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SS8
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「いよいよ蛇足でしかなかったSSでの私たちの痴情も残すところあと僅かといったところね」
蛇足と言われるのも癪ではあるんだが、あんまり否定もできないかもなぁ。
ここでしか言えないことと言えば、夜の黒宮はだいぶ印象が違くて、新鮮だったってことかなぁ。
「な、ななな何を言っているのかしら……?」
あれだけ普段はかっ飛ばしているくせに、いざ本番になると意外と……
「それ以上は禁句よ。その口をキスで塞いでやろうかしら」
そしたらまたあのときの黒宮が見られるってことか。
それはそれでありだな。
「くっ! たった一夜でこうも大勢が変わるものなの? 男子三日会わざれば……ということ?」
三日も経ってないけどな。
童貞卒業で男は余裕ができるとか言うし。
あるいは単純に好感度メーターが振り切れて暴走状態に入ってしまっただけかもしれない。
「暴走モードというわけね。確かに少し某人気アニメの綾波○イに似ている気はしていたけれど、最後にそこに掛けてくるとは思わなかったわ」
言動は似ても似つかなかったけどな。
「……ごめんなさい。こういうときどんな顔をすればいいか分からないの」
なんだろう。
似てるには似てるけど、ちょっとコレジャナイ感があるな。
「……あなたは萎えないわ。私がイかすもの」
それだ。
「そうね。私も言っててこれだと思ったわ」
まぁ、昨日はそんな余裕はなさそうだったけどな。
俺がはしゃぎすぎちゃったからな。ごめん。
「良いのよ。私にもそういう一面があるって知れて、新鮮だったし。それに……」
それに……?
「ぐちゃぐちゃになるほど求められるというのも、案外悪い気分じゃなかったわ」
そうか。次は無理しないようにしような?
「……何を言っているの? 今日こそは白里くんがヒィヒィ言う番でしょう?」
え……? 今日……?
あれ? 黒宮さん……?
どうして薄ら寒い笑みを浮かべているの?
「それはね、これから楽しいことが起こるからよ」
黒宮さん、どうしてそんなに息が上がっているの?
「それはね、興奮に胸が抑えきれないからよ」
黒宮さん……? どうして今このタイミングでショーツを下ろしたの?
「それはね、あなたを食べるためよ!!」
蛇足と言われるのも癪ではあるんだが、あんまり否定もできないかもなぁ。
ここでしか言えないことと言えば、夜の黒宮はだいぶ印象が違くて、新鮮だったってことかなぁ。
「な、ななな何を言っているのかしら……?」
あれだけ普段はかっ飛ばしているくせに、いざ本番になると意外と……
「それ以上は禁句よ。その口をキスで塞いでやろうかしら」
そしたらまたあのときの黒宮が見られるってことか。
それはそれでありだな。
「くっ! たった一夜でこうも大勢が変わるものなの? 男子三日会わざれば……ということ?」
三日も経ってないけどな。
童貞卒業で男は余裕ができるとか言うし。
あるいは単純に好感度メーターが振り切れて暴走状態に入ってしまっただけかもしれない。
「暴走モードというわけね。確かに少し某人気アニメの綾波○イに似ている気はしていたけれど、最後にそこに掛けてくるとは思わなかったわ」
言動は似ても似つかなかったけどな。
「……ごめんなさい。こういうときどんな顔をすればいいか分からないの」
なんだろう。
似てるには似てるけど、ちょっとコレジャナイ感があるな。
「……あなたは萎えないわ。私がイかすもの」
それだ。
「そうね。私も言っててこれだと思ったわ」
まぁ、昨日はそんな余裕はなさそうだったけどな。
俺がはしゃぎすぎちゃったからな。ごめん。
「良いのよ。私にもそういう一面があるって知れて、新鮮だったし。それに……」
それに……?
「ぐちゃぐちゃになるほど求められるというのも、案外悪い気分じゃなかったわ」
そうか。次は無理しないようにしような?
「……何を言っているの? 今日こそは白里くんがヒィヒィ言う番でしょう?」
え……? 今日……?
あれ? 黒宮さん……?
どうして薄ら寒い笑みを浮かべているの?
「それはね、これから楽しいことが起こるからよ」
黒宮さん、どうしてそんなに息が上がっているの?
「それはね、興奮に胸が抑えきれないからよ」
黒宮さん……? どうして今このタイミングでショーツを下ろしたの?
「それはね、あなたを食べるためよ!!」
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