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カレンダー能力解禁!!

あれ?何これ?

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太一'「おい健吾~」

健吾”「なんだよ~」

太一'「今日の授業マジだるくね~。 あ~面白いことないかなーなんかさ、こう、アレだよ女子皆が俺に戯れてくる的な?的な?」

健吾”「太一お前、毎日そんなことばっかり考えてんじゃねーよー。たまには真面目になったらどうだ?」

太一'「ソーダよなーやっぱりもう現実見ないとな~もう中3だしな全く大人になるのがはえーなー健吾は...」

健吾”「俺が早いんじゃない、お前が遅いんだよ。  てかもうこんな時間じゃん!ごめん俺際帰るわ。じゃあ!」

太一'「おうじゃあな~   」

ふぅとため息をついた太一はカバンを肩にかけ、さっと速足で教室を出た。


                          ~翌日~
太一'「健吾くーん。太一様がお迎えに来てやったぞー!早く出てこーい」

健吾”「分かったよ はーあ寝ミー。もう9月かー 夏休みにもどりてーよー」

そういって健吾はカレンダーをめくり8月1日の所をすっとなぞるように触った。そうすると、急に暑くなり始めた。

健吾”「はっ?なんで急にこんな暑くなんだよふざけんなよまじで。んっ蝉の声?こんな時期に珍しいなどれ何処にいるのかな?」

健吾は窓を開け外を見回した。

健吾”「おお?」 

外を見回すとそこには暑い日差しと蝉の声が響いていた。

健吾”「はっ?ちょっとまて。なんでこんなに?えっ?今いつだよ。今って9月だよな?なんでこんな夏みたいに?」

下で庭の芝刈りをしていた健吾の母がその声に気付いたらしくこっちを向いてこう応えた。

母「はっ?あんた何言ってんだよ今日は8月1日夏休みだよ。宿題そろそろやり始めなさいよー。」

健吾”「えっなにそれ夏休みなの?」

健吾は何が起こったのか最初から考えた。

健吾”「ええっとたしか...夏休みにもどりてーよーっていってカレンダーの8月1日の所を触ったんだよな?待て待て待て待てじゃあなんで8月1日なんだ?そしたらこの前見た(時かけ)じゃねーか。ちょっとまてという事はまた9月の所をを触れば...いやいやいやいやナイナイ」

と言いつつ健吾はカレンダーの日付を恐る恐るすっと触った。すると外から太一の声が聞こえた

太一'「健吾くーん。太一様がお迎えに来てやったぞー!早く出てこーい」

健吾”「おい太一、今日って9月1日だよな?」

太一'「おう、だからどうした?マサカ夏休みが終わってさみしーのかー?はっはっはっ」

太一はそういって豪快に笑った。

健吾”「わかったよ、今行くわー」

健吾はこの時自分が使った能力を悟った。
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