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第二章 真の勇者は異世界人
勇者の目覚めと大魔法使い
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駄目だ二人の関係が気になる。
メルウスもメルウスだ自分からレベルを奪った相手に優しくするなんて。
ここは思いきって二人の前に姿を表すべきだろうか。
いや、やめておこう。
痴態を晒したシンヤが何をするか分からない。
ここは、帰った方が良さそうね。
私は部屋に戻ろうと踵を返した、だがその瞬間足を挫いて転がってしまった。
今グキッて言った、グキッって。
気がつけば私の前にメルウスの股間があった。
あれだこれ、ラッキースケベが発動したんだ……。
「貴様は何をしておるのじゃ」
そこには怒り心頭で、体をわなわなと震わすシンヤがいた。
うまい良いわけを考えないと殺される。
「ええと、ラッキースケベの効果で部屋からここまで転がって来てしまいました?」
「そんな訳、なかろうが!」
ダメでした! 余計に怒りを買ってしまいました。
「もうよいわ、貴様など消えてなくなれ。戻れ我が半身」
その声と共にケンケンは私の手から離れ彼女の手に収まる。
その瞬間、彼女の身体から黒い気がわき出ると禍々しい鎧を纏いコウモリのような翼が背中から生えた。
ステータス、初代魔王、隠匿されし勇者、不完全な神
そしてレベル、ステータス、カンスト。
いや、いや、いや、盛りすぎでしょ!?
「なんじゃ我のステータスを見て怯えておるのか?」
「怯えてなんか……」
嘘、指一本動かせない、まるで蛇に睨まれた蛙。
魔人の時のようにミリアスやマリアみたいに死を待つだけの存在。
「レベルシステムは我が管理しているシステムじゃ、カンストしてるのは当然であろう」
「ズルイじゃない」
「どうした、いつもの不遜な態度はせんのか?」
「あなたなんか小指で倒せるわよ」
「よう言うたわ、ならば塵となり消え失せよ」
剣を振り上げるその姿は魔人の比じゃない。
死ぬなら最後まで睨んで死んでやる。
剣が振り下ろされ私の目の前に突き刺さる。
「ふん、これで貴様の能力は解放された」
「え?」
それだけ言うと彼女は部屋から消え去った、メルウスをちらりと横目で見ながら。
私は床に刺さる剣を抜いた。
「なっ、力が!」
私の体から力があふれでる。
まるで春が来て芽吹く新芽のように、身体全体に新たな力が芽吹く。
スキルが変わった、すべてのスキルの名前が変わる。
それはまるで上位互換のようなスキル名だった。
体力、魔力量共に今までの10倍はある、いや、魔力量の上昇が止まらない。
なにこれでも体が痛い、動かせない、私はそのまま崩れ落ちた。
目が覚めた私は、自分にあてがわれた部屋のベッドで寝ていた。
椅子にはメルウスが座って居眠りしている。
どの位意識を失っていくいたんだろう。
私は上体を起こし回りを見渡した、部屋にはメルウスしかいない。
『ケンケン私どうしちゃったの?』
『あれだ、勇者のパワーアップに加えて魔法使いにもなった影響で意識を失った』
『魔法使いにもなったんだ?』
『大魔法使いだな』
MP9999
魔力量がカンストしてる……。
呪文が増えてる。
なんですべての呪文元々使えてたと思うんだけど。
『神代魔法だな、神の時代の魔法だ神のシンヤにも使えない』
『お手軽パワーアップね』
『いや、シンヤと対峙した時、不遜な態度をとらずに震え怯えているだけだったら殺されていた』
『マジで?』
『マジだ』
私はベッドから起き上がるとよろけてしまいメルウスの方に倒れた、とは言えもうラッキースケベは起きない。
メルウスの顔が目の前にある私は自分から彼の唇に自分の唇を合わせた。
メルウスもメルウスだ自分からレベルを奪った相手に優しくするなんて。
ここは思いきって二人の前に姿を表すべきだろうか。
いや、やめておこう。
痴態を晒したシンヤが何をするか分からない。
ここは、帰った方が良さそうね。
私は部屋に戻ろうと踵を返した、だがその瞬間足を挫いて転がってしまった。
今グキッて言った、グキッって。
気がつけば私の前にメルウスの股間があった。
あれだこれ、ラッキースケベが発動したんだ……。
「貴様は何をしておるのじゃ」
そこには怒り心頭で、体をわなわなと震わすシンヤがいた。
うまい良いわけを考えないと殺される。
「ええと、ラッキースケベの効果で部屋からここまで転がって来てしまいました?」
「そんな訳、なかろうが!」
ダメでした! 余計に怒りを買ってしまいました。
「もうよいわ、貴様など消えてなくなれ。戻れ我が半身」
その声と共にケンケンは私の手から離れ彼女の手に収まる。
その瞬間、彼女の身体から黒い気がわき出ると禍々しい鎧を纏いコウモリのような翼が背中から生えた。
ステータス、初代魔王、隠匿されし勇者、不完全な神
そしてレベル、ステータス、カンスト。
いや、いや、いや、盛りすぎでしょ!?
「なんじゃ我のステータスを見て怯えておるのか?」
「怯えてなんか……」
嘘、指一本動かせない、まるで蛇に睨まれた蛙。
魔人の時のようにミリアスやマリアみたいに死を待つだけの存在。
「レベルシステムは我が管理しているシステムじゃ、カンストしてるのは当然であろう」
「ズルイじゃない」
「どうした、いつもの不遜な態度はせんのか?」
「あなたなんか小指で倒せるわよ」
「よう言うたわ、ならば塵となり消え失せよ」
剣を振り上げるその姿は魔人の比じゃない。
死ぬなら最後まで睨んで死んでやる。
剣が振り下ろされ私の目の前に突き刺さる。
「ふん、これで貴様の能力は解放された」
「え?」
それだけ言うと彼女は部屋から消え去った、メルウスをちらりと横目で見ながら。
私は床に刺さる剣を抜いた。
「なっ、力が!」
私の体から力があふれでる。
まるで春が来て芽吹く新芽のように、身体全体に新たな力が芽吹く。
スキルが変わった、すべてのスキルの名前が変わる。
それはまるで上位互換のようなスキル名だった。
体力、魔力量共に今までの10倍はある、いや、魔力量の上昇が止まらない。
なにこれでも体が痛い、動かせない、私はそのまま崩れ落ちた。
目が覚めた私は、自分にあてがわれた部屋のベッドで寝ていた。
椅子にはメルウスが座って居眠りしている。
どの位意識を失っていくいたんだろう。
私は上体を起こし回りを見渡した、部屋にはメルウスしかいない。
『ケンケン私どうしちゃったの?』
『あれだ、勇者のパワーアップに加えて魔法使いにもなった影響で意識を失った』
『魔法使いにもなったんだ?』
『大魔法使いだな』
MP9999
魔力量がカンストしてる……。
呪文が増えてる。
なんですべての呪文元々使えてたと思うんだけど。
『神代魔法だな、神の時代の魔法だ神のシンヤにも使えない』
『お手軽パワーアップね』
『いや、シンヤと対峙した時、不遜な態度をとらずに震え怯えているだけだったら殺されていた』
『マジで?』
『マジだ』
私はベッドから起き上がるとよろけてしまいメルウスの方に倒れた、とは言えもうラッキースケベは起きない。
メルウスの顔が目の前にある私は自分から彼の唇に自分の唇を合わせた。
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