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正式に夫婦になって以来、アデミル様は私によく触れてくるようになった。
お茶の時、私を隣に座らせて髪を撫でてきたり肩を抱き寄せて耳元で甘い言葉を囁いてきたりと私はその変化についていくので精一杯だ。
しかも室内は二人きりではない。メイドさんだっている。
私がメイドさんの存在に恥ずかしがっていると彼はシオリはかわいいな、なんてこれまた恥ずかしいことを言ってくる。
そこまでだったらまだ良い。恥ずかしいけど耐えられる。
けれどそこでアデミル様がメイドさんに目配せをするとやばい、と思う。
メイドさんは静かに部屋を出て行って二人きりになる。シオリ、と甘く囁く声。
前髪をかき分けられてまず額にひとつキスを落とされる。次に目尻、鼻先、頬、そして唇。
唇にはちゅ、ちゅと二回キスをされて抱きしめられる。
すると私が余りにも、そしていつまで経ってもガチガチに体をこわばらせているものだからアデミル様が寂しそうに言った。
「私と触れ合うのは好きではない?」
私は慌てて違います!と訂正した。
「私、その、お恥ずかしながらこの年になるまで男性とお付き合いをしたことがなくて……その、経験がまるでないんです。だからどうして良いのかわからなくて……。決してアデミル様が嫌だとかではないですっ」
すると彼はほっとしたように吐息を吐いて、そうだったのか、と穏やかに言った。
「私も、まあ性的な経験はあるがこの生まれゆえに女性と付き合ったことはない。だから一緒に歩んで行けたら良いと思う」
アデミル様のまさかの素人童貞発言に私は思わずくすっと笑ってしまった。おっと失礼。
でもそれで緊張が解けたのも事実だ。私はアデミル様のふかふかのお顔をそっと挟むとその額に口づけた。
そしてアデミル様がしてくれたように目尻、鼻先、頬、そして唇にキスを落とした。
「よろしくお願いしますね」
微笑むとアデミル様は金の瞳をぱちぱちと瞬かせた後、シオリ、シオリ、と頭を私の首筋に擦り付けてきた。大型の猫がじゃれているようだなあなんて思っているとぷちゅっと口付けられた。
「ん……!」
ぺろりと上唇を舐められて思わず口を開けると彼の薄い舌が口の中に入り込んできた。
逃げようとする私の舌を逃げられないように絡め取ってちゅくちゅくとこすりつけてくる。
待って、待って、私本当にこういうの初めてで……!
「ふあっ」
我慢できなくなって顔を背けて呼吸を整える。息、息できない!
そんな私にアデミル様はくくっと笑って鼻で息をしろ、と言ってきた。
「ち、知識としてはあるんですけど実際にやるとなると難しいですね……!」
赤い顔でそう言うとアデミル様は私を抱き寄せて頬をスリスリと撫でてきた。
「シオリ、かわいいシオリ。きみの初めての男になれることが私は嬉しくてたまらない」
アデミル様の声は砂糖より甘いんじゃないかってくらい甘い。結婚してから新たな面を見てばかりだ。
「じゃあ私をアデミル様の最後の女性にしてくださいね」
私の言葉にアデミル様は当たり前だ、と喉をくすぐってくる。私は猫じゃないから喉をくすぐられてもぐるぐる言わないんだけど、でも言ってしまいそうなくらい気持ちがいい。
「んぅ……」
喉をくすぐられて甘い声が漏れてしまった。はっとして恥ずかしさを誤魔化すためにうつむくけれどもう遅い。
「シオリ」
くいっと顎先を掴まれて上を向かされる。アデミル様は見たことのないような顔をしていた。
金の瞳がふるりと揺れる。あ、キスされる、とわかった。
「ん」
目を閉じて唇を受け入れるとまた舌が入ってきた。熱くて人間より薄っぺらい舌は私の舌を器用に絡め取ってまたさっきみたいにちゅくちゅくとこすり合わせてくる。
鼻、鼻で息をする……!
