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四章『トマト編』
第461話 最後の修行1
しおりを挟む「いたた、みんな大丈夫か?」
「……はい、大丈夫みたいです」
「スーは?」
「なんと無事なの!」
筋肉クッションの他にも葉っぱや枝がクッションとなって落下の衝撃を緩和してくれたらしい。
それに浮遊台も砂に戻っている。グレイブの気遣いだろう。
「とりあえずここから降りるか」
まだ地面に降りていない、下に行くにつれて枝が太くなりそこで止まったのだ。
「バーガー様、下に何かいます」
アイナの言う通り下が騒がしい。あれは、あれはーー
「あああああああ!!!!!」
「バーガー様!?」
カサカサ。
俺は筋肉の精霊に二人を抱えさせて、木の上から落ちないように全速力で逃げ出した。
あ、あ、あれは!!
ゴキブリだ!!!!!
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