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インビジブル・アルティメット・アーマー
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悪魔(女神)の常軌を逸した動揺に気付いた俺は、思わず聞いた。
「何だ?! どうしたんだ? このガチャのコマから出てきたのはいったい何なんだ?」
と言った、その時。
ゴ・ゴ・ゴ・ゴゴゴゴウウゥオゥアァ――――――!!!!!!
轟音が鳴り響いた。
見ると今までオリビアのいた場所に、とてつもない熱量の炎が立ち上がっていた。
それも、ただの炎ではない。
今まで見たこともない黒い色をした禍々しくも美しい炎。
オリビアの体はその黒い炎に巻かれて、もう姿は見ることは出来ない。
「こ、この黒い炎は、……。
間違いない。やっぱり、これがそうなのね。
まさか、本当に実在するなんて、他のどの神が信じてくれるかしら。
二千年以上前に、失われたとされる神々の秘宝。
『インビジブル・アルティメット・アーマー』
別名、《黒炎の鎧武魔神》」
目を見張り、そう口上をたれる悪魔(女神)は真剣そのもので、何か奇跡的な事が起きているのは俺にも分かった。
すると、天まで上り詰める黒い炎がオリビアのいた付近を中心に渦を巻き始める。
「顕現しますよ」
悪魔(女神)がそう告げると、でかい竜巻のような風圧と辺り一面を白くした眩しい光が凶暴に俺を襲った。
体が倒れないように足を踏ん張り、目をつぶり、なお手で遮ったほんの数秒間。
だが、次の瞬間。
突然に全てが消えた。暴風も強光も得体の知れない圧力感さえも。
元に戻った静寂な空間で俺は、恐る恐る目を開いた。
「何だ?! どうしたんだ? このガチャのコマから出てきたのはいったい何なんだ?」
と言った、その時。
ゴ・ゴ・ゴ・ゴゴゴゴウウゥオゥアァ――――――!!!!!!
轟音が鳴り響いた。
見ると今までオリビアのいた場所に、とてつもない熱量の炎が立ち上がっていた。
それも、ただの炎ではない。
今まで見たこともない黒い色をした禍々しくも美しい炎。
オリビアの体はその黒い炎に巻かれて、もう姿は見ることは出来ない。
「こ、この黒い炎は、……。
間違いない。やっぱり、これがそうなのね。
まさか、本当に実在するなんて、他のどの神が信じてくれるかしら。
二千年以上前に、失われたとされる神々の秘宝。
『インビジブル・アルティメット・アーマー』
別名、《黒炎の鎧武魔神》」
目を見張り、そう口上をたれる悪魔(女神)は真剣そのもので、何か奇跡的な事が起きているのは俺にも分かった。
すると、天まで上り詰める黒い炎がオリビアのいた付近を中心に渦を巻き始める。
「顕現しますよ」
悪魔(女神)がそう告げると、でかい竜巻のような風圧と辺り一面を白くした眩しい光が凶暴に俺を襲った。
体が倒れないように足を踏ん張り、目をつぶり、なお手で遮ったほんの数秒間。
だが、次の瞬間。
突然に全てが消えた。暴風も強光も得体の知れない圧力感さえも。
元に戻った静寂な空間で俺は、恐る恐る目を開いた。
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