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71~80話
78c、私はプレゼントをわかっていない
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夕食も特別なご馳走などではなかったけれど、薄く細長くスライスされた人参がリボンのように結ばれ、ステーキの上にちょこんと乗せられていたりサラダに混じっていたりした。
ガルは気にせず食べていたが、メニューもガルの好物ばかりだったし、実は使用人達もガルの誕生日を祝いたかったのではと思う。
いつものように一緒に風呂に入り、風呂から上がる。
ふかふかのタオルで全身を拭かれると、私を着替えさせようとするガルの手から薄い布地を引ったくった。
「じ、自分で着るので、ガル様はあっち向いててくださいっ!」
裸を見られている時点で今更だとは思うけれど、それとこれとは話が別なのだ。
ガルは素直にくるりと向きを変える。
「いいって言うまでこっち見ちゃダメですからね!」
「承知した」
手早く下穿きだけ身につけたガルは、ベッドの向こう側に行くと、こちらに背を向けたままベッドの縁に腰を下ろした。
さて、いつまでも待たせておくわけにもいかないし、私も早く着替えてしまわなくては……。
手に持ったベビードールを眺める。
こんなに薄くて透け透けで、着る意味なんてあるのだろうか……。
とりあえず腕を通し、するんと頭から被った。
「……」
なぜかサイズは丁度いいが、案の定胸の先端までばっちりと透けている。
周囲に入った刺繍の柄が透けた先端を強調している気さえする。
胸元中央のリボンから下は左右に分かれていて、フリルの間からへそが丸見えだった。
ガルは気にせず食べていたが、メニューもガルの好物ばかりだったし、実は使用人達もガルの誕生日を祝いたかったのではと思う。
いつものように一緒に風呂に入り、風呂から上がる。
ふかふかのタオルで全身を拭かれると、私を着替えさせようとするガルの手から薄い布地を引ったくった。
「じ、自分で着るので、ガル様はあっち向いててくださいっ!」
裸を見られている時点で今更だとは思うけれど、それとこれとは話が別なのだ。
ガルは素直にくるりと向きを変える。
「いいって言うまでこっち見ちゃダメですからね!」
「承知した」
手早く下穿きだけ身につけたガルは、ベッドの向こう側に行くと、こちらに背を向けたままベッドの縁に腰を下ろした。
さて、いつまでも待たせておくわけにもいかないし、私も早く着替えてしまわなくては……。
手に持ったベビードールを眺める。
こんなに薄くて透け透けで、着る意味なんてあるのだろうか……。
とりあえず腕を通し、するんと頭から被った。
「……」
なぜかサイズは丁度いいが、案の定胸の先端までばっちりと透けている。
周囲に入った刺繍の柄が透けた先端を強調している気さえする。
胸元中央のリボンから下は左右に分かれていて、フリルの間からへそが丸見えだった。
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