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4 紬ちゃん、養女になる(便利な手に巻くメモ・高価すぎるベッドにびびる)
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「私の幼い頃はねぇ、紬ちゃんよりも、もっと落ち着かない子だったと思うわ。『ここで、待っていなさい』と言われても、絶対にどこかに行きたくなってしまうのよ。言われたことを、忘れてしまうのよね。もっと、興味のあることを見つけると、そこに行きたくなってたまらないの。飽きっぽいし、一つのことが続けられなくて困ったものよ」
「それって、私とおんなじだ」
「ふふっ。そうだね。だからね、紬ちゃんの気持ちはよくわかるのよ。けっして、怠け者でも悪気があるわけでもないって、礼子さんは知っているからね! 宿題は集中力がなくて途中で放り出して、でも好きな絵だけは、食べるのも忘れて没頭できた。なにかすごく集中できることを見つけようよ? それから、やらなければいけないことは小さな手帖を持つようにして、そこに書いていこう」
「手帖?」
「そうだよ。かわいいお気に入りの手帖と3色ボールペン! これは絶対に必要! さて、最初は市役所に書類提出だ」
礼子さんは車のダッシュボードに可愛い猫の絵がついた手帖を置いていて、それを信号待ちの瞬間に開いて見ながら言った。てっぺんにカップケーキが乗っている3色ボールペンが挟んである。生クリームの上には小さないちごらしきものまである。いいなぁ、あんなボールペンならきっと毎日でも使いたい。
市役所に着いて、一緒に中まで歩いて行く。綺麗なロビーとそこで働く人達のざわざわとした活気。いろいろな手続きをする人が思い思いの表情でベンチに座っている。そわそわとしている人や、携帯のゲームに夢中な人、ため息をついて暗い人、いろいろな人がいてその表情を一人ずつ見て、また私は空想に耽ってしまう。
あのため息をついて暗い人はきっと奥さんが病気で悲しいんだ、とか。そわそわしている若い男の人は、もしかしたらこれから彼女とデートで急いでいるのかも……とか。
ありもしないことをいろいろ考えるのが好きだ。でも、途中で誰かがテレビドラマの話をしだすと、それに集中する。市役所の花壇が窓から見えるとそっちに、すぐに駆け出したくなる。そして、実際そこに行こうとして礼子さんに声をかけられた。
「紬ちゃん! 一言だけでいいから言おうね! 花壇に行きたいって」
「うん。礼子さん。私、外に出てお花を見てくる」
「はい、どうぞ。でも、見終わったら必ず戻ってきてね。紬ちゃんがいなくなると礼子さんは心配で、泣いちゃうよ?」
「うん!」
私は、そうして花壇を見る。それから花壇の向こう側に目をやると、コンビニがあって……喉が渇いたなって思った。ジュースを買ってもいいかな。そうだ、礼子さんのぶんも買ったら喜んでくれるかな? 私はふらふらと、コンビニに向かって歩いてそこに入る。
お菓子やジュース、雑誌があって……楽しくてつい時間を忘れた。礼子さんが待っていることも抜け落ちて、漫画を立ち読みしていると……背後から礼子さんの声がした。
「紬ちゃん、探したよ? 誘拐されたのかと思って……すっごく心配しちゃったよ」
礼子さんが泣いていて、私はギョッとして固まる。そうだった……礼子さんと私のジュースを買ってすぐ戻るはずだったのに……どうしよう……嫌われちゃうよ……
「ごめんなさい、ごめんなさい……私、コンビニが見えたからジュースを礼子さんと私のぶんを買って渡したら、喜んでくれるかなって思ったんだ。ごめんなさい。すぐに戻るつもりだったのに」
私は号泣した。だって、絶対怒鳴られて、嫌われて追い出されるに決まっている。お母さんは、こんな時には必ず私を思いっきりぶったもん。
「このポンコツ! なんで、5歳児でもできることができないのよ! 勝手にうろつくなって何度言えばわかるのよっつ! この能なし!」
そう言いながら、何度も叩かれた記憶がある。だから礼子さんが、右手を挙げたとき私は思わず身構えた。
「いいんだよ。礼子さんがいけなかったね。花壇は一緒に見にいけばよかったね。ジュースを買ってくれようとしたんだね? 紬ちゃんは優しいね。じゃぁ、ジュースを一緒に買おうねぇーー。どれがいい?」
