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一章:性奴隷になりませんか?
ちんちんかちんこか…※
しおりを挟むベッドに横になれと命令すれば、レオはうつ伏せになって枕で顔を隠した。
(んー、俺はうつ伏せより仰向けの方がいいんだけどなぁ)
レオにとって楽な姿勢がそれなら仕方ないけど耳は怯えてペタン。細長いしっぽにも元気がない。大事な"はじめて"が随分と手荒になっちゃったもんなぁ、今夜はアフターケアも含めたリベンジだ。
部屋の灯りをほんのり落とすと、そっとレオの上に覆いかぶさった。
「……ぁ」
期待かな?
ぴくんと身動ぐレオルオが可愛くて仕方ない。
(レオは性行為自体に慣れてないんだ、まずは緊張をほぐしてやらないと…)
丁寧に、…押し潰しちゃダメだ。
後ろからくすぐるようにレオルオの頸を舐めて二つの可愛い乳首へ手を伸ばせば息が熱くなるのが伝わった。
「…あ、…」
くっ。微かに漏れる声までかわいいとか…
指で挟んだ乳首をくりくり♡と丁寧にこすれば、もっと触って欲しいと言わんばかりにぷっくりしてきた。
「ん、ふっ…ぁ、っ」
もっと先端を擦って掻いてしてあげるから遠慮せず声だせ♡♡
レオルオの甘い吐息と乳首への愛撫だけで俺の下半身も熱くなってくる
「ここが気持ちいいのか?」
「わかんないっ…けど、…く、くすぐったい…っ」
なるほど?カリカリと引っ掻かれるとこそばいのか。
敏感でエロい身体だ。ちゃんと乳首もレオルオにとっちゃ性感帯だと学ばせたい。
少しだけ強く、きゅっと乳首の根本を挟み上げるとレオの腰がひくっと動いた。
「あ!?っ、まって…っ、それ、しないでっ」
「痛くないなら我慢しろ」
「! ん、んっ、……っ」
はぁ~~♡♡レオはMっ気があるみたいだし、しっかり調教して乳首だけでもイけるようにしてやるか。
そのうちレオの乳首が勃ちっぱなしになって服が擦れるたび感じるようになったら、ニップレス的なものをつけさせてやるからな♡♡
(そう、俺のモノだ…)
じっくりとセックスの気持ちよさを教え込んで、興奮すると尻穴が疼くような体に変えてやるからな?
レオルオのことだから最初は戸惑って泣くんだろけど、その度に俺が優しく慰めて抱いてやれば無意識のうちに俺を求めるようになる。
ちゅちゅっと白い首筋に赤いキスマークをつけていく。そろそろ下も、いい感じになってるんじゃないか?
「~~~ふっ、ぅ、や!そこ、あぁっ!」
「なんだ、反応してるじゃないか」
「して、ない…っ」
「見てバレる嘘をつくな」
やんわりと下半身に触れればレオルオの性器はしっかりと起き上がっていた。
「どうした、抵抗しないのか?」
「ひっ、……んっ、…っ」
いきなりちんこを掴まれて恥ずかしかったのか咄嗟に俺の腕を掴みそうになっていたが、その手はちゃんと自制できていた。
拒否すれば仕置きされると学んだらしい、偉い偉い。
「レオルオ?」
「っ、ビックリしただけなので、大丈夫です」
嘘つけ、ガチガチに緊張して本当は怖いんだろ?
だけど素直に言ってくれるわけがない。
だから、そっとズボンから小瓶を取り出した。その中身は蜂蜜のようなとろみと粘りの強い液体だ。
「もう少し腰を上げろ。イかせてやる」
「…っ、わかり、まし……、ひゃ!?」
「大丈夫だ。お前が苦しくないよう助けてくれるアイテムだ」
ちゅうっと優しくレオの耳に口つけて、怖くないよう囁く。
潤滑油だと説明しても初心なレオルオには伝わらないだろう。
これは"アサリリム"と呼ばれる樹液から作られた一級品だ。樹液は粘り気が強いだけでなく、微量な媚薬成分が含まれている。
はじめて行う夜の営みや娼館で重宝されている異世界御用達の高級アダルトグッズだ。
(これなら意識も飛ばない。安心して気持ちよくなってくれるよな?)
