5 / 9
ハジマリの章
各々の思いは
しおりを挟む
~フィフィ視点では~
はじめまして…かしら?
私、フィフィリア・イディアですわ。
どうしてもって言うのなら、私のことを少しだけ話してあげますが…。
そう、そうですか!
ではお話しましょう。
私が生まれたのは冬が終わるころ。
乳母に育てられたため家族とはほとんど思い出がありませんの。
でも、貴族ではこれが普通ですから、私も疑問に思うこともなく過ごしておりました。
でも、一つだけ他とは違うところがあったのです。
周りの貴族の子には契約竜が出来ても私には姿を現して下さらないドラゴン達。
他の貴族には馬鹿にされましたけど、そんなのはどうでもいいのです。
8歳のお誕生日の次の日からでした。
社交界デビューを果たした次の日からだったのですよ?
私のご飯が私の部屋に運ばれてくるようになったのは。
みんなと一緒に、と言っても使用人にさえ無視されるのです。
怒りで頭がどうにかなりそうでした。
居場所がなくなった私は次第に苛立ちをぶつけられるようになりました。
怒鳴られるだけならまだいい方で、殴られたり蹴られたりすることも日常茶飯事でした。
何をするでもなく見栄を張って過ごし続けて、もうすぐで9歳の誕生日というある日です。
私はその日外出していたのですが、帰り道に人が落ちてきたのです!
凄い勢いで落ちてきたというのに特に目立った外傷もない女性を面白く思ったので、連れて帰ることにしたのですが。
起き上がった女性はなんとドラゴンで、私と契約してくれるというではないですか!
えぇ、モエのことでしてよ。
モエは意地っ張りの私にも優しくて、どろどろに溶かされてしまいそうな程幸せな日々を送っているのですわ。
私の大切な大切な唯一のヒト。
ふふっ、ドラゴンでしたわね?
細かいことは気にしないで下さいまし。
時々突拍子もないことをしますが、それを含めて、私は彼女との日々を愛しております。
未来永劫、彼女と共にあれますようと、願わずにはいられません。
モエ、大好きですよ。
~フィフィパパからみて~
はじめましてだな。
突然だが、少し私の愚痴に付き合いたまえ。
ふん、拒否権があると思うなよ?
そう、私には妻と息子と…娘がいる。
私も妻も、そして息子も。まだ幼いうちに契約竜が出来たというのに、娘だけはちっとも契約竜と出会わなくてな。
まぁ、フィフィリアはワガママだし、竜から見ても嫌な存在だったのだろうがな。
そう、あれは我々であの娘をどうやって外に出すかについて話していた時だ。
あやつの契約竜を名乗る小娘がやってきたのだ!
フィフィリアと契約するだけあって嫌な竜だったが逆らえば殺されるかもしれない。
渋々話をしてやろうとしたというのに!
あんの小娘が!
スタスタと帰っていったのだぞ!?
それで終わればまだ良かった。
何を思ったかあいつ明け方に私の部屋にきたんだ。アポなしで。
そして お話 という名の 脅迫 をしてきた。
イディア公爵家当主になってからこれ程馬鹿にされたことはなかった。
あのドラゴンが来てからフィフィリアは生意気になり、以前のように強く叱りつけることも、少々制裁を加えることもできなくなってしまったのだ。あぁ、本当にイライラする…!
~フィフィ義弟~
突然だけど、僕の家には二人の家族と一人のクズ、それから沢山の下僕共がすんでるんだ。
幼い頃に才能を見込まれて分家から養子としてやってきたんだけど、父上も母上も僕を本当の子供のように…ううん。本当の子供以上に可愛がってくれてるんだ。
それに、幼い時に契約竜もできて、イディア公爵家の宝物になれたんだ。
一人のクズはね、父上と母上の血を継いでるっていうのに、契約竜はいないし、みんなに、それこそ下僕にも無視されてるんだ。
僕より年上で本家なのに契約竜がいないのは心が汚いから。
たまにみんなで怒鳴りつけてたんだけど、まぁ当然の報いってやつだよね。
あいつ、生きてるだけで害悪だもん。
そう、それでね。あいつ、こないだやっとのことで契約竜を見つけてきたんだ。
弱そーな女の人だったけど、凄い綺麗な人だったからね。今度奪い取ってやろうと思ってるんだ。あいつにはもったいないもの。
僕のカール(契約竜)と戦わせたら瞬殺だよね!
それでフィフィリアから解放してやるんだ!
最近調子に乗ってるみたいだし、僕がガツンと殴り飛ばしてやんなきゃ!
あーあ、楽しみだなー。
~フィフィママは~
私は今まで一度しか失敗したことがありません。
夫からは愛されていますし、可愛い息子もいます。沢山の富と下僕達も!
そんな私の唯一の失敗は不出来な女を産んでしまったことです。
学園に入るギリギリまで契約竜が出来ないような貴族は平民以下です!
そう、私はあの女が大嫌いなのです。
汚らわしい存在ですし、私の人生に汚点を作ったゴミですもの。
だというのに、あんの黒髪のドラゴンに守られている限り手を出せませんし…。
いえ、本当にそうでしょうか?
あんな細っこい小娘ですし、なにせフィフィリアの契約竜ですわ。
強いはずがありません!
やはり私は天才ですわ!
早速ドラゴン捕獲大作戦を決行しましょう!
うふ、うふふふふ。
あーあ、私ったら非の打ち所がなさすぎて困っちゃいますわねぇ。
~とある召使い~
あぁ、そこの人。
私の懺悔を聞いてくれませんか?
私はとある公爵家にお仕えしています…。
公爵様は四人家族で、母、父、息子、娘の四人なのですが。
お嬢様に契約竜が出来ないからと無視し始め、そして私達にもそうするように言ってきたのですよ!
私たちは、まだ10歳にも満たない子供を無視し続けているのです。
旦那様や奥様、ご子息様がお嬢様に八つ当たりをしていても、手を上げていても見て見ぬ振りをしていたのです。
いえ、それだけには留まらず、同じように酷いことを言ったり、わざとぶつかるような使用人もいるのです。
ですが最近、そんなお嬢様に契約竜が出来たんです。
フィフィリア様めその方といるようになってからいつも楽しそうで…。
今までの行いを責められている気がするのです。
私達は罪を犯してしまいました。
これから一体どうすればいいのか…!
今はお嬢様の護衛も、使用人の仕事も全てドラゴン様が行っています。
私達は…私達は…!
なんて役立たずなのでしょう…!
こんな話を聞かせてしまいすみませんでした。
恥ずかしい話ですので、出来れば口を噤んでおいて下さいまし。
それでは失礼しますね。
~とあるドラゴンの独白~
あぁー…フィフィたんマジ天使卍
癒される…しゅき…
フィフィたん傷つけるヤツ…コロス…
はじめまして…かしら?
私、フィフィリア・イディアですわ。
どうしてもって言うのなら、私のことを少しだけ話してあげますが…。
そう、そうですか!
ではお話しましょう。
私が生まれたのは冬が終わるころ。
乳母に育てられたため家族とはほとんど思い出がありませんの。
でも、貴族ではこれが普通ですから、私も疑問に思うこともなく過ごしておりました。
でも、一つだけ他とは違うところがあったのです。
周りの貴族の子には契約竜が出来ても私には姿を現して下さらないドラゴン達。
他の貴族には馬鹿にされましたけど、そんなのはどうでもいいのです。
8歳のお誕生日の次の日からでした。
社交界デビューを果たした次の日からだったのですよ?
私のご飯が私の部屋に運ばれてくるようになったのは。
みんなと一緒に、と言っても使用人にさえ無視されるのです。
怒りで頭がどうにかなりそうでした。
居場所がなくなった私は次第に苛立ちをぶつけられるようになりました。
怒鳴られるだけならまだいい方で、殴られたり蹴られたりすることも日常茶飯事でした。
何をするでもなく見栄を張って過ごし続けて、もうすぐで9歳の誕生日というある日です。
私はその日外出していたのですが、帰り道に人が落ちてきたのです!
凄い勢いで落ちてきたというのに特に目立った外傷もない女性を面白く思ったので、連れて帰ることにしたのですが。
起き上がった女性はなんとドラゴンで、私と契約してくれるというではないですか!
えぇ、モエのことでしてよ。
モエは意地っ張りの私にも優しくて、どろどろに溶かされてしまいそうな程幸せな日々を送っているのですわ。
私の大切な大切な唯一のヒト。
ふふっ、ドラゴンでしたわね?