なんとか鼻で息をしながら、それでもはふはふとされるがままになっているとアデミル様の舌が上顎をつつーっとなぞった。
「んあ……」
また甘ったるい声が漏れてしまう。恥ずかしさからぎゅっと目を閉じていたら口づけたままカウチの上で押し倒された。
「ん、ん……!」
慌てて目を開けると金の瞳と視線がばちっと絡んだ。アデミル様の瞳はゆらゆらと金色が揺らめいている。
ああ、と理解した。アデミル様は私に欲情しているのだ。
欲情して触れたいと、私と繋がりたいと思ってくれているのだ。
ぶわっと体中の毛穴が開くような感覚が全身を襲った。
恥ずかしいような嬉しいような、幸せすぎて怖いような不思議な感覚。
でも。でも!
「ふあ、あでみるさま、まって、まってください……!」
アデミル様の舌にふやかされたように上手く回らない舌で必死で言葉を紡ぐ。力の入らない手で彼の体を押し返そうとするがびくともしない。
「シオリ」
低い声が耳元で囁かれる。背筋がゾクゾクするようなお尻がムズムズするような感覚がざわっと体を駆け巡っていく。
アデミル様の人よりちょっと硬いなめし革のような手のひらがブラウスのボタンを外しにかかる。
「まって、アデミル様、待って……!」
身体を捩って逃れようとするとアデミル様の手が止まってぐるると低く唸って私の首筋に顔を埋めた。
「……シオリ、きみとはやく繋がりたい」
低く絞り出すようなその声にごめんなさい、と謝る。
「もう少しだけ待ってください。私、イヤじゃないです。でも、ちょっとだけ怖いんです。初めてのことなので……だから、もう少し時間をください」
そう告げるとアデミル様は私の額にちゅっとキスを落として体を起こした。
「私の方こそすまない。きみが何もかも初めてだとわかっていて急いてしまった」
そっと体を抱き起こされる。そのまま彼の腕の中に倒れ込んで私はその首筋に顔を埋めた。
「もう少し、もう少しだけ待っていてくださいね」
私は彼のふかふかの首元に鼻を寄せてその白檀の香りを吸い込んだ。
(続く)
お茶の時、私を隣に座らせて髪を撫でてきたり肩を抱き寄せて耳元で甘い言葉を囁いてきたりと私はその変化についていくので精一杯だ。
しかも室内は二人きりではない。メイドさんだっている。
私がメイドさんの存在に恥ずかしがっていると彼はシオリはかわいいな、なんてこれまた恥ずかしいことを言ってくる。
そこまでだったらまだ良い。恥ずかしいけど耐えられる。
けれどそこでアデミル様がメイドさんに目配せをするとやばい、と思う。
メイドさんは静かに部屋を出て行って二人きりになる。シオリ、と甘く囁く声。
前髪をかき分けられてまず額にひとつキスを落とされる。次に目尻、鼻先、頬、そして唇。
唇にはちゅ、ちゅと二回キスをされて抱きしめられる。
すると私が余りにも、そしていつまで経ってもガチガチに体をこわばらせているものだからアデミル様が寂しそうに言った。
「私と触れ合うのは好きではない?」
私は慌てて違います!と訂正した。
「私、その、お恥ずかしながらこの年になるまで男性とお付き合いをしたことがなくて……その、経験がまるでないんです。だからどうして良いのかわからなくて……。決してアデミル様が嫌だとかではないですっ」
すると彼はほっとしたように吐息を吐いて、そうだったのか、と穏やかに言った。
「私も、まあ性的な経験はあるがこの生まれゆえに女性と付き合ったことはない。だから一緒に歩んで行けたら良いと思う」
アデミル様のまさかの素人童貞発言に私は思わずくすっと笑ってしまった。おっと失礼。
でもそれで緊張が解けたのも事実だ。私はアデミル様のふかふかのお顔をそっと挟むとその額に口づけた。
そしてアデミル様がしてくれたように目尻、鼻先、頬、そして唇にキスを落とした。
「よろしくお願いしますね」
微笑むとアデミル様は金の瞳をぱちぱちと瞬かせた後、シオリ、シオリ、と頭を私の首筋に擦り付けてきた。大型の猫がじゃれているようだなあなんて思っているとぷちゅっと口付けられた。
「ん……!」
ぺろりと上唇を舐められて思わず口を開けると彼の薄い舌が口の中に入り込んできた。
逃げようとする私の舌を逃げられないように絡め取ってちゅくちゅくとこすりつけてくる。
待って、待って、私本当にこういうの初めてで……!
