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第四章 覚醒編
三度目の…
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そのまま唇を塞がれる。リスティーナも彼の首に腕を回すと、拙い舌遣いで彼のキスに応えた。
唇を離すと、ルーファスはバサッと音を立てて、ガウンを脱いでいく。
ガウンの下から逞しい肉体が現れる。リスティーナが顔を赤くしていると、ルーファスの手がリスティーナの夜着にかけられる。
スルスル、と衣擦れの音を立てて、夜着が脱がされていく。
リスティーナはハッとした。
だ、駄目…!い、今の私の身体をルーファス様に見られる訳には…!
「やっ…!ルーファス様…!ふ、服は脱がさないで…。」
「ん…。どうしてだ?そんなに恥ずかしがる必要はない。」
「だ、駄目なんです…!きょ、今日だけは…、あっ…!」
リスティーナの抵抗空しく、ルーファスは寝衣をポイッと寝台の外に放り投げてしまう。
何も隠すことができなくなったリスティーナは思わず胸と下を手で隠した。
「み、見ないで…。」
涙目でフルフルと震えるリスティーナ。ルーファスの反応が怖くて、彼の顔を見れない。
「リスティーナ…。」
ルーファスはリスティーナの肋骨の部分に手を這わせた。そのままチュッと唇を落とす。
「痩せているな…。」
ナデナデと労わる様にリスティーナの肋骨部分を撫で、ルーファスは痛ましそうに眉を寄せて、そう呟いた。
は、恥ずかしい…。こんな身体をルーファス様に見られるなんて…。
食欲が戻ってきたとはいえ、まだまだ痩せていて、体重も元に戻ってない。
あばらの骨なんかは浮き出ていて、お世辞にも綺麗な身体とはいいがたい。
こんな骨が浮き出た身体の女よりも、肉感的な体つきの女性の方がいいに決まっている。
「お願い…。こんな、身体…。見ないでください…。」
「綺麗だ…。」
ルーファスはチュッとまた、唇を落としていく。
「う、嘘…。」
「嘘じゃない。本心だ。君の身体は…、凄く綺麗だ。誰にも見せたくない。」
そう言って、ルーファスは全身にキスの雨を降らしていく。
ルーファスはチュッ、チュッと音を立てて、頬や額、鎖骨、肩にと…、唇を落としていく。
やがて、ルーファスの手がリスティーナの胸に触れる。
やわやわと包み込むように揉みしだかれる。
「あっ…、んっ…!」
自分の口から漏れた声が恥ずかしくて、思わず口を手で覆うがその手をルーファスに掴まれる。
「声を聞かせてくれ。」
「で、でも、恥ずかし…、ひゃッ!」
ルーファスの指が胸の先端に触れ、リスティーナは思わず反応してしまう。
「可愛い…。もっと、聞きたい。」
耳元に唇を寄せられ、甘く囁かれると、それだけで背筋がゾクゾクした。
「ひっ、あっ…!んッ、んぁぁ…!」
片方の胸を舌で愛撫され、もう片方の胸は指で捏ね繰り回されていく。
両方の刺激にリスティーナは声を上げて、白い喉を仰け反らせていく。
「あっ……、ん、ああっ…!」
身体の奥が疼く…。ジワッと秘部が濡れてきているのが自分でも分かる。
あ…、まだ触れられてもいないのに…。
リスティーナは思わずルーファスに縋る様にしがみついた。
執拗に胸を弄られ、身体の芯が蕩けていく。
やがて、ルーファスの指が胸から下肢へと伸びていく。
「良かった…。もう、濡れている…。」
クチュ、と音が立つほどに濡れているリスティーナの反応に嬉しそうにするルーファスを見て、リスティーナはキュン、とした。
すると、またジワリ、と愛液が溢れてきた。
「ッ…、あ…、また溢れてきた…。」
ルーファスは指で割れ目をなぞるように動かしていく。
