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第二章「海神懐潮風(わだつみなつのしおかぜ)」
【魂魄・壱】『輝く夜に月を見た』19話「竜宮の姫」
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見上げると俄かに空が曇り始めた。辺りは昼だというのにも関わらず暗くなり、次第に轟々と海原の大渦が周囲の波を飲みこみ始める。
雨雲から放たれる雷は次々に渦へと飲みこまれ底から大きな山のような何かが姿を現した。浦島太郎は汗を垂らし巨大なそれがゆっくりと近付いてくるのをキッと睨み叫んだ。
「クラーケンッッ」
「ゴゥ……ゥァ……ァアアアッッ」
巨大な魔人のような生物。筋肉質の上半身からは丸太のように太い両腕と下半身には怪魚が如き四本足が生えていた。
クラーケンと呼ばれたその海獣は地獄の底から這い出した断末魔のような咆哮を放ち、ヌラリと黒光りするウロコだらけの両腕に力を込め、大きく拳を握りしめると周囲に轟く重低音で叫んだ。
「グゥアゥゥウ……ウミガメよ、乙姫は何処だァァ」
「だから言ったであろうッ、姫様はお前には嫁がぬ。リュウグウノツカイを返せッ」
「オ、オッ、乙姫が得られぬのなら、あの村も、お前も、この者達も全て飲み込むぞォ」
「村人も彼らも関係ないではないかッ」
「も、問答無用……出でよ大波、叫べ嵐、大渦と共にこの者達を飲み込むがいいッ」
クラーケンが叫ぶと無数の大渦が沖の方から集まり、周囲に打ち寄せる大波を次々と吸収して天高く昇っていった。その海水の竜巻はクラーケン以上の大きさになり、浜辺へ上陸すると崖の何倍もの高さで轟音を放ち、周囲の全てを飲み込んでいった。
「村がッ」
「しまった……あそこには傷ついたシュテルンとイヴァーキもいますッ」
「お、溺れちゃう……」
口々に叫ぶフサやハル。彼らだけでなく村人や家屋も木々も、辺りの全てを飲み込んだ竜巻が大渦へと飲み込まれ海の中へと沈んでいった。そして……そこにあった村も、暮らす人々も、全てが沖へと流され、崖の上には何も残されていなかった――。
――どれ位の時間が経ったのだろうか
――真っ暗な水のなかで体を動かそうとするが力が入らない
――このまま死んでしまうのかなとハルは思う
――息をしようとするがゴボゴボと肺の中に水が溢れてしまう
――諦めて脱力する
――もう一度息をしようとする
――アレ? 先程より楽だ
――ハルさん、ハルさん……
彼を呼ぶ声が聞こえる。
ハルがゆっくりと目を開けると目の前に大きな亀の姿があった。心配そうに覗き込むカメにふとした疑問を投げかけてみる。
「あ、あれ……カメさん、カナヅチじゃ……」
「竜宮に着いたのですよっ、ここであれば息が吸えます」
嬉々として話す浦島に元気付けられ大きく呼吸をして酸素を吸い込む。思考が鮮明になり周りを見回すがシュテルンやイヴァーキ、それにフサの姿はなかった。浦島が言うには傷ついた異人は溺れた村人と共に先に城へと連れて行かれたらしい。
ここは竜宮という海底にある都。大きな球体のような膜に覆われており海水が満ちているのにも関わらず息が吸え、地上のように会話することも可能だった。浦島は「ここに戻れたのはクラーケンの大津波による偶然」と歓喜の声を上げて中央にある城にハルを案内し進みだした。
「ここは乙姫様によって代々治められている楽園です」
「え……代々?」
竜宮城へ行く道中、地上と変わりのない武器屋、防具屋、道具屋、食料店などが軒を連ね、それらを横目に進む浦島は誇らし気に説明した。
