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やっぱりワタシは
第十一話 やっぱりワタシは2
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「おはようございます。僕より早く席についてるなんて、とても珍しいじゃないですか。今日は大雨でも降りますかね」
「おはよー。朝から一言多いぞ」
さっき女の人と話してたくせに、平然としてやがる。気になるけど、そういうことは訊くのはいけない。ワタシの中の正義って言うと仰々しいけど、そういう部分がやめとけって言う。踏み込みすぎて、いらないことを知って傷つくのは自分なのだから。
「駿河、喜志芸祭なんだけど、一日目に行く方向で問題ないよな?」
「ええ。僕は一日目に行きたいです」
「そういや前も即答で一日目って言ってたけど、駿河も日曜日だとバイト休めないとかか?」
「いえ……。実は、一日目の夕方、総合体育館でやるライブが見たいんです」
「ライブ?」
「ずっと好きだったロックバンドが来るんです」
「へぇー!」
「ライブ」に「ロックバンド」なんていう単語が駿河の口から出るなんて意外だ。そういや、前に家に入った時、机の上にウォークマン置いてて、「へぇ、音楽聴くんだなぁ」なんて思った気もする。
「学生証見せたら無料で参加できるって聞いて、こんなチャンスは滅多にないと思いまして」
「そうだったのか」
スマホで喜志芸祭実行委員会がやっているSNSアカウントを開く。日が近づいていることもあり、更新が多くて探すのに苦労したがゲストライブに関するツイートを確認する。一日目総合体育館でライブやるバンドはっと……。
「この『黄色いフリージア』ってバンドか?」
「そうです」
「ワタシはあんま音楽聞かないから知らないなぁ……」
ツイートには紹介用の写真が貼られている。二十代くらいの若い男性三人が海をバックにして立っている。たぶんあえて逆光で撮ってるんだろうけど、顔はしっかりとは見えない。
「テレビにもあまり出演してなくて、ドラマやCMのタイアップソングもまだないバンドなので、たぶん一般的には知らない人の方が多いと思います」
「そんなバンドをどこで知ったんだよ」
「ラジオですね。高校の部活の時にいつもBGMとしてラジオをかけてくれる部員がいて。そこでたまたま彼らの曲がかかったんです。不思議なメロディーとボーカルの声がすごく合うんです。歌詞も自分の心に響いたというか」
「どの曲?」
「『竜巻センセーション』です」
調べたらすぐに出て来た。動画サイトには公式PVがあるようだが、教室で流すわけにもいかない。その下に一番の歌詞が表示されていた。
うまくいかないと ふて寝したって 世界に変化は起きてなくて
「いつか」「今度」「またね」だなんて 先延ばして時間はすり減って
昇る太陽をうらやんで 夜空で輝く星を眺めるだけ それでいいのか
ずっと ずっと 描いていた 思いを カタチに
時は満ちた 動き出すんだ まだ見ぬ世界へ
つまずいても へこんでも 七転び八起き
強気な態度で カウンター決めてこうぜ
あれは違うとか それは違うとか 悩んで泣くより
竜巻のように なにもかも巻き込んで 起こせよセンセーション
「僕はこの曲を聴いて、半ばあきらめていた喜志芸受験をちゃんと両親に話す勇気をもらったんです」
基本的に温和な駿河がどういう顔で、どういう声色で家族に決意を伝えたのだろう。そんな決断を後押ししたのがこの曲であり、それを生み出したバンドを見たいと言う駿河の目は輝いている。心からライブを見たいという気持ちが伝わってくる。
「なぁ、駿河。ワタシもそのライブ行ってもいいか? 全力で楽しむために、ちゃんとライブまでに楽曲聴いていく」
「もちろんです。一人は心細かったので、むしろそう言っていただけて嬉しいです」
メガネを上げる駿河。
「楽しみだな喜志芸祭」
しずくは他の友達と遊ぶ気にもなれず、一人で過ごす時間が増えた。お昼休みも一人外へ出て、適当な場所で食事を済ます。今日も昼ご飯を食べ終わり、そのままベンチに座っていると、肇が隣に座る。長かった髪は短く切りそろえられて、メガネを外し、コンタクトをつけている。随分と垢抜けて、別人のようだった。
「私がいなくても、もう藤枝は一人じゃないじゃん」
「たくさんの人に話しかけてもらうのは嬉しいけど、でも、僕は君と話したい。君と話していたい」
「私でいいの?」
「君とじゃなきゃ、意味がないんだよ」
そう言うと肇は笑った。どんなに髪形を変えようが、メガネからコンタクトに変えようが、彼の笑顔は出会ったあの日と何も変わらない。穏やかで、優しい笑顔だった。しずくも微笑む。目に溜まった涙が一筋頬を伝った。
一応ハッピーエンドに仕上げた。わざわざ悲しい方向に持って行くのもおかしいと思ったから。この二人は恋ではなく、友情を取ったように書いた。
結局、関係を変えるというのは難しいよな。何かトリガーになるような出来事がなければ。
「完成したけど、駿河に見せるか悩むなぁ」
