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5.積極的な彼女とヘタレな僕
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「アンジェリーナ様……これは一体どういうことで――……」
「わたくし、気付いたのです。もうこれしか方法がないのではないかと、ですから――受け入れて下さい」
悲し気に微笑む彼女に、僕はただ茫然と見ているだけしかできなかった。
そして、女神の如くその人は、すっと自分の腰紐を解く。
はらりと肩から落ちる夜着の衣。
その下は、まるで女神の様に完成された優美な曲線が描かれていて、僕の喉がごくりとなった。
*** ***
それは、夢から始まった。
僕だって男だ。
時々、ムラムラする時があって、思春期の子供ではないが、いやらしい夢を見ることだってある。
さすがに、童貞と言うわけではないが、そこまで積極的に女性と関わることもない。
つまり、なにが言いたいのかというと、今この現状は夢なのか、現実なのかって事だ。
頭の中は大混乱しつつ、現実逃避したい気持ちでいっぱいになったけど、僕は目が離せない。
ごめん、僕紳士になり切れない駄犬だったよ。
「さあ、エーリッヒ様。一つになりましょうね?」
「いやいやいや、アンジェリーナ様! それは悪役のセリフと言うもので――……」
「悪役とは結構な配役ですわ。では悪役らしくいきますわね?」
「いかなくていいから!」
「ふふふ、そんなに怖がらないでくださいませ。大丈夫、わたくし経験はないですが、きちんと勉強はしてきましたので。それにほら、ここはすっかりその気ですわ」
嬉しそうに僕の腰周りに触れるアンジェに、僕は焦る。
仕方ない。だって、目の前には美しい完璧ともいえる肌があって、惜しげもなく月夜にさらしているんだから。
「ほら、いかがですか? んっ、エーリッヒ様の手は少し冷たいんですね。わたくしが温めてあげますわ」
手を取られ、アンジェは自分の肌に触れさせる。
滑らかで沁み一つない綺麗な肌に、心臓が飛び出そうなほど高鳴った。
いけないと思うのに、身体が何かに乗っ取られたようで動くことが出来ない。
「アンジェリーナ様、だ、駄目です! すぐにどいて下さい! 僕だって男ですよ!? ここまでされたら、我慢できなくなります!!」
「……分かってはいましたが、我慢強くて紳士ですのね。でも、こちらはすっかり元気ですね?」
僕の分身に触れて、撫でまわすその手を押さえるように掴むと、アンジェは嬉しそうに微笑む。
「意識がない時にエーリッヒ様はわたくしの名前を呼んでいらしたんです。アンジェ、アンジェって。切羽詰まったような腰に響くいいお声で」
「あの、そ、それは――!」
「夢は願望とも言いますから気になさらないで。それに、そんなにわたくしの事を思っているのだと、うれしかったんです。たとえ性の対象でも、あなた様を独占できていたのは喜びですわ。少なくとも、こうして身体を重ねているときはシエラ令嬢ではなく、わたくしを欲してくださっているのだと知り、心が躍るようでした」
「え? なんでシエラ嬢?」
「お好きだったのでしょう?」
そこで、なにやら盛大な勘違いが発生しているのだと僕は気づく。
向こうも、僕の様子に戸惑ったように、瞳が揺れた。
「あの、アンジェリーナ様……僕たちは話合ったほうがいいのではありませんか?」
「アンジェとお呼びくださいと申し上げました、エーリッヒ様」
「ああ、うん。じゃあ、アンジェ。いい子だから、ちょっと服着てくれる?」
「いやです」
僕は童貞ではない。
だからと言って、女性に対して積極的という訳でもない。
そして、周りから鈍い、鈍感と言われるくらいには、そういう感情には疎い。
だけど、さすがにここまでさされば僕だって分かる。
僕は、腹筋を使って身体を起こし、アンジェの身体を隠すように抱きしめた。
「僕の国にはさ、据え膳食わぬは男の恥って言葉があるんだけど――……」
「知っておりますわ。是非食べて下さい」
「いや、あのね。君の出身国はそういうお国柄ではないはずなんだけど……?」
「些細な問題ですわね」
きっぱりとアンジェが言う。
アンジェの出身国は男女差別が明確にある国で、男尊女卑が根付いている。
つまり、女性は貞淑であれ、男性に従うべし、という風潮だ。
アンジェの取っている行動は、ある意味あの国に生まれ育ったアンジェにしてみたら、全くそぐわない。
逆に我が国は、女性は守るべき対象で、子を産み育む女性を尊ぶ風潮だ。
女性優位とまでは言わないが、女性陣はなかなか積極的だったりする。
「そもそも、どうしてこんなことしようとしたのか、そこが分からないんだけど……。せめてそれだけでも知りたい」
ぐだぐだ話して先延ばしにしている時点で、僕は完全にヘタれの部類だ。
相手の気持ちを分かっていても、急な行動には戸惑いもある。
そりゃ、もう隠せない程僕の中心は熱を持っているけど、それは気にしないことにする。
「……嫉妬深い女だとお嫌いになるかも知れませんわ」
「抱かれた後の方が傷深くならない、それ?」
「もしそうなら、一生エーリッヒ様の腕と熱を思い出しながら生きる覚悟です」
潔いアンジェの態度に、少しだけため息を吐きたくなった。
「それぐらいの覚悟あるのなら、僕と一生を共にする覚悟を持ってほしいよ」
それは何気なく言った言葉だ。
しかし、その言葉を聞いた瞬間、アンジェは顔を真っ赤にして叫ぶ。
「い、いきなりそういうことを言うのは反則です!」
いきなりアンジェが顔を首筋に埋めてくる。
顔は見えなくても、真っ赤な顔や耳に照れているのだと分かった。
アンジェは美人で、学校に通ってた頃はあこがれた存在。
僕自身にも婚約者はいたし、アンジェに至っては次期王太子妃。
天と地ほどの高嶺の花だった。
それが、なんの因果か今を共に生きている。
ずっとこれが続けばいいなぁと考えるには、時間がたっぷりあった。
「僕はアンジェの事が好きだよ。ずっと一緒にいたいけど、アンジェはいやかな?」
このタイミングの告白ってどうなの? と思いながらも、言わなければならないことはきちんと言う。
アンジェの方は、あれだけ積極的だったのいまや恥ずかしがって顔すら上げていない。
それでも、かすかに頷いた事はわかった。
いつもアンジェにしてやられているので、こういう反応が珍しくて、たまにはこんな関係もいいなと心の中が温かくなる。
そして、僕は恥ずかしそうに瞳が潤んでいるアンジェの顔を持ち上げて、そっとキスをした。
「わたくし、気付いたのです。もうこれしか方法がないのではないかと、ですから――受け入れて下さい」
悲し気に微笑む彼女に、僕はただ茫然と見ているだけしかできなかった。
そして、女神の如くその人は、すっと自分の腰紐を解く。
はらりと肩から落ちる夜着の衣。
その下は、まるで女神の様に完成された優美な曲線が描かれていて、僕の喉がごくりとなった。
*** ***
それは、夢から始まった。
僕だって男だ。
時々、ムラムラする時があって、思春期の子供ではないが、いやらしい夢を見ることだってある。
さすがに、童貞と言うわけではないが、そこまで積極的に女性と関わることもない。
つまり、なにが言いたいのかというと、今この現状は夢なのか、現実なのかって事だ。
頭の中は大混乱しつつ、現実逃避したい気持ちでいっぱいになったけど、僕は目が離せない。
ごめん、僕紳士になり切れない駄犬だったよ。
「さあ、エーリッヒ様。一つになりましょうね?」
「いやいやいや、アンジェリーナ様! それは悪役のセリフと言うもので――……」
「悪役とは結構な配役ですわ。では悪役らしくいきますわね?」
「いかなくていいから!」
「ふふふ、そんなに怖がらないでくださいませ。大丈夫、わたくし経験はないですが、きちんと勉強はしてきましたので。それにほら、ここはすっかりその気ですわ」
嬉しそうに僕の腰周りに触れるアンジェに、僕は焦る。
仕方ない。だって、目の前には美しい完璧ともいえる肌があって、惜しげもなく月夜にさらしているんだから。
「ほら、いかがですか? んっ、エーリッヒ様の手は少し冷たいんですね。わたくしが温めてあげますわ」
手を取られ、アンジェは自分の肌に触れさせる。
滑らかで沁み一つない綺麗な肌に、心臓が飛び出そうなほど高鳴った。
いけないと思うのに、身体が何かに乗っ取られたようで動くことが出来ない。
「アンジェリーナ様、だ、駄目です! すぐにどいて下さい! 僕だって男ですよ!? ここまでされたら、我慢できなくなります!!」
「……分かってはいましたが、我慢強くて紳士ですのね。でも、こちらはすっかり元気ですね?」
僕の分身に触れて、撫でまわすその手を押さえるように掴むと、アンジェは嬉しそうに微笑む。
「意識がない時にエーリッヒ様はわたくしの名前を呼んでいらしたんです。アンジェ、アンジェって。切羽詰まったような腰に響くいいお声で」
「あの、そ、それは――!」
「夢は願望とも言いますから気になさらないで。それに、そんなにわたくしの事を思っているのだと、うれしかったんです。たとえ性の対象でも、あなた様を独占できていたのは喜びですわ。少なくとも、こうして身体を重ねているときはシエラ令嬢ではなく、わたくしを欲してくださっているのだと知り、心が躍るようでした」
「え? なんでシエラ嬢?」
「お好きだったのでしょう?」
そこで、なにやら盛大な勘違いが発生しているのだと僕は気づく。
向こうも、僕の様子に戸惑ったように、瞳が揺れた。
「あの、アンジェリーナ様……僕たちは話合ったほうがいいのではありませんか?」
「アンジェとお呼びくださいと申し上げました、エーリッヒ様」
「ああ、うん。じゃあ、アンジェ。いい子だから、ちょっと服着てくれる?」
「いやです」
僕は童貞ではない。
だからと言って、女性に対して積極的という訳でもない。
そして、周りから鈍い、鈍感と言われるくらいには、そういう感情には疎い。
だけど、さすがにここまでさされば僕だって分かる。
僕は、腹筋を使って身体を起こし、アンジェの身体を隠すように抱きしめた。
「僕の国にはさ、据え膳食わぬは男の恥って言葉があるんだけど――……」
「知っておりますわ。是非食べて下さい」
「いや、あのね。君の出身国はそういうお国柄ではないはずなんだけど……?」
「些細な問題ですわね」
きっぱりとアンジェが言う。
アンジェの出身国は男女差別が明確にある国で、男尊女卑が根付いている。
つまり、女性は貞淑であれ、男性に従うべし、という風潮だ。
アンジェの取っている行動は、ある意味あの国に生まれ育ったアンジェにしてみたら、全くそぐわない。
逆に我が国は、女性は守るべき対象で、子を産み育む女性を尊ぶ風潮だ。
女性優位とまでは言わないが、女性陣はなかなか積極的だったりする。
「そもそも、どうしてこんなことしようとしたのか、そこが分からないんだけど……。せめてそれだけでも知りたい」
ぐだぐだ話して先延ばしにしている時点で、僕は完全にヘタれの部類だ。
相手の気持ちを分かっていても、急な行動には戸惑いもある。
そりゃ、もう隠せない程僕の中心は熱を持っているけど、それは気にしないことにする。
「……嫉妬深い女だとお嫌いになるかも知れませんわ」
「抱かれた後の方が傷深くならない、それ?」
「もしそうなら、一生エーリッヒ様の腕と熱を思い出しながら生きる覚悟です」
潔いアンジェの態度に、少しだけため息を吐きたくなった。
「それぐらいの覚悟あるのなら、僕と一生を共にする覚悟を持ってほしいよ」
それは何気なく言った言葉だ。
しかし、その言葉を聞いた瞬間、アンジェは顔を真っ赤にして叫ぶ。
「い、いきなりそういうことを言うのは反則です!」
いきなりアンジェが顔を首筋に埋めてくる。
顔は見えなくても、真っ赤な顔や耳に照れているのだと分かった。
アンジェは美人で、学校に通ってた頃はあこがれた存在。
僕自身にも婚約者はいたし、アンジェに至っては次期王太子妃。
天と地ほどの高嶺の花だった。
それが、なんの因果か今を共に生きている。
ずっとこれが続けばいいなぁと考えるには、時間がたっぷりあった。
「僕はアンジェの事が好きだよ。ずっと一緒にいたいけど、アンジェはいやかな?」
このタイミングの告白ってどうなの? と思いながらも、言わなければならないことはきちんと言う。
アンジェの方は、あれだけ積極的だったのいまや恥ずかしがって顔すら上げていない。
それでも、かすかに頷いた事はわかった。
いつもアンジェにしてやられているので、こういう反応が珍しくて、たまにはこんな関係もいいなと心の中が温かくなる。
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