現在の統治者は第十八代目乙姫である乙婀姫。まだ年端も行かぬ少女らしいが頭脳は明晰であり立派にこの国を治めているという。
説明を聞きつつもハルはこの不思議な空間にただただ面食らっていた。
しばらく町の様子を見て進んでから城に辿り着く。独特の甲冑に身を包んだエビやカニなどの半魚人が警護しているが、浦島が近づくと彼らはにこやかに「お帰りなさい」と声をかけた。
「こちらが謁見の間です。音婀さまに粗相のないように」
「う、うん」
ゴクリと唾を飲み込むハル。そんな彼を一瞥した浦島は、この国を治める少女のいる謁見の間へと彼を誘った。
「予が乙婀じゃ」
ニコニコ顔の浦島の横でハルは書いて字の如く石化した。「乙婀さま、お久しゅうございます」とパタパタ足をバタつかせる浦島も視界に入ることはない。
彼らの目の前にいる乙婀という少女はアコヤ貝の形をした移動式玉座に座り、真珠や珊瑚で装飾された片腕をゆっくりと持ち上げて優雅に手を振った。
「久しぶりじゃな、ハル」
そこに居たのはかつて都で傷つけてしまった少女――ナミであった。
「えっ、ちょ、ま……ナミ?」
「覚えていてくれたのか、嬉しいのぉ」
乙婀は嬉しそうにハルに抱きつくと懐かしそうに頬ずりした。彼はそんな音婀を抱き返すこともできず、ただオロオロとするばかりだった。
そんな様子を浦島は不思議そうに見ていたが、急にハッと我に返ると「乙婀さま、お止め下さい」とハルから離れそうにない音婀を強引にベリベリと剥がした。
「ホム……どうやら、お二人は初対面ではないようですね」
「そうじゃ。あれは予が乙姫となったばかりの頃の話じゃ……」
それは乙姫になる最後の修行で彼女が都の侍女ナミとして地上界に潜入した時の話だ。
当時は変身の術がまだ未熟で中途半端な姿で人目に触れてしまった。オコゼのような体にオニカサゴのような顔はクサフグの様に丸く肥えて、フジツボの張り付いたようなボツボツの肌は見るからに不気味、濡れ垂れたワカメのような前髪から覗く瞳はウツボの様であった。
彼女は「醜女」という渾名を付けられ、都人の嘲笑の的となる。侍女所の女達は不快な視線で彼女を見ては陰口を叩き、男達は侮蔑の対象としていた。それでも彼女は乙姫になる修行の一環なので大して気にもせず、残りの任期が終わるのを指折り数えていた。
――そして任期があと二日で終わるという日に事件が起こる
宮中での仕事に嫌気を感じていた侍女の一人がナミに暴言を吐き、その挑発に乗ってしまった彼女に他の侍女達が次々と攻撃し、一方的な袋叩きに遭ってしまったのだ。
そのとき一人の少年が助太刀に入る――それがハルだった。
彼は有名な陰陽士の孫で都では有名だった。彼が抱える重圧や劣等感はまだ周囲に伝わって居らず、いつも取り巻きや彼を慕う侍女達で溢れており彼は皆の憧れそのもの。ハルは一方的な攻撃を受けているナミを助け出し侍女達を叱責し退散させた。
そのあとハルとナミは少し会話をした。彼は著名な祖父を持つことによる苦悩や挫折感などを喋りナミも修行の苦労や心労を話し、最後には二人の間に親近感が芽生え「お互いに頑張ろう」と握手をして笑い合った。
二人の姿を水平線に沈む夕日が赤く照らした頃、張り詰めた緊張が解れたのか、それとも修行の最後で成長の兆しが見えたのか、ナミの未熟な変身は元の美しい竜宮の姫の姿を垣間見せたのだった――。
「え、その姿」
すると通りがかりの召喚仲間達が「ハルが醜女を口説いてる」「結婚しちまえよ」などと口々に囃し立てた。
心優しいハルに恋心が芽生え始めたナミ、そして彼女に本来の美しさを見て惹かれたハルだったが、彼らの嘲笑に思わず「やめてよっ、醜女なんてキライだっ」と言い放ってしまったのだ。傷ついたナミを独り浜辺に残しハルは走り去った……それが二人の最後。
