12 / 30
1章
12話.爆弾発言
しおりを挟む
♢
「へぇ~ユリア君が王女様とゼウリアス魔法学院に入学ね~ユリア君が認められたみたいで師匠は嬉しいよ! 」
自分の事のように喜んでくれる師匠。
「合格出来るとは限らないよ?……落ちるつもりは無いけど」
「ユリア様に入学出来ない学院などありません! 」
「そうじゃの、心配があるとすればお主の魔法が凄すぎて逆に認められないことかの? 」
「というと? 」
「だってお主まずステータス全部0じゃから門前払いにならないのか? 」
流石にそれはないと信じたい。 ってちょっとまてよ?
「バハムートさんも入学するの? 」
「当たり前じゃ……てかこやつらも入学するんじゃろ?妾だけ除け者にはなりたくない……」
「え!?」
皆の方を向くと全員頷く。
あぁ……そうですか……。
「さっきから聞こうと思ってたんだけどこの人誰なの?バハムートさんって言ってたけど」
と、師匠がバハムートさんを指さし首を傾げる。
言っていい? とバハムートさんに目で訴えかけると、こくっと頷いてくれたので皆に話すことにする。
「実はーーー」
《召喚魔法》で召喚したらバハムートさんを召喚してしまったことと、仲間になった事を話す。 ……もちろん嫁になった事は隠しておく。
「そして嫁にしてもらったんじゃ! 」
あ、バカ!何言ってるんだ! 2人を忘れて嫁とイチャイチャしてたと勘違いされたらどうするんだ!
「へぇ~あのバハムートを召喚して更には嫁にするなんて弟子君はやっぱ凄いんだね……よめ? え? は? 」
「嫁……嫁!? 」
ああああああ!?目から光が無くなってる!!
「あ、明日に向けて僕はもう寝るね!!おやすみなさい!! 《睡眠魔法》!」
《睡眠魔法》は【闇属性魔法】に分類され、相手を強制的に眠らせることが出来る魔法である。 使用出来る者は、魔族がほとんどを占めており、人間で使えるのは相当の【闇属性魔法】を極めた者、数人のみだ。
ユリアは焦っていた為、無意識に《クリエイティブモード》の【スキルの書】から《睡眠魔法》を習得し、自分に使った為これからの事は知らない。
「なんで弟子君が《睡眠魔法》を使えるの!? 」
「ユリア様のスキルである《クリエイティブモード》が関係してるのでは無いでしょうか? 」
「実はわたくしを助けて頂いた時に背中から魔法陣が展開されていたのでそれが関係してるのではないかと」
数時間に及ぶユリア会議が行われたことを。 そして……
「ふわぁ……眠くなってきたから妾ももう寝るのじゃ……」
「「「ああ!? 」」」
バハムートがユリアの右腕に抱きついて寝たのを皮切りに、ミユは左腕、アリシア(師匠)は右足、ユナは左足に抱きつき一晩を過ごしたのであったーーー。
「へぇ~ユリア君が王女様とゼウリアス魔法学院に入学ね~ユリア君が認められたみたいで師匠は嬉しいよ! 」
自分の事のように喜んでくれる師匠。
「合格出来るとは限らないよ?……落ちるつもりは無いけど」
「ユリア様に入学出来ない学院などありません! 」
「そうじゃの、心配があるとすればお主の魔法が凄すぎて逆に認められないことかの? 」
「というと? 」
「だってお主まずステータス全部0じゃから門前払いにならないのか? 」
流石にそれはないと信じたい。 ってちょっとまてよ?
「バハムートさんも入学するの? 」
「当たり前じゃ……てかこやつらも入学するんじゃろ?妾だけ除け者にはなりたくない……」
「え!?」
皆の方を向くと全員頷く。
あぁ……そうですか……。
「さっきから聞こうと思ってたんだけどこの人誰なの?バハムートさんって言ってたけど」
と、師匠がバハムートさんを指さし首を傾げる。
言っていい? とバハムートさんに目で訴えかけると、こくっと頷いてくれたので皆に話すことにする。
「実はーーー」
《召喚魔法》で召喚したらバハムートさんを召喚してしまったことと、仲間になった事を話す。 ……もちろん嫁になった事は隠しておく。
「そして嫁にしてもらったんじゃ! 」
あ、バカ!何言ってるんだ! 2人を忘れて嫁とイチャイチャしてたと勘違いされたらどうするんだ!
「へぇ~あのバハムートを召喚して更には嫁にするなんて弟子君はやっぱ凄いんだね……よめ? え? は? 」
「嫁……嫁!? 」
ああああああ!?目から光が無くなってる!!