「んんっ…!あぁッ…、」
ジンジンとお腹の奥が疼いていく感覚がする。
まだ中に入れられてもいないのに、少し刺激されただけでトロトロと蜜が溢れてくる。
「凄いな…。どんどん溢れてくる…。」
ルーファスはリスティーナの足の間に割り込むと、はあ…、と興奮したように息を吐いた。
敏感になった秘部に熱い吐息がかかり、それだけでリスティーナはビクン、と腰が跳ねた。
その直後にルーファスの舌がペロッと陰核を舐めてきた。
「ひぃうッ!?やん!る、ルーファ、ス様ッ…!そ、そこ、はっ…!あッ、ぁぁぁ!」
羞恥に思わずルーファスの頭を掴むが、既に胸の刺激でぐずぐずに蕩けた身体ではほとんど力が入らなかった。
強い快感の刺激にリスティーナは羞恥心も忘れて、喘ぐことしかできない。
舌で舐めて、吸われて…。やがて、ルーファスの指が中に挿ってきた。
「あっ…、ああッ!んッ…!」
気持ちよすぎて、ジワリ、と視界が涙で滲む。
何も考えられなくなり、リスティーナは泣きながら喘ぐことしかできない。
ルーファスの指が気持ちいい所ばかりを刺激する。その間にも溢れ出る蜜をルーファスの舌が舐めとるようにぴちゃぴちゃと音を立てて、攻め立てる。
やがて、ゾクゾクとした電流のような感覚が背筋を走り、リスティーナは頭が真っ白になる。
「あっあっ!ッ、あーーーーーっ!」
ビクッビクッと身体が一際強く跳ね上がり、リスティーナは全身から力が抜けてしまう。
は、恥ずかしい。胸と下を少し弄られただけでこんなに早く達してしまうだなんて…。
まだ腰と足がジンジンする。ハアハア、と荒い息を吐いて、ボーとした頭で天井を見つめていると、
「可愛い。そんな蕩けた目をして…、」
ルーファスはチュッとリスティーナの額にキスを落とした。
「これだけ、解れてれば、大丈夫だよな…?」
ルーファスはそう独り言を溢した。
そのままルーファスはリスティーナの膝裏を持ち上げる。
下肢の間にそそり立った熱い塊を押し当てられ、リスティーナは思わず身体が強張った。
「リスティーナ。力を抜いてくれ。」
そう言って、ズプッと音を立てて、先端がリスティーナの中を押し広げるようにして、少しずつ入ってきた。
「……あっ、ああっ!」
リスティーナは思わず喉を反らし、シーツを強く握り締めた。
ルーファスはいきなり挿入することはなく、馴染ませるようにゆっくりと少しずつ入ってくる。
「大丈夫か?リスティーナ…。痛いか?」
「だ、大、丈夫ッ、です…!」
リスティーナはフルフルと首を横に振る。
圧迫感はあるがあまり痛くなかった。さっきまでルーファスが丹念に解してくれたからだろう。
でも、やっぱり少しだけ苦しい。はふはふと浅い息をするリスティーナ。
「っ…!やっぱり、まだ…、きつい、な…!」
ルーファスは苦しそうに眉根を寄せ、そう呟いた。
こうして、身体を重ねるのは初めてではない。もう三回目にはなるが、最後に抱いたのは一月以上も前の話。リスティーナの膣内が狭いのは当然の事だった。
「リスティーナ。もう少し、力を抜けるか?」
「あ…、ど、どう、ッすれ、ば…?」
リスティーナがどうすればいいのか分からず、聞き返すと、ルーファスがチュッと唇に触れるだけのキスを落とした。
「そのまま…。俺のキスに集中してくれ…。」
そう言って、また唇を塞がれる。優しくて、甘いキス…。
そっと舌が口腔内に滑り込み、歯の裏や歯茎を舐められ、舌を吸われる。
深く、濃厚なキスを交わしていると、強張っていた身体から力が抜けていく。
ルーファスはキスを続けながらも少しずつ腰を進めていく。
やがて、下腹部の奥にルーファスの先端が当たるような感触がした。
あ…、これって、ルーファス様の…?