「傷ついた予は修行を終えてから、そっとハルの前から姿を消して海に戻ったのじゃ」
「あ、あのっ、あの時は……ゴメン」
雨雲から放たれる雷は次々に渦へと飲みこまれ底から大きな山のような何かが姿を現した。浦島太郎は汗を垂らし巨大なそれがゆっくりと近付いてくるのをキッと睨み叫んだ。
「クラーケンッッ」
「ゴゥ……ゥァ……ァアアアッッ」
巨大な魔人のような生物。筋肉質の上半身からは丸太のように太い両腕と下半身には怪魚が如き四本足が生えていた。
クラーケンと呼ばれたその海獣は地獄の底から這い出した断末魔のような咆哮を放ち、ヌラリと黒光りするウロコだらけの両腕に力を込め、大きく拳を握りしめると周囲に轟く重低音で叫んだ。
「グゥアゥゥウ……ウミガメよ、乙姫は何処だァァ」
「だから言ったであろうッ、姫様はお前には嫁がぬ。リュウグウノツカイを返せッ」
「オ、オッ、乙姫が得られぬのなら、あの村も、お前も、この者達も全て飲み込むぞォ」
「村人も彼らも関係ないではないかッ」
「も、問答無用……出でよ大波、叫べ嵐、大渦と共にこの者達を飲み込むがいいッ」
クラーケンが叫ぶと無数の大渦が沖の方から集まり、周囲に打ち寄せる大波を次々と吸収して天高く昇っていった。その海水の竜巻はクラーケン以上の大きさになり、浜辺へ上陸すると崖の何倍もの高さで轟音を放ち、周囲の全てを飲み込んでいった。
「村がッ」
「しまった……あそこには傷ついたシュテルンとイヴァーキもいますッ」
「お、溺れちゃう……」
口々に叫ぶフサやハル。彼らだけでなく村人や家屋も木々も、辺りの全てを飲み込んだ竜巻が大渦へと飲み込まれ海の中へと沈んでいった。そして……そこにあった村も、暮らす人々も、全てが沖へと流され、崖の上には何も残されていなかった――。
――どれ位の時間が経ったのだろうか
――真っ暗な水のなかで体を動かそうとするが力が入らない
――このまま死んでしまうのかなとハルは思う
――息をしようとするがゴボゴボと肺の中に水が溢れてしまう
――諦めて脱力する
――もう一度息をしようとする
――アレ? 先程より楽だ
――ハルさん、ハルさん……
彼を呼ぶ声が聞こえる。
ハルがゆっくりと目を開けると目の前に大きな亀の姿があった。心配そうに覗き込むカメにふとした疑問を投げかけてみる。
「あ、あれ……カメさん、カナヅチじゃ……」
「竜宮に着いたのですよっ、ここであれば息が吸えます」
嬉々として話す浦島に元気付けられ大きく呼吸をして酸素を吸い込む。思考が鮮明になり周りを見回すがシュテルンやイヴァーキ、それにフサの姿はなかった。浦島が言うには傷ついた異人は溺れた村人と共に先に城へと連れて行かれたらしい。
ここは竜宮という海底にある都。大きな球体のような膜に覆われており海水が満ちているのにも関わらず息が吸え、地上のように会話することも可能だった。浦島は「ここに戻れたのはクラーケンの大津波による偶然」と歓喜の声を上げて中央にある城にハルを案内し進みだした。
「ここは乙姫様によって代々治められている楽園です」
「え……代々?」
竜宮城へ行く道中、地上と変わりのない武器屋、防具屋、道具屋、食料店などが軒を連ね、それらを横目に進む浦島は誇らし気に説明した。
現在の統治者は第十八代目乙姫である乙婀姫。まだ年端も行かぬ少女らしいが頭脳は明晰であり立派にこの国を治めているという。
説明を聞きつつもハルはこの不思議な空間にただただ面食らっていた。
しばらく町の様子を見て進んでから城に辿り着く。独特の甲冑に身を包んだエビやカニなどの半魚人が警護しているが、浦島が近づくと彼らはにこやかに「お帰りなさい」と声をかけた。
「こちらが謁見の間です。音婀さまに粗相のないように」
「う、うん」
ゴクリと唾を飲み込むハル。そんな彼を一瞥した浦島は、この国を治める少女のいる謁見の間へと彼を誘った。
「予が乙婀じゃ」
ニコニコ顔の浦島の横でハルは書いて字の如く石化した。「乙婀さま、お久しゅうございます」とパタパタ足をバタつかせる浦島も視界に入ることはない。
彼らの目の前にいる乙婀という少女はアコヤ貝の形をした移動式玉座に座り、真珠や珊瑚で装飾された片腕をゆっくりと持ち上げて優雅に手を振った。
「久しぶりじゃな、ハル」
そこに居たのはかつて都で傷つけてしまった少女――ナミであった。
「えっ、ちょ、ま……ナミ?」
「覚えていてくれたのか、嬉しいのぉ」
乙婀は嬉しそうにハルに抱きつくと懐かしそうに頬ずりした。彼はそんな音婀を抱き返すこともできず、ただオロオロとするばかりだった。
そんな様子を浦島は不思議そうに見ていたが、急にハッと我に返ると「乙婀さま、お止め下さい」とハルから離れそうにない音婀を強引にベリベリと剥がした。
「ホム……どうやら、お二人は初対面ではないようですね」
「そうじゃ。あれは予が乙姫となったばかりの頃の話じゃ……」
それは乙姫になる最後の修行で彼女が都の侍女ナミとして地上界に潜入した時の話だ。
当時は変身の術がまだ未熟で中途半端な姿で人目に触れてしまった。オコゼのような体にオニカサゴのような顔はクサフグの様に丸く肥えて、フジツボの張り付いたようなボツボツの肌は見るからに不気味、濡れ垂れたワカメのような前髪から覗く瞳はウツボの様であった。
彼女は「醜女」という渾名を付けられ、都人の嘲笑の的となる。侍女所の女達は不快な視線で彼女を見ては陰口を叩き、男達は侮蔑の対象としていた。それでも彼女は乙姫になる修行の一環なので大して気にもせず、残りの任期が終わるのを指折り数えていた。
――そして任期があと二日で終わるという日に事件が起こる
宮中での仕事に嫌気を感じていた侍女の一人がナミに暴言を吐き、その挑発に乗ってしまった彼女に他の侍女達が次々と攻撃し、一方的な袋叩きに遭ってしまったのだ。
そのとき一人の少年が助太刀に入る――それがハルだった。
彼は有名な陰陽士の孫で都では有名だった。彼が抱える重圧や劣等感はまだ周囲に伝わって居らず、いつも取り巻きや彼を慕う侍女達で溢れており彼は皆の憧れそのもの。ハルは一方的な攻撃を受けているナミを助け出し侍女達を叱責し退散させた。
そのあとハルとナミは少し会話をした。彼は著名な祖父を持つことによる苦悩や挫折感などを喋りナミも修行の苦労や心労を話し、最後には二人の間に親近感が芽生え「お互いに頑張ろう」と握手をして笑い合った。
二人の姿を水平線に沈む夕日が赤く照らした頃、張り詰めた緊張が解れたのか、それとも修行の最後で成長の兆しが見えたのか、ナミの未熟な変身は元の美しい竜宮の姫の姿を垣間見せたのだった――。
「え、その姿」
すると通りがかりの召喚仲間達が「ハルが醜女を口説いてる」「結婚しちまえよ」などと口々に囃し立てた。
心優しいハルに恋心が芽生え始めたナミ、そして彼女に本来の美しさを見て惹かれたハルだったが、彼らの嘲笑に思わず「やめてよっ、醜女なんてキライだっ」と言い放ってしまったのだ。傷ついたナミを独り浜辺に残しハルは走り去った……それが二人の最後。
「傷ついた予は修行を終えてから、そっとハルの前から姿を消して海に戻ったのじゃ」
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