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後編

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「・・・・・・私の子はレティシア、あなたよ。イーサンは亡くなった夫がメイドに産ませていた子供なのよ。可哀想だからこの屋敷で息子のように表向きは育てたけれど、このゴンザレス侯爵家の貴族籍に正式登録はされていないわ。あの子には、ゴンザレス侯爵家の血は一滴も入っていないですからね」

「ボニー様が私の本当のお母様? では、なぜ私を教会に捨てたのですか? 私は望まれない子だったの?」

「いいえ! 私が望んで産んだ子です。これは私の我が儘だったのよ。ある方を好きになりレティシアを身籠もったの。私はゴンザレス侯爵家を出て、あなたを育てるつもりだったのです。でもお父様に妊娠を気づかれ、部屋に閉じ込められてどうすることもできなかった。出産して目覚めた時には、お父様がレティシアを捨てて来た後だったわ」

「私の名前が書いた紙とペンダントは? どなたが入れてくださったのかしら?」

「それは私ですよ。ボニー様が女の子ならレティシアにするとおっしゃっていたので、それを紙に書いて旦那様(ボニーの父)に見つからないように、そっと入れておいたのです。ボニー様がレティシア様を探し出せるようにペンダントも一緒に籠の底に隠しました」
 ボニー様の専属侍女のハンナが、うっすらと涙を浮かべながら話してくれた。

「それからの私は、お父様の決めた男性と結婚をさせられたわ。まもなくお父様は亡くなり、一人娘の私が女侯爵になって・・・・・・レティシアを見つけた時はとても嬉しかったわ」

「だから、私にいつも逢いに来てくださったんですね」

「そうよ。今まで名乗りを上げられなくてごめんなさいね。でも、今ならあなたの母親だと宣言できるわ」

「ボニー様がお母様! 私・・・・・・ボニー様が本当のお母様だったらどんなにいいかって、いつも思っていました」

「私の愛おしい娘! いずれ時がきたら話すつもりだったの。このことは公にするつもりでした。私の跡を継がせる為にね。さぁ、もうなにも心配しなくていいですからね」

 私は嬉しくてまた涙が溢れた。だって、涙って悲しいとき以外にも流れてしまうものだから・・・・・・









(イーサン視点)



 ここはゴンザレス侯爵家本邸の大広間。着飾った招待客はゴンザレス侯爵家に連なる一族で、皆神妙な面持ちで集まっている。


「母上! これほど大きな夜会は久しぶりですね。縁戚まで含めた一族全て呼ぶなんて、どうしたのですか? なにか重大発表ですか? あぁ、わかりました! 僕に家督を譲っていただけるということでしょう? でしたらその前に僕から一つ母上にプレゼントがありますよ」
 僕はうきうきとした声で、母上に声をかけた。

「まぁ、なにかしら? とても楽しみね」
 母上は小首を傾げて面白そうな表情を浮かべた。

(さぁ、きっとびっくりするぞ! そして涙を流して喜んでくれるはずだ)

 
「実は僕に子供ができました! 愛する妻は身体の欠陥があり、子は持てないと悩んでいましたが、別の女性ですが見事ゴンザレス侯爵家の次世代を担う子供を身籠もってくれました。さぁ、おいで! クララ!」
 僕は大きく声を張り上げて、出席者の注意を引きつける。

 クララは満面の笑みで夜会の場に姿を現した。そのお腹は膨らみ、明らかに僕の大事な子を妊娠しているのがわかる。

「母上、喜んでください! ゴンザレス侯爵家の血を受け継ぐ新しい命です!」

「新しい命ね。それは結構ですこと! その汚らわしい女を即刻ここから追い出しなさい。踊り子だなんてとんでもないですよ」
 母上は侍女達に命じ、クララは乱暴に連れて行かれようとしていた。

「僕の血を受け継いだ子供を身籠もっているんですよ。孫じゃないですか? お気に入りのレティシアだって元は孤児でしょう? 孤児も踊り子も変わらない。むしろ、母親も父親もわかる踊り子のほうがよっぽどましでは? 捨て子なんてする母親など屑ですからね」

「えぇ、そうね。ちゃんとした環境で産んであげられなかった私は母親失格です。屑という言葉も甘んじて受け入れましょう。ここにいる一族の方々に報告があります。このレティシアこそは私の産んだ娘。そしてこのイーサンは亡くなった夫がメイドに産ませた隠し子でした。可哀想に思い息子として育てましたが、ゴンザレス侯爵家の血筋の者として王家に届け出てはおりません!」

「え! 嘘でしょう? 僕がメイドの子供? そんなはずはない。僕がこのゴンザレス侯爵家を継いで、次期侯爵になるはずだ・・・・・・」

「この家を継ぐのはレティシアですよ! 私の唯一の子供です。私が心から愛した男性の・・・・・・」

「ちょっと待て。ボニー! もしかして、その子・・・・・・私の子なのか?」
 その声に誰もが振り返り、慌ててカーテシーをしていく。

 あれは・・・・・・まさか王弟?

