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CASE9 救済者 vs レジスタンス
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「正解は一ヶ月!あ、蟲たちは別よ?人型の新人類は総じて発熱や核を埋めた時の傷が悪化して寝込んじゃうの。無理に動かすと死ぬかもしれない……」
そう言ってからこっちを見て笑った。
「もう1つ問題。アゲハは核を取り替えました!さて、それはいつの話でしょうか?」
核を取り替えって、そんなのできるの?
できても………もし、最近なら?
最近だったら、寝てないと…死んじゃう?
えっ?
今、立ってて大丈夫なの??
「うん、いい顔ね。事態に気づいて顔色が変わったわ。そういう絶望する顔、大好きよ」
「そりゃどうも。俺はお前に好かれたくはない」
ゼロさんがそう言って一歩前に出た。
「ふふっ、あなたの動揺した顔、、良かったわよ。イイコト教えてあげる。アゲハを元に戻すにはココを壊したらいい。前は誰かがそうしたんでしょ?」
花将軍が触ったのはアゲハの核のある位置。
前は、私が……
私が、刺した。
ニャンさんとルーラがいなかったら助からなかった…。
前は、私が刺したから元に戻れたの?
でも、核を壊すって、、殺すのと同じだよ、、、
「またはこっち。こっちはかなり弱っているみたいね。この世界の医学ではどうにもならないわ」
次に触ったのは心臓のある位置。
「ね?簡単でしょ?」
笑顔で残酷な言葉を言い放った。
「ふざけるな。例えお前に支配されたままでも連れて帰る」
ギルバートさんの言葉に花将軍は笑った。
「馬鹿ねぇ、ギルバート。アゲハをどこかへ連れ去るなら私がアゲハに命令するわ。『寝るのは許さない』って。アゲハはどこにいたって私の命令は絶対に受け取れる。そして、裏切れない。つまり、寝ないでずーっと起きているの。新人類と言っても基本は人と同じ…ずっと寝ないでいたら死んじゃうでしょうね。人に盗られるくらいなら自ら壊すわ」
この女……!
この女の話が全部本当なら
アゲハを助ける手段がないって事!?
「あっ、そうそう。今のアゲハの状態の話よね。……もう壊れちゃったっ。耐えられなかったみたいなの……私との日々が」
「はぁっ!!?あんた、アゲハに何したのよっ!!?」
ふざけるな!!
何嬉しそうにアゲハを触りながら語ってるんだよ!!!
黙って聞いていたけどもう限界!!
だけど、前に出ようとした私の服を、エドガーが掴んで止めた。
「見覚えがある……前に私に噛みついた女ね……」
冷たい目で私を見たけど
すぐにアゲハに抱きついた。
馴れ馴れしく触んなよ、クソ女が!!
「何したかって……毎日愛し合ってました。うふふっ」
ねっとりとした口調も触り方も!
全部、気持ち悪い!!
「アイツが哀れすぎて……お前をブッ殺したい」
ゼロさんが戦闘体勢にはいって、それを見た花将軍の顔から笑顔が消えた。
「楽しい日々だったわ……でも、アゲハは反抗期なの。たまに言うこときかないから……だから、アゲハのためにあなたたちを呼んだの。アゲハの為に死んで?アゲハの手にかかってね」
「アゲハに俺たちを殺させるために呼んだだと?」
レオンがすごい形相で武器を具現化してギリギリと握っていた。
「えぇ。アゲハが仲間を殺したって分かったら優しいアゲハは狂っちゃうでしょう?………私はもっと狂って壊れたアゲハになってほしいのっ!」
この女……狂ってる……!
それに今までの花将軍の話
全部、本当……だったら……?
そう言ってからこっちを見て笑った。
「もう1つ問題。アゲハは核を取り替えました!さて、それはいつの話でしょうか?」
核を取り替えって、そんなのできるの?
できても………もし、最近なら?
最近だったら、寝てないと…死んじゃう?
えっ?
今、立ってて大丈夫なの??
「うん、いい顔ね。事態に気づいて顔色が変わったわ。そういう絶望する顔、大好きよ」
「そりゃどうも。俺はお前に好かれたくはない」
ゼロさんがそう言って一歩前に出た。
「ふふっ、あなたの動揺した顔、、良かったわよ。イイコト教えてあげる。アゲハを元に戻すにはココを壊したらいい。前は誰かがそうしたんでしょ?」
花将軍が触ったのはアゲハの核のある位置。
前は、私が……
私が、刺した。
ニャンさんとルーラがいなかったら助からなかった…。
前は、私が刺したから元に戻れたの?
でも、核を壊すって、、殺すのと同じだよ、、、
「またはこっち。こっちはかなり弱っているみたいね。この世界の医学ではどうにもならないわ」
次に触ったのは心臓のある位置。
「ね?簡単でしょ?」
笑顔で残酷な言葉を言い放った。
「ふざけるな。例えお前に支配されたままでも連れて帰る」
ギルバートさんの言葉に花将軍は笑った。
「馬鹿ねぇ、ギルバート。アゲハをどこかへ連れ去るなら私がアゲハに命令するわ。『寝るのは許さない』って。アゲハはどこにいたって私の命令は絶対に受け取れる。そして、裏切れない。つまり、寝ないでずーっと起きているの。新人類と言っても基本は人と同じ…ずっと寝ないでいたら死んじゃうでしょうね。人に盗られるくらいなら自ら壊すわ」
この女……!
この女の話が全部本当なら
アゲハを助ける手段がないって事!?
「あっ、そうそう。今のアゲハの状態の話よね。……もう壊れちゃったっ。耐えられなかったみたいなの……私との日々が」
「はぁっ!!?あんた、アゲハに何したのよっ!!?」
ふざけるな!!
何嬉しそうにアゲハを触りながら語ってるんだよ!!!
黙って聞いていたけどもう限界!!
だけど、前に出ようとした私の服を、エドガーが掴んで止めた。
「見覚えがある……前に私に噛みついた女ね……」
冷たい目で私を見たけど
すぐにアゲハに抱きついた。
馴れ馴れしく触んなよ、クソ女が!!
「何したかって……毎日愛し合ってました。うふふっ」
ねっとりとした口調も触り方も!
全部、気持ち悪い!!
「アイツが哀れすぎて……お前をブッ殺したい」
ゼロさんが戦闘体勢にはいって、それを見た花将軍の顔から笑顔が消えた。
「楽しい日々だったわ……でも、アゲハは反抗期なの。たまに言うこときかないから……だから、アゲハのためにあなたたちを呼んだの。アゲハの為に死んで?アゲハの手にかかってね」
「アゲハに俺たちを殺させるために呼んだだと?」
レオンがすごい形相で武器を具現化してギリギリと握っていた。
「えぇ。アゲハが仲間を殺したって分かったら優しいアゲハは狂っちゃうでしょう?………私はもっと狂って壊れたアゲハになってほしいのっ!」
この女……狂ってる……!
それに今までの花将軍の話
全部、本当……だったら……?
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