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六章『ピクルス編』

第899話 海底神殿攻略戦15

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 同時刻、海底神殿の一角。サガオ&ヒマリ&聖騎士100人チーム。

「やい! そこの可憐な少女! ……痛てっこら! ヒマリ中から蹴るのをやめるのだ! ……そこの少女!祠を攻撃するのをやめるのだ! 二人ともやめるのだ!!」
「だれー?」
「俺はサガオ・サンライトだ!お前は誰だ!」
「イッヒはロイーズ・ダークロードぉー」
「ダークロードだと、じゃあイズクンゾの娘か!」
「そゆことー」
「そうかい、そうかい!」

 サガオは4本の武器でロイーズに斬りかかった。

「おにぃちゃん!?」
「俺の超直感がこいつはヤバいと言っているのだ!」

 ロイーズはそれを後方に跳躍して躱した。

「ヒッヒ……」
「わ、わかったよ、おにぃちゃん! 聖騎士たち!おにぃちゃんの援護をーー」
「要らん! この場でロイーズの相手をできるのは俺たちだけだ!他の者は祠を死守せよ!」
「「「はっ!!」」」

 ロイーズは舌なめずりをする。

「イッヒの母は龍人だったのぉ。そしお父様は魔人、その二つの血が混ざりぃ、イッヒは魔龍人としてこの世に生まれたぁー」

「この世は魔、龍、人と分かれてるー。でもイッヒはねぇ。その全ての血を持つのぉ」

「イヒヒヒヒヒ……だからぁ、さいきょーなんだよぉ」

 ロイーズは漆黒の翼を広げるた。

「まるで魔王龍のようだな、なぁヒマリ」
「うん、でも私たちも負けないよね!」
「ああ! 俺はずっとな、魔王と戦ってみたかったんだ!」

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