「あ、明日に向けて僕はもう寝るね!!おやすみなさい!! 《睡眠魔法》!」
《睡眠魔法》は【闇属性魔法】に分類され、相手を強制的に眠らせることが出来る魔法である。 使用出来る者は、魔族がほとんどを占めており、人間で使えるのは相当の【闇属性魔法】を極めた者、数人のみだ。
ユリアは焦っていた為、無意識に《クリエイティブモード》の【スキルの書】から《睡眠魔法》を習得し、自分に使った為これからの事は知らない。
「なんで弟子君が《睡眠魔法》を使えるの!? 」
「ユリア様のスキルである《クリエイティブモード》が関係してるのでは無いでしょうか? 」
「実はわたくしを助けて頂いた時に背中から魔法陣が展開されていたのでそれが関係してるのではないかと」
数時間に及ぶユリア会議が行われたことを。 そして……
「ふわぁ……眠くなってきたから妾ももう寝るのじゃ……」
「「「ああ!? 」」」
バハムートがユリアの右腕に抱きついて寝たのを皮切りに、ミユは左腕、アリシア(師匠)は右足、ユナは左足に抱きつき一晩を過ごしたのであったーーー。
11
お気に入りに追加
974
あなたにおすすめの小説
プレアデスの伝説 姫たちの建国物語
のらしろ
ファンタジー
主人公の守は海上警備庁に奉職すぐに組織ぐるみの不正に巻き込まれて、表敬航海中にアメリカで降ろされる。
守の友人である米国海兵隊員の紹介で民間軍事会社にとりあえず就職するが、これまた航海中に大波に攫われて異世界に転生させられる。
転生直前に、カミサマと思しき人から転生先の世界に平和をと頼まれ、自身が乗っていた船と一緒に異世界に送り込まれる。
カミサマからの説明はとにかく長く要領を得ずに分からなかったが転生直後にこれまた別の神様が夢に現れて説明してくれた。
とにかく、チート能力は渡せないが、現代社会から船を送るからそれを使って戦乱続く異世界に平和を求められる。
訳も分からずたった一人大海原に送り込まれて途方に暮れたが、ひょんなことから女性を助け、その女性からいろいろと聞かされる。
なんでもこの世界の神話ではプレアデスの姫と呼ばれる6人もの女性が神より遣わされる男性の下に嫁ぎ国を興すすとき神より大いなる祝福を受けるとあり、初めに助けた女性を皮切りに巡視艇を使って襲われている人たちを助けて、助けていく人たちの中にいるプレアデスの姫と呼ばれる女性たちと一緒に国を興す物語になっております。
彼女をイケメンに取られた俺が異世界帰り
あおアンドあお
ファンタジー
俺...光野朔夜(こうのさくや)には、大好きな彼女がいた。
しかし親の都合で遠くへと転校してしまった。
だが今は遠くの人と通信が出来る手段は多々ある。
その通信手段を使い、彼女と毎日連絡を取り合っていた。
―――そんな恋愛関係が続くこと、数ヶ月。
いつものように朝食を食べていると、母が母友から聞いたという話を
俺に教えてきた。
―――それは俺の彼女...海川恵美(うみかわめぐみ)の浮気情報だった。
「――――は!?」
俺は思わず、嘘だろうという声が口から洩れてしまう。
あいつが浮気してをいたなんて信じたくなかった。
だが残念ながら、母友の集まりで流れる情報はガセがない事で
有名だった。
恵美の浮気にショックを受けた俺は、未練が残らないようにと、
あいつとの連絡手段の全て絶ち切った。
恵美の浮気を聞かされ、一体どれだけの月日が流れただろうか?
時が経てば、少しずつあいつの事を忘れていくものだと思っていた。
―――だが、現実は厳しかった。
幾ら時が過ぎろうとも、未だに恵美の裏切りを忘れる事なんて
出来ずにいた。
......そんな日々が幾ばくか過ぎ去った、とある日。
―――――俺はトラックに跳ねられてしまった。
今度こそ良い人生を願いつつ、薄れゆく意識と共にまぶたを閉じていく。
......が、その瞬間、
突如と聞こえてくる大きな声にて、俺の消え入った意識は無理やり
引き戻されてしまう。
俺は目を開け、声の聞こえた方向を見ると、そこには美しい女性が
立っていた。
その女性にここはどこだと訊ねてみると、ニコッとした微笑みで
こう告げてくる。
―――ここは天国に近い場所、天界です。
そしてその女性は俺の顔を見て、続け様にこう言った。
―――ようこそ、天界に勇者様。
...と。
どうやら俺は、この女性...女神メリアーナの管轄する異世界に蔓延る
魔族の王、魔王を打ち倒す勇者として選ばれたらしい。
んなもん、無理無理と最初は断った。
だが、俺はふと考える。
「勇者となって使命に没頭すれば、恵美の事を忘れられるのでは!?」
そう思った俺は、女神様の嘆願を快く受諾する。
こうして俺は魔王の討伐の為、異世界へと旅立って行く。
―――それから、五年と数ヶ月後が流れた。
幾度の艱難辛苦を乗り越えた俺は、女神様の願いであった魔王の討伐に
見事成功し、女神様からの恩恵...『勇者』の力を保持したまま元の世界へと
帰還するのだった。
※小説家になろう様とツギクル様でも掲載中です。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
辺境左遷の錬金術師、実は人望が国王以上だった〜王国在住の剣聖や賢者達が次々と俺を追って辺境に来たので、のんびり最強領地を経営してみる〜
雪鈴らぴな
ファンタジー
【第4回次世代ファンタジーカップ最終順位7位!】
2024年5月11日 HOTランキング&ファンタジー・SFランキングW1位獲得しました!
本タイトル
国王から疎まれ辺境へと左遷された錬金術師、実は国王達以外の皆から慕われていた〜王国の重要人物達が次々と俺を追って辺境へとやってきた結果、最強領地になっていた〜
世界最高峰のスラム領とまで呼ばれる劣悪な領地へ左遷された主人公がバカみたいなチート(無自覚)で無双しまくったり、ハーレム作りまくったり、夢のぐーたら生活を夢見て頑張る……そんな話。
無能を追い出したと思い込んでる国王は、そんな無能を追って王国の超重要人物達が次々と王国を出ていって焦りだす。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる