22 / 111
第二十二話
しおりを挟む
ランジヤの口から出た「隠ぺい」という言葉に、ウェインは首を振っていた。
「いや、この事は陛下に報告をする。そのうえで、我らの問題にハナビ嬢を巻き込まないように手を打つ。ランジヤ、ジンが持って帰った調査結果の解析は?」
真面目な表情でそう言ったウェインに対して、ランジヤは、ほっとしたように息を吐いた後に眉を寄せた。
「まだかかりそうです。関係部署には急ぐように指示はしているのですが……」
「分かっている。隣国が消滅した翌日……、瘴気の嵐の中行った調査だ……。測定器の故障や報告書の破損……。調査班の意識の混濁……。今、意識を保っているだけで奇跡のような人だよ、ジンは。でも、そんなジンでも、調査中の記憶は……」
そう言って、暗い顔をするウェインにランジヤは、不機嫌そうに言うのだ。
「先輩は何も悪くないです。ジンさんが勝手に諜報部隊の精鋭引き連れて隣国に行ったんです。死ぬ覚悟もあったと思います。だから……、だから、先輩がそんな顔をする必要もないし、一番悪いのは、マリアを心配させてるあのアホ師匠なんですよ!!」
「いや……。遅かれ早かれ、俺はジンに調査を命じていた。だから、責任は俺にある」
「…………。はぁ……、誰かがやる必要はあった訳ですけと……。でも、元を正せば、隣国が悪いんですよ!! 」
「そう……、だな。とにかく、陛下に報告するから、資料をまとめておいてくれ……」
「了解です……。って、先輩? 何帰ろうとしてんですか?」
なんとなくの流れて帰ろうとしたウェインだったが、表情を引きつらせたランジヤに監視されて、その後溜まった仕事を片づけたのだった。
休憩時間も取らずに書類を片付けたウェインは、今すぐにでも華火に会いたいと部屋を出たところで、会いたくなかった相手と顔を合わせてしまった。
そんなことは一切表情に出さず、無表情で相手に黙礼だけを済ませてその場を去ろうとしたが、相手がそれを許さなかったのだ。
「やあ、ウェイン。ちょうどお前に用事があったんだ」
そう言って、親し気にウェインの肩を抱いたのはこの国の王太子で、今回の拉致魔法の主犯である、ロイド・フェデル・イスカニアだった。
ただし、その場にいたのは、ロイドだけではなかった。
ロイドの背後に隠れるようにして立っていたのは、もう一人の被害者である恭子だった。
恭子は、ロイドの背後から移動して、ウェインの両手を握って、にっこりと媚びるように微笑んで見せたのだ。
ウェインは、醜い欲を孕んだ恭子の媚びた笑みを見向きもせずに、不愉快な思いを表情に出すようなこともなく、恭子の両手から掴まれていた手を抜き取っていた。
そんな、ウェインの行動に対して、恭子は明らかに不機嫌そうな表情になる。
「あたし、この国を救う聖女なんですけど?」
そう言って、再びウェインに触れようとする恭子から距離を取ったウェインは、はてと内心首を傾げていた。
(ハナビには常に触れたいと思うのに、この少女に触れられると、不快感が湧く……。ああ、ハナビに触れたい……。早く、彼女の元に戻ろう)
そんな事を考えていたウェインだったが、恭子の言葉でその場の空気を凍らせていた。
「何よ。顔がいいからって調子に乗って! どうせ、あんたもあのバケモノの顔に騙されてるのよ!! あいつって、顔だけはいいからね。なんで、男どもはああいう見るからに儚げ~でか弱そうな顔が良いのかしら! マジあり得ない! あんな、まな板、顔は良くても男と変わんないじゃない!」
恭子の明らかに、華火を貶めるような発言にウェインは、内心怒りの声を上げる。
(ハナビは、その存在がすでに愛おしいんだ! 確かに、顔はとても可愛い。胸については、年相応だろう。そのうち大きくなるさ……。まぁ、別に俺は小さくても大きくても……)
そんな事を考えつつ、その場の温度を下げに下げまくったウェインは、聞いたものの腰を蕩けさせてしまいような低く甘い声で言うのだ。
「ハナビの良さは、俺だけが知っていればいい」
華火を思い、表情さえも甘いものに変えたウェインをまじかで見た恭子は、顔を真っ赤にさせてが鳴り散らす。
「このロリコン野郎!! ハナビは父親を見殺しにしたバケモノなんだから!! 実の母親から産まなければよかったって言われるような、そんな世界にとって不要な存在なんだから!! ムカつくのよ! いつも、わたしって不幸って顔して!! 華火なんて、消えればいいの―――」
恭子が最後まで言う前に鋭い視線のウェインによってその口は塞がれていた。
ウェインは、我慢ならないとばかりに、恭子の口を片手で塞ぎ、絞り出すように声を出す。
「黙れ……」
その一言で、恭子は涙目になり、ウェインがさっと手を離すと、その場に蹲り子供のように泣き出していた。
「なによぉ~、あたし、お母さんからきいたんだもん!! あの子が、変な力を使って、父親を殺したって! お母さんが言っているのきいたんだもん!! うわーーーーーーん!!」
泣き崩れる恭子を見もせずに、ウェインはロイドに告げる。
「彼女は情緒不安定のようだ。きちんと医師に診てもらった方がいいだろう」
「あ……ああ」
ロイドは、どうしたらいいのか分からずにそう言うだけで、ただ立ち尽くす。
ウェインは、そんなロイドと恭子のことなど見ようともせずに、その場を後にしたのだ。
屋敷に戻る馬車なのかで、ウェインは思うのだ。
恭子が何を言いたくて、あんな嘘を吐くのかと。
確かに、華火には何らかの力があるのだと感じ始めていたが、その力に対して、邪悪なものなど一切感じていなかったウェインは、拳をきつく握った。
「いや、この事は陛下に報告をする。そのうえで、我らの問題にハナビ嬢を巻き込まないように手を打つ。ランジヤ、ジンが持って帰った調査結果の解析は?」
真面目な表情でそう言ったウェインに対して、ランジヤは、ほっとしたように息を吐いた後に眉を寄せた。
「まだかかりそうです。関係部署には急ぐように指示はしているのですが……」
「分かっている。隣国が消滅した翌日……、瘴気の嵐の中行った調査だ……。測定器の故障や報告書の破損……。調査班の意識の混濁……。今、意識を保っているだけで奇跡のような人だよ、ジンは。でも、そんなジンでも、調査中の記憶は……」
そう言って、暗い顔をするウェインにランジヤは、不機嫌そうに言うのだ。
「先輩は何も悪くないです。ジンさんが勝手に諜報部隊の精鋭引き連れて隣国に行ったんです。死ぬ覚悟もあったと思います。だから……、だから、先輩がそんな顔をする必要もないし、一番悪いのは、マリアを心配させてるあのアホ師匠なんですよ!!」
「いや……。遅かれ早かれ、俺はジンに調査を命じていた。だから、責任は俺にある」
「…………。はぁ……、誰かがやる必要はあった訳ですけと……。でも、元を正せば、隣国が悪いんですよ!! 」
「そう……、だな。とにかく、陛下に報告するから、資料をまとめておいてくれ……」
「了解です……。って、先輩? 何帰ろうとしてんですか?」
なんとなくの流れて帰ろうとしたウェインだったが、表情を引きつらせたランジヤに監視されて、その後溜まった仕事を片づけたのだった。
休憩時間も取らずに書類を片付けたウェインは、今すぐにでも華火に会いたいと部屋を出たところで、会いたくなかった相手と顔を合わせてしまった。
そんなことは一切表情に出さず、無表情で相手に黙礼だけを済ませてその場を去ろうとしたが、相手がそれを許さなかったのだ。
「やあ、ウェイン。ちょうどお前に用事があったんだ」
そう言って、親し気にウェインの肩を抱いたのはこの国の王太子で、今回の拉致魔法の主犯である、ロイド・フェデル・イスカニアだった。
ただし、その場にいたのは、ロイドだけではなかった。
ロイドの背後に隠れるようにして立っていたのは、もう一人の被害者である恭子だった。
恭子は、ロイドの背後から移動して、ウェインの両手を握って、にっこりと媚びるように微笑んで見せたのだ。
ウェインは、醜い欲を孕んだ恭子の媚びた笑みを見向きもせずに、不愉快な思いを表情に出すようなこともなく、恭子の両手から掴まれていた手を抜き取っていた。
そんな、ウェインの行動に対して、恭子は明らかに不機嫌そうな表情になる。
「あたし、この国を救う聖女なんですけど?」
そう言って、再びウェインに触れようとする恭子から距離を取ったウェインは、はてと内心首を傾げていた。
