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31~40話

33b、私は口付けの先をわかっていない2 ※

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「んんんーっ、うぅ、んんっ、んむーっ!」

風呂に入るのもガルと一緒だと、すっかり忘れていた!

恥じらう間もなく一瞬で服を剥ぎ取られた私は、全裸のまま風呂椅子に座るガルの膝の上に横抱きにされ口腔を貪られていた。

泡をまとった手の平が何らかの意図を孕んで脇腹を撫でる。

「んーっ、ぷはっ! はぁっ、あっ、ガル様……っ」

「マヤ……毎晩こうして共に風呂に入るたび、どれほどの気力をもって己を律したことか」

そんなことを言ったって、一緒に入ると言って譲らなかったのはガルの方ではないか。

「想いを通わせ、こうやって触れることを許される日が来るとは……」

やわやわと感触を楽しみながら、手の平が上へと這い上がってくる。

石鹸の泡で滑るようにばらばらと動く指がくすぐったい。
それに、今までの撫で洗われるくすぐったさとは違って、今日は何だかお腹の奥がむずむずと妙な感じがするのだ。

「あっ、ちょっと……んっ」

じわじわと上ってきた大きな手の平が、小振りな胸をすっぽりと包み込んだ。

「マヤは胸の大きさを気にしていたのか……」

手は、やわらかさを確かめるようにふにふにと胸を弄ぶ。

「ガル様っ……んぁっ、待っ、……ひゃぁっ」

長い指が微かに胸の突起を掠めれば、一際甲高い声が漏れた。

慌てて両手で口を塞ぐ。

「ああ、マヤ……。俺の手の中に収まる大きさ、やわらかく押し返す弾力、もっと触れて欲しいと手の平に吸い付いてくるようで……はぁ、愛しくてたまらない」

「んんむーっ!」

愛しいと言ってもらえるのは嬉しいけれど、恥ずかしいから詳細な感想は聞かせないで!

「ここも綺麗な桜色で……ほら」

「んっ、んんっ」

ガルの親指が胸の突起を撫でさするのに合わせて、ビクビクと身体が跳ねる。
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