223 / 342
CASE11 心の中
6
しおりを挟む
目覚めが最悪だってアゲハはずっと言ってるけど
今朝が戻ってきてから一番いい顔をしているんだよね。
朝食もちゃんと食べてるし、無理した様子はない。
「ところで……アゲハが良ければ今日はアイリーンに会いに行かないか?彼女もアゲハに会いたがっている」
エドガーの提案にアゲハはちょっと考えた様子だったけど、ひとつだけ条件をつけてOKした。
条件が“私も行く”って事なんだけど、、、
色々とこの世界を知った方がいいって理由らしい。
「俺はここで店開けるから三人で行ってこい」
ちょっとレオンが寂しそうだったけど、、、
「明日くらいから調子良ければ俺も店を手伝うよ」
ってアゲハが言っただけでめちゃめちゃ喜んでいたから………アゲハの影響力ってすごいなって感心したよ。
**********
それから、いつものように先生が往診に来てくれて、アゲハが“いつから運動していいか”とか“いつになれば傷が塞がりそうか”とか聞いていた。
先生はひとつひとつ丁寧に答えていて、治療も最初が嘘みたいにスムーズだった。
……ちょっとくらいは治療中に嫌そうな時もあったし、私とエドガーが相変わらず傍にいるのが必須だけど。
治療が終わって一階に戻るとギルバートさんが普通に座っていて……自ら飲み物を用意したのか一人でくつろいでいた。
「ギルおはよう。ギルがバルバドールに連れていってくれるの?」
「あぁ。準備ができたらいつでも行ける」
ちょっとゼロさんじゃないのが意外だし……
ってか私、レジスタンスのNo.1~3 までと一緒に行動するのかぁ、、、
ギルバートさんと一緒に少人数で行動ってなかったからなぁ、、、
なんかこう……複雑な気持ちはあるけど。。。
「俺はいつでもいいけど……みんなはどうかな?」
「私はいつでも平気だよ」
「ならば…すぐに行くぞ」
エドガーが返事するより早く、ギルバートさんが魔法を使った。
だから、足元は砂だし、周りは砂漠だし………
「全く……ギルバートはせっかちだなぁ」
エドガーは呆れながらも、目の前を見てニコッと笑った。
私たちの目の前にはかなり高い壁と、小さな入り口。
なんか……要塞?って聞きたくなるくらい、今まで見た町とは明らかに違う。
「驚いた?あの壁は砂の侵入を防ぐためなんだって」
「すごいね……ビックリしたよ」
「壁が高すぎて壁の近くの家の日当たりは最悪らしいよ」
「へぇーっ……確かに……壁側は家賃安そう」
「安いかもねぇ、、」
私とアゲハはくだらない話をしながら入り口から町の中に入ると町中を歩いていた人が立ち止まった。
……完全に、こっち見てる、、、
そう思った時、一人のおばちゃんが私とアゲハの目の前に立って
じっとアゲハの顔を見てきた。
「アゲハくんよっ!!!本人!!!!ホンモノ!!みんな来てっっ!!!」
おばさんが叫んで、アゲハは苦笑い。
後ろにいたギルバートさんとエドガーも苦笑いで……
「ねぇ……アゲハって、、この町に嫌われてるんじゃないの?」
「昔はね。今はまぁ……見ての通り、、人気者」
エドガーが言った通り、アゲハの周りには人だかりができていた。
今朝が戻ってきてから一番いい顔をしているんだよね。
朝食もちゃんと食べてるし、無理した様子はない。
「ところで……アゲハが良ければ今日はアイリーンに会いに行かないか?彼女もアゲハに会いたがっている」
エドガーの提案にアゲハはちょっと考えた様子だったけど、ひとつだけ条件をつけてOKした。
条件が“私も行く”って事なんだけど、、、
色々とこの世界を知った方がいいって理由らしい。
「俺はここで店開けるから三人で行ってこい」
ちょっとレオンが寂しそうだったけど、、、
「明日くらいから調子良ければ俺も店を手伝うよ」
ってアゲハが言っただけでめちゃめちゃ喜んでいたから………アゲハの影響力ってすごいなって感心したよ。
**********
それから、いつものように先生が往診に来てくれて、アゲハが“いつから運動していいか”とか“いつになれば傷が塞がりそうか”とか聞いていた。
先生はひとつひとつ丁寧に答えていて、治療も最初が嘘みたいにスムーズだった。
……ちょっとくらいは治療中に嫌そうな時もあったし、私とエドガーが相変わらず傍にいるのが必須だけど。
治療が終わって一階に戻るとギルバートさんが普通に座っていて……自ら飲み物を用意したのか一人でくつろいでいた。
「ギルおはよう。ギルがバルバドールに連れていってくれるの?」
「あぁ。準備ができたらいつでも行ける」
ちょっとゼロさんじゃないのが意外だし……
ってか私、レジスタンスのNo.1~3 までと一緒に行動するのかぁ、、、
ギルバートさんと一緒に少人数で行動ってなかったからなぁ、、、
なんかこう……複雑な気持ちはあるけど。。。
「俺はいつでもいいけど……みんなはどうかな?」
「私はいつでも平気だよ」
「ならば…すぐに行くぞ」
エドガーが返事するより早く、ギルバートさんが魔法を使った。
だから、足元は砂だし、周りは砂漠だし………
