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IFのおまけ コメディ調ハッピーエンドのおまけ こちらはバッドエンド
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このままオーラが幸せになるなんて許さん・・・・・・という思いの方に贈る。IFのバッドエンドです。
残酷描写はありません。コメディ調バッドエンドというか、なんだろう。うん、こうなるよねぇ~~という現実的な展開です。
Ifのおまけ
オーラ視点
「僕は王女殿下の婚約者の勇者だった」
夫は王女殿下が再婚されて5年ほど経ってからなにもかも思い出した。
「女狐め! なぜすぐに保安庁の行方不明者問い合わせ係に相談をしなかった? 私を発見してすぐにそうしていれば、この私が勇者で王女殿下の婚約者だとすぐに判明しただろうに」
夫は私を辛辣な口調で責め立てたのだった。
「あぁ、うっかりしていたのよ。それにそれほどあなたがお偉い人だなんて思わなかったし、ただの平民だと思っていたから。保安庁が扱うのはお貴族様の行方不明者だけでしょう?」
視線をそらした私に彼はますます疑いの眼差しを向ける。
「着ている衣服や物腰で貴族だとわかったはずだぞ! そうさ、懐中時計はどこへいったんだろう。あれには王女殿下の絵が描いてあったはず・・・・・・」
「うるさいわね! お父様に助けてもらった恩も忘れてよくもそんな文句が言えたものね。懐中時計なんて知らないわよ! 見たこともないわ」
本当に嫌になる! いつまで麗しの王女殿下の護衛騎士だったつもりでいるのよ!
そしてこのところ続いた記録的な大雨は私が埋めた懐中時計を掘り起こすきっかけになった。
「これをどこで見つけた?」
ある日、懐中時計を大事に持っている息子に夫は驚きの表情で詰め寄った。
「裏庭だよ。こないだの大雨ですっかりぬかるんで水たまりがたくさんできていたでしょう? キラキラ光るものが見えたから拾ったの。綺麗でしょう?」
さぁ、そこからが夫婦の大喧嘩に発展。
「どういうことだよ?」
「さぁ、知らないわよ!」
「お前が埋めて隠したんだな?」
「うるさいわね。そうよ! だったらなんだっていうのよ? 記憶喪失で好みの男が目の前に現れれば、誰だってそうするわ! もう済んだことでしょう? 王女殿下は年下の国一番のイケメン騎士様と再婚なさっているわ。もうあんたの出る幕じゃないのよ」
「くっそ! 騙したな? 私はお前に騙されたんだ・・・・・・お前などよく見れば全く綺麗でも可愛くもない。王女殿下に比べたら月とすっぽん! 至高の美女の王女殿下を失った私は惨めだ。あれだけ愛しお慕いしていた姫なのに・・・・・・私の大事な姫なのに・・・・・・」
「ばっかみたい。最近の自分の姿を鏡で見たことある? ぽっちゃり太って吹き出物だらけ。髪の毛は真ん中から見事に禿げあがってもう昔の面影なんて微塵もないわよ。王女殿下も今のあなたを見れば100年の恋も冷めるでしょうよ」
「そんなことはない! あれだけ愛し合った王女殿下だ。今から私が会いにいけばきっと涙を流して喜んでくださる」
鼻の穴を膨らませて自信たっぷりに言う夫が滑稽でたまらない。
「あぁ、そう? だったら、行ってみれば?」
本当に未練がましい使えない男だ。うちの商会は父が亡くなってからすっかり取引が減ってしまった。もうメイドも雇えないし生活はギリギリ。
夫はと言えばぽっちゃり禿げカッパの夢見る元勇者よ。私の人生は不幸だわ・・・・・・
アルフィー視点
僕は、いや全てを思い出した今は私と自分を言い直すべきだ。もっと姿勢を正し体型も改善しなければいけない。が、今は一刻も早く王女殿下に会いに行こう! 王女殿下は記憶を取り戻した私を喜んで迎えてくださるはずだ。
向かったウィンザー公爵邸は昔よりも、もっと華やかになっていた。屋上庭園には色とりどりの薔薇が咲き乱れ、屋敷の壁はパステルカラーの淡いブルーとピンクに塗り替えられている。幼い子供の笑い声が聞こえてくるここはお伽噺のお城のようだ。
門番に護衛騎士のアルフィーが来たことを告げると大笑いされた。
「あんたが護衛騎士だって? なにを寝ぼけているのだい? ここはお前のような平民のおっさんが来るところではない。病院に入ったほうがいいな。風紀保安員か精神病院に通報してあげようか?」
「何事だ? おや? あんたは・・・・・・面白いな。まさか記憶を取り戻して今更ここにやって来たのかい? 王女殿下にはお見せするべきだな。きっと今がとても幸せだと再認識してくださるだろう。ご報告するからちょっと待て」
黒装束の謎の男が笑いながら愛想良く私に話しかけた。
ほどなく屋敷に通されサロンに座っている王女殿下に対面すると彼女は大笑いしだしたのだ。
「あら、まぁ、本当だわ。アルフィーだわね! よく見なければわからないくらい変わっているわ」
彼女はそう言いながら黒装束の男に、「ありがとう。下がっていいわ」と片手を振った。
