48 / 51
そして、時の鐘が鳴り響く。
しおりを挟む
「ほらね、みんなかえってきたでしょ」
わたしが時空の裂け目から這いでると、ユウが魔獣に言う声が聞こえた。
そこには、ユウ、ルシア先生、そしてジーナ。
三人は、すでに裂け目から出て、魔獣に対峙していたのだ。
「ライラ、……あんたさあ」
と、ジーナがわたしを見て、言う。
「もう、なにやってんのよ。あんたは、やっぱり要領が悪くて、どうにもこうにも、あたしがついていないとダメねえ……」
「なっ!」
わたしは、そくざに言い返した。
「ジーナ、あたしだって、単純なあんたのことが心配で、いつもいつも、じぶんのことなんか考えてるヒマがないんだからね! それで、今だって、あんたのために、こうやって、がんばってもどって来たんじゃないの!」
「はあっ? そのわりには、ずいぶんもたもたしてたわよ、ライラ。あたし、まちくたびれちゃったよ」
「なにおう?!」
でも、わたしには、ほんとうはよくわかっていたのだ。
ジーナ、あなたは、わたしのこと、すごく心配してくれていたんだよね。
うん、その顔を見れば、わかるよ。
——時の裂け目での魔獣の誘い。
わたし自身が知らなかった、わたしの出自に遡って、そこから生をやり直すこと。
今のわたしには記憶がなく、思い出すこともできない、わたしのお父さんやお母さん。そして、あの地で滅んだ、わたしに繋がる一族の人たち。
あの虐殺を無かったことにして、そこからやり直す。
それは確かに、心を揺さぶられる誘いではあったのだけれど。
初めて知らされた事実の衝撃に、わたしは動揺し、なんだかいつもの自分のように考えをめぐらすこともできなかったのだけれど。
そしてそんなわたしに、魔獣の誘いは、いっしゅん魅力的に思えもしたのだけれど。
それでも、その時、わたしの心の奥から浮かんできたのは
——あなたたちは、けっして離れてはだめ
そう教えてくれた、未来のわたしとジーナ。
あの、思い出すたびに切なくなるような、まなざし。
あの虐殺の荒野から歴史をやり直すということは、わたしが生きてきた、この「今」を失うということだ。
そのやり直した時間に、ジーナは、ルシア先生は、ユウは、ちゃんといるの?
わたしにはわかる。
多分、そこに、みんなは、いない。
この、素敵な、大切な、わたしの愛すべき人たちは、そのとき、こんなふうに、わたしのそばにはいない。
それが、魔獣の誘いに同意してしまった時、おちこんでしまう陥穽の顎だ。
それが、はっきりとわかったんだ。
だからわたしは、なにがあっても、こんな罠なんかには引っ掛かるもんか。
ありがとう、ジーナ、わたしの大切な友だち。
あなたがいてくれるから。
でも、まあ、そんなわたしの口から出てきたのは
「あんた、ご立派なことを言ってますけどね、だいたい短絡的なあんたのせいで、あたしはいつもハラハラしてるのよ!」
なんて言葉ではあるんだけどね。
おのれぇっ!
魔獣が、もういちど時空の裂け目を開こうと、爪をふるった。
むっ、また、くるか?!
わたしは、警戒して身構える。
だが、——何も起こらなかった。
魔獣の爪は、もはや何も切り裂かず、ただ空を切るだけだったのだ。
「グガアッ?!」
魔獣自身が驚いていた。
何度も何度も爪をふるうが、必死の試みは虚しく終わる。
なぜだ、なぜだ、なぜだあああああっ!
ゴッセン2が、惑乱する時の魔獣に、
「……時の鐘の守護をうけ、すでにあなたの罠を乗り越えたこの方たちには、もはやあなたの力は及びません。今のあなたは、この方たちの『時』に干渉する力を失っているのです」
と告げた。
なんだとぉお?!
「むしろ、力の影響をうけるのは、あなた自身……」
魔獣は、ゴッセン2の言葉を聞くや否や、身を翻して、わたしたちから逃れようとする。
おのれ、おのれ、あの『生命の火花』さえあれば、この連中など!