細かいことは気にしないで下さいまし。
時々突拍子もないことをしますが、それを含めて、私は彼女との日々を愛しております。
未来永劫、彼女と共にあれますようと、願わずにはいられません。
モエ、大好きですよ。
~フィフィパパからみて~
はじめましてだな。
突然だが、少し私の愚痴に付き合いたまえ。
ふん、拒否権があると思うなよ?
そう、私には妻と息子と…娘がいる。
私も妻も、そして息子も。まだ幼いうちに契約竜が出来たというのに、娘だけはちっとも契約竜と出会わなくてな。
まぁ、フィフィリアはワガママだし、竜から見ても嫌な存在だったのだろうがな。
そう、あれは我々であの娘をどうやって外に出すかについて話していた時だ。
あやつの契約竜を名乗る小娘がやってきたのだ!
フィフィリアと契約するだけあって嫌な竜だったが逆らえば殺されるかもしれない。
渋々話をしてやろうとしたというのに!
あんの小娘が!
スタスタと帰っていったのだぞ!?
それで終わればまだ良かった。
何を思ったかあいつ明け方に私の部屋にきたんだ。アポなしで。
そして お話 という名の 脅迫 をしてきた。
イディア公爵家当主になってからこれ程馬鹿にされたことはなかった。
あのドラゴンが来てからフィフィリアは生意気になり、以前のように強く叱りつけることも、少々制裁を加えることもできなくなってしまったのだ。あぁ、本当にイライラする…!
~フィフィ義弟~
突然だけど、僕の家には二人の家族と一人のクズ、それから沢山の下僕共がすんでるんだ。
幼い頃に才能を見込まれて分家から養子としてやってきたんだけど、父上も母上も僕を本当の子供のように…ううん。本当の子供以上に可愛がってくれてるんだ。
それに、幼い時に契約竜もできて、イディア公爵家の宝物になれたんだ。
一人のクズはね、父上と母上の血を継いでるっていうのに、契約竜はいないし、みんなに、それこそ下僕にも無視されてるんだ。
僕より年上で本家なのに契約竜がいないのは心が汚いから。
たまにみんなで怒鳴りつけてたんだけど、まぁ当然の報いってやつだよね。
あいつ、生きてるだけで害悪だもん。
そう、それでね。あいつ、こないだやっとのことで契約竜を見つけてきたんだ。
弱そーな女の人だったけど、凄い綺麗な人だったからね。今度奪い取ってやろうと思ってるんだ。あいつにはもったいないもの。
僕のカール(契約竜)と戦わせたら瞬殺だよね!
それでフィフィリアから解放してやるんだ!
最近調子に乗ってるみたいだし、僕がガツンと殴り飛ばしてやんなきゃ!
あーあ、楽しみだなー。
~フィフィママは~
私は今まで一度しか失敗したことがありません。
夫からは愛されていますし、可愛い息子もいます。沢山の富と下僕達も!
そんな私の唯一の失敗は不出来な女を産んでしまったことです。
学園に入るギリギリまで契約竜が出来ないような貴族は平民以下です!
そう、私はあの女が大嫌いなのです。
汚らわしい存在ですし、私の人生に汚点を作ったゴミですもの。
だというのに、あんの黒髪のドラゴンに守られている限り手を出せませんし…。
いえ、本当にそうでしょうか?
あんな細っこい小娘ですし、なにせフィフィリアの契約竜ですわ。
強いはずがありません!
やはり私は天才ですわ!
早速ドラゴン捕獲大作戦を決行しましょう!
うふ、うふふふふ。
あーあ、私ったら非の打ち所がなさすぎて困っちゃいますわねぇ。
~とある召使い~
あぁ、そこの人。
私の懺悔を聞いてくれませんか?
私はとある公爵家にお仕えしています…。
公爵様は四人家族で、母、父、息子、娘の四人なのですが。
お嬢様に契約竜が出来ないからと無視し始め、そして私達にもそうするように言ってきたのですよ!
私たちは、まだ10歳にも満たない子供を無視し続けているのです。
旦那様や奥様、ご子息様がお嬢様に八つ当たりをしていても、手を上げていても見て見ぬ振りをしていたのです。
いえ、それだけには留まらず、同じように酷いことを言ったり、わざとぶつかるような使用人もいるのです。
ですが最近、そんなお嬢様に契約竜が出来たんです。
フィフィリア様めその方といるようになってからいつも楽しそうで…。
今までの行いを責められている気がするのです。
私達は罪を犯してしまいました。
これから一体どうすればいいのか…!
