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第六章 後輩ちゃんと同期さんの告白の話
25. 後輩ちゃんの決意 side. 楓
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夜空の星に誓いを立てたあの日、私は同期さんに電話をした。
本当は、離田主任の処分が決まってすぐに連絡をしようと思ったのだけど、どうしてだか躊躇ってしまったのだ。
自分が幸せになることを許そうと思えて、やっと連絡する決心がついた。
私はもう、同期さんにあんな傷付いた顔はさせない!
今までお世話になった分、同期さんを笑顔にするのだ!
電話で一通りの報告を終え、同期さんにお礼は何が良いかと聞くと「動物園に行きたい」という返事が返ってきた。
その瞬間、葵先輩が言っていた言葉を思い出した。
ーーー『悠くんの告白の返事が「一緒に動物園に行きたい」だったの』
そうだ。同期さんは、葵先輩と別れて傷心のあの人を献身的に支えていた。
ーーーもしかしたら同期さんは、ずっと行きたかったのかもしれない。あの人と2人で。
私の脳裏には、同期さんとあの人が動物園を歩きながら顔を見合わせ笑い合う姿がありありと浮かんだ。そんな場面は一度も見たことがないのに。
同期さんの望みを叶えてあげたいと思った。
だったら、私が取るべき行動は一つだ。
「いいですねっ! 行きたいですっ!」
同期さんと動物園を全力で楽しもう。
そして同期さんをたくさん笑顔にするのだ!
……あの人の代わりに。
◇◇◇
動物園では、同期さんへのお礼のためだったはずなのに、私はあの人の代わりだったはずなのに、そんなことをすっかり忘れて私ばかり楽しんでしまっていた。
それどころか、生涯唯一の番同士で戯れるオオカミを見て、つい葵先輩と悠斗さんのことを思い出してしまい、葵先輩の『心の支え』の話をしてしまったのだ。
「私も、『心の支え』だと感じる葵先輩みたいな相手と、特別な関係になりたいなって、思ったんです」
私がそう言った時、同期さんの切なくて苦しそうな表情を見て、私の予想が確信に変わった。
ーーーやっぱりそうなんだ。
同期さんも、『心の支え』だったあの人と……。
『心の支え』だった悠斗さんと、特別な関係になりたかったのだ。
儚げな、神々しいまでに美しい青年の姿が、私の脳裏に浮かぶ。
それは、私がどう頑張っても叶えてあげられない望みだと気付いて、途端に切ない想いが込み上げる。
同期さんの傷付いた顔を少しでも和らげたくて、私が同期さんに言ってもらえて嬉しかった言葉を伝えた。
同期さんは微笑んでくれたけど、その表情に滲む切なさは増すばかりだった。
同期さんに、これ以上傷付いた顔をさせたくないと思ったはずなのに。
自分の力不足が、ただただ悔しかった。
◇
同期さんへのお礼をするどころか悲しませてしまったため、せめてお昼をご馳走しようと決意した。
なのに、なんと同期さんは私のお弁当とスープまで作って来てくれていた。
とても面倒見が良い人だなぁと以前から思っていたけど、お弁当を作ってくれるほどとは思わなくて、物凄く驚いた。
だけど、お弁当箱とスープジャーを受け取って、あることに気付く。
お弁当箱もスープジャーも、同期さんの物と色違いの物だったのだ。
更に、同期さんのお弁当箱とスープジャーには使用感があるのに、私に渡された物には使用感がなくて、また確信が深まった。
きっと、悠斗さんに作ってあげたくて、自分の物と一緒に購入した物なんだろうな。
でも、悠斗さんには葵先輩がいて、そして、悠斗さんは葵先輩を想ったまま亡くなって……。きっと、そのまま使う機会を永遠に失ってしまったんだ。
同期さんの心情を想像して、切ない気持ちで心が締め付けられる思いになる。
同期さん手作りのお弁当は、ご飯もおかずも全部美味しくて、手間がかけられていることがわかった。
きっと同期さんは、悠斗さんへの叶わぬ想いを込めて作ったんだろうな。
また、切ない想いが込み上げた。
たくさん美味しいと伝えたら、同期さんが笑顔になってくれた。
「幸せ」だと伝えたら、同期さんも「幸せ」だと言ってくれた。
私でも、悠斗さんの代わりに、少しはなれたんだろうか。
同期さんの笑顔のために、私には、他に何が出来るだろう?
◇
お弁当を食べた後、トイレに行った帰りのことだった。
「おい、……楓か?」
目の前に、大学の時に付き合っていた人生3人目の彼氏が立っていた。
「……先輩」
実はさっき、ゾウの赤ちゃんの行列の最後尾にこの先輩がいるのを見かけた。
あの時は『似ているだけかも』と思ったけど、本人だったら絶対に会いたくなかったし、一緒にいる同期さんにも失礼なことを言いかねないと思い、列に並ぶのを後にしてもらったのだ。
その判断は正しかったようだ。
「久しぶりだな。お前、今日も寂しくオヒトリサマやってんのか? 楓、オレと別れたショックで誰とも付き合わなくなっちゃったもんな」
「先輩、ごめんなさい。人を待たせているので、私、行きますね」
以前の私なら無視をするか、「お前みたいな低俗な男と付き合うのが嫌になったんだよバーカ!」などと言って、先輩を逆上させていただろう。
だけど、私は離田主任との長い戦いの末、学んだのだ。
こういった男と喧嘩をして、わざわざ関わる必要は全く無い。
「おいおい待てよ! もしかして、オレと喧嘩別れした反省で、しおらしくしてるのか? そんなにオレとヨリを戻したいみたいだけど残念だな。オレはクソ生意気なオンナとも、男みてーな体型のオンナとも、もう付き合わないって決めたんだ」
するとその時、女性の声が聞こえた。
「ショウくぅん! どこぉ?! お目当てのゾウの赤ちゃん投稿できたから、もぉ帰ろうよぉ!」
「あ、あれ、オレの今カノ。誰かさんと違って性格はオンナらしーし、胸はデケーしサイコーなんだ! じゃーな」
先輩はそう言って、女性の声がした方に去って行った。
「あ、ショウくんいた! 見てぇ! ゾウの赤ちゃん投稿したばっかりなのに、いいねいっぱい付いたよぉ! わざわざこんなとこまで来た甲斐あったぁ!」
「あっそ。じゃ、こんなに臭くて汚ねーとこ、とっとと帰ろーぜ」
そんな会話を後ろで聞きながら、私は同期さんのところへと急ぐ。
そう。私は今、あんな男を相手にしている場合ではない。
同期さんを笑顔にしなければいけないのだ!
そこで、ふと先輩の言った言葉を思い出す。
ーーー『オレは男みてーな体型のオンナと、もう付き合わないって決めたんだ』
そうだ!
私みたいな体型は、男性には求められていないと今まで思っていたけど。
高身長で華奢な男性である悠斗さんの代わりとしては、適任なんじゃないかな?
もしかしたらそのこともあって、同期さんは悠斗さんと出来なかった『動物園に行く』や『お弁当を作る』という望みを、私で叶えているのかもしれない。
……だったら。
同期さんがしたかったことを、私とたくさんしてもらおう!
もしかしたら私じゃダメなこともあるかもしれないけど、同期さんの許容範囲内で。
同期さんが悠斗さんと叶えられなかった望みを、少しでも多く、私で叶えて欲しいと思った。
私は意気揚々と、同期さんが待つベンチへと戻った。
本当は、離田主任の処分が決まってすぐに連絡をしようと思ったのだけど、どうしてだか躊躇ってしまったのだ。
自分が幸せになることを許そうと思えて、やっと連絡する決心がついた。
私はもう、同期さんにあんな傷付いた顔はさせない!
今までお世話になった分、同期さんを笑顔にするのだ!
電話で一通りの報告を終え、同期さんにお礼は何が良いかと聞くと「動物園に行きたい」という返事が返ってきた。
その瞬間、葵先輩が言っていた言葉を思い出した。
ーーー『悠くんの告白の返事が「一緒に動物園に行きたい」だったの』
そうだ。同期さんは、葵先輩と別れて傷心のあの人を献身的に支えていた。
ーーーもしかしたら同期さんは、ずっと行きたかったのかもしれない。あの人と2人で。
私の脳裏には、同期さんとあの人が動物園を歩きながら顔を見合わせ笑い合う姿がありありと浮かんだ。そんな場面は一度も見たことがないのに。
同期さんの望みを叶えてあげたいと思った。
だったら、私が取るべき行動は一つだ。
「いいですねっ! 行きたいですっ!」
同期さんと動物園を全力で楽しもう。
そして同期さんをたくさん笑顔にするのだ!
……あの人の代わりに。
◇◇◇
動物園では、同期さんへのお礼のためだったはずなのに、私はあの人の代わりだったはずなのに、そんなことをすっかり忘れて私ばかり楽しんでしまっていた。
それどころか、生涯唯一の番同士で戯れるオオカミを見て、つい葵先輩と悠斗さんのことを思い出してしまい、葵先輩の『心の支え』の話をしてしまったのだ。
「私も、『心の支え』だと感じる葵先輩みたいな相手と、特別な関係になりたいなって、思ったんです」
私がそう言った時、同期さんの切なくて苦しそうな表情を見て、私の予想が確信に変わった。
ーーーやっぱりそうなんだ。
同期さんも、『心の支え』だったあの人と……。
『心の支え』だった悠斗さんと、特別な関係になりたかったのだ。
儚げな、神々しいまでに美しい青年の姿が、私の脳裏に浮かぶ。
それは、私がどう頑張っても叶えてあげられない望みだと気付いて、途端に切ない想いが込み上げる。
同期さんの傷付いた顔を少しでも和らげたくて、私が同期さんに言ってもらえて嬉しかった言葉を伝えた。
同期さんは微笑んでくれたけど、その表情に滲む切なさは増すばかりだった。
同期さんに、これ以上傷付いた顔をさせたくないと思ったはずなのに。
自分の力不足が、ただただ悔しかった。
◇
同期さんへのお礼をするどころか悲しませてしまったため、せめてお昼をご馳走しようと決意した。
なのに、なんと同期さんは私のお弁当とスープまで作って来てくれていた。
とても面倒見が良い人だなぁと以前から思っていたけど、お弁当を作ってくれるほどとは思わなくて、物凄く驚いた。
だけど、お弁当箱とスープジャーを受け取って、あることに気付く。
お弁当箱もスープジャーも、同期さんの物と色違いの物だったのだ。
更に、同期さんのお弁当箱とスープジャーには使用感があるのに、私に渡された物には使用感がなくて、また確信が深まった。
きっと、悠斗さんに作ってあげたくて、自分の物と一緒に購入した物なんだろうな。
でも、悠斗さんには葵先輩がいて、そして、悠斗さんは葵先輩を想ったまま亡くなって……。きっと、そのまま使う機会を永遠に失ってしまったんだ。
同期さんの心情を想像して、切ない気持ちで心が締め付けられる思いになる。
同期さん手作りのお弁当は、ご飯もおかずも全部美味しくて、手間がかけられていることがわかった。
きっと同期さんは、悠斗さんへの叶わぬ想いを込めて作ったんだろうな。
また、切ない想いが込み上げた。
たくさん美味しいと伝えたら、同期さんが笑顔になってくれた。
「幸せ」だと伝えたら、同期さんも「幸せ」だと言ってくれた。
私でも、悠斗さんの代わりに、少しはなれたんだろうか。
同期さんの笑顔のために、私には、他に何が出来るだろう?
◇
お弁当を食べた後、トイレに行った帰りのことだった。
「おい、……楓か?」
目の前に、大学の時に付き合っていた人生3人目の彼氏が立っていた。
「……先輩」
実はさっき、ゾウの赤ちゃんの行列の最後尾にこの先輩がいるのを見かけた。
あの時は『似ているだけかも』と思ったけど、本人だったら絶対に会いたくなかったし、一緒にいる同期さんにも失礼なことを言いかねないと思い、列に並ぶのを後にしてもらったのだ。
その判断は正しかったようだ。
「久しぶりだな。お前、今日も寂しくオヒトリサマやってんのか? 楓、オレと別れたショックで誰とも付き合わなくなっちゃったもんな」
「先輩、ごめんなさい。人を待たせているので、私、行きますね」
以前の私なら無視をするか、「お前みたいな低俗な男と付き合うのが嫌になったんだよバーカ!」などと言って、先輩を逆上させていただろう。
だけど、私は離田主任との長い戦いの末、学んだのだ。
こういった男と喧嘩をして、わざわざ関わる必要は全く無い。
「おいおい待てよ! もしかして、オレと喧嘩別れした反省で、しおらしくしてるのか? そんなにオレとヨリを戻したいみたいだけど残念だな。オレはクソ生意気なオンナとも、男みてーな体型のオンナとも、もう付き合わないって決めたんだ」
するとその時、女性の声が聞こえた。
「ショウくぅん! どこぉ?! お目当てのゾウの赤ちゃん投稿できたから、もぉ帰ろうよぉ!」
「あ、あれ、オレの今カノ。誰かさんと違って性格はオンナらしーし、胸はデケーしサイコーなんだ! じゃーな」
先輩はそう言って、女性の声がした方に去って行った。
「あ、ショウくんいた! 見てぇ! ゾウの赤ちゃん投稿したばっかりなのに、いいねいっぱい付いたよぉ! わざわざこんなとこまで来た甲斐あったぁ!」
「あっそ。じゃ、こんなに臭くて汚ねーとこ、とっとと帰ろーぜ」
そんな会話を後ろで聞きながら、私は同期さんのところへと急ぐ。
そう。私は今、あんな男を相手にしている場合ではない。
同期さんを笑顔にしなければいけないのだ!
そこで、ふと先輩の言った言葉を思い出す。
ーーー『オレは男みてーな体型のオンナと、もう付き合わないって決めたんだ』
そうだ!
私みたいな体型は、男性には求められていないと今まで思っていたけど。
高身長で華奢な男性である悠斗さんの代わりとしては、適任なんじゃないかな?
もしかしたらそのこともあって、同期さんは悠斗さんと出来なかった『動物園に行く』や『お弁当を作る』という望みを、私で叶えているのかもしれない。
……だったら。
同期さんがしたかったことを、私とたくさんしてもらおう!
もしかしたら私じゃダメなこともあるかもしれないけど、同期さんの許容範囲内で。
同期さんが悠斗さんと叶えられなかった望みを、少しでも多く、私で叶えて欲しいと思った。
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