ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ～皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます！～

３１～４０話

４０c、私は痕の数をわかっていない２ ※

「もっと……、ちゃんと……なめて、くださいぃ……」

「ふっ、望みのままに」

もじもじと腰を揺らしながら懇願すれば、嬉しそうなガルによってすぐに求めていたものが与えられる。

「あっ、あぁっ、んーっ！」

大きな口でかぷりと恥丘ごと口に含まれ、温かな舌がくにゅくにゅと敏感な突起を捏こね回す。

跳ねる腰をがっしりと押さえられ、二本に増やされた指は奥をかき混ぜるように抜き差しされる。
じゅるっと唾液ごと蜜を啜りあげ舌先で存分に突起を苛さいなまれれば、限界はすぐに訪れた。

「ふぁっ、もっ、だめっ！　んっ———あああぁぁっっ！」

瞼の裏が白く染まり、弾けた快感が身体の奥を突き抜ける。
背を弓なりに反らして、頭のてっぺんから足の先まで全身にぎゅっと力がこもる。

そして弛緩し、どっとシーツに沈んだ。

「っはぁ、っはぁ……」

溢あふれ出る蜜でぬめる秘裂からぬるりと指を引き抜かれ、ガルが四つ這いに覆いかぶさる。

「っは、マヤ……」

首筋から顎までをベロリと舐め上げ、そのまま深く口付けられる。

「んっ、ふっ、んぅ……」

顎を上げ首を反らせ、逞しい首筋を抱きしめて身長差のあるガルのキスを受け入れる。
口内を味わう舌の動きを追ううち、膝裏に腕を差し入れられてぐいと脚を抱えられた。

胸に付きそうなほど膝を曲げさせられれば、自然と前へ差し出すように腰が浮き上がる。

ぬちゅ……

潤んだ秘裂に、熱い切っ先が触れた。

瞬間、痛みの記憶が蘇り、無意識のうちに身体が強張る。

「っは……マヤ、酷くはしない。大丈夫だから、ゆっくりと呼吸して…………そう、いい子だ」

「っはぁ……っはぁ……、んんんっ……」

ぐぷ、ぐぷ、と浅く抜き差しを繰り返しながら、上からのし掛かるようにゆっくりと剛直が沈み込んでいく。