「はッ…、やっと…、全部、入った…。」
ルーファスは嬉しそうにそう言うと、リスティーナの頬に手を当てると、
「リスティーナ。痛くないか?」
「ふっ…、はっ…、ぁ…、い、痛くない、です。」
そう答えると、ルーファスはリスティーナの…、男根の形に膨らんだ下腹部に手を当て、優しく撫でた。
「やっと、君の中に入ることができた…。」
そして、愛おしいものを見るような眼差しでリスティーナを見つめると、
「…ありがとう。リスティーナ。俺を受け入れてくれて…。本当に夢みたいだ…。また、こうして君を抱けるなんて…。」
「ルーファス様…。私も…、嬉しいです。こうやって、ルーファス様と一つになれて…。」
ここに…、ルーファス様が入っている。それだけでこんなにも幸せな気持ちになれる。
リスティーナがルーファスを見つめると、彼は優しく微笑み返してくれる。
ルーファス様の目、優しい…。
「っ…、は…、リスティーナ…。そろそろ…、動いてもいいか…?」
耳元で甘く囁かれ、リスティーナはコクン、と頷いた。
「あっ、は、はいっ…!ン、もう…、大丈夫、ですから、う、動いて、下さいっ…!」
すると、ルーファスは腰をゆっくりと前後させていく。
その動作は緩慢で激しい動きはない。
リスティーナが馴染むようにゆっくり動いてくれている。
先端が抜ける直前まで腰を引き、押し込める。その動作をゆっくりと抜き差しされていくと、違和感と圧迫感しかなかった身体に変化が訪れた。
「は、ぁっ……!んっ…、あッ……!」
狭く、熱い膣壁にルーファスの男根が擦れて、ゾクゾクとした感覚が走る。
じぃん、と内部から滲み出るような快感が腰や太腿を伝っていく。
身体が…、熱い。まるで火を点けられたみたい…!
「ぁッ!ああっ!ッ、あんっ!あぁ…!」
「はっ…、リス、ティーナ…!」
気持ちいい…!身も心も蕩けてしまいそうなくらいに気持ちいい。もう何も考えられなくなってしまいそう…!気持ちよすぎて、涙が零れ、啼くことしかできない。
「ッ、あ…!君の中、すごい締め付けてくる…!堪らない…。」
最初はゆっくりだった動きが段々と激しくなった。
腰を打ち付けられるたびにじゅぷじゅぷ、という湿った水音とパンパン、と肌と肌を打ちつけ合う音がする。
その合間にもルーファスはリスティーナの胸元や太腿に唇を這わせ、チュウ、と吸い上げて、紅い鬱血痕を残していく。
「ひうっ!あ、あぁぁぁ!」
「っぐ…!は、あっ…!」
ルーファスは余裕がなさそうな表情でリスティーナを揺さぶる。
ポタリ、ポタリ、とリスティーナの胸元や顔にルーファスの汗が落ちてくる。
それすらも刺激となって、敏感に反応してしまう。
リスティーナは頭の中がぐちゃぐちゃになりそうな程の快感に翻弄される。
「あっ!あっ!…あんっ!」
「可愛い…。凄く可愛い…。リスティーナ…。」
「あああっ!ルー、ファス、様!ルーファ、ス様…!」
「リスティーナ、リスティーナっ!」
ルーファスは何度もリスティーナの名を呼び、最奥を突いた。
ルーファスの欲を孕んだ眼差しにリスティーナは腹の奥がズクン、と疼いた。
ルーファス様が私だけを見ている。それだけでこんなにも幸せな気持ちになる。
「る、ルーファス、様あ!好き…!ルー、ファス様、すきぃ…!」