「全く……ギルバートはせっかちだなぁ」
エドガーは呆れながらも、目の前を見てニコッと笑った。
私たちの目の前にはかなり高い壁と、小さな入り口。
なんか……要塞?って聞きたくなるくらい、今まで見た町とは明らかに違う。
「驚いた?あの壁は砂の侵入を防ぐためなんだって」
「すごいね……ビックリしたよ」
「壁が高すぎて壁の近くの家の日当たりは最悪らしいよ」
「へぇーっ……確かに……壁側は家賃安そう」
「安いかもねぇ、、」
私とアゲハはくだらない話をしながら入り口から町の中に入ると町中を歩いていた人が立ち止まった。
……完全に、こっち見てる、、、
そう思った時、一人のおばちゃんが私とアゲハの目の前に立って
じっとアゲハの顔を見てきた。
「アゲハくんよっ!!!本人!!!!ホンモノ!!みんな来てっっ!!!」
おばさんが叫んで、アゲハは苦笑い。
後ろにいたギルバートさんとエドガーも苦笑いで……
「ねぇ……アゲハって、、この町に嫌われてるんじゃないの?」
「昔はね。今はまぁ……見ての通り、、人気者」
エドガーが言った通り、アゲハの周りには人だかりができていた。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
社畜探索者〜紅蓮の王と異界迷宮と配信者〜
代永 並木
ファンタジー
井坂蓮二、23歳 日々サービス残業を繰り返し連続出勤更新し続け精神が疲弊しても働き続ける社畜
ふと残業帰りにダンジョンと呼ばれる物を見つけた
ダンジョンとは10年ほど前に突如現れた謎の迷宮、魔物と呼ばれる存在が闊歩する危険なダンジョンの内部には科学では再現不可能とされるアイテムが眠っている
ダンジョンが現れた影響で人々の中に異能と呼ばれる力を得た者が現れた
夢か金か、探索者と呼ばれる人々が日々ダンジョンに挑んでいる
社畜の蓮二には関係の無い話であったが疲れ果てた蓮二は何をとち狂ったのか市販の剣(10万)を持ってダンジョンに潜り己の異能を解放する
それも3等級と呼ばれる探索者の最高峰が挑む高難易度のダンジョンに
偶然危機に瀕していた探索系配信者竜胆天音を助け社畜の傍ら配信の手伝いをする事に
配信者や異能者に出会いながら探索者として活躍していく
現2章
【第1章完】異世界スカウトマン~お望みのパーティーメンバー見つけます~
阿弥陀乃トンマージ
ファンタジー
とある異世界……時は『大勇者時代』を迎え、右も左も、石を投げれば勇者に当たるのではないかというような社会状況であった。
その時代に乗り遅れた者、タイミングや仲間に恵まれなかった者、ただ単純に勇者に向いていない者……など様々な者たちがそこかしこでひしめき合い、有象無象から抜け出す機会を伺っていた。そういった者たちが活用するのは、『スカウト』。優秀なパーティーメンバーを広い異世界のどこからか集めてきてくれる頼れる存在である。
今宵も、生きる伝説と呼ばれた凄腕のスカウトマン、『リュート』の下に依頼者がやってくる。
新感覚異世界ファンタジー、ここに開幕!
『Nightm@re』という異世界に召喚された学生達が学校間大戦とLevel上げで学校を発展させていく冒険譚。
なすか地上絵
ファンタジー
■概要
突然、『Nightm@re』という地球にそっくりな異世界に連れてこられた高校生たち。自分達の学校を自由に創り変えながら、生き残りをかけて戦う『学校間大戦』。友情あり恋愛ありのちょっぴり切ないダークファンタジー小説。※物語三章から一気にファンタジー要素が増えます。
*過去にエブリスタで書いた物語です。
*カテゴリーランキング最高3位
*HOT男性向け最高26位
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
神の種《レイズアレイク》 〜 剣聖と5人の超人 〜
南祥太郎
ファンタジー
生まれながらに2つの特性を備え、幼少の頃に出会った「神さま」から2つの能力を授かり、努力に努力を重ねて、剣と魔法の超絶技能『修羅剣技』を習得し、『剣聖』の称号を得た、ちょっと女好きな青年マッツ・オーウェン。
ランディア王国の守備隊長である彼は、片田舎のラシカ地区で起きた『モンスター発生』という小さな事件に取り組んでいた。
やがてその事件をきっかけに、彼を密かに慕う高位魔術師リディア・ベルネット、彼を公に慕う大弓使いアデリナ・ズーハーなどの仲間達と共に数多の国を旅する事になる。
ランディア国王直々の任務を遂行するため、個人、家族、集団、時には国家レベルの問題を解決し、更に心身共に強く成長していく。
何故か老化が止まった美女や美少年、東方の凄腕暗殺者達、未知のモンスター、伝説の魔神、そして全ての次元を超越する『超人』達と出会い、助け合い、戦い、笑い、そして、鼻の下を伸ばしながら ―――
※「小説家になろう」で掲載したものを全話加筆、修正、時々《おまけ》話を追加していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる