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私は実家のエメ男爵家に戻り、お父様の執務室に向かう。
「お父様、至急お見せしたいものがあります。入ってもよろしいですか?」
「いいとも。新婚生活はどうだね? ハーマン君とはうまくやっているかい?」
お父様は満面の笑みで迎えてくれた。
「これを見ていただけますか?」
「なんてことだ。こんなものをエメ男爵家に迎え入れようとしていたとは! マトゥタが男爵家を継ぐ前で良かった」
「え? どういうことですか? 弟のステファンがいるではありませんか?」
「ステファンはクトニオス伯爵家の一人娘と婚約が決まったのだ。あちらに婿入りするので、エメ男爵家はマトゥタが継ぐことになる。マトゥタは優秀だからなんの心配もしていないよ」
「そうでしたの。では、私では無くハーマンを当主にする書類を作りましょう」
「は? ハーマンを当主に据えることもできるが、その場合はエメ男爵家と養子縁組しなければならない。そんなことをしたらハーマンはますます調子づき浮気三昧だぞ」
「それが狙いですわ」
「はっはっはっはっは。どうやら悪いことを考えているな? この国では娘に爵位を継がせることも、娘婿に継がせることも当主の裁量に任されているからな。ハーマンに夢を見させるのか」
「とてもいい夢を見ていただきましょう。エメ男爵家がダイヤモンド鉱山を所有することも教えてあげてください」
私は黒い笑みを浮かべた。
(ハーマン視点)
わたしはマトゥタの実家エメ男爵家に妻と呼ばれて、今はエメ男爵家のサロンにいる。この家はわたしの実家ペリヤ男爵家よりも数倍でかい。
通常は伯爵家や侯爵家が所有するような調度品もサロンに並び、エメ男爵家がいかに裕福かがうかがえた。
「さて、夫婦で来てもらったのには訳がある。実はステファンがクトニオス伯爵家の婿養子になることになった。それでだ、ここは優秀なマトゥタの夫ハーマンに当主になってもらおうと思う。どうだね? 娘のマトゥタが惚れ込んだ男だ。信頼するに値する人物だと信じている」
「本当ですか? 身に余る光栄です。その期待に必ず応えたいと思います」
「ふむ。では、ここにサインをしてくれたまえ。エメ男爵家にはダイヤモンド鉱山があってね。これにサインすれば、いずれハーマン君のものになるだろう」
素晴らしい情報に踊り出しそうで、よく書類を確かめもせずサインをした。
わたしは思いがけずエメ男爵になったのだ。当然文官は辞めたし、エメ男爵家に引っ越し優雅に過ごす。妻のマトゥタも文官を辞めたが、率先してわたしのやるべき仕事をしてくれた。
(暇だな・・・・・・)
「どうぞ、息抜きにお出かけになったらいかが?」
優しく勧めてくれたマトゥタは不細工だけれど性格が素晴らしく良い。
いつものナンパ場所に行き女を引っかけて遊ぶ。気持ちも大きくなり、強請られるままに物を買い与えた。あれほどの財力のある家を継いだのだからいくらでも金は使えるはずだ。
前から付き合っていた女も呼び出し、ドレスを買い与え思う存分遊んだ。屋敷に戻れば掃除の行き届いた居心地の良い空間があり、使用人はたくさんいてなにも言わなくても全てが用意される。義理父母は離れに住んでいるが、こちらの生活にはノータッチだ。マトゥタはわたしが何時に帰宅しても興味を示さなかった。
どんどんエスカレートする遊び。ついには高給娼館に入り浸り、ツケで飲み食いし女を買った。ダイヤモンド鉱山があるんだ。どんなに遊んでも大丈夫さ。
「お前はもう他人だ。この屋敷から出て行け」
ある日、サロンに呼び出され義理父から恫喝された。
「わたしは既にこのエメ男爵家の当主ですよ。出て行くのはあなたの方だ」
「いや、ハーマン君はもうここの当主ではない。すでにマトゥタとは離婚手続きが済んでいるのだ」
「なにを、勝手な! そんなことは通じませんよ。この国では一度婿養子にしたら、そう簡単には解消できないはずですよね?」
「できるんだよ。あの書類には解消出来る事項がたくさん盛り込まれていた。この世界は契約社会だからね。違法でない限り特約事項は契約書に盛れる」
「特約事項? あの書類はどこですか?」
わたしは書類を奪い取り、目を皿のようにして細かな文字まで読んでいく。
養子縁組をしわたしを跡継ぎにする、という文字はとても大きい。だが、特約事項はその三分の一の大きさの文字でだらだらとつづられていた。
婿養子縁組解消事項
●過去、現在問わずマトゥタ以外の女性と性的関係を結んだ場合は、どのような理由があろうとも即座に婿養子縁組を解消できるものとする。その場合は一方的に離婚を言い渡すことができる。不貞行為の慰謝料は2,000万ダラとする。
別途、エメ男爵家の家名に傷がついたと思われる言動があった場合は、慰謝料請求の対象になりこれも2,000万ダラとする。
「くっだらない内容ですね。通常の慰謝料は多くても300万ダラ程度でしょう? それにわたしが不貞を働いた証拠は? うわっ! あるんですか? まさか、こんなに? ・・・・・・というかこれは養子縁組する前の証拠じゃないか! 知っていて嵌めたのか! あの性悪女め! あいつはどこだ? マトゥタ! マトゥターー」
わたしは怒りのあまり声を張り上げ、あちらこちらを探す。
「うっるさいわねぇ? 冴えない男がこの私に何の用よ?」
ピンクの髪と瞳の色っぽい女が紫のドレスを着て現れた。見事な胸とウエストのくびれに思わず唾を飲み込む。大きな瞳と濡れたように輝く唇、鼻筋は通っているが高慢に見えるほどは高くない。つまり、男にとって最高の女だ。
「君は誰だよ? ここでなにをしている?」
「私はあなたの元妻マトゥタよ。これが本当の姿なの。王立遊泳プールでも会ったわよねぇ? 覚えてる? ずいぶん私の悪口を言っていたけれど、こちらこそあんたなんてごめんよ。捨ててあげたから出て行きなさい」
「・・・・・・まさか、嘘だろう? 本当にあのマトゥタなのか? 悪かったよ。わたしが間違っていた。君こそ理想の女だよ。今までのことは水に流そうよ。君がそれほど素敵だとわかった今、わたしはけっして浮気をしない自信がある」
「ばっかじゃないの。早く新しい職場に行きなさい!」
私はハーマンのお尻を蹴飛ばし、大男の御者に命じて馬車に押し込ませた。
「このゴミ、エメ男爵家のダイヤモンド鉱山に運んで。ハーマン、慰謝料分は働いてもらうわよ。万が一、事故で亡くなったらペリヤ男爵家に請求してやるわ」
「謝るから、反省しているよ。愛しているのは君だけだ」
「気持ち悪い!」
「許しておくれよぉおおーー。マトゥタァーー! マトゥタァーー!」
馬車の中で泣き叫ぶと、大柄な男の御者が凄んだ。
「うっせーー! 鉱山に着く前に死にてーか?」
おしまい
「お父様、至急お見せしたいものがあります。入ってもよろしいですか?」
「いいとも。新婚生活はどうだね? ハーマン君とはうまくやっているかい?」
お父様は満面の笑みで迎えてくれた。
「これを見ていただけますか?」
「なんてことだ。こんなものをエメ男爵家に迎え入れようとしていたとは! マトゥタが男爵家を継ぐ前で良かった」
「え? どういうことですか? 弟のステファンがいるではありませんか?」
「ステファンはクトニオス伯爵家の一人娘と婚約が決まったのだ。あちらに婿入りするので、エメ男爵家はマトゥタが継ぐことになる。マトゥタは優秀だからなんの心配もしていないよ」
「そうでしたの。では、私では無くハーマンを当主にする書類を作りましょう」
「は? ハーマンを当主に据えることもできるが、その場合はエメ男爵家と養子縁組しなければならない。そんなことをしたらハーマンはますます調子づき浮気三昧だぞ」
「それが狙いですわ」
「はっはっはっはっは。どうやら悪いことを考えているな? この国では娘に爵位を継がせることも、娘婿に継がせることも当主の裁量に任されているからな。ハーマンに夢を見させるのか」
「とてもいい夢を見ていただきましょう。エメ男爵家がダイヤモンド鉱山を所有することも教えてあげてください」
私は黒い笑みを浮かべた。
(ハーマン視点)
わたしはマトゥタの実家エメ男爵家に妻と呼ばれて、今はエメ男爵家のサロンにいる。この家はわたしの実家ペリヤ男爵家よりも数倍でかい。
通常は伯爵家や侯爵家が所有するような調度品もサロンに並び、エメ男爵家がいかに裕福かがうかがえた。
「さて、夫婦で来てもらったのには訳がある。実はステファンがクトニオス伯爵家の婿養子になることになった。それでだ、ここは優秀なマトゥタの夫ハーマンに当主になってもらおうと思う。どうだね? 娘のマトゥタが惚れ込んだ男だ。信頼するに値する人物だと信じている」
「本当ですか? 身に余る光栄です。その期待に必ず応えたいと思います」
「ふむ。では、ここにサインをしてくれたまえ。エメ男爵家にはダイヤモンド鉱山があってね。これにサインすれば、いずれハーマン君のものになるだろう」
素晴らしい情報に踊り出しそうで、よく書類を確かめもせずサインをした。
わたしは思いがけずエメ男爵になったのだ。当然文官は辞めたし、エメ男爵家に引っ越し優雅に過ごす。妻のマトゥタも文官を辞めたが、率先してわたしのやるべき仕事をしてくれた。
(暇だな・・・・・・)
「どうぞ、息抜きにお出かけになったらいかが?」
優しく勧めてくれたマトゥタは不細工だけれど性格が素晴らしく良い。
いつものナンパ場所に行き女を引っかけて遊ぶ。気持ちも大きくなり、強請られるままに物を買い与えた。あれほどの財力のある家を継いだのだからいくらでも金は使えるはずだ。