「ッ!リスティーナ…!ああ…!俺も…!俺も君が好きだ…!誰よりも君を愛している…!君の為だったら、俺はっ…!」
「ひんっ!あ、ああっ!んあっ…!」
その先の言葉は耳に入らなかった。
ゾクゾクと快感が背筋を駆け巡り、意識が飛びそうになる。
思わずルーファスに縋りつく。すると、ルーファスはリスティーナの手を握り、指を絡めとった。
「リスティーナ…!もっと、俺に縋りついて…!」
「あっ、あんっ!ルー、ファス様あ…!」
「ああ…!可愛い…!そんなに泣いて、蕩けるような顔をして…!君のこんな可愛い姿…、他の誰にも見せたくない…。俺だけの物だ…。」
恍惚とした表情でそう呟くルーファス。
その目の奥には、独占欲と執着の色が混ざり合い、真っ直ぐにリスティーナを射抜いていた。
その視線にリスティーナはぞくり、とした。恐怖からではない。
彼に求められるのが嬉しくて…、歓喜によるものだ。
「う、嬉しっ…い…。ルーっ、ファス、様っ…。」
嬉しくて、幸せそうに微笑むリスティーナを見たルーファスが唐突にリスティーナの唇を奪った。
舌を吸われて、そのまま腰の動く速度が増していく。
「クッ…、はっ…!俺も…、そろそろ限界ッ、だ…!」
ルーファスの動きが早まる中、リスティーナも目の前がパチパチと何かが全身を駆け巡っていく。
あ…、あ…、きちゃう。何かがきちゃう…!
「うっ…、あっ…!出るっ…!もうっ…!」
ルーファスが歯を食い縛り、リスティーナを抱き締め、そのまま猛然と腰を振る。
溢れ出る愛液が絡み、きゅうきゅう、と締め付ける蜜壺に絞られ、ルーファスの男根が膨れ上がった。
最奥に打ち込まれたと同時に熱い飛沫が注ぎこまれる。
甘い感覚が全身を包み込み、一瞬、頭の中が真っ白になった。
「ッあーーーーー!」
熱い精液が腹を満たしていく…。お腹の中にルーファス様のモノがドクドクと脈打っているのを感じる。
快楽の余韻にぴくぴくと身体が痙攣する。手足に力が入らず、だらん、と脱力する。
「あ、あ……、熱ッ、い……。ナカ、いっぱい……。は、あ…。」
「、ふっ、はぁ…、はあ……っ。」
お互い荒い息遣いを吐く。
ルーファスは煩わしそうに髪をグイッと掻き上げた。
その色気のある仕草にリスティーナはボー、としながらも見惚れる。
かっこいい…。ルーファス様…。
「悪い…。無理、させたな…。途中で俺も全然余裕がなくなって…、」
リスティーナの頬に手を当て、ルーファスは心配そうな表情でこちらを覗き込む。
「大丈夫か?身体、辛くないか?」
「大丈夫、ですよ…。ルーファス様…。」
「本当か?」
ルーファスの目がギラッと光った。
ルーファス様の陰茎は未だにリスティーナの中にある。
いつ抜くのだろうと思っていたが、彼は抜かずにそのままリスティーナの膝を掴んだ。
同時にムクムクと熱量が増したのをリスティーナは中で感じた。
え…?
「あ、あの…、ルーファス様?」
「良かった。君が大丈夫じゃないなら、これで我慢しようかと思っていたが…。俺も足りないと思っていたんだ。じゃあ、もう一回しようか。」
「え、ええ!?まだ…、するんですか?」
さっきの一回だけじゃないの!?リスティーナはギョッとした。
ま、待って。もう一回なんて、身体が持たない。無理無理!