礼子さんはそう言いながら抱きしめてくれた。ひとつも怒らず、ただ無事でよかったって泣いてくれた。
そっか、私が勝手に動き回ると礼子さんは心配して泣いちゃうんだ。大好きな礼子さんを泣かせたくない! 私は、強く心に思った。
コンビニで、オレンジジュースとお茶を買う礼子さんを待っている間、私は『礼子さん、泣かせちゃダメ』と呪文のように繰り返していた。
☆彡★彡☆彡
車に乗ると早速、礼子さんはあの手帖を広げて赤で、書いてある文字を二重線で消した。私が首を傾げながらその様子を見ていると、礼子さんは手帖を私に渡して見せてくれた。
そこには、
○月×日の予定
1 市役所に養子縁組の書類を提出する
2 家具屋でベッド・勉強机を購入する
3 カーテン・絨毯を購入する
4 ランチはカフェ・マドレーヌポプリンで食べる。12:30に予約してある
5 文房具屋さんで、紬ちゃんのものを買う(ノート類や3色ボールペン)
6 ・・・・
7 ・・・・
等の、たくさんの予定が書き込まれていて、用事が終わったら赤線でそれを消していくのだと言う。
「こうやってね、しなければいけないことを、思いついた時に書いておくの。それで、それが終わったら消していくのよ。ほら、手にもこんなものを巻いているのよ。油性ボールペンで書いて消しゴムで消せるから、とても便利よ」
礼子さんが紫外線対策用の薄手のカーディガンをまくると、手に白い物を巻き付けていた。
「これは、紬ちゃんにあげるわ。忘れたくないことを書いて巻いておいてごらん」
「うん!」
☆彡★彡☆彡
家具屋さんに着くと、そこはたくさんの楽しいものが溢れていて、思わずあっちこっち行きたくなった。でもさっきもらった腕にまくメモにペンで『なにも言わないでうろつくと礼子さん泣く』って書いたから大丈夫だった。
行こうとする前に右手首の文字を見て、礼子さんに言う。
「照明のところに行きたい」とか「ソファ売り場に行って座ってみたい」とか、あらかじめそう言うだけで、礼子さんは、
「一緒に行こうよ。あのソファはふかふかで気持ち良さそうだねぇーー」って言ってくれる。
礼子さんは、ちゃんと話すと真面目に聞いてくれて「うるさいなぁ、黙っててよ!」なんて言わない人だ。天蓋付ベッドはそこには展示されていなかったけれど、カタログで選べた。礼子さんはまたあの手帖を取り出してあらかじめ測ってきた寸法を店員さんに言った。
「この寸法の天蓋付ベッドが欲しいんです。それと、それにぴったりの寝具も。あぁ、ロマンチックねぇーー。どう、紬ちゃん?」
「あ、えっと、そんなに素敵じゃなくてもいいんです。私……寝られればなんでもいい……です。そのベッド、高そうだし……シンプルなこっちので……」
「まぁーー。さすが、お嬢様! お目が高いです。こちらは高級フランスベッドの……」
えっ! 私は恐る恐るそのベッドの値段を見るためにカタログに顔を近づけたら……30万って書いてあった……えっと……高すぎるよね? ベッドって普通はいくら? 私は涙目になっていた。
よく見たらそのベッドは天蓋付じゃないけど、ヘッドボードは高級ソファのようになっていて彫刻までしてある。フットボートにも優雅な彫刻……ロココ調って言うらしい……ひゃぁーーどうしよう……
「ふーーん。確かに天蓋付って地震の時に危ないかもねぇーー。んじゃぁ、これにしようか? だったら、カーテンや絨毯もこんな雰囲気でいいかしら? 女の子だもん。華やかでかわいいのが一番ね!」
「ま、待ってください! 私、そー言えば、あのシンプルなのが好きです。飾り気のないやつでいいんです。カントリー調みたいな……」
「あぁーー、でしたら、こちらはいかがですか?」
提示されたのは15万のベッド……あれ? ベッドってこんなに高いんだっけ? そして、じっと固まって考えた。ここは、お母さんと来たことのあるチェーン店の家具屋さんじゃないんだ! 輸入家具専門店って書いてあるし、よく辺りを見回せばどうみても高級店なんだ。
私は礼子さんの顔をじっと見て、困ったように微笑んだ。そんなに高いベッドなんていらないし、礼子さんと一緒にいられるだけで嬉しいんだって言ったら怒るかな?
私は、礼子さんの手を引っ張って外に出ようとした。礼子さんは『ちょっと、失礼』と店員さんに言うと、私と一緒に外に出た。
「どうしたの? 紬ちゃん?」
「あ、あのね……礼子さん。私、あんなに高い物はいらない。安いものが置いてある家具屋さんの方がいいんだ。だって、落ち着かないよ。あんなに高いベッドで眠るなんて……」
礼子さんは首を傾げたけれど、私の言うことにうなづいてくれた。
「いいよ。紬ちゃんがいいと思うものにしようね」
☆彡★彡☆彡
お母さんとも行ったことのあるチェーン店の家具屋さんで、さっきのベッドの三分の一の値段のベッドと机を買ってもらった。それでもこのお店では高価なほうだし、充分満足だった。
この時の私は礼子さんの収入を知らなかったし、子供からすると30万は大金すぎたのだった。
▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃
真理子さんに対するプチざまぁは、次回です。特に、礼子さんがなにか仕掛けるわけではないです。
「それって、私とおんなじだ」
「ふふっ。そうだね。だからね、紬ちゃんの気持ちはよくわかるのよ。けっして、怠け者でも悪気があるわけでもないって、礼子さんは知っているからね! 宿題は集中力がなくて途中で放り出して、でも好きな絵だけは、食べるのも忘れて没頭できた。なにかすごく集中できることを見つけようよ? それから、やらなければいけないことは小さな手帖を持つようにして、そこに書いていこう」
「手帖?」
「そうだよ。かわいいお気に入りの手帖と3色ボールペン! これは絶対に必要! さて、最初は市役所に書類提出だ」
礼子さんは車のダッシュボードに可愛い猫の絵がついた手帖を置いていて、それを信号待ちの瞬間に開いて見ながら言った。てっぺんにカップケーキが乗っている3色ボールペンが挟んである。生クリームの上には小さないちごらしきものまである。いいなぁ、あんなボールペンならきっと毎日でも使いたい。
市役所に着いて、一緒に中まで歩いて行く。綺麗なロビーとそこで働く人達のざわざわとした活気。いろいろな手続きをする人が思い思いの表情でベンチに座っている。そわそわとしている人や、携帯のゲームに夢中な人、ため息をついて暗い人、いろいろな人がいてその表情を一人ずつ見て、また私は空想に耽ってしまう。
あのため息をついて暗い人はきっと奥さんが病気で悲しいんだ、とか。そわそわしている若い男の人は、もしかしたらこれから彼女とデートで急いでいるのかも……とか。
ありもしないことをいろいろ考えるのが好きだ。でも、途中で誰かがテレビドラマの話をしだすと、それに集中する。市役所の花壇が窓から見えるとそっちに、すぐに駆け出したくなる。そして、実際そこに行こうとして礼子さんに声をかけられた。
「紬ちゃん! 一言だけでいいから言おうね! 花壇に行きたいって」
「うん。礼子さん。私、外に出てお花を見てくる」
「はい、どうぞ。でも、見終わったら必ず戻ってきてね。紬ちゃんがいなくなると礼子さんは心配で、泣いちゃうよ?」
「うん!」
私は、そうして花壇を見る。それから花壇の向こう側に目をやると、コンビニがあって……喉が渇いたなって思った。ジュースを買ってもいいかな。そうだ、礼子さんのぶんも買ったら喜んでくれるかな? 私はふらふらと、コンビニに向かって歩いてそこに入る。
お菓子やジュース、雑誌があって……楽しくてつい時間を忘れた。礼子さんが待っていることも抜け落ちて、漫画を立ち読みしていると……背後から礼子さんの声がした。
「紬ちゃん、探したよ? 誘拐されたのかと思って……すっごく心配しちゃったよ」
礼子さんが泣いていて、私はギョッとして固まる。そうだった……礼子さんと私のジュースを買ってすぐ戻るはずだったのに……どうしよう……嫌われちゃうよ……
「ごめんなさい、ごめんなさい……私、コンビニが見えたからジュースを礼子さんと私のぶんを買って渡したら、喜んでくれるかなって思ったんだ。ごめんなさい。すぐに戻るつもりだったのに」
私は号泣した。だって、絶対怒鳴られて、嫌われて追い出されるに決まっている。お母さんは、こんな時には必ず私を思いっきりぶったもん。
「このポンコツ! なんで、5歳児でもできることができないのよ! 勝手にうろつくなって何度言えばわかるのよっつ! この能なし!」
そう言いながら、何度も叩かれた記憶がある。だから礼子さんが、右手を挙げたとき私は思わず身構えた。
「いいんだよ。礼子さんがいけなかったね。花壇は一緒に見にいけばよかったね。ジュースを買ってくれようとしたんだね? 紬ちゃんは優しいね。じゃぁ、ジュースを一緒に買おうねぇーー。どれがいい?」
礼子さんはそう言いながら抱きしめてくれた。ひとつも怒らず、ただ無事でよかったって泣いてくれた。
そっか、私が勝手に動き回ると礼子さんは心配して泣いちゃうんだ。大好きな礼子さんを泣かせたくない! 私は、強く心に思った。