そうか、あれは王家の影だ。国王陛下から溺愛されている王女殿下には昔から影が付いていたことを思い出す。
「王女殿下、いいえ、ウィンザー公爵様は全く変わっていませんね」
「うふふ。それは年下の愛する夫にいつまでも可愛いと思われたいからですわ。私の夫を紹介しますわ。あなたぁーー、ちょっとこちらにいらしてぇーー」
甘えたような声を出して嬉しそうに頬を染める王女殿下。
するとサロンに現れたのは私より背が高く筋肉が素晴らしい均衡でついた若い美貌の騎士だった。王女殿下も美しく可憐で、並んで座るとまさに美男美女の夫婦だった。
「素敵でしょう? 彼は見た目が綺麗なだけじゃなくて副騎士団長なのよ。剣の腕もすばらしく学問にも秀でているわ。そして、なによりも素晴らしいのは私だけを愛してくれていることよ」
薔薇色に染まった頬にキラキラした瞳は昔よりずっと綺麗で、しかしその瞳は私ではない男を愛おしげに見つめていた。
「あぁ、もしかしてあなたが元勇者ですか? 浮気をして戻ってきた記憶喪失の勇者って滑稽でしたよ。それで今日はなぜここにいらしたのですか? ここにはあなたの居場所はありませんよ」
美貌の騎士は王女殿下を愛おしげに見つめ、幼い女の子が侍女を連れてやって来た。
「おかぁしゃまぁーー。いっしょにおにわをおさんぽするおやくそくよ。おとうしゃまは、あたちをたかい、たかいしてくだしゃるっておやくそくでしょうーー?」
「庭園をお散歩してお茶をするお時間だわ。木陰で絵本も一緒に読みましょうね。さてっと、アルフィー様。お会いできて良かったですわ。おおかた記憶を取り戻してここにいらっしゃったのかもしれませんが、もうあなたは必要ないのです。私の真実の愛はここにすでにあるのですから。あなたもどうかお幸せに!」
あっけなくそう言われて自宅に戻れば、不機嫌な妻に笑われた。
「王女殿下に追い返されたんでしょう? 当たり前じゃない。そんな冴えない風貌になった裏切り者なんていつまでも愛されているわけがないわ。そんなことより王女殿下も歳をとって少しは太っていたんじゃない? ずいぶん醜くなってお互い幻滅したんでしょう? 王女殿下はきっとそのうち美貌の騎士に捨てられるわよ。だって年上の女なんて男は好きじゃないものねぇ。ざまぁみろだわ」
「いいや、前よりさらに若々しく美しくなっていた。お前なんかとは月とすっぽんだよ。あの女神のような美しさと可憐さ。あの鈴を鳴らしたような声。全ては私のものになるはずだったのに。お前のような女に騙されて・・・・・・それにあの騎士は王女殿下をたいそう愛しているようだった。お前の言う結果にはならないだろう」
「うるさいわよ! こっちだってあんたなんてうんざりよ。洗面所で髪を切るな、って言っているのに前髪を切っては髪の毛を散らかすし、夕飯時もいつまでも飲んだくれているから洗い物が片づかないし。うちの商会は昔ほどうまくいってないのだからもうメイドもいないのよ! 家事は分担制だって言ったでしょう? さっさと玄関の掃除と庭に落ちている落ち葉を掃いてよ。私はこれから洗濯しなきやならないんだからさぁ。いつまでも夢を見ていないで現実見ろよ!」
ものすごい圧で言われて私は黙って庭に散乱した落ち葉を掃き集める。
あぁ、私の人生は不幸だ・・・・・・
୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧
これにて完結。
途中、もやもや路線をおまけで払拭できたでしょうか(•́ε•̀;ก)💦
また新作及び更新サボっていたものも順次書いていきますので
今後ともよろしくお願いします(❀ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾ᵖᵉᵏᵒ
残酷描写はありません。コメディ調バッドエンドというか、なんだろう。うん、こうなるよねぇ~~という現実的な展開です。
Ifのおまけ
オーラ視点
「僕は王女殿下の婚約者の勇者だった」
夫は王女殿下が再婚されて5年ほど経ってからなにもかも思い出した。
「女狐め! なぜすぐに保安庁の行方不明者問い合わせ係に相談をしなかった? 私を発見してすぐにそうしていれば、この私が勇者で王女殿下の婚約者だとすぐに判明しただろうに」
夫は私を辛辣な口調で責め立てたのだった。
「あぁ、うっかりしていたのよ。それにそれほどあなたがお偉い人だなんて思わなかったし、ただの平民だと思っていたから。保安庁が扱うのはお貴族様の行方不明者だけでしょう?」
視線をそらした私に彼はますます疑いの眼差しを向ける。
「着ている衣服や物腰で貴族だとわかったはずだぞ! そうさ、懐中時計はどこへいったんだろう。あれには王女殿下の絵が描いてあったはず・・・・・・」
「うるさいわね! お父様に助けてもらった恩も忘れてよくもそんな文句が言えたものね。懐中時計なんて知らないわよ! 見たこともないわ」
本当に嫌になる! いつまで麗しの王女殿下の護衛騎士だったつもりでいるのよ!
そしてこのところ続いた記録的な大雨は私が埋めた懐中時計を掘り起こすきっかけになった。
「これをどこで見つけた?」
ある日、懐中時計を大事に持っている息子に夫は驚きの表情で詰め寄った。
「裏庭だよ。こないだの大雨ですっかりぬかるんで水たまりがたくさんできていたでしょう? キラキラ光るものが見えたから拾ったの。綺麗でしょう?」
さぁ、そこからが夫婦の大喧嘩に発展。
「どういうことだよ?」
「さぁ、知らないわよ!」
「お前が埋めて隠したんだな?」
「うるさいわね。そうよ! だったらなんだっていうのよ? 記憶喪失で好みの男が目の前に現れれば、誰だってそうするわ! もう済んだことでしょう? 王女殿下は年下の国一番のイケメン騎士様と再婚なさっているわ。もうあんたの出る幕じゃないのよ」
「くっそ! 騙したな? 私はお前に騙されたんだ・・・・・・お前などよく見れば全く綺麗でも可愛くもない。王女殿下に比べたら月とすっぽん! 至高の美女の王女殿下を失った私は惨めだ。あれだけ愛しお慕いしていた姫なのに・・・・・・私の大事な姫なのに・・・・・・」
「ばっかみたい。最近の自分の姿を鏡で見たことある? ぽっちゃり太って吹き出物だらけ。髪の毛は真ん中から見事に禿げあがってもう昔の面影なんて微塵もないわよ。王女殿下も今のあなたを見れば100年の恋も冷めるでしょうよ」
「そんなことはない! あれだけ愛し合った王女殿下だ。今から私が会いにいけばきっと涙を流して喜んでくださる」
鼻の穴を膨らませて自信たっぷりに言う夫が滑稽でたまらない。
「あぁ、そう? だったら、行ってみれば?」
本当に未練がましい使えない男だ。うちの商会は父が亡くなってからすっかり取引が減ってしまった。もうメイドも雇えないし生活はギリギリ。
夫はと言えばぽっちゃり禿げカッパの夢見る元勇者よ。私の人生は不幸だわ・・・・・・
アルフィー視点
僕は、いや全てを思い出した今は私と自分を言い直すべきだ。もっと姿勢を正し体型も改善しなければいけない。が、今は一刻も早く王女殿下に会いに行こう! 王女殿下は記憶を取り戻した私を喜んで迎えてくださるはずだ。
向かったウィンザー公爵邸は昔よりも、もっと華やかになっていた。屋上庭園には色とりどりの薔薇が咲き乱れ、屋敷の壁はパステルカラーの淡いブルーとピンクに塗り替えられている。幼い子供の笑い声が聞こえてくるここはお伽噺のお城のようだ。
門番に護衛騎士のアルフィーが来たことを告げると大笑いされた。
「あんたが護衛騎士だって? なにを寝ぼけているのだい? ここはお前のような平民のおっさんが来るところではない。病院に入ったほうがいいな。風紀保安員か精神病院に通報してあげようか?」
「何事だ? おや? あんたは・・・・・・面白いな。まさか記憶を取り戻して今更ここにやって来たのかい? 王女殿下にはお見せするべきだな。きっと今がとても幸せだと再認識してくださるだろう。ご報告するからちょっと待て」
黒装束の謎の男が笑いながら愛想良く私に話しかけた。
ほどなく屋敷に通されサロンに座っている王女殿下に対面すると彼女は大笑いしだしたのだ。
「あら、まぁ、本当だわ。アルフィーだわね! よく見なければわからないくらい変わっているわ」
彼女はそう言いながら黒装束の男に、「ありがとう。下がっていいわ」と片手を振った。
そうか、あれは王家の影だ。国王陛下から溺愛されている王女殿下には昔から影が付いていたことを思い出す。
「王女殿下、いいえ、ウィンザー公爵様は全く変わっていませんね」
「うふふ。それは年下の愛する夫にいつまでも可愛いと思われたいからですわ。私の夫を紹介しますわ。あなたぁーー、ちょっとこちらにいらしてぇーー」
甘えたような声を出して嬉しそうに頬を染める王女殿下。
するとサロンに現れたのは私より背が高く筋肉が素晴らしい均衡でついた若い美貌の騎士だった。王女殿下も美しく可憐で、並んで座るとまさに美男美女の夫婦だった。
「素敵でしょう? 彼は見た目が綺麗なだけじゃなくて副騎士団長なのよ。剣の腕もすばらしく学問にも秀でているわ。そして、なによりも素晴らしいのは私だけを愛してくれていることよ」
薔薇色に染まった頬にキラキラした瞳は昔よりずっと綺麗で、しかしその瞳は私ではない男を愛おしげに見つめていた。
「あぁ、もしかしてあなたが元勇者ですか? 浮気をして戻ってきた記憶喪失の勇者って滑稽でしたよ。それで今日はなぜここにいらしたのですか? ここにはあなたの居場所はありませんよ」
美貌の騎士は王女殿下を愛おしげに見つめ、幼い女の子が侍女を連れてやって来た。
「おかぁしゃまぁーー。いっしょにおにわをおさんぽするおやくそくよ。おとうしゃまは、あたちをたかい、たかいしてくだしゃるっておやくそくでしょうーー?」
「庭園をお散歩してお茶をするお時間だわ。木陰で絵本も一緒に読みましょうね。さてっと、アルフィー様。お会いできて良かったですわ。おおかた記憶を取り戻してここにいらっしゃったのかもしれませんが、もうあなたは必要ないのです。私の真実の愛はここにすでにあるのですから。あなたもどうかお幸せに!」
あっけなくそう言われて自宅に戻れば、不機嫌な妻に笑われた。
「王女殿下に追い返されたんでしょう? 当たり前じゃない。そんな冴えない風貌になった裏切り者なんていつまでも愛されているわけがないわ。そんなことより王女殿下も歳をとって少しは太っていたんじゃない? ずいぶん醜くなってお互い幻滅したんでしょう? 王女殿下はきっとそのうち美貌の騎士に捨てられるわよ。だって年上の女なんて男は好きじゃないものねぇ。ざまぁみろだわ」
「いいや、前よりさらに若々しく美しくなっていた。お前なんかとは月とすっぽんだよ。あの女神のような美しさと可憐さ。あの鈴を鳴らしたような声。全ては私のものになるはずだったのに。お前のような女に騙されて・・・・・・それにあの騎士は王女殿下をたいそう愛しているようだった。お前の言う結果にはならないだろう」
「うるさいわよ! こっちだってあんたなんてうんざりよ。洗面所で髪を切るな、って言っているのに前髪を切っては髪の毛を散らかすし、夕飯時もいつまでも飲んだくれているから洗い物が片づかないし。うちの商会は昔ほどうまくいってないのだからもうメイドもいないのよ! 家事は分担制だって言ったでしょう? さっさと玄関の掃除と庭に落ちている落ち葉を掃いてよ。私はこれから洗濯しなきやならないんだからさぁ。いつまでも夢を見ていないで現実見ろよ!」
ものすごい圧で言われて私は黙って庭に散乱した落ち葉を掃き集める。
あぁ、私の人生は不幸だ・・・・・・
୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧
これにて完結。
途中、もやもや路線をおまけで払拭できたでしょうか(•́ε•̀;ก)💦
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゚⌒☆
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☆┗┳┳┳━┳┛♡┃
:: ∮ ┗━━☆
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|
|こんばんは
ハゲ……
髪は大事よねぇ
こんにちは🌈🎶
>所詮外見しか好きじゃなかったんだなぁ
そうかもしれませんね。
>確かに真実の愛じゃないわ
真実の愛ってどこにあるんでしょうね(笑)
>歳をとれば太りやすくなるし、男性は……
そうですね、外見は年齢とともに変わっていくものです。
>たるんできたお腹を幸せが詰まってると笑い……
たるんできたお腹を幸せが詰まっている、とはとても素敵な言葉ですね。ですがたるんできたお腹の夫は作者は許せそうにもないなぁ(笑)それって、自堕落な生活とかが原因だとすれば、もう少し努力するべきではないのかなと思ってしまう。目尻にできたシワはこれは仕方ないと思いますね。歳をとっていかない人間はいませんので、ですけれどなるべく素敵に歳をとっていきたいな、そんなふうに思ったりします。
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それは夫側にも同じことが言えるのかもしれません。いつも思いやりがあって優しい妻ならば、少し位太ろうが髪の毛が薄くなろうがシワが増えようが、それは愛すべき変化というように思ってもらえるのかもしれません。
あれ?って何が言いたかったんだっけなぁ(笑)
だからそうそう、夫婦は信頼関係と思いやりが大事だなと。
とりとめのない長文になりました(笑)申し訳ない(¯∇¯٥)
感想ありがとうございました🐥🍀