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3学期
王子と救世主のたわごと
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その日の授業は全て晴れやかな気分で、スムーズに進める気がした。
魔女に会う緊張なんのその。
当たって砕けろだ。
失敗しても、君が僕を嫌う事はないし。
きっと、逆に『大丈夫です。』って励ましてくれるはずだ。
しかし、相変わらずシカト作戦は実行中なので、視線を合わせる事は避けた。
その分も含めて、今朝、じっくり見つめたんだ。
彼女の教室ではそこにいる、感覚だけを肌で感じて黒板に向かう時だけ、顔を緩めた。
かと言って…彼女が気にならない訳もなく、牧田からのレポートを待つのだが。
昼食後の昼休み、旧理科準備室で牧田のレポートの電話を聞いた。
「ため息が多くなってんよ。
それも、色っぽい感じの…。
武ちゃんに見せてあげたいくらいよん。
撮影NGだから無理だけど。」
「そうだった…撮影NG…。」
くそっ!超見たい!
「銀子ちゃんの見立てでは効果バツグンって感じよん。
もしかして…バレンタインの夜に結ばれるとか?きゃ~~!」
「こらこら!ンなの無いから!
バレンタインは取られてんだよ!
金井先生に!」
そうなんだ…そこだけは絶対に覆らない。
残念だけど…。
焦る事はない。
彼女の時間はゆっくりだ。
こうやってゆっくりと近づいて行けばいいんだ。
バレンタインは来年も再来年もある。
クリスマスだって誕生日だって。
「真朝はともかく、武ちゃんにそこまで我慢できるかが問題よん。
ちゃんと溜まったら抜いた方が身体の為よん。」
「だからー!一応お前は女の子!」
「一応って、何さ!失礼しゃうのよ!」
「下ネタは久瀬だけで充分満杯なんだよ。」
「じゃーさ。結婚の想像とかは?
真朝はしてるかもね~。
子供何人とか…どんな家に住んでとか…。」
こ…子作り!?
「先に進み過ぎだろ!それは!」
「ノンノン!ダメ男ね~~全く。
女の子の夢でしょー!小学生でも想像するよ!
女の子なら絶対1度や2度は考えますぅ!」
あ…確かに…。
田宮と…結婚…子供…家族…。
「ぶほっ!」
アドレナリン大爆発だよ!
身体が熱くなっちまった!
想像したら…もう…田宮の主婦姿が可愛い!
「…電話中にシコったりはしないでちょ!」
「こらー!もう切るからな!」
プチッ。
電話を切って、ため息をついた。
「はあ!可愛すぎるって!たまらんん!」
今朝の白衣姿の事もあって、想像の映像が鮮明だった。
牧田じゃないが、収まるまで旧理科準備室を出られないほど身体は反応していた。
マジで溜まってる…。
自分で自分に引き気味になった。
さて…午後の授業を終えれば、後は魔女対策の準備だ。
そういえば…この格好で行けばいいのかな?
まぁ黒づくめだから場違いにはならないと思うが…。
でもクラブにこの格好ってどうしても、夜の仕事してます感出るよな~。
ホストか…しかも人気のないホストか?
格好まで考えてなかった…。
僕は急いで金井先生のいるカウンセリングルームを目指した。
魔女に会う緊張なんのその。
当たって砕けろだ。
失敗しても、君が僕を嫌う事はないし。
きっと、逆に『大丈夫です。』って励ましてくれるはずだ。
しかし、相変わらずシカト作戦は実行中なので、視線を合わせる事は避けた。
その分も含めて、今朝、じっくり見つめたんだ。
彼女の教室ではそこにいる、感覚だけを肌で感じて黒板に向かう時だけ、顔を緩めた。
かと言って…彼女が気にならない訳もなく、牧田からのレポートを待つのだが。
昼食後の昼休み、旧理科準備室で牧田のレポートの電話を聞いた。
「ため息が多くなってんよ。
それも、色っぽい感じの…。
武ちゃんに見せてあげたいくらいよん。
撮影NGだから無理だけど。」
「そうだった…撮影NG…。」
くそっ!超見たい!
「銀子ちゃんの見立てでは効果バツグンって感じよん。
もしかして…バレンタインの夜に結ばれるとか?きゃ~~!」
「こらこら!ンなの無いから!
バレンタインは取られてんだよ!
金井先生に!」
そうなんだ…そこだけは絶対に覆らない。
残念だけど…。
焦る事はない。
彼女の時間はゆっくりだ。
こうやってゆっくりと近づいて行けばいいんだ。
バレンタインは来年も再来年もある。
クリスマスだって誕生日だって。
「真朝はともかく、武ちゃんにそこまで我慢できるかが問題よん。
ちゃんと溜まったら抜いた方が身体の為よん。」
「だからー!一応お前は女の子!」
「一応って、何さ!失礼しゃうのよ!」
「下ネタは久瀬だけで充分満杯なんだよ。」
「じゃーさ。結婚の想像とかは?
真朝はしてるかもね~。
子供何人とか…どんな家に住んでとか…。」
こ…子作り!?
「先に進み過ぎだろ!それは!」
「ノンノン!ダメ男ね~~全く。
女の子の夢でしょー!小学生でも想像するよ!
女の子なら絶対1度や2度は考えますぅ!」
あ…確かに…。
田宮と…結婚…子供…家族…。
「ぶほっ!」
アドレナリン大爆発だよ!
身体が熱くなっちまった!
想像したら…もう…田宮の主婦姿が可愛い!
「…電話中にシコったりはしないでちょ!」
「こらー!もう切るからな!」
プチッ。
電話を切って、ため息をついた。
「はあ!可愛すぎるって!たまらんん!」
今朝の白衣姿の事もあって、想像の映像が鮮明だった。
牧田じゃないが、収まるまで旧理科準備室を出られないほど身体は反応していた。
マジで溜まってる…。
自分で自分に引き気味になった。
さて…午後の授業を終えれば、後は魔女対策の準備だ。
そういえば…この格好で行けばいいのかな?
まぁ黒づくめだから場違いにはならないと思うが…。
でもクラブにこの格好ってどうしても、夜の仕事してます感出るよな~。
ホストか…しかも人気のないホストか?
格好まで考えてなかった…。
僕は急いで金井先生のいるカウンセリングルームを目指した。
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