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15 ローズの人生
しおりを挟むマリーはフィンレーと結婚し、その5年後にはデスティニー公爵夫人として屋敷を切り盛りするようになった。
マリーの子供は2人産まれ、男の子がイーサン、女の子はアニーと名付けられた。ローズの子供は上からイッチ、ニーサン、サントスが男の子。リサ、マキ、マロンが女の子である。
ラインハルトも含めると実に9人の子供達がデスティニー公爵家の庭を走りまわり、絶え間なく笑い声が響き渡る。
その後を追いかけるのは乳母のローズで、子供達からとても好かれていたのである。
「ローズはお母様にちょっとだけ似ているわね? もしかしたらお母様と姉妹とかってあり得る?」
アニーは幼児らしい率直さでそう尋ねるとローズは少し寂しそうに微笑んだ。
「私はただの使用人ですよ。デスティニー公爵夫人とはなんの関係もありません」
ローズは生涯その元の身分を子供達に告げることなく過ごし、一使用人として生きたのである。
マリーはローズと二人きりの場合は昔のように話しかけていた。
「お姉様、子供達には本当のことを言ってもいいのに……」
マリーの言葉にローズは笑ってクビを横に振る。
「自分への戒めとしてこれだけは譲れないわ。私の立場は使用人だから。二人きりの時にはマリーの姉でいさせてくれるだけでいいわ。それもたまにで充分よ」
マリーはローズのけじめを誠意として受け取ったのである。
デスティニー公爵家の資料によれば、イーサンがデスティニー公爵の爵位を継ぎその子供が産まれた際の乳母の名前もローズだったと記されている。
完
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めでたし、めでたし😁
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激しく思い込みが強い性格だっただけに
貫き通すこともできたのかもしれませんね。
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済んだかも,ですが(笑)
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感想ありがとうございます!
一生妊婦って・・・・・・よくそんなものを思いついたなぁ😓と、今思い出してびっくりです!
こちらもお読みいただきありがとうございます!
悪役が改心するのはけっこうありまして
書いているうちに情が移って救ってあげたくなる時があるんですよね(笑)
いつもありがとうございます✨
公爵子息の【イーサン】とローズの子供の【ニーサン】名前が似てるので、ちょっと紛らわしい(笑)
モブキャラの名前付けるの、けっこう適当になっちゃいますよね(笑)
確かに名前似すぎていますね(笑)
そうなんですよー
モブの名前って正直めんどくさいんです🤭
感想いただきありがとうございます💞🎶
【追記】『お食事中だったらゴメンなさい』場面の有る話には、該当話の前書きで記載したほうがいいかも😅
あー確かにそうですね😅
後から書いてもすでに読んじゃっていますもんね
ちょっと直しますね🎵
ご指摘ありがとうございます🌷