今はお嬢様の護衛も、使用人の仕事も全てドラゴン様が行っています。
私達は…私達は…!
なんて役立たずなのでしょう…!
こんな話を聞かせてしまいすみませんでした。
恥ずかしい話ですので、出来れば口を噤んでおいて下さいまし。
それでは失礼しますね。
~とあるドラゴンの独白~
あぁー…フィフィたんマジ天使卍
癒される…しゅき…
フィフィたん傷つけるヤツ…コロス…
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
義弟の為に悪役令嬢になったけど何故か義弟がヒロインに会う前にヤンデレ化している件。
あの
恋愛
交通事故で死んだら、大好きな乙女ゲームの世界に転生してしまった。けど、、ヒロインじゃなくて攻略対象の義姉の悪役令嬢!?
ゲームで推しキャラだったヤンデレ義弟に嫌われるのは胸が痛いけど幸せになってもらうために悪役になろう!と思ったのだけれど
ヒロインに会う前にヤンデレ化してしまったのです。
※初めて書くので設定などごちゃごちゃかもしれませんが暖かく見守ってください。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
盲目のラスボス令嬢に転生しましたが幼馴染のヤンデレに溺愛されてるので幸せです
斎藤樹
恋愛
事故で盲目となってしまったローナだったが、その時の衝撃によって自分の前世を思い出した。
思い出してみてわかったのは、自分が転生してしまったここが乙女ゲームの世界だということ。
さらに転生した人物は、"ラスボス令嬢"と呼ばれた性悪な登場人物、ローナ・リーヴェ。
彼女に待ち受けるのは、嫉妬に狂った末に起こる"断罪劇"。
そんなの絶対に嫌!
というかそもそも私は、ローナが性悪になる原因の王太子との婚約破棄なんかどうだっていい!
私が好きなのは、幼馴染の彼なのだから。
ということで、どうやら既にローナの事を悪く思ってない幼馴染と甘酸っぱい青春を始めようと思ったのだけどーー
あ、あれ?なんでまだ王子様との婚約が破棄されてないの?
ゲームじゃ兄との関係って最悪じゃなかったっけ?
この年下男子が出てくるのだいぶ先じゃなかった?
なんかやけにこの人、私に構ってくるような……というか。
なんか……幼馴染、ヤンデる…………?
「カクヨム」様にて同名義で投稿しております。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
ヤンデレお兄様に殺されたくないので、ブラコンやめます!(長編版)
夕立悠理
恋愛
──だって、好きでいてもしかたないもの。
ヴァイオレットは、思い出した。ここは、ロマンス小説の世界で、ヴァイオレットは義兄の恋人をいじめたあげくにヤンデレな義兄に殺される悪役令嬢だと。
って、むりむりむり。死ぬとかむりですから!
せっかく転生したんだし、魔法とか気ままに楽しみたいよね。ということで、ずっと好きだった恋心は封印し、ブラコンをやめることに。
新たな恋のお相手は、公爵令嬢なんだし、王子様とかどうかなー!?なんてうきうきわくわくしていると。
なんだかお兄様の様子がおかしい……?
※小説になろうさまでも掲載しています
※以前連載していたやつの長編版です
乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか〜
ひろのひまり
恋愛
生まれ変わったらそこは異世界だった。
沢山の魔力に助けられ生まれてこれた主人公リリィ。彼女がこれから生きる世界は所謂乙女ゲームと呼ばれるファンタジーな世界である。
だが、彼女はそんな情報を知るよしもなく、ただ普通に過ごしているだけだった。が、何故か無関係なはずなのに乙女ゲーム関係者達、攻略対象者、悪役令嬢等を無自覚に誑かせて関わってしまうというお話です。
モブなのに魔法チート。
転生者なのにモブのド素人。
ゲームの始まりまでに時間がかかると思います。
異世界転生書いてみたくて書いてみました。
投稿はゆっくりになると思います。
本当のタイトルは
乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙女ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか?〜
文字数オーバーで少しだけ変えています。
なろう様、ツギクル様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる