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第1笑

ゴリラ、無双。

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前回のあらすじ


耳とジャガが召されました。
(チーーーン……。)



蓮月 「3分間待ってやる。」

奏夜 「目がぁ、目がぁぁぁ!!」

神様 「さあ、奏恋!唱えるよ!!」

奏心 「えっ!?えっ!!?」

神様 「せーのっ!!」

神様&奏心 「「バ〇ス!!」」

メルトが崩壊しました……。



ラ〇ュタファンの皆さんごめんなさい。






奏夜と奏心がメルトの建物内に入る。
建物は以外と丈夫らしく、
どうやら崩れてるのは、
外から見た部分だけらしい。

奏夜 「リリス!!何処にいる!!」

奏心 「リリスー!!」

奏夜 「奏心、敵意察知は使えるか?」

奏心 「わかった。やってみる!」

奏心の敵意察知は、誰かに敵意を向けて
いる者の位置がわかる。

奏心 「……いた!上の階に2人誰かに敵意を向けてる人がいる!!」

奏夜 「了解!!……奏心、ちょっといいか?」

奏心 「何?…………、わかった任せて!!」


2人は上の階のその場所へ行く。
奏心がその部屋の扉を勢い良く蹴破る。

奏夜&奏心 「「たのもー!!!!!!!」」

突然、部屋に乱入する2人。
部屋にいたのはマスターと思われる大男、
めちゃくちゃチャラそうな男とそして……
(以下、マス、チャラとそれぞれ表記。)

ー ボロボロになったリリスだった。

奏心 「リリス!!大丈夫!?」

奏夜 「……。」

チャラ 「おや~?何か可愛い子ちゃんが来たぜ~?」

奏心 「きっも、鳥肌やっば!!」

マス 「コイツらは処分するはずだったはず…。」

チャラ 「な、なにぃ~!?何だときs……」

奏夜 「うわー。ないわー。そのセンスはないわー…。」

奏夜と奏心がチャラに罵声を浴びせる。
チャラは口を金魚のように
パクパクしている。
リリスは驚いた顔で2人を見る。

リリス 「何故ここに!?」

奏夜&奏心 「「リリスが馬鹿だから。」」

リリス 「!?」

奏夜 「リリス、俺たちはお前のなんだ?」

リリス 「っ!!」

奏心がリリスを抱きしめる。


奏心 「『友達』でしょ。」


リリス 「奏夜、奏心……!!」

奏夜 「さてと、どういう事か教えて☆」

奏夜がマスとチャラに問いかける。

マス 「それはこっちのセリフだ。リリスはメルトの諜報員であり、暗殺者であるメルトのNo.3だ。命令に忠実なリリスが初めて命令を破り、尚且つメルトを裏切り破壊させようとしている。その理由が奇妙な兄弟じゃあないか。リリス、お前は洗脳でもされたか?」

奏夜 「えっ?リリスがまさかのNo.3?俺はてっきり誘惑役の中堅ぐらいかとおもってたわ。ごめん、リリス。」

チャラ 「はあ?リリスは暗殺に特化した能力をm…。」

奏夜 「てことは、9割正解かぁ~。残念!!」

チャラ 「俺の話を最後までk…。」

リリス 「えっ!?知ってたんですか!?」

奏夜 「いんや。知らんかったよ。けど、そういうのに感が鋭いから俺。」

奏心 「そーゆー事。ちなみに私は全然知らんかった。何それ、リリスそんなに強いんだね…。どうしよう、お偉いさんだよね。敬語の方が良いのかな……。うーん。」

奏夜  「馬鹿はほっといて、そちらさんはどうしたいわけ?」

マス 「決まっている。裏切り者と邪魔者は消す。それだけだが?」

奏夜 「なーるほど。シンプルな回答ありがとー。」

奏夜は静かに観察眼を発動させる。

……うん、勝てるな。

奏夜 「奏心ー。作戦Aで!!」

奏心 「了解!!リリスは下がってて!!」

リリス 「そんな!逃げて!!あの2人には勝てない!!」

チャラ 「リリスの言う通りだ。まあ、逃さないケドね。」

奏夜 「あの、空気が汚れるので口を開けないで貰えますか、コラ。」

チャラ 「何でそんなに辛辣なんだよ!!」

奏夜 「ふっ。(ドヤァ)」

チャラ 「うぜぇぇぇぇ!!」

チャラが剣を召喚し、
奏夜へと跳躍する。
すかさず、奏心が炎を纏った
大剣を召喚し少し2人から
離れている所から大剣を振った。

奏心 「やぁっ!!」

すると巨大な炎の斬撃が2人の方へ向かう。

チャラ 「はぁっ!?ぐうぁぁぁ!!!!!」

チャラは跳躍中、
奏夜は運動能力はないに等しい。
当然避けきれるはずもなく炎は2人を襲う。

マス 「仲間ごと燃やすのか。」

リリス 「奏夜!!」

奏心 「そんなわけないでしょ!!」

間もなく炎は鎮火し、
軽い火傷を負い気絶するチャラと、
何事も無かったかのような
奏夜が立っていた。

奏夜 「ふぅー。変な感じだったな。」

リリス 「奏夜!?平気なの!?」

マス 「……炎耐性を持っていたとは。」

奏夜 「別に炎耐性は持っていないけどな。」


何故、奏夜は無事だったのか。
それは、この部屋に来る前に
奏夜はある事をしていたからだ。


奏夜 「さあ、始めようか。マスちゃん☆」


次回      奏夜&奏心vsマスちゃん

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