じゅ、ぬぽっ♡♡
「~~~ん゛、あんっ、あぁ♡」
レオの協力のおかげで扱いやすくなったちんこを包み込んで上下に動かす。
潤滑油を多めに使ったから滑りもいいし、無意識だろうけどレオも気持ちよさそうに自ら腰を動かしている。
(くっそ、エロいな!?)
早くぶち込んでレオの中を味わいたい…っ
浄化魔法が使えるからアサリリムの影響は受けないはずなのに、レオルオの喘ぎ声で理性が弾け飛びそうになるのを必死で我慢しまくった。
「も、だめ…!きもちいいッ、あっ、もうイクッ、いっ、あああ―!♡♡」
とぷっと、宣言通りレオは俺の手の中で射精した。
「……レオ。イく時は言うように、どこで教わった?」
はっはっ、と浅い息をするレオルオの頬に触れる。
撫でる感触すら気持ちよかったのかピクピクと震えながら余韻に浸っているけど… 俺はそれどころじゃない。
ーーーだって、俺は教えてない。
「レオルオ?」
「っ、……この前の、で…っ」
へぇ~?イクって宣言しないと射精禁止させられたんだ、ふーん??
野郎共にはレオルオをどんな風に躾とか悪趣味なことは聞いちゃいなかった。
「ほう?アイツらにこんなことを教わったのか」
なんかさぁ、他の男から教わったことをされるのって普通にムカつく。(させたのは俺だけども)
レオルオの反抗心を砕いて立場を分からせるための行為だったのに…可能なら全員の記憶からレオの痴態を消してやりたい。
「触られて善がりまくったわけか」
「ち、ちがっ…!さっ、触られてはないです…っ、知らない男が、そいつに触りすぎると後が怖いぞって…」
(あぁブランド、か…)
なんとなく察しはつく。
「おれが…ちんちんがつらくって…自分で、っ」
「待て。いまなんて言った?」
「いっ、言わないと縛るって言われたからっ、…」
ちん… えっ!?
レオってば、ちんこの事をちんちんって呼ぶわけ!?
卑猥すぎだろ!もう一回言ってほしい!!
と、そんな馬鹿なことで盛り上がる俺の下から、ぐずっと鼻をすする音が聞こえた。
「……くっ、」
ぶるぶると小刻みに震える肩。
頬に触れたままのバンリの手には汗とは違う、さらっとした液体が触れた。
「おい、顔を見せろ」
「あ、やっ、待っ、!?」
無理やり枕を奪い取れば、顔を真っ赤にしてしてポロポロと泣いているレオルオの顔があった。
「ちがっ、!これは…っ、ごめんなさいっ、…っ!」
「……」
あぁ、やっちまった。そりゃレオだって他の男に犯されたなんて思い出したくなかったはずだ。
つい出てしまった自分自身への舌打ちがよくなかった。それがレオの不安を余計に刺激してしまったらしく瞳からはさらに大粒の涙が、って、うわぁぁああああああ!?!?
「うぅ、うゔーーっ」
あーー!!!ごめん!!泣くな、泣かないで!?
怒ってないっ、レオに怒ってないぞ!俺が勝手に嫉妬しただけだから、ね?
二度とあんなことしないから、本当ごめんなさい。
「泣くな、レオ」
弱ったな…
とにかく安心させたくてレオを抱っこすると、なるべく穏やかな声で頭を撫で続けた。
「今日はここまでだ」
……さすがに反省しました。
ちょっとツラいけど我慢しよう。レオのちんちん発言のおかげで抜くのは余裕そうだし。
「っ、や…やめないで、ください!」
「レオルオ」
潤滑油を取り除く浄化魔法をかけようとすれば、それはレオルオ自身に拒まれてしまった。
(……まさか、不安なのか?)
「今回失敗したことで捨てるんじゃないのか」「また躾をさせられるかも」って…
あぁ、違うな。ウルカのためか
「いやって、絶対言いません…」
じっと縋るように俺を見つめる瞳はまだ涙で揺れている。
信頼関係のある主従関係なんかじゃない。
レオルオに奴隷としての立場を求めたのは俺だ。
今やめてしまえば、もっとレオを不安にさせてしまうだろう…
「なら、ひとつ約束しろ」
痛いと感じたら我慢せずに言うこと
そして訴えを聞いたら、俺はすぐやめるという"約束"だった。
レオは信じちゃくれなかったけど、「はい…」とだけ頷いた。
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