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4章 守りたい者たちは誰なのか
湯けむり殺人事件で遊園地のアトラクション。
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「それではブレイドオル王国滅亡の時間だ」
玉座から立った俺は船長のクリフトファに出発の合図を出す。
「微速前進」
速度を稼ぐためにブレイドラオル王国を取り巻く山の頂上から伊400型はその重い巨体をゆっくりと前へと進める。
「よ~そろー」
スヴィニヤーの部下の豚人たちが返事をし忙しく働く。速度の支持が「強速前進」となり伊400型は最高速度で風を切って飛ぶ。
だが、王城へまで到達させるには少々心もとない。俺は更に指示を出す。
「機関最大限まで回せ、壊れても構わん!」
その指示を受けて、艦本式22号10型ディーゼルが唸りをあげる。
「結界衝突まで2分前、乗員はゴンドラから船体へ移動せよ」
この船は空を飛ぶために飛行船のゴンドラが下についている。それ自体はこの世界の金属なので結界突入時には船体から剥がれてしまう。
そのため乗組員はゴンドラから船体へと移動する必要があるのだ。
「スヴィニヤー、クリフトファ後は頼むぞ」
「はい、お任せください」
俺はシンミアを背負うと伊400型の先端に立った。下から見下ろすブレイドオル王国正門には大量の兵がいる。
まさか結界を突き抜けて行くとは思っていないんだろう、皆が驚愕の表情で黒いこの船を見ている。
最高速度を超えて飛ぶ伊400型をスヴィニヤーの風が更に加速させるとアウトリガーが軋みだす。
「なあ犬、よくよく考えれば晴嵐で突っ込めばよかったんじゃないか?」
「あ……」
その瞬間、伊400型が結界に衝突してアウトリガーがバキバキと音を立てて船体から剥がれ落ちる。
その衝撃が船体に伝わり大きく揺れる。
正門には青髪の娘や赤髪の娘がいる。空から抜けたことで戦わなくてもよくなったなと俺は安堵する。
結界を貫いた伊400型はスヴィニヤーの風に乗ってはいるものの、その高度をグングンと下げている。
やはり重かったか。
王城が見えた瞬間、一人の女性が甲板の上に飛び乗ってきた。巨人族の女性だ。一体どうやって飛び乗ってきたのか不思議だがなかなかのツワモノだ。
「ケンロウ王、ここから先には行かせない」
逃げ場の無い甲板で女性が剣を抜く。
参ったな、ここじゃスルーすることなんかできないぞ。
「なぜ単騎で来たんだ? 赤髪や青髪の娘と来れば勝機が少しはあるんじゃないか?」
「勝機ね……」
そう言うと女は泣きそうな顔で笑う。
「お前の名前を聞いてなかったな」
ステータスを見れば分かるが、王たるもの名前を聞いた方が格好いいので一応聞くが鑑定眼でも確認しておく。
偽名は良くないからね。
名前:サラ・ゴメス・バラドンナ
ミドルネームはゴメスか、ならサラだな。
「……ゴメスよ、ゴメスでいいわ」
そっちかよ。俺はずっこけそうになりながらも両手を組み、余裕の態度を見せる。
「そうかゴメスよ。王の道に立ちふさがるのなら死ぬ気でかかってこい」
そう言ったときゴメスはすごく悲しそうな顔をした。
ゴメスは風を受け足場の悪い甲板で俺に攻撃を加える。俺はその場から動かずにゴメスの振るう剣を捌く。
シンミアを背中に背負っている効果でゴメスの剣はまるでハエが止まるように遅く感じる。
これでLV99か、いや、これはさすがに全力じゃないだろう。
ゴメスの剣には殺気がない。それに目に光も無いように感じる。
「なあ、ゴメス。お前ここに死にに来てるだろ」
その言葉にゴメスは体をビクッとさせる。
俺は大きくため息をつくとアイテムボックスから木の棒を取り出し農業用フォークに変化させた。
「ケンロウ!」
俺が武器を出すとゴメスが俺の名を呼び剣を振るう。その突き出す剣を農業用フォークで絡めとり、そのまま足で押さえつけるとポキリと折った。
剣を折った瞬間ゴメスの動きが止まった。まるで時間が止まったように。
次の攻撃を待っているとゴメスは折れた剣を抱き締め子供のように鳴き始めた。
は?
「宝物なのに! 私の大事なものなのに! うわあああぁん」
「え、ちょ!」
「……犬、最低だな」
「え? 俺のせいなの?」
だって攻撃してきたのゴメスだよ? 俺悪くないでしょ。
俺は泣いているゴメスから折れた剣を取り上げる。
◎デクロサスの魔剣(破損)
攻撃力+200
受け流し50%
魔法付与:エアーストラッシュ(魔法剣)
「やぁー! 返して。返してよ!」
まるで子供のように駄々をこね剣を取り返そうとするゴメスを華麗に避ける。
「そんなに大事なものなら直してやるが、もう攻撃してくるなよ?」
「直せるの?」
「ああ、問題ない」
「攻撃しないから。もう攻撃しないから直して」
◆魔改造
◆創世記
折れた剣を持ちLVアップで得られた第二の能力を使う。
「創世記」
折れた剣に魔方陣が浮き上がり一瞬で剣が元に戻る。
ゴメスは俺から剣を奪うと、良かった良かったと剣を抱き締める。
「お前はなんでそんなに死に急ぐ」
ゴメスは俺をじっと見つめて剣を鞘に納めると、ポツリポツリと語りだした。
「私はずっと後悔してるんだよ。私がケンタをあの二人から奪ったんだ。私さえ一人でゴブリンキングを倒しに行かなければケンタは行方不明にならなかった全部私が悪いんだ! だから私が死んで少しでもケンタの記憶が揺さぶれればってね……」
そう言って泣き崩れるゴメスに近よると、俺はボサボサになっているゴメスの頭をなで慰める。
”ザッザッザー”
「サラ?」
「ケ、ケンタ?」
魂の残響で俺はゴメスの、いやサラの名前を呼んでしまった。
「ええと……えい!」
伊400型からサラを突き落とし、今の件はなかったことにした。
”湯煙殺人事件、正体がバレた男は昔の女を崖下へと突き落とす”みたいな感じだな。
「ケンタぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
落ちるサラは俺の名前を絶叫しながら落ちていった。
『ハル、その子を地面に降ろしてやってくれ』
『ギャ!』
格納庫から晴嵐のハルが飛び出しサラをつかむとキリモミ状態で落下して地上へとサラを降ろした。
玉座から立った俺は船長のクリフトファに出発の合図を出す。
「微速前進」
速度を稼ぐためにブレイドラオル王国を取り巻く山の頂上から伊400型はその重い巨体をゆっくりと前へと進める。
「よ~そろー」
スヴィニヤーの部下の豚人たちが返事をし忙しく働く。速度の支持が「強速前進」となり伊400型は最高速度で風を切って飛ぶ。
だが、王城へまで到達させるには少々心もとない。俺は更に指示を出す。
「機関最大限まで回せ、壊れても構わん!」
その指示を受けて、艦本式22号10型ディーゼルが唸りをあげる。
「結界衝突まで2分前、乗員はゴンドラから船体へ移動せよ」
この船は空を飛ぶために飛行船のゴンドラが下についている。それ自体はこの世界の金属なので結界突入時には船体から剥がれてしまう。
そのため乗組員はゴンドラから船体へと移動する必要があるのだ。
「スヴィニヤー、クリフトファ後は頼むぞ」
「はい、お任せください」
俺はシンミアを背負うと伊400型の先端に立った。下から見下ろすブレイドオル王国正門には大量の兵がいる。
まさか結界を突き抜けて行くとは思っていないんだろう、皆が驚愕の表情で黒いこの船を見ている。
最高速度を超えて飛ぶ伊400型をスヴィニヤーの風が更に加速させるとアウトリガーが軋みだす。
「なあ犬、よくよく考えれば晴嵐で突っ込めばよかったんじゃないか?」
「あ……」
その瞬間、伊400型が結界に衝突してアウトリガーがバキバキと音を立てて船体から剥がれ落ちる。
その衝撃が船体に伝わり大きく揺れる。
正門には青髪の娘や赤髪の娘がいる。空から抜けたことで戦わなくてもよくなったなと俺は安堵する。
結界を貫いた伊400型はスヴィニヤーの風に乗ってはいるものの、その高度をグングンと下げている。
やはり重かったか。
王城が見えた瞬間、一人の女性が甲板の上に飛び乗ってきた。巨人族の女性だ。一体どうやって飛び乗ってきたのか不思議だがなかなかのツワモノだ。
「ケンロウ王、ここから先には行かせない」
逃げ場の無い甲板で女性が剣を抜く。
参ったな、ここじゃスルーすることなんかできないぞ。
「なぜ単騎で来たんだ? 赤髪や青髪の娘と来れば勝機が少しはあるんじゃないか?」
「勝機ね……」
そう言うと女は泣きそうな顔で笑う。
「お前の名前を聞いてなかったな」
ステータスを見れば分かるが、王たるもの名前を聞いた方が格好いいので一応聞くが鑑定眼でも確認しておく。
偽名は良くないからね。
名前:サラ・ゴメス・バラドンナ
ミドルネームはゴメスか、ならサラだな。
「……ゴメスよ、ゴメスでいいわ」
そっちかよ。俺はずっこけそうになりながらも両手を組み、余裕の態度を見せる。
「そうかゴメスよ。王の道に立ちふさがるのなら死ぬ気でかかってこい」
そう言ったときゴメスはすごく悲しそうな顔をした。
ゴメスは風を受け足場の悪い甲板で俺に攻撃を加える。俺はその場から動かずにゴメスの振るう剣を捌く。
シンミアを背中に背負っている効果でゴメスの剣はまるでハエが止まるように遅く感じる。
これでLV99か、いや、これはさすがに全力じゃないだろう。
ゴメスの剣には殺気がない。それに目に光も無いように感じる。
「なあ、ゴメス。お前ここに死にに来てるだろ」
その言葉にゴメスは体をビクッとさせる。
俺は大きくため息をつくとアイテムボックスから木の棒を取り出し農業用フォークに変化させた。
「ケンロウ!」
俺が武器を出すとゴメスが俺の名を呼び剣を振るう。その突き出す剣を農業用フォークで絡めとり、そのまま足で押さえつけるとポキリと折った。
剣を折った瞬間ゴメスの動きが止まった。まるで時間が止まったように。
次の攻撃を待っているとゴメスは折れた剣を抱き締め子供のように鳴き始めた。
は?
「宝物なのに! 私の大事なものなのに! うわあああぁん」
「え、ちょ!」
「……犬、最低だな」
「え? 俺のせいなの?」
だって攻撃してきたのゴメスだよ? 俺悪くないでしょ。
俺は泣いているゴメスから折れた剣を取り上げる。
◎デクロサスの魔剣(破損)
攻撃力+200
受け流し50%
魔法付与:エアーストラッシュ(魔法剣)
「やぁー! 返して。返してよ!」
まるで子供のように駄々をこね剣を取り返そうとするゴメスを華麗に避ける。
「そんなに大事なものなら直してやるが、もう攻撃してくるなよ?」
「直せるの?」
「ああ、問題ない」
「攻撃しないから。もう攻撃しないから直して」
◆魔改造
◆創世記
折れた剣を持ちLVアップで得られた第二の能力を使う。
「創世記」
折れた剣に魔方陣が浮き上がり一瞬で剣が元に戻る。
ゴメスは俺から剣を奪うと、良かった良かったと剣を抱き締める。
「お前はなんでそんなに死に急ぐ」
ゴメスは俺をじっと見つめて剣を鞘に納めると、ポツリポツリと語りだした。
「私はずっと後悔してるんだよ。私がケンタをあの二人から奪ったんだ。私さえ一人でゴブリンキングを倒しに行かなければケンタは行方不明にならなかった全部私が悪いんだ! だから私が死んで少しでもケンタの記憶が揺さぶれればってね……」
そう言って泣き崩れるゴメスに近よると、俺はボサボサになっているゴメスの頭をなで慰める。
”ザッザッザー”
「サラ?」
「ケ、ケンタ?」
魂の残響で俺はゴメスの、いやサラの名前を呼んでしまった。
「ええと……えい!」
伊400型からサラを突き落とし、今の件はなかったことにした。
”湯煙殺人事件、正体がバレた男は昔の女を崖下へと突き落とす”みたいな感じだな。
「ケンタぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
落ちるサラは俺の名前を絶叫しながら落ちていった。
『ハル、その子を地面に降ろしてやってくれ』
『ギャ!』
格納庫から晴嵐のハルが飛び出しサラをつかむとキリモミ状態で落下して地上へとサラを降ろした。
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