コンビニで、オレンジジュースとお茶を買う礼子さんを待っている間、私は『礼子さん、泣かせちゃダメ』と呪文のように繰り返していた。
☆彡★彡☆彡
車に乗ると早速、礼子さんはあの手帖を広げて赤で、書いてある文字を二重線で消した。私が首を傾げながらその様子を見ていると、礼子さんは手帖を私に渡して見せてくれた。
そこには、
○月×日の予定
1 市役所に養子縁組の書類を提出する
2 家具屋でベッド・勉強机を購入する
3 カーテン・絨毯を購入する
4 ランチはカフェ・マドレーヌポプリンで食べる。12:30に予約してある
5 文房具屋さんで、紬ちゃんのものを買う(ノート類や3色ボールペン)
6 ・・・・
7 ・・・・
等の、たくさんの予定が書き込まれていて、用事が終わったら赤線でそれを消していくのだと言う。
「こうやってね、しなければいけないことを、思いついた時に書いておくの。それで、それが終わったら消していくのよ。ほら、手にもこんなものを巻いているのよ。油性ボールペンで書いて消しゴムで消せるから、とても便利よ」
礼子さんが紫外線対策用の薄手のカーディガンをまくると、手に白い物を巻き付けていた。
「これは、紬ちゃんにあげるわ。忘れたくないことを書いて巻いておいてごらん」
「うん!」
☆彡★彡☆彡
家具屋さんに着くと、そこはたくさんの楽しいものが溢れていて、思わずあっちこっち行きたくなった。でもさっきもらった腕にまくメモにペンで『なにも言わないでうろつくと礼子さん泣く』って書いたから大丈夫だった。
行こうとする前に右手首の文字を見て、礼子さんに言う。
「照明のところに行きたい」とか「ソファ売り場に行って座ってみたい」とか、あらかじめそう言うだけで、礼子さんは、
「一緒に行こうよ。あのソファはふかふかで気持ち良さそうだねぇーー」って言ってくれる。
礼子さんは、ちゃんと話すと真面目に聞いてくれて「うるさいなぁ、黙っててよ!」なんて言わない人だ。天蓋付ベッドはそこには展示されていなかったけれど、カタログで選べた。礼子さんはまたあの手帖を取り出してあらかじめ測ってきた寸法を店員さんに言った。
「この寸法の天蓋付ベッドが欲しいんです。それと、それにぴったりの寝具も。あぁ、ロマンチックねぇーー。どう、紬ちゃん?」
「あ、えっと、そんなに素敵じゃなくてもいいんです。私……寝られればなんでもいい……です。そのベッド、高そうだし……シンプルなこっちので……」
「まぁーー。さすが、お嬢様! お目が高いです。こちらは高級フランスベッドの……」
えっ! 私は恐る恐るそのベッドの値段を見るためにカタログに顔を近づけたら……30万って書いてあった……えっと……高すぎるよね? ベッドって普通はいくら? 私は涙目になっていた。
よく見たらそのベッドは天蓋付じゃないけど、ヘッドボードは高級ソファのようになっていて彫刻までしてある。フットボートにも優雅な彫刻……ロココ調って言うらしい……ひゃぁーーどうしよう……
「ふーーん。確かに天蓋付って地震の時に危ないかもねぇーー。んじゃぁ、これにしようか? だったら、カーテンや絨毯もこんな雰囲気でいいかしら? 女の子だもん。華やかでかわいいのが一番ね!」
「ま、待ってください! 私、そー言えば、あのシンプルなのが好きです。飾り気のないやつでいいんです。カントリー調みたいな……」
「あぁーー、でしたら、こちらはいかがですか?」
提示されたのは15万のベッド……あれ? ベッドってこんなに高いんだっけ? そして、じっと固まって考えた。ここは、お母さんと来たことのあるチェーン店の家具屋さんじゃないんだ! 輸入家具専門店って書いてあるし、よく辺りを見回せばどうみても高級店なんだ。
私は礼子さんの顔をじっと見て、困ったように微笑んだ。そんなに高いベッドなんていらないし、礼子さんと一緒にいられるだけで嬉しいんだって言ったら怒るかな?
私は、礼子さんの手を引っ張って外に出ようとした。礼子さんは『ちょっと、失礼』と店員さんに言うと、私と一緒に外に出た。
「どうしたの? 紬ちゃん?」
「あ、あのね……礼子さん。私、あんなに高い物はいらない。安いものが置いてある家具屋さんの方がいいんだ。だって、落ち着かないよ。あんなに高いベッドで眠るなんて……」
礼子さんは首を傾げたけれど、私の言うことにうなづいてくれた。
「いいよ。紬ちゃんがいいと思うものにしようね」
☆彡★彡☆彡
お母さんとも行ったことのあるチェーン店の家具屋さんで、さっきのベッドの三分の一の値段のベッドと机を買ってもらった。それでもこのお店では高価なほうだし、充分満足だった。
この時の私は礼子さんの収入を知らなかったし、子供からすると30万は大金すぎたのだった。
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