ロードの箱庭
旧バルケント王国は数千年前まで支配王の深い瘴気に覆われていたとされ、今は支配王に産み出された不死の亡者や使徒達がその地をさまよい続けているという。
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遙か昔支配王たちが国々を滅し、人々の生きる場所を殆ど奪ってしまった為だった。
やがて支配王が築き上げた世界初の支配帝国はその力を受け継いだとされる紋手者たちによって統治された。
そして北方領土のある酒場の街で少年は紋手者として剣を生成した。
剣は自らを『スタイバル』と名乗る。それは意思を持ち言葉を放つ二つの刃が連なる黒剣だった。
その持主エイコンは白髪に赤眼の男の子。いやでも目立ってしまう風貌の少年と彼だけに言葉を話す不思議な黒剣。
一人と一本はこれから終わりのない旅を始めることとなる。
少年は傭兵としていつか団長となる為、剣はいつか野望のため深淵へと少年をいざなうから。
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