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ステータスと女神
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「おいっ! 大丈夫か? 大分、呆けた顔してるぞ!」
俺が中島への思いにふけっていると、心配したオリビアが声を掛けてくれた。
焦点を取り戻し、頷いた俺を見たオリビアはホッとしてさらに続ける。
「そうか。まあ、無事なら良いがな。
あと、そのプレートの画面はまだ情報を全部開示しきれてないぞ。
文字が現れている辺りを指で上へスライドしてみろ。次の情報が出てくるはずだ」
俺は、言われるがままに行動に移す。
するとオリビアの言う通り、次の文字が羅列された。
――――――――――――――――――
【習得魔法】
・N ファイアーボール Lv7
・SSR 金のリンゴ×2 Lv―n
・SSR サイドセブン Lv―n
【獲得した称号】
★"異世界最短出戻り時間者"の称号を達成。以下のスキルを習得しました。
・《愚者の大親分》 Lv10
・《あんたバカぁ?》 Lv10
・《あれだけじゃなくて、こっちも早いのね》 Lv3
・《ストーリーブレーカー》 Lv15
・《外道邪道お茶でもどう?》 Lv14
★"異常なまでの性欲"の称号を達成。以下のスキルを習得しました。
・《誰にも言えない性癖》 Lv12
・《自分では違うと思ってるけどマジ変態》 Lv89
・《弱い者虐めが大好物》 Lv4
――――――――――――――――――
「ああ、あったあったこんな設定。
こんなのまだ生きていたんだねえ。
しかも、何気にLvが上がってるんだけど、一体何のことだか全然わからん。
というか、むしろこれは悪口を言われてるだけじゃねえのか?!」
誰に文句を言ってるわけでなく不満を口にする俺。
そしてさらにスライドさせて、流れた文字の最後を読んだ。
――――――――――――――――――
※備考
・妻である女神アクエリアスを愛してる
――――――――――――――――――
俺は一瞬、ドキッ!!!と心臓が止まりかけるほど驚く。
だが、少し間をおいて一呼吸すると平静を取り戻せた。
「どうした? 何が書いてあったんだ?」
様子を見ていたオリビアが聞くのに対して俺は、こう答えた。
「いや、最後に当たり前のことが書いてあっただけさ」
俺達の前を行く女神は呑気に何も知らず、拾った木の枝を振りながらご機嫌でお散歩モードだ。
俺が中島への思いにふけっていると、心配したオリビアが声を掛けてくれた。
焦点を取り戻し、頷いた俺を見たオリビアはホッとしてさらに続ける。
「そうか。まあ、無事なら良いがな。
あと、そのプレートの画面はまだ情報を全部開示しきれてないぞ。
文字が現れている辺りを指で上へスライドしてみろ。次の情報が出てくるはずだ」
俺は、言われるがままに行動に移す。
するとオリビアの言う通り、次の文字が羅列された。
――――――――――――――――――
【習得魔法】
・N ファイアーボール Lv7
・SSR 金のリンゴ×2 Lv―n
・SSR サイドセブン Lv―n
【獲得した称号】
★"異世界最短出戻り時間者"の称号を達成。以下のスキルを習得しました。
・《愚者の大親分》 Lv10
・《あんたバカぁ?》 Lv10
・《あれだけじゃなくて、こっちも早いのね》 Lv3
・《ストーリーブレーカー》 Lv15
・《外道邪道お茶でもどう?》 Lv14
★"異常なまでの性欲"の称号を達成。以下のスキルを習得しました。
・《誰にも言えない性癖》 Lv12
・《自分では違うと思ってるけどマジ変態》 Lv89
・《弱い者虐めが大好物》 Lv4
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「ああ、あったあったこんな設定。
こんなのまだ生きていたんだねえ。
しかも、何気にLvが上がってるんだけど、一体何のことだか全然わからん。
というか、むしろこれは悪口を言われてるだけじゃねえのか?!」
誰に文句を言ってるわけでなく不満を口にする俺。
そしてさらにスライドさせて、流れた文字の最後を読んだ。
――――――――――――――――――
※備考
・妻である女神アクエリアスを愛してる
――――――――――――――――――
俺は一瞬、ドキッ!!!と心臓が止まりかけるほど驚く。
だが、少し間をおいて一呼吸すると平静を取り戻せた。
「どうした? 何が書いてあったんだ?」
様子を見ていたオリビアが聞くのに対して俺は、こう答えた。
「いや、最後に当たり前のことが書いてあっただけさ」
俺達の前を行く女神は呑気に何も知らず、拾った木の枝を振りながらご機嫌でお散歩モードだ。
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