ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ~皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます!~

南田 此仁

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71~80話

80b、私はプレゼントをわかっていない3 ※

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「はぁっ、ん、はっ……、あのっ! 私も、ガル様のこと気持ちよくしたいです!」

これは今日が誕生日だからという訳でもなく、前々から考えていたことだ。
いつもガルは私のことを沢山気持ちよくしてくれるのに、私からは何もしてあげられていない。
私だって、ガルに気持ちよくなってもらいたいのだ。

「っ!」

目を見つめて請えば、ガルが私の上にドサリと倒れこんだ。
肘をついて体重を支えているらしく、覆い被さられているものの苦しくはない。

どうしたのだろう?
おずおずと手を伸ばし、目の前の厚い胸に抱きつく。

「ガル様……?」

っはぁーーー、と耳元で長いため息が聞こえた。

「……気持ちだけ貰っておく」

「そんなっ! 私だってちゃんとガル様を気持ちよく」

「ああ、わかってる。だが今はまずい」

「今……?」

「今マヤに触れられでもしたら、一瞬で果ててしまう」

ごり、と太ももに硬いものが押し当てられる。
下穿き越しにさえ、限界まで張り詰めた熱が出口を求めてビクンビクンと脈動しているのが伝わってきた。

「……な、るほど……?」

我ながら妙な返事だとは思うけれど、こんな時かけるべき言葉など知るはずもない。
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