魔獣は諦めない。
『天秤の間』に続く扉に向かって、魔獣の本体、乱れた渦が動き出す。
コマ落としに移動して、逃げようと——
しかし、その進路を、すっと移動したユウが阻んだ。
「通さないよ」
立ちふさがったユウの胸では、時の鐘が光を放っている。
魔獣は、あわてて向きを変え、ユウの横をすり抜けようとした。
だが、そのとき、時の鐘に引かれるように、わたしとジーナの体も、すべるように移動して、魔獣の左右を塞いだのだ。
「「「逃がさない」」」
魔獣の背後に、凜として立つのは、ルシア先生だ。
いまや、魔獣は、前をユウ、左右をわたしとジーナ、後ろをルシア先生に囲まれていた。
いや、ただしくは、『現在』、『過去』、『未来』、そして『希望』の、四つの時の鐘が、魔獣を包囲したというべきだろう。
時の鐘からは、緑の光があふれている。
今、鐘の音が鳴り響く。
強く、激しく、すべてを包むように。
あああああああ!!
魔獣はもはや、どちらにも動けなかった。
わたしたちに囲まれて、苦悶し、沸き立ち、乱れる、光と闇の乱流。
おおおおおおおぅ!
魔獣がうめく。
やめろ……やめろ……やめろ……
「あなたの時が、満ちたのですよ。ヴェレミア……」
ゴッセン2が、魔獣に呼びかけた。
鳴り続ける四つの時の鐘から溢れた光の流れが、魔獣に流れこんでいく。
ああああああああああ!
魔獣は絶叫した。
そして、わたしたちの目の前で、魔獣が、その姿を変えていった。
おどろおどろしく乱れていた、魔獣の渦に、少しずつ、秩序が現れた。
大きな渦、小さな渦が、関係し合い、同調し、一見するとすべてがばらばらに動いているようだけれども、全体としてみるとそこには、なにか美しい統一があらわれる。
たくさんの要素が、何の脈絡もなく、それぞれを叫んでいるかのような、それまでの状態とは、あきらかに様相が変わったのだ。
「ああ、鐘が溶けていく……」
ここに至り、時の鐘それ自身も光の粒に分解して、わたしたちを離れると、魔獣の中に吸いこまれていった。
そして——魔獣は、完全にその姿をかえた。
わたしたちの前に、今、存在しているのは、美しい光の渦であり、そして全体として見ると、ちいさな人の形をした何か……。
わたしたちが、この通路にとびこんだとき、扉をどんどんとたたいていた小さな子どもにも似た、何か。
「……ヴェレミア、あなたが、百五十年間、この『時の大伽藍』でさがしていた『わたし』。それはけして、あなたをここに封じ込めるために騙られただけの、偽りではないのですよ。今なら、わかるでしょう?」
ゴッセン2が、やさしく、魔獣だったものに語りかけた。
魔獣だったものは、ちいさくうなずく。
「では、行きましょう、ヴェレミア。あなたの時間へ。『天秤の間』を抜けて……」
ゴッセン2が、その手をさしのべた。
「わたくしが、あなたをお連れします」
かつて魔獣だったもの——ヴェレミアも、小さなその手をのばして。
そして、二人は、手をつないで歩き出した。
扉に向けて。
わたしたちが見まもる前で、『天秤の間』の扉が開く。
あふれる光。
その光は、時の鐘の光と同じものだ。
これこそがエラン・ヴィタール。
その光の中に、ゴッセン2に手を引かれ、ヴェレミアは踏み込んでいく。
「みなさま、ありがとうございました。ここで、お別れです」
ゴッセン2が、わたしたちをふりかえって言った。
小さなヴェレミアもこちらを見た。
二人は頭を下げた。
そして、静かに、扉が閉まる。
「お別れって……ちょっと、どうなってるのこれ?」
と、ジーナが我に返って、口にした。
「あの人たち、勝手に、どこか行っちゃったみたいですけど?」
「うーん、よくわからないけど、めでたし、めでたしじゃないのかな」
「うん、わたしもそう思うわ、ユウ。よかったわねえ」
「ちょっと、ちょっと、ユウさん、ルシア先生。お二人はなんだか納得してるみたいですけど、あたしには、なにがなんだかサッパリわからないよ!」
わたしもそう思う。
そして、もう一つの疑問。
「ねえ、ゴッセンさんはいなくなっちゃったし、時の鐘もなくなっちゃったし、あたしたち、ここから、どうやって帰るんですか?」
「あっ!」
わたしが時空の裂け目から這いでると、ユウが魔獣に言う声が聞こえた。
そこには、ユウ、ルシア先生、そしてジーナ。
三人は、すでに裂け目から出て、魔獣に対峙していたのだ。
「ライラ、……あんたさあ」
と、ジーナがわたしを見て、言う。
「もう、なにやってんのよ。あんたは、やっぱり要領が悪くて、どうにもこうにも、あたしがついていないとダメねえ……」
「なっ!」
わたしは、そくざに言い返した。
「ジーナ、あたしだって、単純なあんたのことが心配で、いつもいつも、じぶんのことなんか考えてるヒマがないんだからね! それで、今だって、あんたのために、こうやって、がんばってもどって来たんじゃないの!」
「はあっ? そのわりには、ずいぶんもたもたしてたわよ、ライラ。あたし、まちくたびれちゃったよ」
「なにおう?!」
でも、わたしには、ほんとうはよくわかっていたのだ。
ジーナ、あなたは、わたしのこと、すごく心配してくれていたんだよね。
うん、その顔を見れば、わかるよ。
——時の裂け目での魔獣の誘い。
わたし自身が知らなかった、わたしの出自に遡って、そこから生をやり直すこと。
今のわたしには記憶がなく、思い出すこともできない、わたしのお父さんやお母さん。そして、あの地で滅んだ、わたしに繋がる一族の人たち。
あの虐殺を無かったことにして、そこからやり直す。
それは確かに、心を揺さぶられる誘いではあったのだけれど。
初めて知らされた事実の衝撃に、わたしは動揺し、なんだかいつもの自分のように考えをめぐらすこともできなかったのだけれど。
そしてそんなわたしに、魔獣の誘いは、いっしゅん魅力的に思えもしたのだけれど。
それでも、その時、わたしの心の奥から浮かんできたのは
——あなたたちは、けっして離れてはだめ
そう教えてくれた、未来のわたしとジーナ。
あの、思い出すたびに切なくなるような、まなざし。
あの虐殺の荒野から歴史をやり直すということは、わたしが生きてきた、この「今」を失うということだ。
そのやり直した時間に、ジーナは、ルシア先生は、ユウは、ちゃんといるの?
わたしにはわかる。
多分、そこに、みんなは、いない。
この、素敵な、大切な、わたしの愛すべき人たちは、そのとき、こんなふうに、わたしのそばにはいない。
それが、魔獣の誘いに同意してしまった時、おちこんでしまう陥穽の顎だ。
それが、はっきりとわかったんだ。
だからわたしは、なにがあっても、こんな罠なんかには引っ掛かるもんか。
ありがとう、ジーナ、わたしの大切な友だち。
あなたがいてくれるから。
でも、まあ、そんなわたしの口から出てきたのは
「あんた、ご立派なことを言ってますけどね、だいたい短絡的なあんたのせいで、あたしはいつもハラハラしてるのよ!」
なんて言葉ではあるんだけどね。
おのれぇっ!
魔獣が、もういちど時空の裂け目を開こうと、爪をふるった。
むっ、また、くるか?!
わたしは、警戒して身構える。
だが、——何も起こらなかった。
魔獣の爪は、もはや何も切り裂かず、ただ空を切るだけだったのだ。
「グガアッ?!」
魔獣自身が驚いていた。
何度も何度も爪をふるうが、必死の試みは虚しく終わる。
なぜだ、なぜだ、なぜだあああああっ!
ゴッセン2が、惑乱する時の魔獣に、
「……時の鐘の守護をうけ、すでにあなたの罠を乗り越えたこの方たちには、もはやあなたの力は及びません。今のあなたは、この方たちの『時』に干渉する力を失っているのです」
と告げた。
なんだとぉお?!
「むしろ、力の影響をうけるのは、あなた自身……」
魔獣は、ゴッセン2の言葉を聞くや否や、身を翻して、わたしたちから逃れようとする。
おのれ、おのれ、あの『生命の火花』さえあれば、この連中など!
魔獣は諦めない。
『天秤の間』に続く扉に向かって、魔獣の本体、乱れた渦が動き出す。
コマ落としに移動して、逃げようと——
しかし、その進路を、すっと移動したユウが阻んだ。
「通さないよ」
立ちふさがったユウの胸では、時の鐘が光を放っている。
魔獣は、あわてて向きを変え、ユウの横をすり抜けようとした。
だが、そのとき、時の鐘に引かれるように、わたしとジーナの体も、すべるように移動して、魔獣の左右を塞いだのだ。
「「「逃がさない」」」
魔獣の背後に、凜として立つのは、ルシア先生だ。
いまや、魔獣は、前をユウ、左右をわたしとジーナ、後ろをルシア先生に囲まれていた。
いや、ただしくは、『現在』、『過去』、『未来』、そして『希望』の、四つの時の鐘が、魔獣を包囲したというべきだろう。
時の鐘からは、緑の光があふれている。
今、鐘の音が鳴り響く。
強く、激しく、すべてを包むように。
あああああああ!!
魔獣はもはや、どちらにも動けなかった。
わたしたちに囲まれて、苦悶し、沸き立ち、乱れる、光と闇の乱流。
おおおおおおおぅ!
魔獣がうめく。
やめろ……やめろ……やめろ……
「あなたの時が、満ちたのですよ。ヴェレミア……」
ゴッセン2が、魔獣に呼びかけた。
鳴り続ける四つの時の鐘から溢れた光の流れが、魔獣に流れこんでいく。
ああああああああああ!
魔獣は絶叫した。
そして、わたしたちの目の前で、魔獣が、その姿を変えていった。
おどろおどろしく乱れていた、魔獣の渦に、少しずつ、秩序が現れた。
大きな渦、小さな渦が、関係し合い、同調し、一見するとすべてがばらばらに動いているようだけれども、全体としてみるとそこには、なにか美しい統一があらわれる。
たくさんの要素が、何の脈絡もなく、それぞれを叫んでいるかのような、それまでの状態とは、あきらかに様相が変わったのだ。
「ああ、鐘が溶けていく……」
ここに至り、時の鐘それ自身も光の粒に分解して、わたしたちを離れると、魔獣の中に吸いこまれていった。
そして——魔獣は、完全にその姿をかえた。
わたしたちの前に、今、存在しているのは、美しい光の渦であり、そして全体として見ると、ちいさな人の形をした何か……。
わたしたちが、この通路にとびこんだとき、扉をどんどんとたたいていた小さな子どもにも似た、何か。
「……ヴェレミア、あなたが、百五十年間、この『時の大伽藍』でさがしていた『わたし』。それはけして、あなたをここに封じ込めるために騙られただけの、偽りではないのですよ。今なら、わかるでしょう?」
ゴッセン2が、やさしく、魔獣だったものに語りかけた。
魔獣だったものは、ちいさくうなずく。
「では、行きましょう、ヴェレミア。あなたの時間へ。『天秤の間』を抜けて……」
ゴッセン2が、その手をさしのべた。
「わたくしが、あなたをお連れします」
かつて魔獣だったもの——ヴェレミアも、小さなその手をのばして。
そして、二人は、手をつないで歩き出した。
扉に向けて。
わたしたちが見まもる前で、『天秤の間』の扉が開く。
あふれる光。
その光は、時の鐘の光と同じものだ。
これこそがエラン・ヴィタール。
その光の中に、ゴッセン2に手を引かれ、ヴェレミアは踏み込んでいく。
「みなさま、ありがとうございました。ここで、お別れです」
ゴッセン2が、わたしたちをふりかえって言った。
小さなヴェレミアもこちらを見た。
二人は頭を下げた。
そして、静かに、扉が閉まる。
「お別れって……ちょっと、どうなってるのこれ?」
と、ジーナが我に返って、口にした。
「あの人たち、勝手に、どこか行っちゃったみたいですけど?」
「うーん、よくわからないけど、めでたし、めでたしじゃないのかな」
「うん、わたしもそう思うわ、ユウ。よかったわねえ」
「ちょっと、ちょっと、ユウさん、ルシア先生。お二人はなんだか納得してるみたいですけど、あたしには、なにがなんだかサッパリわからないよ!」
わたしもそう思う。
そして、もう一つの疑問。
「ねえ、ゴッセンさんはいなくなっちゃったし、時の鐘もなくなっちゃったし、あたしたち、ここから、どうやって帰るんですか?」
「あっ!」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
婚約者の浮気相手が子を授かったので
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ファンヌはリヴァス王国王太子クラウスの婚約者である。
ある日、クラウスが想いを寄せている女性――アデラが子を授かったと言う。
アデラと一緒になりたいクラウスは、ファンヌに婚約解消を迫る。
ファンヌはそれを受け入れ、さっさと手続きを済ませてしまった。
自由になった彼女は学校へと戻り、大好きな薬草や茶葉の『研究』に没頭する予定だった。
しかし、師であるエルランドが学校を辞めて自国へ戻ると言い出す。
彼は自然豊かな国ベロテニア王国の出身であった。
ベロテニア王国は、薬草や茶葉の生育に力を入れているし、何よりも獣人の血を引く者も数多くいるという魅力的な国である。
まだまだエルランドと共に茶葉や薬草の『研究』を続けたいファンヌは、エルランドと共にベロテニア王国へと向かうのだが――。
※表紙イラストはタイトルから「お絵描きばりぐっどくん」に作成してもらいました。
※完結しました
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
追放された聖女の悠々自適な側室ライフ
白雪の雫
ファンタジー
「聖女ともあろう者が、嫉妬に狂って我が愛しのジュリエッタを虐めるとは!貴様の所業は畜生以外の何者でもない!お前との婚約を破棄した上で国外追放とする!!」
平民でありながらゴーストやレイスだけではなくリッチを一瞬で倒したり、どんな重傷も完治してしまうマルガレーテは、幼い頃に両親と引き離され聖女として教会に引き取られていた。
そんな彼女の魔力に目を付けた女教皇と国王夫妻はマルガレーテを国に縛り付ける為、王太子であるレオナルドの婚約者に据えて、「お妃教育をこなせ」「愚民どもより我等の病を治療しろ」「瘴気を祓え」「不死王を倒せ」という風にマルガレーテをこき使っていた。
そんなある日、レオナルドは居並ぶ貴族達の前で公爵令嬢のジュリエッタ(バスト100cm以上の爆乳・KかLカップ)を妃に迎え、マルガレーテに国外追放という死刑に等しい宣言をしてしまう。
「王太子殿下の仰せに従います」
(やっと・・・アホ共から解放される。私がやっていた事が若作りのヒステリー婆・・・ではなく女教皇と何の力もない修道女共に出来る訳ないのにね~。まぁ、この国がどうなってしまっても私には関係ないからどうでもいいや)
表面は淑女の仮面を被ってレオナルドの宣言を受け入れたマルガレーテは、さっさと国を出て行く。
今までの鬱憤を晴らすかのように、着の身着のままの旅をしているマルガレーテは、故郷である幻惑の樹海へと戻っている途中で【宮女狩り】というものに遭遇してしまい、大国の後宮へと入れられてしまった。
マルガレーテが悠々自適な側室ライフを楽しんでいる頃
聖女がいなくなった王国と教会は滅亡への道を辿っていた。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!
SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、
帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。
性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、
お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。
(こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる