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第二章 真の勇者は異世界人
何千年たっても忘れない約束
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ウルガス? どこかで聞いた気が……。
そうだ! 私達が向かっている塔の名前と一緒なのだ。
それを精霊龍に聞いたら「あれは母神様がおられる場所へ続く道だ」という。
つまりあの塔は神に邂逅するための道しるべ的存在と言うことかしら。
「でも精霊龍よりも強い存在が、なぜ世界の今の状況を放置してるの?」
これだけ混乱した状態なのだから、助け船をだしても良いと思うのだけど。
「ワシの記憶ではお前の元いた地球の神も人々のおこないに対して放置してたはずだが?」
ぐ、そう言えばそうだ所詮神は人を俯瞰で見る存在だった。
だが精霊龍は言う、ウルガスは地球の神と違い、わりと干渉するらしい。
ウルガスは自身の作り出した人々、果ては木々に至るまですべてを愛していると言う。
更にウルガスのことを聞こうとする私を煩わしいと言わんばかりに
「そんなに色々知りたければ母神様に会いに行けば良かろう。母神様は地球の神と違って優しいお方だ、案外真の勇者の力をくれるかもしれぬぞ」と言うのだった。
真の勇者の力、力なら十分にある。
「別に力など欲しくない」
精霊龍は一つため息をつくと「それは力ある者の言葉だ。貴様にそれを言う資格はあるのか?」
「今の力をもっと上手に使いこなせば良いだけじゃない」
「勘違いするな勇者マイラよ、その力はお前の力ではない、ワシの力だ」そう言うと指をパチンと叩くと私の中から全ての力が消え失せた。
「こんなことって」
「分かるか? ワシがマナを世界に供給しているからこそレベルシステムや魔法を使うことができるのだ」
「それだったらガリウス様をなんで元に戻さないのよ」
「お主、話しを聞いておったか? この世界のレベルシステムは神代行のシンヤが作り出した物だと言っておったろ」と言われ呆れられた。
「でもなぜシンヤがあなたのマナを使用できるの?」
精霊龍が言う、その昔シンヤが精霊龍にマナを使用することをお願いしてきたと。
「ワシの暇潰しもかねてマナを使わせておる」
その事を対して言葉足らずの精霊龍に代わり静が説明してくれた。
精霊龍はその長寿ゆえ暇をもて余しており、ドラゴン狩りに来る者を倒して暇を潰してると。なので少しでも張り合いのある相手と戦うためにマナの使用を許可していると言う。
ガリウス様も例に漏れずドラゴン狩りにきた挑戦者と思って対峙したら、死にかけたそうだ。
精霊龍はまず初撃を相手にやらせるスタイルなので、ガリウス様の一撃に全てを懸ける剣をくらってしまったのだと言う。
「まあ、あのときは俺も反撃されて死にかけたけどね」
そう言うとガリウス様は精霊龍を見て笑う。そこには私が入れない繋がりがあった。
静が言うには一撃に全てを懸ける剣はすべての存在を攻撃力に変換する技なのだそうだ。
でも、それは静の元々の能力ではないのかと聞いたら、ガリウス様に譲渡して変質してしまったと言う。
そもそもガリウス様に能力を教える気はなかったのに自分で気がついてしまい、その能力を思い違いで使って能力が変わってしまったということらしい。
そんな思い違いで能力が変質するものなのかと聞いたら。
むしろ思いこそがこの力の根元だと言う。
「で、結局静さんの能力ってなんだったの?」
「神意 真言じゃ、言ったことが事実になる能力じゃな」
はい? なにその最強能力。驚いていると静は衝撃の事実を更に話す。
自分が11人中最強でウルティアを倒したのも自分じゃとこともなげに言う。
その力なら精霊龍も倒せるんじゃ?と言う私の疑問に、静さんは慌てて否定する。
なぜなら精霊龍の持つ森羅万象は無限の可能性を持つ力で真言すら作れるのだと言う。
精霊龍の能力は神意よりも上なのだと言う。
精霊龍やばすぎでしょ、どこまで盛るのよ。
「婿殿惚れ直したか? ん? ん?」
そう言うと、椅子をガリウス様の横につけ、隣に座り直して体をピタリとつける。
それを見て精霊鬼も椅子をガリウス様の横につけて座ろうとするが精霊龍に吹き飛ばされて座ることは叶わなかった。
「ひどいですよ精霊龍さま」
「お主は愛が足りないからだめじゃ」
「そんなー! 私の愛は有頂天レベルでMAXですよ?」
マリアは良くて精霊鬼はダメなのか……。
まあ、あんな漫才に構ってられない。
「分かったわ、ウルガスの塔に行って神に邂逅するわ。そして力を手にいれてあなたを倒してガリウス様の隣には私が立つ」
ガリウス様の隣は私のものこれ絶対!
「言うではないか、ワシはそういうのは嫌いではないぞ」
私の決意の言葉を精霊龍は大笑いして喜ぶ。
余裕にしてられるのも今のうちよ。
私は闘志に燃え、決意をあらたにした。
「それで、これからガリウス様はどうするんですか?」
「そうだね、まさかここまで大和神国が活発に動いてると思わなかったから油断してたよ。当初の目標を完遂しようと思う」
「それは?」
「ごめん、勇者のマイラさんには言えないんだ」
勇者の? 勇者関係で言えないのか……。
嫌な予感しかしない。
でも、ガリウス様が自分で決めたことなら私に止める資格はない。
「分かりました、私達は元々の予定だったウルガスの塔に向かいます」
別に精霊龍に言うれたからじゃない、私達の目標がもとからそうなのだ。
だから元々を強調していったのに精霊龍はどこか上の空だ。
「母神様は怖いお方でもあるが優しいお方だ。特にお主には借りもあろうしな」
精霊龍は誰に話すとでもなくポツリと呟いた。
その後、私達は女王に神剣を無くしたことを秘密にする代わりにガリウス様のことは他言無用にさせた。
ガリウス様はそんなことは望んでなかったようだけど、これ以上悪評が広まるのは私の精神衛生上良くないんです。
「ではガリウス様、強くなって帰って来ますので、その時は一緒にいさせてくださいね」
「そうだね、また一緒に冒険できたら良いね」
そういう意味ではないのだけど。まあ、それがガリウス様らしいか。
私はニコリと微笑むとマリアをガリウス様からひっぺがそうとする。
しかしマリアは離れない。まるでガリウス様と一体化しているようだ。
「マリア置いていくわよ」
「べふがふがふふふふがふ」
だから、いい加減吸い付いてるのやめなさいよ。
メリウスも連れていくって、やることあるって話聞いてたでしょ。それに今はメリウスじゃないからね。
しかし何度言い聞かせてもまったく離す気配がない。
まあ仕方ないか、私だって一緒にいたいしね。
「ガリウス様、マリアをお願いしても良いですか?」
その私の言葉で一瞬マリアがピクッとする。
それを感じてガリウス様はマリアを諭そうとする。
「マリアはマイラと別れて俺とくるのかい? マイラを放っておけるのかい?」
「ふがでぃす」
そう言うと、ガリウス様から離れて一つお辞儀をする。
「私、アキトゥー=クロウォリ=マリアはマイラお姉様と一緒に行きます。でも帰ってきたら私も一緒にいさせてください」
「兄貴、俺も一緒に」
いやミリアスあんたはダメでしょ、いろんな意味でダメだからね!
「分かった、その時はまた一緒に冒険しよう」
二人とも喜んでガリウス様に抱きつく。
私も抱きつきたい。
「そうだガリウス様、なんで精霊鬼に私を殺させようとしたんですか?」
ガリウス様は眉間をポリポリと掻き、私にくれたペンダントをゆび指す。
ガリウス様はこのペンダントで私の同行がわかっていたそうで。仲たがいを止めさせるために精霊鬼と精霊龍に協力してもらったのだと言う。
そして精霊鬼がやり過ぎたみたいで申し訳ないと頭を下げた。
良かった捨てられた訳じゃなかったんだ。
聞くのが怖かったけど聞いて良かった。
「それと、そのペンダントは真奈美から君らを隠す役割もしてるから、外さないようにね」
静がガリウス様の言を補足して言う。真奈美は世界中の人の思考が読めるらしく、これをしてないと居場所を突き止められてしまうらしい。
あいつも大概チートね。
「ではガリウス様、私達はウルガスの塔に行きますね」
「気をつけて」
「ガリウス様もあまり思い詰めないでくださいね」
その私の言葉にガリウス様が答えることはなかったが、私の手を取り強く握ってくれた。
結局、チバケインの女王は第二王子のことが好きなので、これからもグランヘイム王国復活のために動くと言うことで。
もし復活させられない場合でもガリウス様が俺が復活させると豪語した。
その時はミリアスが国王なと言うことらしい。
それから三ヶ月ほどしてようやくウルガスの塔の側までたどり着いた。
サラスティを国まで送り届けたので遠回りしたからなのだが。
そしてジュエリもゼロスもこの三ヶ月で大幅にレベルアップした。
特にゼロスのレベルアップが凄まじく、すでにミリアスを越えている。
さすが英雄の称号は伊達じゃない。
「じゃあ、みんな準備は良いわね?」
「問題ないよ」
「大丈夫だよ」
「頑張ります」
「いくです」
みんなもやる気十分だ。待ってなさいよ精霊龍絶対にあんたを倒してガリウス様の横に立つんだから!
そうだ! 私達が向かっている塔の名前と一緒なのだ。
それを精霊龍に聞いたら「あれは母神様がおられる場所へ続く道だ」という。
つまりあの塔は神に邂逅するための道しるべ的存在と言うことかしら。
「でも精霊龍よりも強い存在が、なぜ世界の今の状況を放置してるの?」
これだけ混乱した状態なのだから、助け船をだしても良いと思うのだけど。
「ワシの記憶ではお前の元いた地球の神も人々のおこないに対して放置してたはずだが?」
ぐ、そう言えばそうだ所詮神は人を俯瞰で見る存在だった。
だが精霊龍は言う、ウルガスは地球の神と違い、わりと干渉するらしい。
ウルガスは自身の作り出した人々、果ては木々に至るまですべてを愛していると言う。
更にウルガスのことを聞こうとする私を煩わしいと言わんばかりに
「そんなに色々知りたければ母神様に会いに行けば良かろう。母神様は地球の神と違って優しいお方だ、案外真の勇者の力をくれるかもしれぬぞ」と言うのだった。
真の勇者の力、力なら十分にある。
「別に力など欲しくない」
精霊龍は一つため息をつくと「それは力ある者の言葉だ。貴様にそれを言う資格はあるのか?」
「今の力をもっと上手に使いこなせば良いだけじゃない」
「勘違いするな勇者マイラよ、その力はお前の力ではない、ワシの力だ」そう言うと指をパチンと叩くと私の中から全ての力が消え失せた。
「こんなことって」
「分かるか? ワシがマナを世界に供給しているからこそレベルシステムや魔法を使うことができるのだ」
「それだったらガリウス様をなんで元に戻さないのよ」
「お主、話しを聞いておったか? この世界のレベルシステムは神代行のシンヤが作り出した物だと言っておったろ」と言われ呆れられた。
「でもなぜシンヤがあなたのマナを使用できるの?」
精霊龍が言う、その昔シンヤが精霊龍にマナを使用することをお願いしてきたと。
「ワシの暇潰しもかねてマナを使わせておる」
その事を対して言葉足らずの精霊龍に代わり静が説明してくれた。
精霊龍はその長寿ゆえ暇をもて余しており、ドラゴン狩りに来る者を倒して暇を潰してると。なので少しでも張り合いのある相手と戦うためにマナの使用を許可していると言う。
ガリウス様も例に漏れずドラゴン狩りにきた挑戦者と思って対峙したら、死にかけたそうだ。
精霊龍はまず初撃を相手にやらせるスタイルなので、ガリウス様の一撃に全てを懸ける剣をくらってしまったのだと言う。
「まあ、あのときは俺も反撃されて死にかけたけどね」
そう言うとガリウス様は精霊龍を見て笑う。そこには私が入れない繋がりがあった。
静が言うには一撃に全てを懸ける剣はすべての存在を攻撃力に変換する技なのだそうだ。
でも、それは静の元々の能力ではないのかと聞いたら、ガリウス様に譲渡して変質してしまったと言う。
そもそもガリウス様に能力を教える気はなかったのに自分で気がついてしまい、その能力を思い違いで使って能力が変わってしまったということらしい。
そんな思い違いで能力が変質するものなのかと聞いたら。
むしろ思いこそがこの力の根元だと言う。
「で、結局静さんの能力ってなんだったの?」
「神意 真言じゃ、言ったことが事実になる能力じゃな」
はい? なにその最強能力。驚いていると静は衝撃の事実を更に話す。
自分が11人中最強でウルティアを倒したのも自分じゃとこともなげに言う。
その力なら精霊龍も倒せるんじゃ?と言う私の疑問に、静さんは慌てて否定する。
なぜなら精霊龍の持つ森羅万象は無限の可能性を持つ力で真言すら作れるのだと言う。
精霊龍の能力は神意よりも上なのだと言う。
精霊龍やばすぎでしょ、どこまで盛るのよ。
「婿殿惚れ直したか? ん? ん?」
そう言うと、椅子をガリウス様の横につけ、隣に座り直して体をピタリとつける。
それを見て精霊鬼も椅子をガリウス様の横につけて座ろうとするが精霊龍に吹き飛ばされて座ることは叶わなかった。
「ひどいですよ精霊龍さま」
「お主は愛が足りないからだめじゃ」
「そんなー! 私の愛は有頂天レベルでMAXですよ?」
マリアは良くて精霊鬼はダメなのか……。
まあ、あんな漫才に構ってられない。
「分かったわ、ウルガスの塔に行って神に邂逅するわ。そして力を手にいれてあなたを倒してガリウス様の隣には私が立つ」
ガリウス様の隣は私のものこれ絶対!
「言うではないか、ワシはそういうのは嫌いではないぞ」
私の決意の言葉を精霊龍は大笑いして喜ぶ。
余裕にしてられるのも今のうちよ。
私は闘志に燃え、決意をあらたにした。
「それで、これからガリウス様はどうするんですか?」
「そうだね、まさかここまで大和神国が活発に動いてると思わなかったから油断してたよ。当初の目標を完遂しようと思う」
「それは?」
「ごめん、勇者のマイラさんには言えないんだ」
勇者の? 勇者関係で言えないのか……。
嫌な予感しかしない。
でも、ガリウス様が自分で決めたことなら私に止める資格はない。
「分かりました、私達は元々の予定だったウルガスの塔に向かいます」
別に精霊龍に言うれたからじゃない、私達の目標がもとからそうなのだ。
だから元々を強調していったのに精霊龍はどこか上の空だ。
「母神様は怖いお方でもあるが優しいお方だ。特にお主には借りもあろうしな」
精霊龍は誰に話すとでもなくポツリと呟いた。
その後、私達は女王に神剣を無くしたことを秘密にする代わりにガリウス様のことは他言無用にさせた。
ガリウス様はそんなことは望んでなかったようだけど、これ以上悪評が広まるのは私の精神衛生上良くないんです。
「ではガリウス様、強くなって帰って来ますので、その時は一緒にいさせてくださいね」
「そうだね、また一緒に冒険できたら良いね」
そういう意味ではないのだけど。まあ、それがガリウス様らしいか。
私はニコリと微笑むとマリアをガリウス様からひっぺがそうとする。
しかしマリアは離れない。まるでガリウス様と一体化しているようだ。
「マリア置いていくわよ」
「べふがふがふふふふがふ」
だから、いい加減吸い付いてるのやめなさいよ。
メリウスも連れていくって、やることあるって話聞いてたでしょ。それに今はメリウスじゃないからね。
しかし何度言い聞かせてもまったく離す気配がない。
まあ仕方ないか、私だって一緒にいたいしね。
「ガリウス様、マリアをお願いしても良いですか?」
その私の言葉で一瞬マリアがピクッとする。
それを感じてガリウス様はマリアを諭そうとする。
「マリアはマイラと別れて俺とくるのかい? マイラを放っておけるのかい?」
「ふがでぃす」
そう言うと、ガリウス様から離れて一つお辞儀をする。
「私、アキトゥー=クロウォリ=マリアはマイラお姉様と一緒に行きます。でも帰ってきたら私も一緒にいさせてください」
「兄貴、俺も一緒に」
いやミリアスあんたはダメでしょ、いろんな意味でダメだからね!
「分かった、その時はまた一緒に冒険しよう」
二人とも喜んでガリウス様に抱きつく。
私も抱きつきたい。
「そうだガリウス様、なんで精霊鬼に私を殺させようとしたんですか?」
ガリウス様は眉間をポリポリと掻き、私にくれたペンダントをゆび指す。
ガリウス様はこのペンダントで私の同行がわかっていたそうで。仲たがいを止めさせるために精霊鬼と精霊龍に協力してもらったのだと言う。
そして精霊鬼がやり過ぎたみたいで申し訳ないと頭を下げた。
良かった捨てられた訳じゃなかったんだ。
聞くのが怖かったけど聞いて良かった。
「それと、そのペンダントは真奈美から君らを隠す役割もしてるから、外さないようにね」
静がガリウス様の言を補足して言う。真奈美は世界中の人の思考が読めるらしく、これをしてないと居場所を突き止められてしまうらしい。
あいつも大概チートね。
「ではガリウス様、私達はウルガスの塔に行きますね」
「気をつけて」
「ガリウス様もあまり思い詰めないでくださいね」
その私の言葉にガリウス様が答えることはなかったが、私の手を取り強く握ってくれた。
結局、チバケインの女王は第二王子のことが好きなので、これからもグランヘイム王国復活のために動くと言うことで。
もし復活させられない場合でもガリウス様が俺が復活させると豪語した。
その時はミリアスが国王なと言うことらしい。
それから三ヶ月ほどしてようやくウルガスの塔の側までたどり着いた。
サラスティを国まで送り届けたので遠回りしたからなのだが。
そしてジュエリもゼロスもこの三ヶ月で大幅にレベルアップした。
特にゼロスのレベルアップが凄まじく、すでにミリアスを越えている。
さすが英雄の称号は伊達じゃない。
「じゃあ、みんな準備は良いわね?」
「問題ないよ」
「大丈夫だよ」
「頑張ります」
「いくです」
みんなもやる気十分だ。待ってなさいよ精霊龍絶対にあんたを倒してガリウス様の横に立つんだから!
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