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たまには1人で

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意識を飛ばしたあの日から1ヶ月程経った。
あれからもほぼ毎日ジルとどっちかの家でエッチ三昧。

今までの枯れた生活が嘘みたいに潤いまくっている。
「・・・って言うより、童貞卒業したばっかの中学生みたいだなぁ」
自虐めいた独り言が部屋に響く。

ジルは今日から2日程家に来ない。
人間界の実家?に行かなければ行けないらしい。


「・・・来ないって思うとなんか寂しいかも。」
いやいや!!
何考えてんの!
大体今日は私も仕事でしょ!
頭をフルフルと振って、ミシンの前に座る。




-りり、ここは?
ーりりのトロトロの蜜がいっぱい出てきたから舐めようね
ー気持ちいいね、りり
ーはぁ、・・・一緒にイこっか、りり。



「はっ!ああーっ!縫いすぎた!」
慌てて糸を抜いて修正する。
仕事中は無心になれるかと思っていたのに、頭の中はジルとのエッチばっかりが浮かんでくる。

ジルの汗ばんだ白い身体がほんのり紅くなっていたり
艶めいた息遣い。
すべてを見透かしたような瞳に、色んな所を舐められる赤い舌。
少し余裕のないような困った眉にパタパタと落ちてくる汗。

考えただけでトロッとした液体が秘部から出てくるのがわかる。
「~~~っ、ダメだわ。男子じゃないけど、いっかい抜こう!」
果たして女子として抜くって言葉は正しいのかわかんないけど。


私はベランダに続く窓や玄関の鍵をキチンと締める。
ジルが淫魔除けの呪文を唱えているらしく、一人で致す時やジルが不在の時はキチンと戸締りするようにと言われたからだ。


台所で手を洗い、ベッドまで行くとベッド脇の棚からディルド君とローターを出す。
「バイブじゃなくて、今日はディルドにしよう。」
よくよく考えてみると、ディルドは全然使う事がないまましまっていた。
履いていた短パンと下着を脱いで、ベッドに寝転がりスマホでエッチな動画を探す。
「今日は何にしよう・・・潮吹きとか。」
慣れた手つきですいすいとスマホを操作して目当てのカテゴリから適当な動画を漁る。

『んぁっ、やぁぁあああっ、でちゃっ、でちゃうぅううっ!!』
-ビシャビシャ
ーパンッパンッ
ーグチュグチュグチュグチュッ
『イッちゃうっ!!あぁっあぁああ!!』

スマホの中の女優が気持ち良さそうな声をあげてとろんと蕩けた顔で画面にかけるように潮を吹く
ビクビクと身体を痙攣させたりグッと反ったり。
「はぁ・・・気持ち良さそう。私も、気持ちよくなりたい・・・」
そう言いながらディルドを秘部に当てて擦るように上下する。
ローションを使おうかと思ったけど、私の蜜が思った以上に出ていて、もうかなりドロドロとしているからそれを擦るようにしてディルドに絡めた。
「はぁ・・・んっ・・・ぁ」
小さく漏れる声に少し羞恥心がある。
ジルとする時は無意識にいっぱい声が出ると言うのに。

ーりり、声を出してごらん。もっと気持ち良くなるよ

そう言うジルの声が頭に響いて、私はもう少しだけ声を出すことにした。


「んっ、あっ・・きもちっ・・・ひぅっ」
軽く上下に擦り上げてるだけなのに気持ち良くて足が動く。
特に蕾をぐりぐりと圧迫するともう気持ち良くて止まらない。
『あっ、あんっ!んんんっ』
「はぁ・・・あっ、んぁっ。はっ」

動画の中の女優さんの声と自分の声が重なって、私までエッチしてるみたいな気持ちになる。
「ん、そろそろ。入れちゃお・・・かな。」
ググッと両手でディルドを膣内に挿入する。
「んっ、ぁ・・・」
少し大きめのそれは若干入り口で抵抗があったけれど、奥までちゃんと挿れることが出来た。

「はぁ・・・気持ちいけど・・・やっぱジルのがいいな・・・」
無意識にジルのモノを思い出しでディルドを持った手を上下に動かす。
くちゅ・・くちゅっと水音が鳴って、耳を刺激する。
「・・・やっぱちょっと滑り悪いかも。ローション」
置いてあったローションに手を伸ばし蓋を開けて秘部にかける。
片手でディルドを動かすと先程よりぬるぬると動くようになり、気持ち良くなってきた。
「ぁ・・・はぁ。んっ・・・気持ちくなってきた・・・んっ」
着ていた上の服も脱いで、胸にもローションをかける
「おっぱいは、自分で触ってもいまいちだからローターで・・・んぁっ!んっんっ」
先端が震えて、気持ちが良い。
秘部はディルドを動かして、胸はローターで擦る。
「ぁんっ・・・んあっ・・はっ、きもちっ、んんっ」
グチュグチュと水音が響き、果てそうになりながらも手が止まらない。
膣内を探りながら擦り上げると、いつもジルが圧迫すると気持ち良くなる場所を見つけてそこを自分でも圧迫しながら擦る。
『あんっ、あっあっ、だめだめ出ちゃうぅううう!!』
女優さんの声を聞きながら私の手も早く動かす。
「あ、っん・・・これ。・・・私もっ・・・潮吹いちゃっ・・・ひゃんっ」
潮を吹きそうになって慌てて抜いたら、ぷしゅっと透明の液体が出てきた。
「ディルドで・・・潮吹いちゃった。」
それがまた興奮材料になり、私は自分を慰める事に集中する。

「あっ、んぁっ・・・またっ、きちゃっ!!」
騎乗位になるようにディルドに跨りグチュグチュと音を立てながら腰を振る。
「ひゃっ!!ぁっ、んんっイっ!!・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
ジャッとまた潮を吹きながらビクビクと身体を痙攣させる。
もう動画はとっくに終わっていて、静かな部屋に私の愛液の音と喘ぐ声だけが響く。
一通りイキ散らかして一気に冷静になった。
いつの間にかベッドの下に落ちていたスマホで時間を確認する。




「あーーー・・・・やばい。もう14時だ。」
確か始めた時は12時前・・・
シーツが愛液と潮でびしょびしょで、夜寝られたもんでは無いけれど、幸いジルとエッチするようになってからはシーツの下に防水シートを引くようになったので夜寝るのは大丈夫そう。
「はぁー。シーツシミになる前に洗っておこ。」

シーツを洗濯機に入れて回してる間にシャワーを浴びる。
私の体液の匂いがこもってるので、シーツを干す時に少し換気をして、外の空気をいっぱい吸う。


「ジル・・・早く帰ってきてほしいな。」
ディルドじゃなくて、ジルのが欲しいよ・・・
言葉には出さないけど、ふと浮かんだのはその言葉で慌てて首を振る。

「何考えてんだかっ!!さ、仕事仕事っ!」

私は換気した窓を閉めて部屋に入った。




その姿を見ていた人が居るとは知らずに。
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