ひつじをください

2章

ひつじとおおかみ

そのおおかみには　友達がいませんでした

とても　わがままで　暴れん坊だったからです。

『俺さまはエラいんだ！　ゆうことをきけ！』

思いやりのないおおかみに仲間たちは困り果て

ついにそのおおかみは　群れから追い出されてしまいました。




ひとりぼっちになってしまったおおかみは

いつもお腹をすかせたまま

たくさんの森をたずねましたが

乱暴なおおかみを　誰も受け入れてくれません


『さみしい　　お腹が空いた…』

やがて動くこともできなくなり

ポロポロと泣きはじめてしまいました。


そんなとき、


『ねぇ　だいじょうぶ』



まるで　太陽のようにあかるい声がきこえました。







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大好きな絵本だったのに


気が付いたら後の話を忘れていた。