊躇われる風潮にある。
遺体を物のように扱うのが不快に思う人間がいたからだ。
そうはいっても、町から町へ移動することが多い商人や冒険者は、魔物に遭遇する確率が高い。
魔物に殺されたりした場合、魔物に喰われるよりも、せめて家族に遺体を届けてあげるべきと考えるのが普通。
遺族としても、遺体のない墓に手を合わせるよりも、全然気持ちが違うはずだ。
今回も全員の遺体を連れていけるかもしれないが、時間がかかる上に血の匂いで魔物が寄ってくる可能性も高い。
家族の身としたら、無意味にこれ以上遺体を傷つけられたくはないだろう。
それもきちんと説明したのだが、気を遣う意味がなかった。
獣人族ではきちんと死者を弔うことを優先すべきことで、遺体を運ぶ方法は問題ではないそうだ。
「いこうか?」
「ハイ……」
獣人の皆は体調的にまだ魔物と戦わせるのは不安がある。
一番元気そうなルイスでもそうなので、ケイを先頭、美花を最後尾にして獣人たち5人を挟むように移動し始めた。
キュウはケイのポケットに入ってのんびりしている。
「っ!?」
東に向けて進んで行く途中、蛇の魔物が出現した。
「前に魔物が……」
“パンッ!!”
魔物の発見を伝えようとルイスがしようとしたが、その言葉が言い終わる前にケイが銃の引き金を引いた。
その一発でケイは蛇を仕留めた。
「…………」
「んっ? ルイスも気付いたのか?」
ケイが蛇を仕留めて銃をホルスターにしまうと、ケイの早業に目を見開いた状態のルイスと目が合った。
「探知の範囲が広いんだな?」
撃つ前にルイスが何か言おうとしていたようなので、ケイはその探知の広さに感心した。
「……いや、俺たち獣人は鼻が利く。臭いで判断しているだけだ」
「へぇ~、なるほど……」
獣人は他の種族と比べて魔力が少ない。
その分、生まれ持った高い身体能力で補う。
先程の魔物の出現も、嗅覚で判断したようだ。
彼らは獣人族の中でも狼人族と呼ばれる種族のようで、狼から進化したと言われているらしい。
結構獣人には多い種族だそうだ。
蛇は貴重なたんぱく源。
だいぶ歩いてきたので、ここで一旦休憩をいれることにした。
丁度いいので、蛇を調理して振舞った。
「ちょっと待ってくれ」
休憩を取って、またしばらく歩いていくと、ようやくケイたちの家がある東の島が見える所まで来た。
そこでケイは皆を止めて、休んでいるように言った。
「何をしているのですか?」
昔造った組み立て式の橋を取り出すケイに、ルイスは問いかけた。
「ルイスはこの距離は飛び越えられるか?」
「大丈夫です。今は弱っているので難しいですが、アレシアと、イバンもギリギリ飛べるかもしれません。リリアナも数年経てば越えられるんじゃないかと……」
西の島と東の島の間の海峡は、結構な距離がある。
鍛練でも積まない限り、人族では簡単には飛び越せられないだろう。
筋肉が付いているルイスなら、ケイはもしかしたら飛び越せられるのではないかと感じた。
ルイスの言うアレシアとは20代中旬の女性、イバンとリリアナは高校生くらいの少年、少女のことだ。
「大人になれば飛び越えられるようになるのか?」
まるで、成長するだけで飛び越せられるような言い方に、少し羨ましく感じる。
「脚力にも自信があるので……」
「ふ~ん」
ケイが飛び越えられるようになったのは、かなりの鍛練をしたからだと言うのに、成長するだけでいいなんて、獣人とは何とも羨ましいものだ。
ともかく、飛び越せられないような少女もいるので、組み立て式の橋を渡した。
「お~い! 帰ったぞ!」
「っ!?」
“ピョン! ピョン!”
少し歩いて家につくと、ケイは帰宅の声をあげた。
その声に反応したマルが、嬉しそうに飛び跳ねてきた。
「……珍しい。ケセランパサラン?」
ルイスはマルの存在に気付いていたが、ケイが何もしていないので様子を窺っていた。
そして姿を見ると、小さな毛玉だったので警戒心が薄れた。
それに、キュウとかいうケセランパサランをケイが従魔にしていたので、こちらも同じ存在なのだろうと思っていた。
「俺の従魔だから安心していいぞ」
キュウのことも説明していたから大丈夫だと思っていたが、ルイスが僅かに警戒していたようなので、一応説明しておくことにした。
「おかえり!」「パパ!」
「ただいま」
ケイの声に反応したのか、家の中にいたレイナルドとカルロスも外に出てきた。
可愛い息子たちの出迎えに、ケイはだらしなく表情を崩した。
「んっ? 誰?」
「あぁ、皆、西の海岸に流れ着いた人達だ」
ケイに頭を撫でられた後、レイナルドは両親と弟以外の人間を初めて見て首を傾げた。
カルロスの方は驚いたのか、ケイの足にしがみついた。
『『『『『……可愛い』』』』』』
獣人たちは、綺麗に整った顔立ちのレイナルドと、とてつもなく可愛らしいカルロスを見て、同じ感想を思っていた。
ケイも美形だが、目が覚めたばかりの時はそれどころではなかったので、気にしていなかった。
それから時間が経ち、少しだけ余裕ができたからだろうか、レイナルドたちの不意打ちにはやられてしまったようだ。
“スッ!”
軽く食事を終えたルイスと話をし、ケイは亡くなった人たちの遺体を魔法の指輪に収納した。
ルイスに、獣人族では遺体を魔法の指輪に収納するのはタブーかどうか尋ねると、問題ないとのことだった。
人族大陸では、魔法の指輪に遺体を収納するのは、少し躊躇われる風潮にある。
遺体を物のように扱うのが不快に思う人間がいたからだ。
そうはいっても、町から町へ移動することが多い商人や冒険者は、魔物に遭遇する確率が高い。
魔物に殺されたりした場合、魔物に喰われるよりも、せめて家族に遺体を届けてあげるべきと考えるのが普通。
遺族としても、遺体のない墓に手を合わせるよりも、全然気持ちが違うはずだ。
今回も全員の遺体を連れていけるかもしれないが、時間がかかる上に血の匂いで魔物が寄ってくる可能性も高い。
家族の身としたら、無意味にこれ以上遺体を傷つけられたくはないだろう。
それもきちんと説明したのだが、気を遣う意味がなかった。
獣人族ではきちんと死者を弔うことを優先すべきことで、遺体を運ぶ方法は問題ではないそうだ。
「いこうか?」
「ハイ……」
獣人の皆は体調的にまだ魔物と戦わせるのは不安がある。
一番元気そうなルイスでもそうなので、ケイを先頭、美花を最後尾にして獣人たち5人を挟むように移動し始めた。
キュウはケイのポケットに入ってのんびりしている。
「っ!?」
東に向けて進んで行く途中、蛇の魔物が出現した。
「前に魔物が……」
“パンッ!!”
魔物の発見を伝えようとルイスがしようとしたが、その言葉が言い終わる前にケイが銃の引き金を引いた。
その一発でケイは蛇を仕留めた。
「…………」
「んっ? ルイスも気付いたのか?」
ケイが蛇を仕留めて銃をホルスターにしまうと、ケイの早業に目を見開いた状態のルイスと目が合った。
「探知の範囲が広いんだな?」
撃つ前にルイスが何か言おうとしていたようなので、ケイはその探知の広さに感心した。
「……いや、俺たち獣人は鼻が利く。臭いで判断しているだけだ」
「へぇ~、なるほど……」
獣人は他の種族と比べて魔力が少ない。
その分、生まれ持った高い身体能力で補う。
先程の魔物の出現も、嗅覚で判断したようだ。
彼らは獣人族の中でも狼人族と呼ばれる種族のようで、狼から進化したと言われているらしい。
結構獣人には多い種族だそうだ。
蛇は貴重なたんぱく源。
だいぶ歩いてきたので、ここで一旦休憩をいれることにした。
丁度いいので、蛇を調理して振舞った。
「ちょっと待ってくれ」
休憩を取って、またしばらく歩いていくと、ようやくケイたちの家がある東の島が見える所まで来た。
そこでケイは皆を止めて、休んでいるように言った。
「何をしているのですか?」
昔造った組み立て式の橋を取り出すケイに、ルイスは問いかけた。
「ルイスはこの距離は飛び越えられるか?」
「大丈夫です。今は弱っているので難しいですが、アレシアと、イバンもギリギリ飛べるかもしれません。リリアナも数年経てば越えられるんじゃないかと……」
西の島と東の島の間の海峡は、結構な距離がある。
鍛練でも積まない限り、人族では簡単には飛び越せられないだろう。
筋肉が付いているルイスなら、ケイはもしかしたら飛び越せられるのではないかと感じた。
ルイスの言うアレシアとは20代中旬の女性、イバンとリリアナは高校生くらいの少年、少女のことだ。
「大人になれば飛び越えられるようになるのか?」
まるで、成長するだけで飛び越せられるような言い方に、少し羨ましく感じる。
「脚力にも自信があるので……」
「ふ~ん」
ケイが飛び越えられるようになったのは、かなりの鍛練をしたからだと言うのに、成長するだけでいいなんて、獣人とは何とも羨ましいものだ。
ともかく、飛び越せられないような少女もいるので、組み立て式の橋を渡した。
「お~い! 帰ったぞ!」
「っ!?」
“ピョン! ピョン!”
少し歩いて家につくと、ケイは帰宅の声をあげた。
その声に反応したマルが、嬉しそうに飛び跳ねてきた。
「……珍しい。ケセランパサラン?」
ルイスはマルの存在に気付いていたが、ケイが何もしていないので様子を窺っていた。
そして姿を見ると、小さな毛玉だったので警戒心が薄れた。
それに、キュウとかいうケセランパサランをケイが従魔にしていたので、こちらも同じ存在なのだろうと思っていた。
「俺の従魔だから安心していいぞ」
キュウのことも説明していたから大丈夫だと思っていたが、ルイスが僅かに警戒していたようなので、一応説明しておくことにした。
「おかえり!」「パパ!」
「ただいま」
ケイの声に反応したのか、家の中にいたレイナルドとカルロスも外に出てきた。
可愛い息子たちの出迎えに、ケイはだらしなく表情を崩した。
「んっ? 誰?」
「あぁ、皆、西の海岸に流れ着いた人達だ」
ケイに頭を撫でられた後、レイナルドは両親と弟以外の人間を初めて見て首を傾げた。
カルロスの方は驚いたのか、ケイの足にしがみついた。
『『『『『……可愛い』』』』』』
獣人たちは、綺麗に整った顔立ちのレイナルドと、とてつもなく可愛らしいカルロスを見て、同じ感想を思っていた。
ケイも美形だが、目が覚めたばかりの時はそれどころではなかったので、気にしていなかった。
それから時間が経ち、少しだけ余裕ができたからだろうか、レイナルドたちの不意打ちにはやられてしまったようだ。
0
お気に入りに追加
633
あなたにおすすめの小説
聖女業に飽きて喫茶店開いたんだけど、追放を言い渡されたので辺境に移り住みます!【完結】
青緑
ファンタジー
聖女が喫茶店を開くけど、追放されて辺境に移り住んだ物語と、聖女のいない王都。
———————————————
物語内のノーラとデイジーは同一人物です。
王都の小話は追記予定。
修正を入れることがあるかもしれませんが、作品・物語自体は完結です。
【R18】World after 1 minute 1分後の先読み能力で金貨100万枚稼いだ僕は異世界で奴隷ハーレムを築きます
ロータス
ファンタジー
死んだでもなく、女神に誘われたでもなく、気づいたときには異世界へと転移された僕こと小川 秀作。
鑑定もなければ、ステータスも開かない、魔法も使えなければ、女神のサポートもない。
何もない、現代でも異世界でもダメダメな僕が唯一使えるスキル。
World after 1 minute。
1分後の未来をシミュレーションできるスキルだった。
そして目の前にはギャンブルが出来るコロセウムとなぜか握られている1枚の金貨。
運命というにはあまりにあからさまなそこに僕は足を踏み入れる。
そして僕の名は、コロセウムに轟くことになる。
コロセウム史上最大の勝ち金を手に入れた人間として。
私の愛する人は、私ではない人を愛しています
ハナミズキ
恋愛
代々王宮医師を輩出しているオルディアン伯爵家の双子の妹として生まれたヴィオラ。
物心ついた頃から病弱の双子の兄を溺愛する母に冷遇されていた。王族の専属侍医である父は王宮に常駐し、領地の邸には不在がちなため、誰も夫人によるヴィオラへの仕打ちを諫められる者はいなかった。
母に拒絶され続け、冷たい日々の中でヴィオラを支えたのは幼き頃の初恋の相手であり、婚約者であるフォルスター侯爵家嫡男ルカディオとの約束だった。
『俺が騎士になったらすぐにヴィオを迎えに行くから待っていて。ヴィオの事は俺が一生守るから』
だが、その約束は守られる事はなかった。
15歳の時、愛するルカディオと再会したヴィオラは残酷な現実を知り、心が壊れていく。
そんなヴィオラに、1人の青年が近づき、やがて国を巻き込む運命が廻り出す。
『約束する。お前の心も身体も、俺が守るから。だからもう頑張らなくていい』
それは誰の声だったか。
でもヴィオラの壊れた心にその声は届かない。
もうヴィオラは約束なんてしない。
信じたって最後には裏切られるのだ。
だってこれは既に決まっているシナリオだから。
そう。『悪役令嬢』の私は、破滅する為だけに生まれてきた、ただの当て馬なのだから。
強引に婚約破棄された最強聖女は愚かな王国に復讐をする!
悠月 風華
ファンタジー
〖神の意思〗により選ばれた聖女、ルミエール・オプスキュリテは
婚約者であったデルソーレ王国第一王子、クシオンに
『真実の愛に目覚めたから』と言われ、
強引に婚約破棄&国外追放を命じられる。
大切な母の形見を売り払い、6年間散々虐げておいて、
幸せになれるとは思うなよ……?
