ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ~皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます!~

南田 此仁

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31~40話

35b、私は口付けの先をわかっていない4 ※

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ガルの指が媚肉を左右に開き、充血してさらに感覚の鋭くなったそこを舌がくにくにと容赦なく責めたてる。

「あっ、あっ、ガルさっ……もうっ、も、だめっ!」

一際大きな波にさらわれそうで、ぎゅうと全身に力がこもる。
脚をピンと突っ張り、ガルの頭に置いた両手はすがるように髪を握りしめる。

最後の仕上げとばかりに、尖らせた舌先が敏感な突起をぐりゅんっと強く押し潰した。

「んんっ———ああああぁっ!!」

積もり積もった快感が一斉に弾け、瞼の裏がチカチカと白く瞬く。
大きく弓なりにのけ反った身体が、どっとシーツに沈んだ。

「っはぁ、はぁ、はぁ……」

全身から汗が吹き出し、ぐったりと四肢を投げ出す。

「上手に達せたな」

「ん……」

脚の間から身を起こしたガルが、あやすように頭を撫でながらちゅっと口付けてくれた。

その口は、たった今とんでもない所を舐めていた口では……。

でも、我ながら恥ずかしさに耐えてよく頑張った。
これでようやく羞恥プレイから解放され……

「あと3回ほど達しておくか」

「……ふぇ?」

そう言うなりガルはまた身を屈め、脚の間に顔を埋めた。

「え……あ、やっ……あぁっ、ガルさまっ、もっ、充分……っ!」

「いいや、まだまだだ。ここもほぐさなくては」

ガルの無骨な指が蜜を絡めとるように下から上へと割れ目をなぞり、そしてつぷりと浅く隘路あいろに入り込んだ。

「っ……!」
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