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81~90話
86d、私は行為の手順をわかっていない3 ※
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「!!!」
ガバッ
立てていた膝を倒し、身体ごとガルのお腹の上に突っ伏す。
私はっ!
私は、なんて体勢を……っ!!
「マヤ?」
「も、もう、動けません……」
ガルのお腹に顔を伏せたまま白旗を揚げる。
無自覚だったとはいえ、あんな見せつけるような体勢をとっていただなんて、恥ずかしすぎる。
「では俺が動いても?」
「はい……、ひぁっ!」
よく考えもせずに頷けば、がっしりと腰を押さえたガルが下からズドッと突き上げた。
「あぁっ、やっ、あっ」
私のゆるゆるとした動きに焦らされていた反動なのか、ガルはガツガツと腰を穿つ。
勢いよく突き上げられ、沈み込めば自重で深く突き刺さり、腰を弾ませたまま止めようもなくあられもない声を上げる。
突っ伏した身体の脇から、もぞもぞとガルの右手が入り込む。
力の籠もらない腕をついてなんとか上体を起こせば、大きな手の平は満足そうにすっぽりと胸を包み込んだ。
「っは……マヤ、マヤ……っ」
「んぁっ、あっ……」
ガクガクと揺れる視界の中、上からガルを見下ろす。
私が攻められているのに、私が組み敷いているような、不思議な眺めだ。
「マヤっ……はっ、先ほどはあまりに扇情的で、すぐにも、っ、達してしまうかと思った……」
「やぁっ、あっ、言わな……っ!」
「くっ……」
恥ずかしさにナカをぎゅうと締め付けてしまったのが自分でもわかる。
ガルにとっては褒め言葉のつもりなのかもしれないが、先ほどの痴態はどうかもう思い出させないでほしい。
羞恥に身をよじり、最奥を突き上げられながら太い幹に満遍なく壁を擦り上げられる。
「んぅっ、あっ、あぁっ」
「っは……、っは……」
胸を弄んでいた手が、つうっとへそをくすぐって、結合部へと辿り着く。
「あっ! それっ、だめっ……!」
イヤイヤと首を振っても聞き入れられず、無骨な親指が敏感な突起を捏ねる。
くにと突起を押されるたび、ぎゅっとナカを締め付けては、否応なしに熱い剛直の存在を感じ取って腰が揺れる。
「やぁっ……ガルっ、さ……もぉ、もっ、だめ……っ」
「っマヤ……、マヤ……」
「あぁっ、んっ————あああぁあぁっ!」
一際強くくにゅりと突起を押し潰された瞬間、身体いっぱいに溜まっていた快感が弾けて全身を貫いた。
ガバッ
立てていた膝を倒し、身体ごとガルのお腹の上に突っ伏す。
私はっ!
私は、なんて体勢を……っ!!
「マヤ?」
「も、もう、動けません……」
ガルのお腹に顔を伏せたまま白旗を揚げる。
無自覚だったとはいえ、あんな見せつけるような体勢をとっていただなんて、恥ずかしすぎる。
「では俺が動いても?」
「はい……、ひぁっ!」
よく考えもせずに頷けば、がっしりと腰を押さえたガルが下からズドッと突き上げた。
「あぁっ、やっ、あっ」
私のゆるゆるとした動きに焦らされていた反動なのか、ガルはガツガツと腰を穿つ。
勢いよく突き上げられ、沈み込めば自重で深く突き刺さり、腰を弾ませたまま止めようもなくあられもない声を上げる。
突っ伏した身体の脇から、もぞもぞとガルの右手が入り込む。
力の籠もらない腕をついてなんとか上体を起こせば、大きな手の平は満足そうにすっぽりと胸を包み込んだ。
「っは……マヤ、マヤ……っ」
「んぁっ、あっ……」
ガクガクと揺れる視界の中、上からガルを見下ろす。
私が攻められているのに、私が組み敷いているような、不思議な眺めだ。
「マヤっ……はっ、先ほどはあまりに扇情的で、すぐにも、っ、達してしまうかと思った……」
「やぁっ、あっ、言わな……っ!」
「くっ……」
恥ずかしさにナカをぎゅうと締め付けてしまったのが自分でもわかる。
ガルにとっては褒め言葉のつもりなのかもしれないが、先ほどの痴態はどうかもう思い出させないでほしい。
羞恥に身をよじり、最奥を突き上げられながら太い幹に満遍なく壁を擦り上げられる。
「んぅっ、あっ、あぁっ」
「っは……、っは……」
胸を弄んでいた手が、つうっとへそをくすぐって、結合部へと辿り着く。
「あっ! それっ、だめっ……!」
イヤイヤと首を振っても聞き入れられず、無骨な親指が敏感な突起を捏ねる。
くにと突起を押されるたび、ぎゅっとナカを締め付けては、否応なしに熱い剛直の存在を感じ取って腰が揺れる。
「やぁっ……ガルっ、さ……もぉ、もっ、だめ……っ」
「っマヤ……、マヤ……」
「あぁっ、んっ————あああぁあぁっ!」
一際強くくにゅりと突起を押し潰された瞬間、身体いっぱいに溜まっていた快感が弾けて全身を貫いた。
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