「ま、待って下さい!い、今、イッたばかりで…、っやん!」
慌てて、待ったをかけるがもうルーファスはガシッとリスティーナの細い腰を掴むと、そのまま再度、腰を動かし始めた。律動を刻まれ、それだけで子宮が甘く疼いた。
そうなってしまっては、リスティーナに抵抗する術はない。
安易に大丈夫だなんて言わなきゃ良かった。
心底、後悔するが、時既に遅し。
結局、その後、リスティーナは立て続けに二回も抱かれ、そのまま気絶するように意識を飛ばす羽目になった。
唇を離すと、ルーファスはバサッと音を立てて、ガウンを脱いでいく。
ガウンの下から逞しい肉体が現れる。リスティーナが顔を赤くしていると、ルーファスの手がリスティーナの夜着にかけられる。
スルスル、と衣擦れの音を立てて、夜着が脱がされていく。
リスティーナはハッとした。
だ、駄目…!い、今の私の身体をルーファス様に見られる訳には…!
「やっ…!ルーファス様…!ふ、服は脱がさないで…。」
「ん…。どうしてだ?そんなに恥ずかしがる必要はない。」
「だ、駄目なんです…!きょ、今日だけは…、あっ…!」
リスティーナの抵抗空しく、ルーファスは寝衣をポイッと寝台の外に放り投げてしまう。
何も隠すことができなくなったリスティーナは思わず胸と下を手で隠した。
「み、見ないで…。」
涙目でフルフルと震えるリスティーナ。ルーファスの反応が怖くて、彼の顔を見れない。
「リスティーナ…。」
ルーファスはリスティーナの肋骨の部分に手を這わせた。そのままチュッと唇を落とす。
「痩せているな…。」
ナデナデと労わる様にリスティーナの肋骨部分を撫で、ルーファスは痛ましそうに眉を寄せて、そう呟いた。
は、恥ずかしい…。こんな身体をルーファス様に見られるなんて…。
食欲が戻ってきたとはいえ、まだまだ痩せていて、体重も元に戻ってない。
あばらの骨なんかは浮き出ていて、お世辞にも綺麗な身体とはいいがたい。
こんな骨が浮き出た身体の女よりも、肉感的な体つきの女性の方がいいに決まっている。
「お願い…。こんな、身体…。見ないでください…。」
「綺麗だ…。」
ルーファスはチュッとまた、唇を落としていく。
「う、嘘…。」
「嘘じゃない。本心だ。君の身体は…、凄く綺麗だ。誰にも見せたくない。」
そう言って、ルーファスは全身にキスの雨を降らしていく。
ルーファスはチュッ、チュッと音を立てて、頬や額、鎖骨、肩にと…、唇を落としていく。
やがて、ルーファスの手がリスティーナの胸に触れる。
やわやわと包み込むように揉みしだかれる。
「あっ…、んっ…!」
自分の口から漏れた声が恥ずかしくて、思わず口を手で覆うがその手をルーファスに掴まれる。
「声を聞かせてくれ。」
「で、でも、恥ずかし…、ひゃッ!」
ルーファスの指が胸の先端に触れ、リスティーナは思わず反応してしまう。
「可愛い…。もっと、聞きたい。」
耳元に唇を寄せられ、甘く囁かれると、それだけで背筋がゾクゾクした。
「ひっ、あっ…!んッ、んぁぁ…!」
片方の胸を舌で愛撫され、もう片方の胸は指で捏ね繰り回されていく。
両方の刺激にリスティーナは声を上げて、白い喉を仰け反らせていく。
「あっ……、ん、ああっ…!」
身体の奥が疼く…。ジワッと秘部が濡れてきているのが自分でも分かる。
あ…、まだ触れられてもいないのに…。
リスティーナは思わずルーファスに縋る様にしがみついた。
執拗に胸を弄られ、身体の芯が蕩けていく。
やがて、ルーファスの指が胸から下肢へと伸びていく。
「良かった…。もう、濡れている…。」
クチュ、と音が立つほどに濡れているリスティーナの反応に嬉しそうにするルーファスを見て、リスティーナはキュン、とした。
すると、またジワリ、と愛液が溢れてきた。
