ひつじをください

田舎

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2章

絵本の終わり

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【だいじょうぶ?】


あらわれたひつじは 怪我をしたおおかみに寄り添って

ずっとそばにいました

けれど おおかみは信じられず


たくさん ひどいこと言って

たくさん ひつじを傷つけてしまいましたが

ある日 ひつじが自分のそばにいたわけではなく

自分がひつじについていってると 気がつきました



『なんで、お前はそんなに優しいんだ』

『君は乱暴ものだけど、ぼくをライオンさんから守ってくれた
ぼくが怖くないようカミナリから守ってくれた
君がいたら さびしくなくなった
きみが 優しい おおかみだから 』


優しいなんて うまれてはじめての言葉に


おおかみは ポロポロと泣き出しました



その後 おおかみは 元いた森には帰らず


ひつじを まもるため


ずっと いっしょに




ずっと いっしょに 暮らしました。




<END>
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