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六章『ピクルス編』

第1140話 ヒーロー真拳5

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 ジャジャン拳の前に魔王砲が踏みとどまることすら叶わずにかき消される、うむ、やはり素晴らしい技だ。これも殴っただけだけどな。力も気持ちの込め具合も常時ベスト更新中だ。

 イズクンゾの身体が大きく仰け反る。

「か、か……」

 膝をがくつかせている。

「ブラフはやめな、早く来いよ」
「確殺の槍!」

 俺たちのサイズ感にあった確殺の槍が無数に出現する。

「おい、それ一生に一度とか言ってなかったか?」
「その縛りすら俺様は克服したんだぜ!」
「そうかい、いいよ来なよ」
「やれ!!」

 槍の雨だ。ぶっといなぁ。刃物か、ならばこちらも!

「卍ッッッッッッッッッッッッッ解!!!!」
「は!?」
「足腰強過ぎ金色筋肉地蔵!!」

 コツは漢字をとにかく沢山並べることだ。

「月牙天衝!!!!」

 もはや剣すら使わない、ただの素振り、エア月牙天衝だ。しかし最強の筋肉がそれを真剣にやるとどうなるか。





 結論。





 "起こる"



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