前から付き合っていた女も呼び出し、ドレスを買い与え思う存分遊んだ。屋敷に戻れば掃除の行き届いた居心地の良い空間があり、使用人はたくさんいてなにも言わなくても全てが用意される。義理父母は離れに住んでいるが、こちらの生活にはノータッチだ。マトゥタはわたしが何時に帰宅しても興味を示さなかった。
どんどんエスカレートする遊び。ついには高給娼館に入り浸り、ツケで飲み食いし女を買った。ダイヤモンド鉱山があるんだ。どんなに遊んでも大丈夫さ。
「お前はもう他人だ。この屋敷から出て行け」
ある日、サロンに呼び出され義理父から恫喝された。
「わたしは既にこのエメ男爵家の当主ですよ。出て行くのはあなたの方だ」
「いや、ハーマン君はもうここの当主ではない。すでにマトゥタとは離婚手続きが済んでいるのだ」
「なにを、勝手な! そんなことは通じませんよ。この国では一度婿養子にしたら、そう簡単には解消できないはずですよね?」
「できるんだよ。あの書類には解消出来る事項がたくさん盛り込まれていた。この世界は契約社会だからね。違法でない限り特約事項は契約書に盛れる」
「特約事項? あの書類はどこですか?」
わたしは書類を奪い取り、目を皿のようにして細かな文字まで読んでいく。
養子縁組をしわたしを跡継ぎにする、という文字はとても大きい。だが、特約事項はその三分の一の大きさの文字でだらだらとつづられていた。
婿養子縁組解消事項
●過去、現在問わずマトゥタ以外の女性と性的関係を結んだ場合は、どのような理由があろうとも即座に婿養子縁組を解消できるものとする。その場合は一方的に離婚を言い渡すことができる。不貞行為の慰謝料は2,000万ダラとする。
別途、エメ男爵家の家名に傷がついたと思われる言動があった場合は、慰謝料請求の対象になりこれも2,000万ダラとする。
「くっだらない内容ですね。通常の慰謝料は多くても300万ダラ程度でしょう? それにわたしが不貞を働いた証拠は? うわっ! あるんですか? まさか、こんなに? ・・・・・・というかこれは養子縁組する前の証拠じゃないか! 知っていて嵌めたのか! あの性悪女め! あいつはどこだ? マトゥタ! マトゥターー」
わたしは怒りのあまり声を張り上げ、あちらこちらを探す。
「うっるさいわねぇ? 冴えない男がこの私に何の用よ?」
ピンクの髪と瞳の色っぽい女が紫のドレスを着て現れた。見事な胸とウエストのくびれに思わず唾を飲み込む。大きな瞳と濡れたように輝く唇、鼻筋は通っているが高慢に見えるほどは高くない。つまり、男にとって最高の女だ。
「君は誰だよ? ここでなにをしている?」
「私はあなたの元妻マトゥタよ。これが本当の姿なの。王立遊泳プールでも会ったわよねぇ? 覚えてる? ずいぶん私の悪口を言っていたけれど、こちらこそあんたなんてごめんよ。捨ててあげたから出て行きなさい」
「・・・・・・まさか、嘘だろう? 本当にあのマトゥタなのか? 悪かったよ。わたしが間違っていた。君こそ理想の女だよ。今までのことは水に流そうよ。君がそれほど素敵だとわかった今、わたしはけっして浮気をしない自信がある」
「ばっかじゃないの。早く新しい職場に行きなさい!」
私はハーマンのお尻を蹴飛ばし、大男の御者に命じて馬車に押し込ませた。
「このゴミ、エメ男爵家のダイヤモンド鉱山に運んで。ハーマン、慰謝料分は働いてもらうわよ。万が一、事故で亡くなったらペリヤ男爵家に請求してやるわ」
「謝るから、反省しているよ。愛しているのは君だけだ」
「気持ち悪い!」
「許しておくれよぉおおーー。マトゥタァーー! マトゥタァーー!」
馬車の中で泣き叫ぶと、大柄な男の御者が凄んだ。
「うっせーー! 鉱山に着く前に死にてーか?」
おしまい
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契約書はきちんと読まないと……ですよね?
( ̄▽ ̄)ニヤリッ
そーーなんですよ😮💨
//
/ /
/ / ヒョコ
"/ ∩ハ…ハ
/ |(꘎ꔷ◡ꔷ꘎ )_ 感想ありがとうございます💕
/…/ | ヽ/
" ̄ ̄ ̄"∪
妻の悪口を言って口説くような男はだめですね( ◔︎ ~ ◔︎ )
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//
/ /
/ / ヒョコ
"/ ∩ハ…ハ
/ |(꘎ꔷ◡ꔷ꘎ )_ 感想ありがとうございます💕
/…/ | ヽ/
" ̄ ̄ ̄"∪
3話を読んで気付いたのですが、2話と3話で夫の名前がハーランとハーマンになってます。
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//
/ /
/ / ヒョコ
"/ ∩ハ…ハ
/ |(꘎ꔷ◡ꔷ꘎ )_ 教えていただきありがとうございます💕
/…/ | ヽ/
" ̄ ̄ ̄"∪