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襲撃?!
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「どうだ?我が国は」
クレイド様の馬で、イシフェルドの地を駆ける。
あれからひと月半…それは、ブシード王国を出て、イシフェルドの地を踏むまでにかかった期間だ。
最初は馬車で移動してたんだけど……
私の為にって……でも、私は馬車よりも馬で颯爽と駆ける方が好きって言ったら、イシフェルド帝国に入ってから馬に乗り換えてくれました。
ただ……
「その、……とても美しいです」
どこまでも続くような平原を抜け、山に差し掛かったけれど、途中立ち寄った美しい滝や花畑も綺麗だった。
私の為に、わざわざ立ち寄ってくれたらしく「本来なら日程に組み込まれてないんですよ」と兵士の方が教えてくれました。
結婚の話も急だし、馬車が要らないのは助かるけど……っと話してるのも聞いてしまいましたし。
その、私は耳も結構いいんですよ。
だから、小さくコソコソ話していてもそれなりに聞こえてしまうんです。
それより、私は1人で馬に乗れるんですけど……なんで、クレイド殿下と一緒に乗ってるんでしょうか……?
1人で乗った方が、危険が少ないと思うんですけど?2人より1人の方が、馬の負担も少ないし早く駆けれます。戦うにしても、私が居ない方が戦いやすいと思うんですが?
「あの、殿下」
「……」
「殿下?」
「キサラ」
「はい」
「私は、お前に結婚を申し入れたな?」
「はい」
殿下は何を言いたいんでしょうか?
「そしてお前は、受け入れた。違うか?」
「違いませんが……?」
「ならばお前は、俺の妻にイシフェルド帝国の皇太子妃になるわけだ」
……
「なぜ、名前で呼ばん。敬称も敬語も要らぬ」
「は……」
あー、そうでした!そうでしたね!
でも、イシフェルド帝国皇太子を敬称無しで名前呼びって、難易度高いと思うんですけど?!
「クレイド。ほら、呼んでみろ」
「く、……く、クレ……イド……さま」
「最後の様は要らないな。もう一度」
え?
もう一度言うんですか?!
心の中では、確かにクレイド様と読んでましたが……心で思うのと、声に出すのとでは全然違うんですよっ!!
「く、クレイド……」
(さま)
仕方ないので、心の中で敬称を付けた。
けれど、それすらも殿下には見透かされていたみたいで……私の顔を覗き込んで
「ふむ、まぁ今回はこれで良しとしよう。で?どうした」
「はい?」
「何か、俺に聞きたい事でもあったんじゃないのか?」
あ……忘れてたわ。
「あの、私は1人でも馬に乗れます……って」
……あの、なんで、近寄せるんですかぁ?!
クレイド殿下は、前に座ってた私を引き寄せると、トンと背中が殿下の胸に当たった。
頭にクレイド殿下の顎が乗せられる。
「ふむ、俺はお前を相当気に入っている。こうして、アルジュナに一緒に乗りたいと思うくらいにはな」
アルジュナと言うのは、クレイド殿下の愛馬の名前です。今まで女性を一緒に乗せたことは無いそうですが……
っ!?
私は素早く腰にあった短剣を抜き、馬の背に膝立ちし、殿下の首を抱き寄せそのまま後方に投げつける。
「ぎゃあっ!」
短剣が相手の手の甲に刺さり、そのまま木から落ちてきた。殿下に同行していた騎士が、素早く縄で縛る。
「ほぉ、やはり勘も腕も良い」
殿下なら、ご自身で何とか出来るとは思いますが……それでも、絶対じゃありませんからね。私で対処出来る時は、そうした方が良いでしょう。
「殿下、この男は?」
「クレイド」
え?
こんな場合なのに名前を気にするんですか?!
騎士の皆さんも、戸惑ってますけど?!
でも私が直さないと、殿下は絶対に引きませんよね……さっきので勉強しました。
「クレイド……、この男は?」
「うむ、十中八九、我が国と敵対している国の間者だろうな」
クレイド殿下は満足そうに頷き、男の事を教えてくれた。イシフェルド帝国と敵対している国……という事は、リシュトート王国だろうな。
リシュトート王国もまた、イシフェルド帝国と同じくらいに大国で、毒や薬に精通している国だ。現在の王に変わってから、イシフェルド帝国を目の敵にし、皇帝やその親族を狙って刺客を送ってくるそうだ。
そのため、皇帝達は自身の能力だけじゃなく側近や侍従、侍女と言った人達まで戦えると聞きます。
まぁ、戦えないと死ぬのでしょうけど……
それより、私は試された……のでしょうか?
