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71~80話

74d、私はお風呂タイムをわかっていない ※

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「んっ」

「マヤ……」

熟れた苺のような甘い眼差しに、熱い欲望が揺らめく。

「っ、すきです……、すき……、ガルっ、んっ」

心から込み上げるままに気持ちを吐露すれば、発した言葉ごとすべて飲み込むかのように深く口付けられた。


バシャッ、ザバッ

腰を掴んで上下に揺すられるたび、湯面が大きく波打つ。

「んぅっ、ん……っふ、……あっ」

唇が離れれば、名残惜しむように溢れた唾液を舐め上げられる。

「っは……、ああ……可愛いな」

ガルが独り言のようにうっとりと呟いた。

ぎゅっとガルの両肩を掴み、今にも崩れ落ちてしまいそうな上体を支える。
熱い杭にナカを擦り上げられるたび繋がった箇所から全身へと快感が巡り、奥を突かれれば放したくないとばかりにきゅうきゅうと締め付けてしまう。

「あぁっ……んっ、やっ」

声を上げるたび浴室の壁に大きく反響し、自分の声とは思えないほど艶めいたそれが耳から入り込んでは思考力を奪っていく。

ガルは片手で私の腰を押さえ付けると、欲望をぶつけるように強く下から突き上げた。

「あっ、あぁっ! 待っ、だめっ! やっ、んぁっ」

狙いすませたように奥の一点を穿たれ、強すぎる刺激に腰を震わせる。
嬌声の響きに重なってザブザブと波打つ湯の音が、否が応でも律動の激しさを思い知らせる。

もう一方の手は胸に添えられ、荒々しい突き上げとは対照的にやわやわと優しい手つきで感触を楽しんでいる。

「あっ、ん、あぁっ、ガルさま……っ」
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