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女勇者の着た服はプライスレス
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「ガリウス、ちょっとミスティアさんと話あるから少し離れてて」
マイラはそう言うと手のひらをシッシッと振り俺を遠ざけた。
二人でなにか深刻そうな話をしているのがその表情から伺える。
また、マイラがなにか余計なことを言うんじゃないかと気が気じゃなかったが、しばらくすると笑いあって打ち解けだしたので心配は俺の杞憂のようだ。
「いいよ、がー君こっち来て」
「だからなんだよ、がー君って」
「ミスティアがガリウスって呼ぶから私はがー君にすることになったのでよろしくね」
「そう言うことだよガリウス」
そう言うと二人は顔を見合わせて笑った。なにかのけ者にされた気分でちょっと悲しいです。
俺たちは勇者の剣を回収するための旅の準備として街で必要なものを買い足すことにした。
なにせミスティア以外は町民スタイルだ冒険をするのに向いていない。
マイラは武具屋に入るとすぐさま黒地に赤みがかったピンクのラインが入ったコートを掴みとった。
「やっぱりこれよね」
そう言うとバサッと一気に着込んだ。その姿はまさに勇者の称号にふさわしい凛々しさがあった。
「お嬢さん目が高いね。それはブラックドラゴンの革をなめして作ったコートだからあらゆる属性攻撃に耐性がプラスされるよ」
でも、お高いんでしょ? と俺が思っているとマイラは一気にまくし立て値切りだした。
さすが商人の娘、むしろウィルソンより商才がありそうだ。
「ミスティアは盾使う?」
「私は片手剣を両手で使うから盾は使わないわ」
「おっけ~」
ただの値切り交渉かと思ったらどんどん武器や防具が積まれていく。それにともない交渉もヒートアップする。
そして交渉がまとまりお互いに契約の握手をするとミスティアに服を脱ぐように指示をする。
「ミスティア、その服脱いでこれ着て」
そう言うとマイラは服と防具をミスティアに手渡した。
「私はこの服でいいよ?」
「ダメダメ、その服ってこの国から支給されたものでしょ。なにか細工されてるかもしれないわよ」
なるほど、あの剣みたいに何か仕掛けがあってもおかしくない。
「そうだなミスティア、マイラの言うとおりかもしれない国から渡されたものは危険だ」
「分かったガリウスがそう言うなら」
そう言うとミスティアはフィッテイングルームへと入り服を着替えだした。
「ところで何かあるかもしれないで思い出したんだけど、なんでミスティアの精神汚染が触っただけで解けたんだ?」
「だって私勇者よ? 勇者のパーティーには精神攻撃は効かないの」
勇者ののパーティーになるとそんなお得な効果があるのか。
「勇者お得だな」
「へへへ、欲しいと言ってもあげませんからね」
「ふふんいらないよ。でも、本当にありがとうなマイラ」
「好きになっても良いんですよ?」
「ごめん、ミスティアがいるから」
「イケズですねがー君は。ただその強がりいつまで持つでしょうか」
「い、いつまでも」
「そうだと良いですね」
そう言うとマイラは含みのある笑顔を見せた。
その笑みに一瞬心を奪われた俺は自分の頭ゴンゴンと叩く。
多分あれは勇者特有の精神攻撃だ。魅了効果があるのかもしれない。
「ちなみに、がー君はすでにパーティーメンバーですから。がー君も精神攻撃は無効化されてますからね」
「……」
「どうかな?」
フィッテイングルームから出てきたミスティアはマイラとお揃いの服でマイラとは違い黒地に青の線が入っていた。
「俺のは?」
「がー君はこれですね」
そう言って渡されたのはただの布の服と革の鎧だった。
「なんか仲間はずれじゃない俺だけ?」
「がー君はわかってないですね」
マイラはミスティアの手をひっぱり俺の右手に腕を絡ませると自分は左に立ち俺の腕をとる。
「こう言うことです」
鏡に写る姿は俺を中心に左右対称で均一がとれていた。
「なるほど色合いがちょうど言いと言うことか」
「は? がー君はバカですか?」
「え?」
「両手に花だと言うことですよ」
「ああ、なるほど」
「ガリウス、なるほどじゃないよね?」
……痛い痛い、ミスティアさん脇腹つねらないでください。
「昔は一途に私だけを見ていてくれたのに……」
「ちょ、何言ってんだよミスティア。今だって一途だよ」
「ガリウス……」
「ミスティア……」
”ピーピッピッピッー!!”
「天の川急行が通ります、リア充の乙姫と彦星は左右に別れて一年お待ちください! シュッシュッポッポッ!シュッシュッポッポッ!ピッー!!」
おちゃらけた動作でマイラは俺とミスティの間に割り込み近づけないように行ったり来たりを繰り返す。
「もう、なんだよそれ」
「がー君はもう少し乙女心理解した方がいいですよ? 天然が許されるのは義務教育までですからね?」
「???」
「まあ、良いです」
マイラは憤慨しながら親父からずしりと重たそうな皮袋を受け取った。
「それは?」
「ミスティアの服を売った代金です。全ての購入費を引いても金貨20枚残りました」
「そんなに?」
「当然ですよ勇者ミスティアの装備ですよ、勇者のネームバリューでプレミア価格です。これでも安いくらいですよ」
そう言うとマイラは金貨10枚をとりだしミスティアに渡した。
どうやら残りは交渉をした自分のものと言うことらしい。
武具代もそこから出してるなら取り分はミスティアの方が多くなるんじゃないかと言ったら。そもそも交渉しなければ良いところ武具の半額位を払える程度で買い叩かれていたので俺が支払うことになっていたと言う。
なるほど、そう考えれば武具も手に入りお金も手に入ったのだから半々に分けるのは当然の報酬か。
さすが商人の娘、勇者にしておくには惜しい逸材だ。
「もう、マイラがお金管理した方がいいんじゃないかな?」と言う俺の意見にミスティアもうなずいて同意する。だがマイラはその発言にあきれてダメ出しをする。
「良いですか、がー君、ミスティア。お金と言うのは自分で管理しなければいけません。他人に管理してもらえば確かに楽です。しかしお金のありがたみも、正しい使い方も忘れてしまいます。なにより預けられた方は自分のお金だと勘違いして浪費してしまうことだってあるのですよ」
などなど延々とお小言を聞くこととなった。
「わかりましたね!?」
いつの間にか正座させられていた俺とミスティアは許しを乞うようにウンウンと頭を縦に振った。
「まあ、今日のところは許しますが、これからはちょくちょく講義しないとダメなようですね」
俺たちは顔を見合わせて顔を青くした。多分ミスティアも同じことを考えているだろう。
『商人の娘こえぇ……』と。
マイラはそう言うと手のひらをシッシッと振り俺を遠ざけた。
二人でなにか深刻そうな話をしているのがその表情から伺える。
また、マイラがなにか余計なことを言うんじゃないかと気が気じゃなかったが、しばらくすると笑いあって打ち解けだしたので心配は俺の杞憂のようだ。
「いいよ、がー君こっち来て」
「だからなんだよ、がー君って」
「ミスティアがガリウスって呼ぶから私はがー君にすることになったのでよろしくね」
「そう言うことだよガリウス」
そう言うと二人は顔を見合わせて笑った。なにかのけ者にされた気分でちょっと悲しいです。
俺たちは勇者の剣を回収するための旅の準備として街で必要なものを買い足すことにした。
なにせミスティア以外は町民スタイルだ冒険をするのに向いていない。
マイラは武具屋に入るとすぐさま黒地に赤みがかったピンクのラインが入ったコートを掴みとった。
「やっぱりこれよね」
そう言うとバサッと一気に着込んだ。その姿はまさに勇者の称号にふさわしい凛々しさがあった。
「お嬢さん目が高いね。それはブラックドラゴンの革をなめして作ったコートだからあらゆる属性攻撃に耐性がプラスされるよ」
でも、お高いんでしょ? と俺が思っているとマイラは一気にまくし立て値切りだした。
さすが商人の娘、むしろウィルソンより商才がありそうだ。
「ミスティアは盾使う?」
「私は片手剣を両手で使うから盾は使わないわ」
「おっけ~」
ただの値切り交渉かと思ったらどんどん武器や防具が積まれていく。それにともない交渉もヒートアップする。
そして交渉がまとまりお互いに契約の握手をするとミスティアに服を脱ぐように指示をする。
「ミスティア、その服脱いでこれ着て」
そう言うとマイラは服と防具をミスティアに手渡した。
「私はこの服でいいよ?」
「ダメダメ、その服ってこの国から支給されたものでしょ。なにか細工されてるかもしれないわよ」
なるほど、あの剣みたいに何か仕掛けがあってもおかしくない。
「そうだなミスティア、マイラの言うとおりかもしれない国から渡されたものは危険だ」
「分かったガリウスがそう言うなら」
そう言うとミスティアはフィッテイングルームへと入り服を着替えだした。
「ところで何かあるかもしれないで思い出したんだけど、なんでミスティアの精神汚染が触っただけで解けたんだ?」
「だって私勇者よ? 勇者のパーティーには精神攻撃は効かないの」
勇者ののパーティーになるとそんなお得な効果があるのか。
「勇者お得だな」
「へへへ、欲しいと言ってもあげませんからね」
「ふふんいらないよ。でも、本当にありがとうなマイラ」
「好きになっても良いんですよ?」
「ごめん、ミスティアがいるから」
「イケズですねがー君は。ただその強がりいつまで持つでしょうか」
「い、いつまでも」
「そうだと良いですね」
そう言うとマイラは含みのある笑顔を見せた。
その笑みに一瞬心を奪われた俺は自分の頭ゴンゴンと叩く。
多分あれは勇者特有の精神攻撃だ。魅了効果があるのかもしれない。
「ちなみに、がー君はすでにパーティーメンバーですから。がー君も精神攻撃は無効化されてますからね」
「……」
「どうかな?」
フィッテイングルームから出てきたミスティアはマイラとお揃いの服でマイラとは違い黒地に青の線が入っていた。
「俺のは?」
「がー君はこれですね」
そう言って渡されたのはただの布の服と革の鎧だった。
「なんか仲間はずれじゃない俺だけ?」
「がー君はわかってないですね」
マイラはミスティアの手をひっぱり俺の右手に腕を絡ませると自分は左に立ち俺の腕をとる。
「こう言うことです」
鏡に写る姿は俺を中心に左右対称で均一がとれていた。
「なるほど色合いがちょうど言いと言うことか」
「は? がー君はバカですか?」
「え?」
「両手に花だと言うことですよ」
「ああ、なるほど」
「ガリウス、なるほどじゃないよね?」
……痛い痛い、ミスティアさん脇腹つねらないでください。
「昔は一途に私だけを見ていてくれたのに……」
「ちょ、何言ってんだよミスティア。今だって一途だよ」
「ガリウス……」
「ミスティア……」
”ピーピッピッピッー!!”
「天の川急行が通ります、リア充の乙姫と彦星は左右に別れて一年お待ちください! シュッシュッポッポッ!シュッシュッポッポッ!ピッー!!」
おちゃらけた動作でマイラは俺とミスティの間に割り込み近づけないように行ったり来たりを繰り返す。
「もう、なんだよそれ」
「がー君はもう少し乙女心理解した方がいいですよ? 天然が許されるのは義務教育までですからね?」
「???」
「まあ、良いです」
マイラは憤慨しながら親父からずしりと重たそうな皮袋を受け取った。
「それは?」
「ミスティアの服を売った代金です。全ての購入費を引いても金貨20枚残りました」
「そんなに?」
「当然ですよ勇者ミスティアの装備ですよ、勇者のネームバリューでプレミア価格です。これでも安いくらいですよ」
そう言うとマイラは金貨10枚をとりだしミスティアに渡した。
どうやら残りは交渉をした自分のものと言うことらしい。
武具代もそこから出してるなら取り分はミスティアの方が多くなるんじゃないかと言ったら。そもそも交渉しなければ良いところ武具の半額位を払える程度で買い叩かれていたので俺が支払うことになっていたと言う。
なるほど、そう考えれば武具も手に入りお金も手に入ったのだから半々に分けるのは当然の報酬か。
さすが商人の娘、勇者にしておくには惜しい逸材だ。
「もう、マイラがお金管理した方がいいんじゃないかな?」と言う俺の意見にミスティアもうなずいて同意する。だがマイラはその発言にあきれてダメ出しをする。
「良いですか、がー君、ミスティア。お金と言うのは自分で管理しなければいけません。他人に管理してもらえば確かに楽です。しかしお金のありがたみも、正しい使い方も忘れてしまいます。なにより預けられた方は自分のお金だと勘違いして浪費してしまうことだってあるのですよ」
などなど延々とお小言を聞くこととなった。
「わかりましたね!?」
いつの間にか正座させられていた俺とミスティアは許しを乞うようにウンウンと頭を縦に振った。
「まあ、今日のところは許しますが、これからはちょくちょく講義しないとダメなようですね」
俺たちは顔を見合わせて顔を青くした。多分ミスティアも同じことを考えているだろう。
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