そんなに近くなかったとはいえ、気付いたのが私だけという事は絶対に無いと思いますし……騎士が全く動かなかった事、殿下の言葉からしても、そういう事なんでしょうね。
「違うぞ」
「え?」
「お前を試した訳じゃない」
何人かは気付いて無かったしな、とクレイド殿下は続けた。……なんて言うか、殿下は私の心が読めるんでしょうか?それとも、私は分かりやすいですか?!
一応、令嬢としての教育も受けてますから、表情を隠す術は身に付けているつもりなんですけど……
「ふ、キサラが分かりやすい訳じゃない」
あっ、また……
「俺が、人の表情を読むのが得意なだけだ」
そして、行くぞと言って馬を走らせた。
流石に襲われたのだ、のんびりと帰る訳にはいかないんだろう……それに……
嫌な予感がする……これだけでは終わらない……
そんな予感が…
馬に揺られながら、私は腰に下げた剣を確認する。どうにも、嫌な予感が消えないからだ。こういう時の私の予感は、結構当たるんだ。備えておくに越したことはない。
私が緊張を解かないからだろうか、殿下が私を見下ろし厳しい顔付きになるとさらにスピードを上げた。
山を駆け下りても消えない予感、それどころか逆に予感は強くなる一方で。
勘が極限まで高まった時
(っ!、ダメだ!)
「殿下!失礼しますっ!!」
「なっ!?」
私は殿下から手網をひったくると、馬を急停止させた。アルジュナは嘶き、前足を大きく上げて、数歩下がり向きを変えて前足を下ろした。私達が止めたことで後ろから来てた騎士も馬を急停止させる。
「あっぶねっ!おいっ……」
騎士の1人が文句を言おうとした瞬間、大爆発が起きた……私たちの目の前で。
馬が急停止した事で、石やらを蹴飛ばしたのでしょう、それが上手く起爆装置の上に乗ったのね。
「はぁ、はぁ」
「……良くやった。キサラ…大丈夫か?」
「大丈夫…です」
ちょっと、流石に怖かったですけどね。
先も言った通り、リシュトートは毒や薬に精通してるの……当然、爆薬の扱いにも長けてるのよ。
今までは、毒殺メインだったそうだけど…爆薬を使って爆弾を作り始めたって事かしら?
クレイド様は、私を安心させるように、震えが収まるまで抱き締めてくれた。
殿下であれば、爆発が起きても良けれるかも知れないけれど、それでも怪我はしたかも。騎士だって、無事では済まなかったでしょう。最悪、死者が出た可能性だってあります。
先程の男は、もしかしたら足止めかも知れませんね。それか、注意を逸らすためとか…
「急いでいたとはいえ、警戒が疎かになっていたな。2度もキサラに助けられるとは、すまなかった」
「いえ、私はクレイド様をお守り出来て嬉しいです。婚約破棄された傷物の私を娶ってくれた貴方の力になれるなら、いくらでもこの身を差し出しましょう」
「…俺は、キサラに守られたいのでは無い。キサラには、自分の身を守って欲しいのだ」
クレイド様の気持ちは、嬉しいです。
でも、私は……誰かに守ってもらうほど弱くはない。貴方の隣に立って、一緒に戦いたいの。
「……もちろん、自分の身は守ります。ですが、私はクレイド様と共に戦いたいのです」
危険だからと、城の奥深くに閉じ込められ、守られるのは勘弁なりません。
私も戦えますっ!
そのために、私に結婚を申し込んだのでしょう?!お願いします、殿下……!
「……分かった。但しっ!必ず自分の身を守ると、約束してくれ」
頼むと、まるで懇願するように殿下は言った。
「はい、約束します。クレイド」
ありがとうございます、殿下
────
ちょっーと、長くなりました(*ᴗˬᴗ)⁾
感想の返事が、何時も遅くてごめんなさい。
頂いた感想は、ちゃんと読ませて頂いてます。ただ、ちょっと……忙しくて(言い訳)。
この先も楽しんで貰えるよう、
頑張ります(*•̀ㅂ•́)و✧
クレイド様の馬で、イシフェルドの地を駆ける。
あれからひと月半…それは、ブシード王国を出て、イシフェルドの地を踏むまでにかかった期間だ。
最初は馬車で移動してたんだけど……
私の為にって……でも、私は馬車よりも馬で颯爽と駆ける方が好きって言ったら、イシフェルド帝国に入ってから馬に乗り換えてくれました。
ただ……
「その、……とても美しいです」
どこまでも続くような平原を抜け、山に差し掛かったけれど、途中立ち寄った美しい滝や花畑も綺麗だった。
私の為に、わざわざ立ち寄ってくれたらしく「本来なら日程に組み込まれてないんですよ」と兵士の方が教えてくれました。
結婚の話も急だし、馬車が要らないのは助かるけど……っと話してるのも聞いてしまいましたし。
その、私は耳も結構いいんですよ。
だから、小さくコソコソ話していてもそれなりに聞こえてしまうんです。
それより、私は1人で馬に乗れるんですけど……なんで、クレイド殿下と一緒に乗ってるんでしょうか……?
1人で乗った方が、危険が少ないと思うんですけど?2人より1人の方が、馬の負担も少ないし早く駆けれます。戦うにしても、私が居ない方が戦いやすいと思うんですが?
「あの、殿下」
「……」
「殿下?」
「キサラ」
「はい」
「私は、お前に結婚を申し入れたな?」
「はい」
殿下は何を言いたいんでしょうか?
「そしてお前は、受け入れた。違うか?」
「違いませんが……?」
「ならばお前は、俺の妻にイシフェルド帝国の皇太子妃になるわけだ」
……
「なぜ、名前で呼ばん。敬称も敬語も要らぬ」
「は……」
あー、そうでした!そうでしたね!
でも、イシフェルド帝国皇太子を敬称無しで名前呼びって、難易度高いと思うんですけど?!
「クレイド。ほら、呼んでみろ」
「く、……く、クレ……イド……さま」
「最後の様は要らないな。もう一度」
え?
もう一度言うんですか?!
心の中では、確かにクレイド様と読んでましたが……心で思うのと、声に出すのとでは全然違うんですよっ!!
「く、クレイド……」
(さま)
仕方ないので、心の中で敬称を付けた。
けれど、それすらも殿下には見透かされていたみたいで……私の顔を覗き込んで
「ふむ、まぁ今回はこれで良しとしよう。で?どうした」
「はい?」
「何か、俺に聞きたい事でもあったんじゃないのか?」
あ……忘れてたわ。
「あの、私は1人でも馬に乗れます……って」
……あの、なんで、近寄せるんですかぁ?!
クレイド殿下は、前に座ってた私を引き寄せると、トンと背中が殿下の胸に当たった。
頭にクレイド殿下の顎が乗せられる。
「ふむ、俺はお前を相当気に入っている。こうして、アルジュナに一緒に乗りたいと思うくらいにはな」
アルジュナと言うのは、クレイド殿下の愛馬の名前です。今まで女性を一緒に乗せたことは無いそうですが……
っ!?
私は素早く腰にあった短剣を抜き、馬の背に膝立ちし、殿下の首を抱き寄せそのまま後方に投げつける。
「ぎゃあっ!」
短剣が相手の手の甲に刺さり、そのまま木から落ちてきた。殿下に同行していた騎士が、素早く縄で縛る。
「ほぉ、やはり勘も腕も良い」
殿下なら、ご自身で何とか出来るとは思いますが……それでも、絶対じゃありませんからね。私で対処出来る時は、そうした方が良いでしょう。
「殿下、この男は?」
「クレイド」
え?
こんな場合なのに名前を気にするんですか?!
騎士の皆さんも、戸惑ってますけど?!
でも私が直さないと、殿下は絶対に引きませんよね……さっきので勉強しました。
「クレイド……、この男は?」
「うむ、十中八九、我が国と敵対している国の間者だろうな」
クレイド殿下は満足そうに頷き、男の事を教えてくれた。イシフェルド帝国と敵対している国……という事は、リシュトート王国だろうな。
リシュトート王国もまた、イシフェルド帝国と同じくらいに大国で、毒や薬に精通している国だ。現在の王に変わってから、イシフェルド帝国を目の敵にし、皇帝やその親族を狙って刺客を送ってくるそうだ。
そのため、皇帝達は自身の能力だけじゃなく側近や侍従、侍女と言った人達まで戦えると聞きます。
まぁ、戦えないと死ぬのでしょうけど……
それより、私は試された……のでしょうか?
そんなに近くなかったとはいえ、気付いたのが私だけという事は絶対に無いと思いますし……騎士が全く動かなかった事、殿下の言葉からしても、そういう事なんでしょうね。
「違うぞ」
「え?」
「お前を試した訳じゃない」
何人かは気付いて無かったしな、とクレイド殿下は続けた。……なんて言うか、殿下は私の心が読めるんでしょうか?それとも、私は分かりやすいですか?!
一応、令嬢としての教育も受けてますから、表情を隠す術は身に付けているつもりなんですけど……
「ふ、キサラが分かりやすい訳じゃない」
あっ、また……
「俺が、人の表情を読むのが得意なだけだ」
そして、行くぞと言って馬を走らせた。
流石に襲われたのだ、のんびりと帰る訳にはいかないんだろう……それに……
嫌な予感がする……これだけでは終わらない……
そんな予感が…
馬に揺られながら、私は腰に下げた剣を確認する。どうにも、嫌な予感が消えないからだ。こういう時の私の予感は、結構当たるんだ。備えておくに越したことはない。
私が緊張を解かないからだろうか、殿下が私を見下ろし厳しい顔付きになるとさらにスピードを上げた。
山を駆け下りても消えない予感、それどころか逆に予感は強くなる一方で。
勘が極限まで高まった時
(っ!、ダメだ!)
「殿下!失礼しますっ!!」
「なっ!?」
私は殿下から手網をひったくると、馬を急停止させた。アルジュナは嘶き、前足を大きく上げて、数歩下がり向きを変えて前足を下ろした。私達が止めたことで後ろから来てた騎士も馬を急停止させる。
「あっぶねっ!おいっ……」
騎士の1人が文句を言おうとした瞬間、大爆発が起きた……私たちの目の前で。
馬が急停止した事で、石やらを蹴飛ばしたのでしょう、それが上手く起爆装置の上に乗ったのね。
「はぁ、はぁ」
「……良くやった。キサラ…大丈夫か?」
「大丈夫…です」
ちょっと、流石に怖かったですけどね。
先も言った通り、リシュトートは毒や薬に精通してるの……当然、爆薬の扱いにも長けてるのよ。
今までは、毒殺メインだったそうだけど…爆薬を使って爆弾を作り始めたって事かしら?
クレイド様は、私を安心させるように、震えが収まるまで抱き締めてくれた。
殿下であれば、爆発が起きても良けれるかも知れないけれど、それでも怪我はしたかも。騎士だって、無事では済まなかったでしょう。最悪、死者が出た可能性だってあります。
先程の男は、もしかしたら足止めかも知れませんね。それか、注意を逸らすためとか…
「急いでいたとはいえ、警戒が疎かになっていたな。2度もキサラに助けられるとは、すまなかった」
「いえ、私はクレイド様をお守り出来て嬉しいです。婚約破棄された傷物の私を娶ってくれた貴方の力になれるなら、いくらでもこの身を差し出しましょう」
「…俺は、キサラに守られたいのでは無い。キサラには、自分の身を守って欲しいのだ」
クレイド様の気持ちは、嬉しいです。
でも、私は……誰かに守ってもらうほど弱くはない。貴方の隣に立って、一緒に戦いたいの。
「……もちろん、自分の身は守ります。ですが、私はクレイド様と共に戦いたいのです」
危険だからと、城の奥深くに閉じ込められ、守られるのは勘弁なりません。
私も戦えますっ!
そのために、私に結婚を申し込んだのでしょう?!お願いします、殿下……!
「……分かった。但しっ!必ず自分の身を守ると、約束してくれ」
頼むと、まるで懇願するように殿下は言った。
「はい、約束します。クレイド」
ありがとうございます、殿下
────
ちょっーと、長くなりました(*ᴗˬᴗ)⁾
感想の返事が、何時も遅くてごめんなさい。
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