(ハナビには常に触れたいと思うのに、この少女に触れられると、不快感が湧く……。ああ、ハナビに触れたい……。早く、彼女の元に戻ろう)
そんな事を考えていたウェインだったが、恭子の言葉でその場の空気を凍らせていた。
「何よ。顔がいいからって調子に乗って! どうせ、あんたもあのバケモノの顔に騙されてるのよ!! あいつって、顔だけはいいからね。なんで、男どもはああいう見るからに儚げ~でか弱そうな顔が良いのかしら! マジあり得ない! あんな、まな板、顔は良くても男と変わんないじゃない!」
恭子の明らかに、華火を貶めるような発言にウェインは、内心怒りの声を上げる。
(ハナビは、その存在がすでに愛おしいんだ! 確かに、顔はとても可愛い。胸については、年相応だろう。そのうち大きくなるさ……。まぁ、別に俺は小さくても大きくても……)
そんな事を考えつつ、その場の温度を下げに下げまくったウェインは、聞いたものの腰を蕩けさせてしまいような低く甘い声で言うのだ。
「ハナビの良さは、俺だけが知っていればいい」
華火を思い、表情さえも甘いものに変えたウェインをまじかで見た恭子は、顔を真っ赤にさせてが鳴り散らす。
「このロリコン野郎!! ハナビは父親を見殺しにしたバケモノなんだから!! 実の母親から産まなければよかったって言われるような、そんな世界にとって不要な存在なんだから!! ムカつくのよ! いつも、わたしって不幸って顔して!! 華火なんて、消えればいいの―――」
恭子が最後まで言う前に鋭い視線のウェインによってその口は塞がれていた。
ウェインは、我慢ならないとばかりに、恭子の口を片手で塞ぎ、絞り出すように声を出す。
「黙れ……」
その一言で、恭子は涙目になり、ウェインがさっと手を離すと、その場に蹲り子供のように泣き出していた。
「なによぉ~、あたし、お母さんからきいたんだもん!! あの子が、変な力を使って、父親を殺したって! お母さんが言っているのきいたんだもん!! うわーーーーーーん!!」
泣き崩れる恭子を見もせずに、ウェインはロイドに告げる。
「彼女は情緒不安定のようだ。きちんと医師に診てもらった方がいいだろう」
「あ……ああ」
ロイドは、どうしたらいいのか分からずにそう言うだけで、ただ立ち尽くす。
ウェインは、そんなロイドと恭子のことなど見ようともせずに、その場を後にしたのだ。
屋敷に戻る馬車なのかで、ウェインは思うのだ。
恭子が何を言いたくて、あんな嘘を吐くのかと。
確かに、華火には何らかの力があるのだと感じ始めていたが、その力に対して、邪悪なものなど一切感じていなかったウェインは、拳をきつく握った。
21
お気に入りに追加
1,154
あなたにおすすめの小説
嫌われ貧乏令嬢と冷酷将軍
バナナマヨネーズ
恋愛
貧乏男爵令嬢のリリル・クロケットは、貴族たちから忌み嫌われていた。しかし、父と兄に心から大切にされていたことで、それを苦に思うことはなかった。そんなある日、隣国との戦争を勝利で収めた祝いの宴で事件は起こった。軍を率いて王国を勝利に導いた将軍、フェデュイ・シュタット侯爵がリリルの身を褒美として求めてきたのだ。これは、勘違いに勘違いを重ねてしまうリリルが、恋を知り愛に気が付き、幸せになるまでの物語。
全11話
私の頑張りは、とんだ無駄骨だったようです
風見ゆうみ
恋愛
私、リディア・トゥーラル男爵令嬢にはジッシー・アンダーソンという婚約者がいた。ある日、学園の中庭で彼が女子生徒に告白され、その生徒と抱き合っているシーンを大勢の生徒と一緒に見てしまった上に、その場で婚約破棄を要求されてしまう。
婚約破棄を要求されてすぐに、ミラン・ミーグス公爵令息から求婚され、ひそかに彼に思いを寄せていた私は、彼の申し出を受けるか迷ったけれど、彼の両親から身を引く様にお願いされ、ミランを諦める事に決める。
そんな私は、学園を辞めて遠くの街に引っ越し、平民として新しい生活を始めてみたんだけど、ん? 誰かからストーカーされてる? それだけじゃなく、ミランが私を見つけ出してしまい…!?
え、これじゃあ、私、何のために引っ越したの!?
※恋愛メインで書くつもりですが、ざまぁ必要のご意見があれば、微々たるものになりますが、ざまぁを入れるつもりです。
※ざまぁ希望をいただきましたので、タグを「ざまぁ」に変更いたしました。
※史実とは関係ない異世界の世界観であり、設定も緩くご都合主義です。魔法も存在します。作者の都合の良い世界観や設定であるとご了承いただいた上でお読み下さいませ。
前世軍医だった傷物令嬢は、幸せな花嫁を夢見る
花雨宮琵
恋愛
侯爵令嬢のローズは、10歳のある日、背中に刀傷を負い生死の境をさまよう。
その時に見た夢で、軍医として生き、結婚式の直前に婚約者を亡くした前世が蘇る。
何とか一命を取り留めたものの、ローズの背中には大きな傷が残った。
“傷物令嬢”として揶揄される中、ローズは早々に貴族女性として生きることを諦め、隣国の帝国医学校へ入学する。
背中の傷を理由に六回も婚約を破棄されるも、18歳で隣国の医師資格を取得。自立しようとした矢先に王命による7回目の婚約が結ばれ、帰国を余儀なくされる。
7人目となる婚約者は、弱冠25歳で東の将軍となった、ヴァンドゥール公爵家次男のフェルディナンだった。
長年行方不明の想い人がいるフェルディナンと、義務ではなく愛ある結婚を夢見るローズ。そんな二人は、期間限定の条件付き婚約関係を結ぶことに同意する。
守られるだけの存在でいたくない! と思うローズは、一人の医師として自立し、同時に、今世こそは愛する人と結ばれて幸せな家庭を築きたいと願うのであったが――。
この小説は、人生の理不尽さ・不条理さに傷つき悩みながらも、幸せを求めて奮闘する女性の物語です。
※この作品は2年前に掲載していたものを大幅に改稿したものです。
(C)Elegance 2025 All Rights Reserved.無断転載・無断翻訳を固く禁じます。
盲目王子の策略から逃げ切るのは、至難の業かもしれない
当麻月菜
恋愛
生まれた時から雪花の紋章を持つノアは、王族と結婚しなければいけない運命だった。
だがしかし、攫われるようにお城の一室で向き合った王太子は、ノアに向けてこう言った。
「はっ、誰がこんな醜女を妻にするか」
こっちだって、初対面でいきなり自分を醜女呼ばわりする男なんて願い下げだ!!
───ということで、この茶番は終わりにな……らなかった。
「ならば、私がこのお嬢さんと結婚したいです」
そう言ってノアを求めたのは、盲目の為に王位継承権を剥奪されたもう一人の王子様だった。
ただ、この王子の見た目の美しさと薄幸さと善人キャラに騙されてはいけない。
彼は相当な策士で、ノアに無自覚ながらぞっこん惚れていた。
一目惚れした少女を絶対に逃さないと決めた盲目王子と、キノコをこよなく愛する魔力ゼロ少女の恋の攻防戦。
※但し、他人から見たら無自覚にイチャイチャしているだけ。
虐げられていた黒魔術師は辺境伯に溺愛される
朝露ココア
恋愛
リナルディ伯爵令嬢のクラーラ。
クラーラは白魔術の名門に生まれながらも、黒魔術を得意としていた。
そのため実家では冷遇され、いつも両親や姉から蔑まれる日々を送っている。
父の強引な婚約の取り付けにより、彼女はとある辺境伯のもとに嫁ぐことになる。
縁談相手のハルトリー辺境伯は社交界でも評判がよくない人物。
しかし、逃げ場のないクラーラは黙って縁談を受け入れるしかなかった。
実際に会った辺境伯は臆病ながらも誠実な人物で。
クラーラと日々を過ごす中で、彼は次第に成長し……そして彼にまつわる『呪い』も明らかになっていく。
「二度と君を手放すつもりはない。俺を幸せにしてくれた君を……これから先、俺が幸せにする」
王子、侍女となって妃を選ぶ
夏笆(なつは)
恋愛
ジャンル変更しました。
ラングゥエ王国唯一の王子であるシリルは、働くことが大嫌いで、王子として課される仕事は側近任せ、やがて迎える妃も働けと言わない女がいいと思っている体たらくぶり。
そんなシリルに、ある日母である王妃は、候補のなかから自分自身で妃を選んでいい、という信じられない提案をしてくる。
一生怠けていたい王子は、自分と同じ意識を持つ伯爵令嬢アリス ハッカーを選ぼうとするも、母王妃に条件を出される。
それは、母王妃の魔法によって侍女と化し、それぞれの妃候補の元へ行き、彼女らの本質を見極める、というものだった。
問答無用で美少女化させられる王子シリル。
更に、母王妃は、彼女らがシリルを騙している、と言うのだが、その真相とは一体。
本編完結済。
小説家になろうにも掲載しています。
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
【完結】あなたのいない世界、うふふ。
やまぐちこはる
恋愛
17歳のヨヌク子爵家令嬢アニエラは栗毛に栗色の瞳の穏やかな令嬢だった。近衛騎士で伯爵家三男、かつ騎士爵を賜るトーソルド・ロイリーと幼少から婚約しており、成人とともに政略的な結婚をした。
しかしトーソルドには恋人がおり、結婚式のあと、初夜を迎える前に出たまま戻ることもなく、一人ロイリー騎士爵家を切り盛りするはめになる。
とはいえ、アニエラにはさほどの不満はない。結婚前だって殆ど会うこともなかったのだから。
===========
感想は一件づつ個別のお返事ができなくなっておりますが、有り難く拝読しております。
4万文字ほどの作品で、最終話まで予約投稿済です。お楽しみいただけましたら幸いでございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる