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四章『トマト編』

第500話 最後の修行40

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 手応えありだ。俺は周囲を警戒する。煙で周りが見えない。どこだ、どこにいる。

「パンの分際でなかなかやるネ」
「上か!」

 筋肉の精霊はMソードを真上に向ける。勇者斬(ブレイブスルー)はここぞという時に使いたい。確実に当てる。

「麺魔法(メンズマジック)」

 ラーメンどんぶりから中太麺が溢れ出す。
 そう溢れ出したのだ。ラーメンどんぶりの容量をはるかに超えている。

「その質量はどこから来てるんだ!」
「麺は料理の原点にして頂点ネ」
「は?」

 俺は、否、俺の中のハンバーガーがキレた。

「パンこそ至高だ! 『勇者斬(ブレイブスルー)』」
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