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その後、ギルからは俺が学園に侵入していた頃から知っており、ずっと好きだったと告白された。
「王子……ギルは公爵の娘の事が好きだったのではないですか?」
「私は王子としての務めを果たす為に一生懸命だったんだ 。結局裏切られてしまったけどね。でもそのお陰で、王子の身分から解き放たれて自分の気持ちに素直になれたんだ」
「ギルが…俺の事を好きだったと……」
「そうだ。ずっとクリスの事が好きだった。学園にいる時からずっと私の事を見守ってくれてありがとう。本当にクリスの事が好きなんだ。ようやく私の子爵領がこの国の大きな拠点にする事ができたからやっとクリスを迎えに行けると思って来たんだよ。私と結婚して欲しい」
「ギル……俺は貴方を嵌めたんですよ。俺は貴方に殺されても良いと思っていました」
「はははっクリスの計画は知っていたんだ。だからクリスが私の部屋にきてセックスしてくれると思ったら楽しみで楽しみで仕方がなかったよ!クリスにも興奮して貰いたくて私も発情転移魔法陣を舌に描いておいた。ふふ……クリスとのセックスは気持ちよかった」
「えっ!!知ってたんですか……。じゃあ公爵の娘の企みに乗っかってワザと……」
「ああ。公爵の娘も希望通り隣国の王子の元へ嫁いていけたし、私は王子の務めを降りて自分の気持ちを隠さなくても良くなったんだ。それに……」
「それに……??」
「クリスが気にしている孤児院の子供は私達の子供でもあるのだから、後継者問題は解決だろう?私の子爵家とクリスの男爵家を一緒に盛り立てていこう!!クリス……私と結婚しておくれ」
ギルは何年もかけて、ずっと国の為に、俺の為に、子爵領の為に考えて行動して来たんだ……
俺も王子だった時から、こんな誠実で良い王子は他にはいないとずっと思っていた。
それにセックスは最高だし……いつの間にか好きになってしまっていたなぁ。
元より俺はギルの物だ。
俺がギルの支えになるのなら喜んで!!
「はい」
「ああ!!クリス!!ありがとう。愛してるよ」
こうして俺とギルバートは結婚した。
子爵領と男爵領はお互いに発展し、王国の第2都市と言われるようになっていった。
「王子……ギルは公爵の娘の事が好きだったのではないですか?」
「私は王子としての務めを果たす為に一生懸命だったんだ 。結局裏切られてしまったけどね。でもそのお陰で、王子の身分から解き放たれて自分の気持ちに素直になれたんだ」
「ギルが…俺の事を好きだったと……」
「そうだ。ずっとクリスの事が好きだった。学園にいる時からずっと私の事を見守ってくれてありがとう。本当にクリスの事が好きなんだ。ようやく私の子爵領がこの国の大きな拠点にする事ができたからやっとクリスを迎えに行けると思って来たんだよ。私と結婚して欲しい」
「ギル……俺は貴方を嵌めたんですよ。俺は貴方に殺されても良いと思っていました」
「はははっクリスの計画は知っていたんだ。だからクリスが私の部屋にきてセックスしてくれると思ったら楽しみで楽しみで仕方がなかったよ!クリスにも興奮して貰いたくて私も発情転移魔法陣を舌に描いておいた。ふふ……クリスとのセックスは気持ちよかった」
「えっ!!知ってたんですか……。じゃあ公爵の娘の企みに乗っかってワザと……」
「ああ。公爵の娘も希望通り隣国の王子の元へ嫁いていけたし、私は王子の務めを降りて自分の気持ちを隠さなくても良くなったんだ。それに……」
「それに……??」
「クリスが気にしている孤児院の子供は私達の子供でもあるのだから、後継者問題は解決だろう?私の子爵家とクリスの男爵家を一緒に盛り立てていこう!!クリス……私と結婚しておくれ」
ギルは何年もかけて、ずっと国の為に、俺の為に、子爵領の為に考えて行動して来たんだ……
俺も王子だった時から、こんな誠実で良い王子は他にはいないとずっと思っていた。
それにセックスは最高だし……いつの間にか好きになってしまっていたなぁ。
元より俺はギルの物だ。
俺がギルの支えになるのなら喜んで!!
「はい」
「ああ!!クリス!!ありがとう。愛してるよ」
こうして俺とギルバートは結婚した。
子爵領と男爵領はお互いに発展し、王国の第2都市と言われるようになっていった。
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