「ッ…、あ…、また溢れてきた…。」
ルーファスは指で割れ目をなぞるように動かしていく。
「んんっ…!あぁッ…、」
ジンジンとお腹の奥が疼いていく感覚がする。
まだ中に入れられてもいないのに、少し刺激されただけでトロトロと蜜が溢れてくる。
「凄いな…。どんどん溢れてくる…。」
ルーファスはリスティーナの足の間に割り込むと、はあ…、と興奮したように息を吐いた。
敏感になった秘部に熱い吐息がかかり、それだけでリスティーナはビクン、と腰が跳ねた。
その直後にルーファスの舌がペロッと陰核を舐めてきた。
「ひぃうッ!?やん!る、ルーファ、ス様ッ…!そ、そこ、はっ…!あッ、ぁぁぁ!」
羞恥に思わずルーファスの頭を掴むが、既に胸の刺激でぐずぐずに蕩けた身体ではほとんど力が入らなかった。
強い快感の刺激にリスティーナは羞恥心も忘れて、喘ぐことしかできない。
舌で舐めて、吸われて…。やがて、ルーファスの指が中に挿ってきた。
「あっ…、ああッ!んッ…!」
気持ちよすぎて、ジワリ、と視界が涙で滲む。
何も考えられなくなり、リスティーナは泣きながら喘ぐことしかできない。
ルーファスの指が気持ちいい所ばかりを刺激する。その間にも溢れ出る蜜をルーファスの舌が舐めとるようにぴちゃぴちゃと音を立てて、攻め立てる。
やがて、ゾクゾクとした電流のような感覚が背筋を走り、リスティーナは頭が真っ白になる。
「あっあっ!ッ、あーーーーーっ!」
ビクッビクッと身体が一際強く跳ね上がり、リスティーナは全身から力が抜けてしまう。
は、恥ずかしい。胸と下を少し弄られただけでこんなに早く達してしまうだなんて…。
まだ腰と足がジンジンする。ハアハア、と荒い息を吐いて、ボーとした頭で天井を見つめていると、
「可愛い。そんな蕩けた目をして…、」
ルーファスはチュッとリスティーナの額にキスを落とした。
「これだけ、解れてれば、大丈夫だよな…?」
ルーファスはそう独り言を溢した。
そのままルーファスはリスティーナの膝裏を持ち上げる。
下肢の間にそそり立った熱い塊を押し当てられ、リスティーナは思わず身体が強張った。
「リスティーナ。力を抜いてくれ。」
そう言って、ズプッと音を立てて、先端がリスティーナの中を押し広げるようにして、少しずつ入ってきた。
「……あっ、ああっ!」
リスティーナは思わず喉を反らし、シーツを強く握り締めた。
ルーファスはいきなり挿入することはなく、馴染ませるようにゆっくりと少しずつ入ってくる。
「大丈夫か?リスティーナ…。痛いか?」
「だ、大、丈夫ッ、です…!」
リスティーナはフルフルと首を横に振る。
圧迫感はあるがあまり痛くなかった。さっきまでルーファスが丹念に解してくれたからだろう。
でも、やっぱり少しだけ苦しい。はふはふと浅い息をするリスティーナ。
「っ…!やっぱり、まだ…、きつい、な…!」
ルーファスは苦しそうに眉根を寄せ、そう呟いた。
こうして、身体を重ねるのは初めてではない。もう三回目にはなるが、最後に抱いたのは一月以上も前の話。リスティーナの膣内が狭いのは当然の事だった。
「リスティーナ。もう少し、力を抜けるか?」
「あ…、ど、どう、ッすれ、ば…?」
リスティーナがどうすればいいのか分からず、聞き返すと、ルーファスがチュッと唇に触れるだけのキスを落とした。
「そのまま…。俺のキスに集中してくれ…。」
そう言って、また唇を塞がれる。優しくて、甘いキス…。
そっと舌が口腔内に滑り込み、歯の裏や歯茎を舐められ、舌を吸われる。
深く、濃厚なキスを交わしていると、強張っていた身体から力が抜けていく。
ルーファスはキスを続けながらも少しずつ腰を進めていく。
やがて、下腹部の奥にルーファスの先端が当たるような感触がした。
あ…、これって、ルーファス様の…?
