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開発 2
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更新遅くなって申し訳ありませんm(_ _)m
────────────────────────────────────────
はじめ挿入させるときは、『いやだ』『できなっ、い······』と、抵抗を
示していたが、その前にじゅうぶん指でほぐしていたので、ししどに濡れた器具はたやすく悠の内奥へ消えていった。
いちど挿入されたものをふたたび抜くときは、泣き言をうったえたが、映人の流し目ひとつで、従順になっていった。
『抜けにくいようになっている根元がいちばん傷つけやすい───そうだ──少しずつ揺らして、なじんだら、ずらすんだ──うまいぞ』
『───やぁっ、ん········あぁ·······』
恥ずかしい体勢に悠は顔をしながらも、映人のいうとおりにプラグを引き抜いていた。
初めはそむけていた顔も、背後にいる映人の眼を鏡ごしでみてしまった悠は、涙眼になりながらも言われたとおりに練習をした。
二度目に引き抜いたとき、悠は放出してしまい、小さな声でえづきながら泣いてしまった。
『男なら、ココを刺激されて#__達__い#くのは当然だ───泣くことはない······』
悠の浅い経験値では、ソコを刺激されて達するということだけでも、まだ抵抗感があるようだった。
罪悪感をどれだけ埋められるかは、映人の言葉ひとつにかかっており、快楽に素直になるのを、時間をかけて変えていくしかない。
だが──。
思わぬ伏兵がいた。
悠にじゃれているのは、確か第二営業部の浜野だ。
密やかな噂だが、"恋多き男"が、いつその矛先が同性に向けられるとは限らない。
それに悠自身、映人の#__贔屓目__ひいきめ#をはぶいても、可愛かった。
悠に言ったら盛大に傷つきそうだが───女性からは、自分よりかわいい男は、異性として見られないだろう。
ストレートの恋多き男が、悠の絶妙な危うい色気を感じとり、ふらりとしてもおかしくはなかった。
開発し、開花させるのは映人の前だけでよい。
悠本人にはまだ自信がなく、そういう方面にはうといが、花開く一歩手前の独特の危うさがある。
あれで自信と自覚をつけてしまったら、その気もない男をひきよせてしまうだろう。
桃里のようなふりまく色気は、悠には必要ないが───そうおもったら、考える前に身体が動いていた。
「永原くん──」
広いロビーで歩きながら二人に声をかける。
笑いあっていた浜野は、映人の姿をみとめて、すぐに真面目な顔になり、悠にまわしていた腕をはずした。
低音の声は、先日何度も耳元でささやかれた声の主だと判ると、悠の
顔がこわばるが、なんとか平静をよそおった。
「·······はい?」
「──先日の指示書の件だが、追加事項ができた。申し訳ないがこれから取りに来てくれないか?」
あくまで他人行儀のお願いだったが、その言葉は拒否をゆるさないものだった。
聞いていた浜野も、なぜかぎこちない悠を腕でこずきうながす。
一瞬動作を止めてしまった悠は、映人を見上げとまどいながらも、了承した。
「······わかりました」
「すまないね───あぁ、浜野くん。永原くんには少し時間もらうので、よろしくね」
その顔はおだやかで、他人には二面性の疑いをもたせないものだった。
第一営業部の部長職という役職だったが、映人には統括部長になるのではないかと、水面下で噂になっていた。
年齢的に無理があるのではないかとも、いわれてはいたがそれを凌駕する実力と、人望がある。
「はいっ、わかりました」
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はじめ挿入させるときは、『いやだ』『できなっ、い······』と、抵抗を
示していたが、その前にじゅうぶん指でほぐしていたので、ししどに濡れた器具はたやすく悠の内奥へ消えていった。
いちど挿入されたものをふたたび抜くときは、泣き言をうったえたが、映人の流し目ひとつで、従順になっていった。
『抜けにくいようになっている根元がいちばん傷つけやすい───そうだ──少しずつ揺らして、なじんだら、ずらすんだ──うまいぞ』
『───やぁっ、ん········あぁ·······』
恥ずかしい体勢に悠は顔をしながらも、映人のいうとおりにプラグを引き抜いていた。
初めはそむけていた顔も、背後にいる映人の眼を鏡ごしでみてしまった悠は、涙眼になりながらも言われたとおりに練習をした。
二度目に引き抜いたとき、悠は放出してしまい、小さな声でえづきながら泣いてしまった。
『男なら、ココを刺激されて#__達__い#くのは当然だ───泣くことはない······』
悠の浅い経験値では、ソコを刺激されて達するということだけでも、まだ抵抗感があるようだった。
罪悪感をどれだけ埋められるかは、映人の言葉ひとつにかかっており、快楽に素直になるのを、時間をかけて変えていくしかない。
だが──。
思わぬ伏兵がいた。
悠にじゃれているのは、確か第二営業部の浜野だ。
密やかな噂だが、"恋多き男"が、いつその矛先が同性に向けられるとは限らない。
それに悠自身、映人の#__贔屓目__ひいきめ#をはぶいても、可愛かった。
悠に言ったら盛大に傷つきそうだが───女性からは、自分よりかわいい男は、異性として見られないだろう。
ストレートの恋多き男が、悠の絶妙な危うい色気を感じとり、ふらりとしてもおかしくはなかった。
開発し、開花させるのは映人の前だけでよい。
悠本人にはまだ自信がなく、そういう方面にはうといが、花開く一歩手前の独特の危うさがある。
あれで自信と自覚をつけてしまったら、その気もない男をひきよせてしまうだろう。
桃里のようなふりまく色気は、悠には必要ないが───そうおもったら、考える前に身体が動いていた。
「永原くん──」
広いロビーで歩きながら二人に声をかける。
笑いあっていた浜野は、映人の姿をみとめて、すぐに真面目な顔になり、悠にまわしていた腕をはずした。
低音の声は、先日何度も耳元でささやかれた声の主だと判ると、悠の
顔がこわばるが、なんとか平静をよそおった。
「·······はい?」
「──先日の指示書の件だが、追加事項ができた。申し訳ないがこれから取りに来てくれないか?」
あくまで他人行儀のお願いだったが、その言葉は拒否をゆるさないものだった。
聞いていた浜野も、なぜかぎこちない悠を腕でこずきうながす。
一瞬動作を止めてしまった悠は、映人を見上げとまどいながらも、了承した。
「······わかりました」
「すまないね───あぁ、浜野くん。永原くんには少し時間もらうので、よろしくね」
その顔はおだやかで、他人には二面性の疑いをもたせないものだった。
第一営業部の部長職という役職だったが、映人には統括部長になるのではないかと、水面下で噂になっていた。
年齢的に無理があるのではないかとも、いわれてはいたがそれを凌駕する実力と、人望がある。
「はいっ、わかりました」
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