「あら、ガルシア様。なぜ、こちらに?」
 母上が驚いたように声をあげた。その頬がなぜか赤い。

「ボニーが夜会を開くのは久々だし、一族を集めるなんて興味があってね。その子は明らかに私の子だろう? なんで言ってくれなかった? 私には婚約者がいたが、これがわかっていればどんなことをしてでも破棄して君と結婚したのに!」

「王弟のガルシア様の婚約者は隣国の王女様でしたので、私のお父様が国を揺るがせてはならん、とおっしゃったのです。外交問題にも発展することですからね。私はこのレティシアを産み、家出をしようと目論んでいたのです。でも先代のお父様に閉じ込められ・・・・・・子供は教会に託されました」

「それをボニーが見つけて、イーサンと結婚させて跡継ぎにさせようとしたのかい? レティシアの父は私なのに黙ってこんなことをするなんていけないな。可愛いレティシアが今度は父が不明の子だと騒がれてしまうぞ! 私はここに宣言する。このレティシアは間違いなく私の子だ! 早速認知、いや、ボニー! どうせなら私達が結婚したらいいんじゃないか?」

「はぁ? いきなりなにをおっしゃるんですか? 」

「私はボニーをずっと愛してきた。妻はもう亡くなり子供もひとりもいない。今こそ、私達は結ばれる時じゃないか?」
 ガルシア様は母上に優しく微笑む。ちょっと待てよ・・・・・・どうなってるんだ?

「私はもうそのような年齢ではありません!」

「恋愛に年齢は関係ないと思うよ。レティシアには最高の男を婿に迎えて、孫を抱いて一緒に仲良く暮らせば良い。少しでもレティシアを悲しませる婿なら私がただじゃおかないよ」

「まぁーー。ふふふ。怖いですわねぇ」

「めでたい話はこれで決まった。で、イーサン君の子供がどうしたって? 君は娘のレティシアを裏切ったということでいいのかな? ゆっくり説明してもらおうか?」

 急に僕に向き直ったガルシア様の髪と瞳の色は、僕がバカにしてきたレティシアと同じ。絹糸のような銀髪にアーモンド型のアメジストの瞳だった。
 王弟とゴンザレス女侯爵との娘、それがレティシア? 

(やばい・・・・・・まずった・・・・・・どうしたらいい?)

「えっと、これは・・・・・・あぁ、ちょっとした冗談ですよ。パーティのほんの余興で・・・・・・」
 必死に言い訳をしようとしても、良い案が少しも思い浮かばない。

「ちょっとぉーー!!どういうことよ! あんた、ゴンザレス侯爵家の嫡男じゃないの? この地味な奥さんが子供を産めないことにして、私を正式に愛人にしてくれるって言ったわよね? それにゆくゆくは私が正妻になるって約束したじゃないよぉーー!! 全然約束が違うわよぉーー」
 クララが悪態をついている声が、はっきりと廊下のあたりから響いてくる。
 

「ほぉーー。イーサン、お前はボニーが産んだ子じゃなくてメイドの子なんだろう? 知らなかったとはいえ、なんと図々しいことを企んだものだな」
 

「母上! なぜ、僕にそれを言ってくださらなかったのですか?」

「だから、今言ったでしょう? なぜ早く言わなかったって、それはこういうことにはタイミングがありますからね。それから私はあなたの母ではありません!」

「レティシア。ちょっとした気の迷いだったんだ。本当さ。本当は君を愛しているんだ」
 僕はおろおろとレティシアに縋り付く。

「嘘をつくのはおやめなさい! 見苦しい。もうたくさんよ、さぁ、この屋敷から出て行きなさい」

「そんな僕はどうしたらいいのですか」

「さぁ、それは足りない頭で自分で考えなさい。イーサンが勝手に使い込んだゴンザレス侯爵家のお金も、利息をつけて返してくださいね」

「え! そんな・・・・・・いくら血が繋がっていなかったとはいえ、今まで親子として生活してきたでしょう? 血も涙もないんですか?」

「レティシアにした仕打ちは全てわかっています。今更そんなあなたを息子とは思えませんよ。もともと他人ですからねぇ」

(僕は・・・・・・どうしたらいい? 使い込んだお金って? クララに買ってやったドレスや宝石? 自由気ままに遊び歩いていた遊興費? 莫大な額でとても平民が返せる金額じゃぁない・・・・・・母上には、ばれていないつもりだったのに・・・・・・)

「少し危険な仕事だけれど、とても割のいい仕事が世の中にはたくさんあるようだよ。良かったね。とりあえず・・・・・・海にでも行ってそのウジが湧いた頭でも冷やしてきなさい」
 ガルシア様がぞっとするような笑みを浮かべた。


(王弟のガルシア様がレティシアの父親だなんて・・・・・・孤児どころか王族じゃないか・・・・・・そんなの初めから言ってくれよぉおおおーー)




☆彡




「逃げたり、仕事をしなかったら遠慮なく海へ落としてくれ」
 ここは極寒の港にある漁業組合の一室、ゴンザレス侯爵家の息のかかった強面の男達の一人が、僕を指さして笑いながら組合長にそう言った。

「ここって・・・・・・仕事って? 」
 キョロキョロと周りを見回す僕。怖くてたまらない。

「大丈夫、そのうちわかるから」
 男達が無表情にそれだけ言って去っていく。




 僕を乗せた船は、水深350メートル付近まで行くと、長い2本のロープの先に巨大な漁網を取り付けて、網とロープとで海底を曳いてカニを捕り始めた。漁船の船尾に大きなリールがついていて、それで巻き上げる大変な仕事だ。

「手がしびれたよ。これっていつまでやってるんだい?」

「まだまだ、一時間は終わらねぇよ。ボーッとしてると腕を巻き取られてちぎれるからなぁーー!気をつけろよ!若造」

「ちぎれる? ・・・・・・ぎゃぁあああああーーー」





 気がつくと僕の右腕はなくなっていて、止血した包帯から血が滲みでていた。

「まぁ、我慢するこった。痛み止めも生憎ないしなぁーー。 運が良ければ陸に生きて戻れるよ。なぁーー」






*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

夜か、明日の午前中にもう1話おまけあり。
ほのぼのという感じのおまけです。
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