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5. 体を取り戻した私は、大好きな幼馴染と×××することになったんですが※

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私、那奈は今日、学校をサボった徹の家に押しかけた。

私にとって徹は、幼馴染であり、初恋の人であり、今もなお大好きな人である。

記憶にある中で徹との一番最初の想い出は、幼稚園の頃だ。周りと目の色が違うことでいじめられていた私を、徹が助けてくれた。それで恋に落ちた私は、徹にキスをした。
その時の、徹の少し照れた笑顔が本当に可愛くて、私は更に恋に落ちたのだった。

クォーターの私はよく『日本人離れした顔』だと言われるのだけど、徹の顔も同じくらい日本人離れしていて、ものすごくカッコいい。
瞳はとても綺麗な薄茶色で、光が当たるとキラキラ光って、私は昔からその瞳が大好きなのだ。
徹は最近、髪を金色に染めたのだけど、それが徹の日本人離れした顔にめちゃくちゃ似合っていて、更に大好きになった。

徹とは幼い頃からずっと一緒にいて、もちろん私はこれからもずっと一緒にいるつもりだった。でも何故か中学に入った頃から、徹に少しずつ距離を置かれるようになって、目も合わせてもらえなくなった。
徹は優しいから、少し扱いは酷くても、私を完全に拒絶したりはしない。
だけど、どんなに頑張ってアプローチしても受け取ってもらえないと感じて、心の距離は遠く保たれたままだった。

どうにもならない距離に絶望することもあった。
もう諦めてしまおうって何度も思った。

それでも、どうしても諦めきれなかった私は、徹の様子を気にしていた彼のお母さんに、「徹を見張る」という約束を取り付けた。

それで私は今日、その約束を口実に、徹の家に押しかけたのだ。





その後、徹の部屋で起こった出来事は、もう驚くことばかりだった。
体を奪われたり、奪われた体が徹の体とキス(!)をしたり、幽体離脱したり、なんと神様とも会ったりしたのだ!

……ナンナさんとトールさんの前世の話は切なくて、胸が張り裂けそうになった。
長い間、敵同士で自分の想いを秘めていたトールさんと、自覚してなかったけど惹かれていたナンナさん。
2人に言ったら怒られるかもしれないけど、自分のうまくいかない恋と重ねてしまった。

ーーー幸せになって欲しい。

心からそう思った。
だから、私と徹の体を使って、2人が結ばれることについて皆が悩んでいた時、徹には「2人が幸せになってほしい」と言って説得したのだけど。

ーーーでも、本当はそれだけじゃない。

徹の心に近付くことができないなら、せめて体だけでも徹と結ばれたいと思った。
徹の体に愛される自分の体を体感したいと思った。

ーーーたとえ、体を乗っ取られた状態だったとしても。

私は、自分勝手な想いのために、ナンナさんとトールさんの状況を利用したのだ。

そんな私の、こんな歪な形でしか叶えられないと思った願いはーーー。





ーーーびっくりする形で叶えられた。

徹から「好きだ」と、「那奈と結ばれたい」と、言われた時は嬉しくて嬉しくて心臓が止まるかと思った!

だけど優しい徹は、ナンナさんとトールさんの生まれ変わりを優先するために、2人に体を戻そうとした。
なのに私は、徹の気が変わらないうちに、先に私と徹で結ばれたいと思った。
自分勝手だったと思うけど、3人とも受け入れてくれた。

そして今、徹自身が、徹の意思で、私を抱き締め、キスしてくれている。

長い間うまくいかなかった恋が、まさか、こんな形で叶うなんて!
嬉しくて嬉しくて仕方がないよーーー!!!

ーーーそんなことを考えていたら。

徹が合わせていた唇を離した。
そしてまたすぐに重なって、また離れて、また重なる。

私も自分の唇を押し付ける。
すると、徹が私の唇を覆うようなキスをした。
食べられちゃいそうで、ゾクゾクする。

その時ふと、ナンナさんが最初に私の体に入った時のことを思い出した。
ーーーそうだ!あの時2人がしてたキス!私も徹としたい!

私は自分の舌を、覆い被さる徹の口に差し入れ、徹の歯をペロッと舐めてみた。

徹は目を見開き、真っ赤になった!可愛い!!!

徹の歯の間から舌を侵入させると、徹の舌を見つけた。
徹はビクってしたあと少ししてから、恐る恐る自分の舌を絡めてくれた。

「……んっ……」

気持ち良い。お腹の奥がゾワゾワしてる。
ずっとこうしていたい気持ちになる。

夢中でキスをし合っていたら、徹が私の制服のシャツのボタンに手をかけた。
……だけど、キスしながらだと、うまくボタンが外せなかったみたいだ。

私が唇を離すと、気まずそうな徹と目が合う。そんな徹も可愛い!!!
徹がボタンを外しやすいように、私は膝立ちになった。
そして、私のシャツのボタンをひとつひとつ外していく徹の耳やこめかみや金の髪を、弄ったりキスしたりしていた。

シャツのボタンを外し終わった徹は、そのまま私の胸に顔を埋めた。

「……那奈」

徹が私の背中に回した腕にギュッと力を込めて、私の胸に頬擦りしてくる。
可愛い!可愛い!!

徹の可愛さに悶えて、私も徹の頭をギュッと抱き込み、頭頂部に頬擦りした。

「……徹」

可愛い!可愛い!!可愛い!!!

頬擦りタイムが終わり、徹が私の背中から腕を外して目が合うと、徹は瞳を潤ませ、何だか感動したような顔をしていた。
そしてそのまま、徹は私の肩に引っかかるだけになっていたシャツを脱がせ、また深いキスをする。

徹は私の体に手を伸ばそうとしていたけど、徹のTシャツの裾に手をかけた私に気付いて、待ってくれた。
少し顔を離し、徹のTシャツを上にあげると、腕を上げてくれた。脱がせたあと、徹と目が合い、私は思わず徹の首に手を回してキスをした。
徹の肌に全部くっつきたいのに、ブラが邪魔だ!

そんな私の気持ちが通じたのか、徹はキスをしながら私の背中のブラのホックに手をかける。

ホックに苦戦している徹に気付き、私が自分で外そうとすると腕を掴まれ制止された。

「那奈、待って!俺がしたい。……背中向けてくれる?」

「うんっ」

私は言われた通りに背中を徹に向ける。

プツ、とブラが外れた。

その瞬間、私の中になんだか楽しいような恥ずかしいような衝動が起きて、えへへと笑って、そのまま背中を徹の胸に倒した。

背中に感じる徹の体温が温かくて心地良い。徹の顔を見上げると、こちらを覗き込む徹と目が合わ……ない!

何で?!っと思って徹の目線の先を見ると、……ブラのホックが外れたことで、少し露わになった私の胸があった。

もー徹!こっち見てよー!という拗ねた気持ちと、私の胸を気に入ってくれるかな?変だって思われないかな?って恥ずかしくて不安な気持ちがないまぜになって、その衝動のまま、私は体の角度を少し斜めにして徹の唇の端に口付ける。

徹は我に返ったらしく、キスを返してくれた。
正面のキスと違って、斜めのキスはしっかり唇が合わせられなくてもどかしかった。
徹はブラを私の腕から外す。
恐る恐る、と言ったようにゆっくり徹の手が私の胸全体を覆うように触れ、少しずつ手を動かす力が強くなっていった。

徹の手のひらが私の先端に当たる刺激が。
もどかしい体勢のキスが。
少しずつ私をとろけさせていく。

いつの間にか私の秘部とショーツの摩擦でとんでもない刺激が起きるようになっていて。
もっととろけたくて、私が思わず腰を動かしたら、徹の固いものに私のお尻が当たった。
その瞬間、徹の体がビクっと跳ねる。
そして、徹は胸の先端に指の腹で触れた。

徹の指が、先端をくるくる動かしたり、摘んだりするうちに私のとろけ具合は一気に加速した。

「……んっ……ふ……ぁっ」

ーーー気持ち良い。気持ち良すぎるよぉ。徹……!

私は、徹と合わせたままの唇から、声を漏らしてしまう。

ーーー徹、好き。大好き!

私はその衝動のまま、徹の唇を、徹の舌を貪った。

徹の固いものに押し付けたお尻も激しく動かしてしまう。

すると、徹の手のひらが、胸からどんどん下に、私の体を撫でながら降りて来た。

徹の手のひらが私のスカートの辺りの太ももを撫でる。

ーーー違うの。そこじゃなくて……お願い。早く……触って。

切ない感情を込めた吐息を漏らしてしまう。

そして、徹の指が私のショーツのクロッチを撫でた。

「んぁあっ」

快感のあまり、唇を離してのけぞってしまった。

徹の濡れた瞳と目が合うと、徹は私をゆっくりとベッドに横たえる。
徹は、私のスカートのホックを外しファスナーを下げ、私の上に覆い被さるようにして、唇を合わせる。
そのまま唇を貪り合いながら、私のスカート、ショーツ、靴下が次々と脱がされていく。
そして徹は、私の秘部に触れた。

「ぁあんっ……」

徹が触れている場所ははもうとろけきっていることが自分でもわかって、でもまだ何かが足りないような気持ちになって、どうにかなってしまいそうだった。

「ぁん……ぁあっ……ぁあんっ……」

そして、秘部への愛撫を終えた徹が体を離し、私の足の間に移動した。そして、私の足を持ち上げて開き、秘部に視線を落とす。

徹とこういうことをしたいとずっと思っていたけれど、そんな場所を見られることに緊張してしまう。

徹に幻滅されたらどうしようと不安でドキドキしていると、私の表情に気付いた徹が、頭を撫でてくれた。キュンとした!

「那奈……大丈夫だから」

「徹……!」

徹は優しくキスをしてくれた。

もしかしたら徹は、私が中に挿れられることに対して不安を感じていると思ったのかもしれない。
……だけど、どちらにしても幻滅はしてないみたいでよかった!

そのままキスを続けながら、徹の指が私の中に入り込んでくる。
徹は私の中をほぐすように、指をゆっくり動かした。

「んっ……んんっ……ぁんっ……」

キスの刺激と徹の手が当たる刺激が気持ち良すぎて、私は自然と腰を揺らしてしまう。

ーーーそして、ついにこの時がきた。

「那奈、いい「うんっ!」」

あっ、やっちゃった!
あまりにも長い長い片想いの間、この瞬間を待ち侘びすぎて、返事が早かった!

「被せるなよ……」

徹は呆れた顔をしていたけれど、私がえへへと笑うと、しょうがないな、という風に優しく笑った。

そして徹はスウェットパンツを脱ぎ始めたのだが……。

なぜか徹は途中で動きを止めた。
徹の顔がどんどん青くなっていく。冷や汗もすごい。

……いったい何事?!
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