「ふあっ」
我慢できなくなって顔を背けて呼吸を整える。息、息できない!
そんな私にアデミル様はくくっと笑って鼻で息をしろ、と言ってきた。
「ち、知識としてはあるんですけど実際にやるとなると難しいですね……!」
赤い顔でそう言うとアデミル様は私を抱き寄せて頬をスリスリと撫でてきた。
「シオリ、かわいいシオリ。きみの初めての男になれることが私は嬉しくてたまらない」
アデミル様の声は砂糖より甘いんじゃないかってくらい甘い。結婚してから新たな面を見てばかりだ。
「じゃあ私をアデミル様の最後の女性にしてくださいね」
私の言葉にアデミル様は当たり前だ、と喉をくすぐってくる。私は猫じゃないから喉をくすぐられてもぐるぐる言わないんだけど、でも言ってしまいそうなくらい気持ちがいい。
「んぅ……」
喉をくすぐられて甘い声が漏れてしまった。はっとして恥ずかしさを誤魔化すためにうつむくけれどもう遅い。
「シオリ」
くいっと顎先を掴まれて上を向かされる。アデミル様は見たことのないような顔をしていた。
金の瞳がふるりと揺れる。あ、キスされる、とわかった。
「ん」
目を閉じて唇を受け入れるとまた舌が入ってきた。熱くて人間より薄っぺらい舌は私の舌を器用に絡め取ってまたさっきみたいにちゅくちゅくとこすり合わせてくる。
鼻、鼻で息をする……!
なんとか鼻で息をしながら、それでもはふはふとされるがままになっているとアデミル様の舌が上顎をつつーっとなぞった。
「んあ……」
また甘ったるい声が漏れてしまう。恥ずかしさからぎゅっと目を閉じていたら口づけたままカウチの上で押し倒された。
「ん、ん……!」
慌てて目を開けると金の瞳と視線がばちっと絡んだ。アデミル様の瞳はゆらゆらと金色が揺らめいている。
ああ、と理解した。アデミル様は私に欲情しているのだ。
欲情して触れたいと、私と繋がりたいと思ってくれているのだ。
ぶわっと体中の毛穴が開くような感覚が全身を襲った。
恥ずかしいような嬉しいような、幸せすぎて怖いような不思議な感覚。
でも。でも!
「ふあ、あでみるさま、まって、まってください……!」
アデミル様の舌にふやかされたように上手く回らない舌で必死で言葉を紡ぐ。力の入らない手で彼の体を押し返そうとするがびくともしない。
「シオリ」
低い声が耳元で囁かれる。背筋がゾクゾクするようなお尻がムズムズするような感覚がざわっと体を駆け巡っていく。
アデミル様の人よりちょっと硬いなめし革のような手のひらがブラウスのボタンを外しにかかる。
「まって、アデミル様、待って……!」
身体を捩って逃れようとするとアデミル様の手が止まってぐるると低く唸って私の首筋に顔を埋めた。
「……シオリ、きみとはやく繋がりたい」
低く絞り出すようなその声にごめんなさい、と謝る。
「もう少しだけ待ってください。私、イヤじゃないです。でも、ちょっとだけ怖いんです。初めてのことなので……だから、もう少し時間をください」
そう告げるとアデミル様は私の額にちゅっとキスを落として体を起こした。
「私の方こそすまない。きみが何もかも初めてだとわかっていて急いてしまった」
そっと体を抱き起こされる。そのまま彼の腕の中に倒れ込んで私はその首筋に顔を埋めた。
「もう少し、もう少しだけ待っていてくださいね」
私は彼のふかふかの首元に鼻を寄せてその白檀の香りを吸い込んだ。
(続く)
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