「はッ…、やっと…、全部、入った…。」
ルーファスは嬉しそうにそう言うと、リスティーナの頬に手を当てると、
「リスティーナ。痛くないか?」
「ふっ…、はっ…、ぁ…、い、痛くない、です。」
そう答えると、ルーファスはリスティーナの…、男根の形に膨らんだ下腹部に手を当て、優しく撫でた。
「やっと、君の中に入ることができた…。」
そして、愛おしいものを見るような眼差しでリスティーナを見つめると、
「…ありがとう。リスティーナ。俺を受け入れてくれて…。本当に夢みたいだ…。また、こうして君を抱けるなんて…。」
「ルーファス様…。私も…、嬉しいです。こうやって、ルーファス様と一つになれて…。」
ここに…、ルーファス様が入っている。それだけでこんなにも幸せな気持ちになれる。
リスティーナがルーファスを見つめると、彼は優しく微笑み返してくれる。
ルーファス様の目、優しい…。
「っ…、は…、リスティーナ…。そろそろ…、動いてもいいか…?」
耳元で甘く囁かれ、リスティーナはコクン、と頷いた。
「あっ、は、はいっ…!ン、もう…、大丈夫、ですから、う、動いて、下さいっ…!」
すると、ルーファスは腰をゆっくりと前後させていく。
その動作は緩慢で激しい動きはない。
リスティーナが馴染むようにゆっくり動いてくれている。
先端が抜ける直前まで腰を引き、押し込める。その動作をゆっくりと抜き差しされていくと、違和感と圧迫感しかなかった身体に変化が訪れた。
「は、ぁっ……!んっ…、あッ……!」
狭く、熱い膣壁にルーファスの男根が擦れて、ゾクゾクとした感覚が走る。
じぃん、と内部から滲み出るような快感が腰や太腿を伝っていく。
身体が…、熱い。まるで火を点けられたみたい…!
「ぁッ!ああっ!ッ、あんっ!あぁ…!」
「はっ…、リス、ティーナ…!」
気持ちいい…!身も心も蕩けてしまいそうなくらいに気持ちいい。もう何も考えられなくなってしまいそう…!気持ちよすぎて、涙が零れ、啼くことしかできない。
「ッ、あ…!君の中、すごい締め付けてくる…!堪らない…。」
最初はゆっくりだった動きが段々と激しくなった。
腰を打ち付けられるたびにじゅぷじゅぷ、という湿った水音とパンパン、と肌と肌を打ちつけ合う音がする。
その合間にもルーファスはリスティーナの胸元や太腿に唇を這わせ、チュウ、と吸い上げて、紅い鬱血痕を残していく。
「ひうっ!あ、あぁぁぁ!」
「っぐ…!は、あっ…!」
ルーファスは余裕がなさそうな表情でリスティーナを揺さぶる。
ポタリ、ポタリ、とリスティーナの胸元や顔にルーファスの汗が落ちてくる。
それすらも刺激となって、敏感に反応してしまう。
リスティーナは頭の中がぐちゃぐちゃになりそうな程の快感に翻弄される。
「あっ!あっ!…あんっ!」
「可愛い…。凄く可愛い…。リスティーナ…。」
「あああっ!ルー、ファス、様!ルーファ、ス様…!」
「リスティーナ、リスティーナっ!」
ルーファスは何度もリスティーナの名を呼び、最奥を突いた。
ルーファスの欲を孕んだ眼差しにリスティーナは腹の奥がズクン、と疼いた。
ルーファス様が私だけを見ている。それだけでこんなにも幸せな気持ちになる。
「る、ルーファス、様あ!好き…!ルー、ファス様、すきぃ…!」
「ッ!リスティーナ…!ああ…!俺も…!俺も君が好きだ…!誰よりも君を愛している…!君の為だったら、俺はっ…!」
「ひんっ!あ、ああっ!んあっ…!」
その先の言葉は耳に入らなかった。
ゾクゾクと快感が背筋を駆け巡り、意識が飛びそうになる。
思わずルーファスに縋りつく。すると、ルーファスはリスティーナの手を握り、指を絡めとった。
「リスティーナ…!もっと、俺に縋りついて…!」
「あっ、あんっ!ルー、ファス様あ…!」
「ああ…!可愛い…!そんなに泣いて、蕩けるような顔をして…!君のこんな可愛い姿…、他の誰にも見せたくない…。俺だけの物だ…。」
恍惚とした表情でそう呟くルーファス。
その目の奥には、独占欲と執着の色が混ざり合い、真っ直ぐにリスティーナを射抜いていた。
その視線にリスティーナはぞくり、とした。恐怖からではない。
彼に求められるのが嬉しくて…、歓喜によるものだ。
「う、嬉しっ…い…。ルーっ、ファス、様っ…。」
嬉しくて、幸せそうに微笑むリスティーナを見たルーファスが唐突にリスティーナの唇を奪った。
舌を吸われて、そのまま腰の動く速度が増していく。
「クッ…、はっ…!俺も…、そろそろ限界ッ、だ…!」
ルーファスの動きが早まる中、リスティーナも目の前がパチパチと何かが全身を駆け巡っていく。
あ…、あ…、きちゃう。何かがきちゃう…!
「うっ…、あっ…!出るっ…!もうっ…!」
ルーファスが歯を食い縛り、リスティーナを抱き締め、そのまま猛然と腰を振る。
溢れ出る愛液が絡み、きゅうきゅう、と締め付ける蜜壺に絞られ、ルーファスの男根が膨れ上がった。
最奥に打ち込まれたと同時に熱い飛沫が注ぎこまれる。
甘い感覚が全身を包み込み、一瞬、頭の中が真っ白になった。
「ッあーーーーー!」
熱い精液が腹を満たしていく…。お腹の中にルーファス様のモノがドクドクと脈打っているのを感じる。
快楽の余韻にぴくぴくと身体が痙攣する。手足に力が入らず、だらん、と脱力する。
「あ、あ……、熱ッ、い……。ナカ、いっぱい……。は、あ…。」
「、ふっ、はぁ…、はあ……っ。」
お互い荒い息遣いを吐く。
ルーファスは煩わしそうに髪をグイッと掻き上げた。
その色気のある仕草にリスティーナはボー、としながらも見惚れる。
かっこいい…。ルーファス様…。
「悪い…。無理、させたな…。途中で俺も全然余裕がなくなって…、」
リスティーナの頬に手を当て、ルーファスは心配そうな表情でこちらを覗き込む。
「大丈夫か?身体、辛くないか?」
「大丈夫、ですよ…。ルーファス様…。」
「本当か?」
ルーファスの目がギラッと光った。
ルーファス様の陰茎は未だにリスティーナの中にある。
いつ抜くのだろうと思っていたが、彼は抜かずにそのままリスティーナの膝を掴んだ。
同時にムクムクと熱量が増したのをリスティーナは中で感じた。
え…?
「あ、あの…、ルーファス様?」
「良かった。君が大丈夫じゃないなら、これで我慢しようかと思っていたが…。俺も足りないと思っていたんだ。じゃあ、もう一回しようか。」
「え、ええ!?まだ…、するんですか?」
さっきの一回だけじゃないの!?リスティーナはギョッとした。
ま、待って。もう一回なんて、身体が持たない。無理無理!
「ま、待って下さい!い、今、イッたばかりで…、っやん!」
慌てて、待ったをかけるがもうルーファスはガシッとリスティーナの細い腰を掴むと、そのまま再度、腰を動かし始めた。律動を刻まれ、それだけで子宮が甘く疼いた。
そうなってしまっては、リスティーナに抵抗する術はない。
安易に大丈夫だなんて言わなきゃ良かった。
心底、後悔するが、時既に遅し。
結局、その後、リスティーナは立て続けに二回も抱かれ、そのまま気絶するように意識を飛ばす羽目になった。
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