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五章『チーズ編』
第740話 大戦争103
しおりを挟む「スー、お前戦うのか?」
スーは俺の言葉にブルブルと震えを強くする。
「やっぱり怖いの」
「だよな」
俺は跳ねてスーの頭の上に乗る。筋肉の精霊が背後に立ってしっかりと支える。
「バーガーの勇気を分けて欲しいの」
「もちろんだ。俺は勇者だ。勇気ならいくらでも分けてやるとも」
「ありがとうなの。じゃあ、全てを託すの。この星の全ての運命をバーガーに」
「スー?」
スーの体が紫色に光る。
人の形から魔力の塊に変化していく。
「ぼくを挟むの。ぼくの前髪だけじゃなくて、ぼくの全部を挟むの」
「そんなことしたらスーはどうなる!」
スーは俺の質問に答えず。自らバンズに挟まれる。
大質量のはずがスルスルと挟みきれてしまう。
「スーの覚悟たしかに受け取った!」
解析開始だ!
今回はたった一つの魔法が検出された。「『不滅龍スーサイドドラゴンより、魂(マテリアライズ)の完全実体化(パーフェクトソウル)』を検出、1回使用可能」
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