頭を掻きむしる。
ワタシも駿河も、小説などの作品提出必須の授業は取っているものの、互いにどうしても他に受けたい授業があって、その兼ね合いで、違う曜日、違う先生が担当する授業を取っている。作品が完成したら、誤字脱字のチェックも兼ねて、読んでもらっている。でも、今回のはなんだか読んでもらうの恥ずかしいな……。今までこんな爽やかなの書いたこと、あんまなかったし。駿河はどういう感想を持つだろうと思うと、胸が苦しくなる。
そういや、駿河、夏休みもあったのに「これ、提出予定の作品ですが」って声かけてこないな……。どうしたんだろ。
「おはよー。朝から一言多いぞ」
さっき女の人と話してたくせに、平然としてやがる。気になるけど、そういうことは訊くのはいけない。ワタシの中の正義って言うと仰々しいけど、そういう部分がやめとけって言う。踏み込みすぎて、いらないことを知って傷つくのは自分なのだから。
「駿河、喜志芸祭なんだけど、一日目に行く方向で問題ないよな?」
「ええ。僕は一日目に行きたいです」
「そういや前も即答で一日目って言ってたけど、駿河も日曜日だとバイト休めないとかか?」
「いえ……。実は、一日目の夕方、総合体育館でやるライブが見たいんです」
「ライブ?」
「ずっと好きだったロックバンドが来るんです」
「へぇー!」
「ライブ」に「ロックバンド」なんていう単語が駿河の口から出るなんて意外だ。そういや、前に家に入った時、机の上にウォークマン置いてて、「へぇ、音楽聴くんだなぁ」なんて思った気もする。
「学生証見せたら無料で参加できるって聞いて、こんなチャンスは滅多にないと思いまして」
「そうだったのか」
スマホで喜志芸祭実行委員会がやっているSNSアカウントを開く。日が近づいていることもあり、更新が多くて探すのに苦労したがゲストライブに関するツイートを確認する。一日目総合体育館でライブやるバンドはっと……。
「この『黄色いフリージア』ってバンドか?」
「そうです」
「ワタシはあんま音楽聞かないから知らないなぁ……」
ツイートには紹介用の写真が貼られている。二十代くらいの若い男性三人が海をバックにして立っている。たぶんあえて逆光で撮ってるんだろうけど、顔はしっかりとは見えない。
「テレビにもあまり出演してなくて、ドラマやCMのタイアップソングもまだないバンドなので、たぶん一般的には知らない人の方が多いと思います」
「そんなバンドをどこで知ったんだよ」
「ラジオですね。高校の部活の時にいつもBGMとしてラジオをかけてくれる部員がいて。そこでたまたま彼らの曲がかかったんです。不思議なメロディーとボーカルの声がすごく合うんです。歌詞も自分の心に響いたというか」
「どの曲?」
「『竜巻センセーション』です」
調べたらすぐに出て来た。動画サイトには公式PVがあるようだが、教室で流すわけにもいかない。その下に一番の歌詞が表示されていた。
うまくいかないと ふて寝したって 世界に変化は起きてなくて
「いつか」「今度」「またね」だなんて 先延ばして時間はすり減って
昇る太陽をうらやんで 夜空で輝く星を眺めるだけ それでいいのか
ずっと ずっと 描いていた 思いを カタチに
時は満ちた 動き出すんだ まだ見ぬ世界へ
つまずいても へこんでも 七転び八起き
強気な態度で カウンター決めてこうぜ
あれは違うとか それは違うとか 悩んで泣くより
竜巻のように なにもかも巻き込んで 起こせよセンセーション
「僕はこの曲を聴いて、半ばあきらめていた喜志芸受験をちゃんと両親に話す勇気をもらったんです」
基本的に温和な駿河がどういう顔で、どういう声色で家族に決意を伝えたのだろう。そんな決断を後押ししたのがこの曲であり、それを生み出したバンドを見たいと言う駿河の目は輝いている。心からライブを見たいという気持ちが伝わってくる。
「なぁ、駿河。ワタシもそのライブ行ってもいいか? 全力で楽しむために、ちゃんとライブまでに楽曲聴いていく」
「もちろんです。一人は心細かったので、むしろそう言っていただけて嬉しいです」
メガネを上げる駿河。
「楽しみだな喜志芸祭」
しずくは他の友達と遊ぶ気にもなれず、一人で過ごす時間が増えた。お昼休みも一人外へ出て、適当な場所で食事を済ます。今日も昼ご飯を食べ終わり、そのままベンチに座っていると、肇が隣に座る。長かった髪は短く切りそろえられて、メガネを外し、コンタクトをつけている。随分と垢抜けて、別人のようだった。
「私がいなくても、もう藤枝は一人じゃないじゃん」
「たくさんの人に話しかけてもらうのは嬉しいけど、でも、僕は君と話したい。君と話していたい」
「私でいいの?」
「君とじゃなきゃ、意味がないんだよ」
そう言うと肇は笑った。どんなに髪形を変えようが、メガネからコンタクトに変えようが、彼の笑顔は出会ったあの日と何も変わらない。穏やかで、優しい笑顔だった。しずくも微笑む。目に溜まった涙が一筋頬を伝った。
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