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一章:性奴隷になりませんか?

はじめての仕事※(前半)

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「だ、誰がお前の…!」
「いやだと、簡単に言い切っていいのか?」

その言葉にウルカの兄は黙った。

俺の所有物を傷つける人間などアジト内にはいない。毎日死に物狂いでダンジョンにいかなくていい、毎日よく知りもしない男達に気に入ってもらう必要もない。


簡単だと思わないか?ただ、俺だけに媚びればいい。


「盗賊団の仲間になれ、ってのか?」
「それは違うな。お前は俺の所有物だ。それに性がつく意味がわからんお子様ではないだろ?」
「……っ!」

頭領は目の前の獣人をからかい煽っているのが楽しい、そう周りに思わせておけばいい。
盗賊団のアジトに侵入しようとして殺されなかったどころか無傷で済むのだ。しっかり性奴隷として努め、俺が気に入ったならもう一人の所有物である妹に会わせてやる。


「俺が飽きれば自由にしてやる」
「……せめて、期間がほしい」
「なら二年だ。ただし、役割をサボったり主人の機嫌を損ね過ぎるなよ?奴隷に人権はないからな」
「に、ねん…?本当か?」
「嘘は言わん。詳しい話でもするか?」

けれど奴隷は奴隷だ。期限付きでも自由はなく、俺に殺されても文句は言えない条件が付き纏う。
それでも"たった二年"、にまんまと釣られてくれたのだから、バンリは細く微笑んだ。


その後、彼はレオルオと名乗った。
家名はない、ただのレオルオだと。


(ふーん??レオルオ…レオがいいかな?)



家族を想う純粋で真っ直ぐな心ごとほしいけど、それはいつか必ず。
つくづく甘いかもしれないが性奴隷として扱われればレオの男としての自尊心は死ぬ。

決められた労働時間などない。
意思や気持ちなど関係なく、俺が脱げと言えば服を脱いで、そこが街中だろうと足を開かなければならない。


きっちり躾けて、俺から離れたくても離れられない身体にしてしまえばいい。







今まで花街に行くことはあっても特定の相手も愛人も作ることがなかった頭領が、突如【気に入ったからこの獣人を性奴隷として置く】なんて言い出したのだ。
一体こんな貧相で薄汚い獣人のどこがいいのか?とアジト内はザワついた。

しかし、


『俺の決定に文句があるか?』


有無など言わさない。バンリの暴力的なまでの威圧を前に意見する者はいなかった。

その心が、レオルオをなんとしても無傷でモノにするためだけの私利私欲と下心しかない理由であったとしても、誰も知らないのだ。



そう、ここまでは順調だった。
  


『俺に触るな、変態!!クソ野郎!』


それが一体 どうして、こうなったのか…








 

アジトの中央にある集会場には大理石で大きなステージを作ってある。普段そこで行われるのは一対一の力比べや、誰の獲物が立派か多数決をとる際に使ったりと使用目的は色々だったが、今回の催しものはーーー



「ひっ、あ゛、や、ぁあ!!」

バンリの下、悲鳴に近い嬌声を上げ続けるレオルオ。

(あはっ、涎だしちゃっててかわいいなぁ♡)

最初は苦しそうな呻き声をあげていたのに、媚薬と猫にとってまたたびに似た薬草を嗅がせてやったらようやく可愛い声をあげるようになった。


「は、いい声じゃないか」
「ん゛、あぅ、あ、あっ」

ぐちゃ、ぐちゅっ
レオルオはバンリが纏っていたホワイトウルフの毛皮の上に四つん這いの格好にさせられ、屈辱と快楽に涙を流しながら酔いしれていた。

(準備は念入りにしてやるけど、まず奴隷がなんなのか分からせてやる)

レオルオの尻穴は卑猥な音をたて、バンリはきゅうきゅうと指に吸い付くような締め付けを堪能する。 

「ほら、気持ちがいいんだろ?」
「やだっ、いやだっ…んっ」

うんうん。薬がすっかり回ったのか相当敏感になってんな?
はじめた頃は抵抗する力もあったのに、何度かちんこを触ればすんなり射精して途端大人しくなった。

いやらしいなぁ、素質は十分だったのか

「ここも立派な性感帯だって覚えろよ?ほぼ毎日使うんだからな?」
「そんっ、…あ゛!?あぅ、やめ、あ"、ーあ!…っ」

(はぁ、エッチでいい声だ)

指一本しか入らなかった尻穴なのに、しっかり時間をかけてほぐせば今じゃ二本、まもなく三本目に増やした指を受け入れるところだ。
さらに無理やりでも強制的に昂ってるレオルオの身体は、指を増やすたびに性感帯…いわゆる前立腺に反応して甘い声をあげるのだ。


「はっ、あ…!も゛、やめ、っ、」
「はは、猫より犬みたいだな?」

まだ覚えたての性感帯では達せないらしい。無意識に腰をカクカクと動かしては、なんとかイこうと頑張っている。

(まってまって、エロすぎて鼻血出そ…)

魔性とはまさにレオルオのことだとバンリは思った。

いくら可愛くても俺の息子が勃つか心配だったけど、ぜんぜん余裕でした。それどころか早く挿れろ!と痛いくらい主張している。


しかし忘れちゃいけないのがシチュエーション、だ。




「ほら、猫ちゃん頑張って」
「応援してるよー?」
「……お前たち、見せもんじゃないぞ」

嬲る行為を止め、やんやん盛り上がる男らに苦言を漏らす。

……はぁ、クッソ萎える。


「あっ、いや…いやだ…っ」


あーあ、レオルオも顔を青くしちゃったよ。

けど、この状況はレオが性奴隷になると言ったにも関わらず抵抗して暴れまわるから勝手にギャラリーが集まったのだ。
……まぁ?周りを意識するたびレオが許しを乞おうとするので、一切効果がないわけでもない。

今回は主人に反抗した罰として、きっちり躾と仕置きに徹する。


「やだ、や、…ゆる、しっ…!!~~~ひっ、いあぁあ!? 」

レオルオの中に抜いていた指を一気に押し込めばビクンッと敏感な尻が跳ねた。

ははっ、萎えそうだったのに俺も完全復活だな。
それにレオの準備も整った。


「レオルオ、アドバイスだ。力は抜いておけ」
「あ、ぅ、…、?」

可哀想だけど今後ここで俺に逆らうとどうなるか死ぬほど分かってもらう必要がある。


「今後はくだらない自尊心など持つな」


レオの、男としての矜持なんて 全力で俺が奪ってやるから

安心して堕ちてこい。



ぬぷ、ぷっ、



「ーーーひ、い!?やだ、いやぁ、だ!」

下腹部に相当の圧迫感を感じたのだろう。薬で意識がボーッとしていたレオルオが、はっきり叫んだ。

けど逃がさない。
四つん這いのまま逃げ出そうとしたところを一気に突く。
 

「ひぎ、ーーーーあ゛あぁ、あ゛っ!」
「っ、」

やっば。散々ほぐしてやったのに、キツいな…っ
あまりの衝撃に理性が戻ってしまったのか、レオルオは顔を赤くしてボロボロ泣いている。

「っ、くそ、やろっ…、くそ、っ゛、やろ…っ!」
「随分と、元気だな」

けれど、レオルオの性器は萎えちゃいない。
憎いはずなのに尻穴は必死に俺のちんこを締め付けて、まるで喜んでるみたいだ。

(……そうか、強気に振る舞っても気持ちがいいのか)


「んっ、あっ…、あ゛ぁ!!」

涙を拭ってやりたいのに、レオを乱れさせているのが俺だと思えば悪くない。
強姦なんて性癖はなかったんだけどなぁ


賊の頭領になってから、はじめて持った感情。

征服感が満たされて気持ちがいい。









パンッ パンッ


「い゛、っ、あ゛、やめ、痛っ」
「はっ、しっかり勃起させといて何言ってんだ?お前から望んだことだろ?俺の、奴隷になりたいって」
「ちが、あっ、ちがぁ!」
「……ほら、ギャラリーにも見せてやれ」

レオが俺を否定する限りゆっくりなんかしない。当然、丁寧にも扱ってやらない。
ただひたすら、分からせてやる。

「やだ、離せっ…、離し、ーー!?」

バンリに顎を掴まれ強制的に前を向けさせられれば、レオルオの目の前には男達の姿がうつる。
最初は数人が見ているだけだったのに、いつの間にか始まっていた酒盛り。
レオルオ達には興味を示さず談笑を楽しむ者、酔いしれて寝落ちする者。


そして、息を荒くし 興奮しきった目を向ける者。



「ひいっ!?」

ニヤリと下品に笑われた瞬間、ゾッとレオルオの背筋が凍った。



「ーーっ!?」

途端、ぎゅんっと痛いくらいの締め付けに苦悶するバンリ。
構わず乱暴にレオルオの中を突くつもりが、こんなに締め付けられれば動けるわけがない。
レオルオの内部を中を傷つけてしまう。

「おい」
「いや、みないで、いやだっ、ごめっ、ごめんなさ、…っ」
「……」

レオはぎゅっと強く目を瞑り、あんなに高く上げていた長くて細い尻尾は地面につけ丸くしていた。
ぶるぶると震えて、今にも消えそうなくらい縮こまっていた。


「……チッ」

いきなり萎縮したのは誰かと視線が合ったからか…。
望んでバンリがやっていることとはいえ、無性に腹が立つ。




(勝手に見てんじゃねぇよ、バーカ)



「ひ、ぁ、あぁ!?」

理不尽極まりないが怒りは怒りだ。
ぐいっとレオルオの腕を引き、四つん這いからまんぐりの体勢にしてやった。



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