*ゆるゆるの設定なので、どこか辻褄が
合わないところがあると思います。
✣ノベルアップ+にて投稿しているオリジナル小説です。
✣表紙は柚唄ソラ様のpixivよりお借りしました。
https://www.pixiv.net/artworks/90902111
私はあなたの母ではありませんよ
れもんぴーる
恋愛
クラリスの夫アルマンには結婚する前からの愛人がいた。アルマンは、その愛人は恩人の娘であり切り捨てることはできないが、今後は決して関係を持つことなく支援のみすると約束した。クラリスに娘が生まれて幸せに暮らしていたが、アルマンには約束を違えたどころか隠し子がいた。おまけに娘のユマまでが愛人に懐いていることが判明し絶望する。そんなある日、クラリスは殺される。
クラリスがいなくなった屋敷には愛人と隠し子がやってくる。母を失い悲しみに打ちのめされていたユマは、使用人たちの冷ややかな視線に気づきもせず父の愛人をお母さまと縋り、アルマンは子供を任せられると愛人を屋敷に滞在させた。
アルマンと愛人はクラリス殺しを疑われ、人がどんどん離れて行っていた。そんな時、クラリスそっくりの夫人が社交界に現れた。
ユマもアルマンもクラリスの両親も彼女にクラリスを重ねるが、彼女は辺境の地にある次期ルロワ侯爵夫人オフェリーであった。アルマンやクラリスの両親は他人だとあきらめたがユマはあきらめがつかず、オフェリーに執着し続ける。
クラリスの関係者はこの先どのような未来を歩むのか。
*恋愛ジャンルですが親子関係もキーワード……というかそちらの要素が強いかも。
*めずらしく全編通してシリアスです。
*今後ほかのサイトにも投稿する予定です。
家族に無能と追放された冒険者、実は街に出たら【万能チート】すぎた、理由は家族がチート集団だったから
ハーーナ殿下
ファンタジー
冒険者を夢見る少年ハリトは、幼い時から『無能』と言われながら厳しい家族に鍛えられてきた。無能な自分は、このままではダメになってしまう。一人前の冒険者なるために、思い切って家出。辺境の都市国家に向かう。
だが少年は自覚していなかった。家族は【天才魔道具士】の父、【聖女】の母、【剣聖】の姉、【大魔導士】の兄、【元勇者】の祖父、【元魔王】の祖母で、自分が彼らの万能の才能を受け継いでいたことを。
これは自分が無能だと勘違いしていた少年が、滅亡寸前の小国を冒険者として助け、今までの努力が実り、市民や冒険者仲間、騎士、大商人や貴族、王女たちに認められ、大活躍していく逆転劇である。
ミュージカル小説 ~踊る公園~
右京之介
現代文学
集英社ライトノベル新人賞1次選考通過作品。
その街に広い空き地があった。
暴力団砂猫組は、地元の皆さんに喜んでもらおうと、そこへ公園を作った。
一方、宗教団体神々教は対抗して、神々公園を作り上げた。
ここに熾烈な公園戦争が勃発した。
ミュージカル小説という美しいタイトルとは名ばかり。
戦いはエスカレートし、お互いが殺し屋を雇い、果てしなき公園戦争へと突入して行く。
清純Domの献身~純潔は狂犬Subに貪られて~
天岸 あおい
BL
※多忙につき休載中。再開は三月以降になりそうです。
Dom/Subユニバースでガラの悪い人狼Sub×清純な童顔の人間Dom。
子供の頃から人に尽くしたがりだった古矢守流。
ある日、公園の藪で行き倒れている青年を保護する。
人狼の青年、アグーガル。
Sub持ちだったアグーガルはDomたちから逃れ、異世界からこっちの世界へ落ちてきた。
アグーガルはすぐに守流からDomの気配を感じるが本人は無自覚。しかし本能に突き動かされて尽くそうとする守流に、アグーガルは契約を持ちかける。
自分を追い詰めたDomへ復讐するかのように、何も知らない守流を淫らに仕込み、Subに乱れるDomを穿って優越感と多幸感を味わうアグーガル。
そんな思いを肌で感じ取りながらも、彼の幸せを心から望み、彼の喜びを自分の悦びに変え、淫らに堕ちていく守流。
本来の支配する側/される側が逆転しつつも、本能と復讐から始まった関係は次第に深い絆を生んでいく――。
※Dom受け。逆転することはなく固定です。
※R18パートは話タイトルの前に『●』が付きます。なお付いていない話でも、キスや愛撫などは隙あらば挟まります。SM色は弱く、羞恥プレイ・快楽責めメイン。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる